JPH06252397A - 高耐圧用トランジスタを有する半導体装置 - Google Patents

高耐圧用トランジスタを有する半導体装置

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JPH06252397A
JPH06252397A JP3902793A JP3902793A JPH06252397A JP H06252397 A JPH06252397 A JP H06252397A JP 3902793 A JP3902793 A JP 3902793A JP 3902793 A JP3902793 A JP 3902793A JP H06252397 A JPH06252397 A JP H06252397A
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impurity concentration
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breakdown voltage
well region
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Shinichi Ito
信一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の高集積化と共に、ウェルの不純
物濃度が高くなっても、ブレークダウン電圧が高い高耐
圧のトランジスタを作り込むことが可能な半導体装置の
構造を提供する。 【構成】 N型半導体基板2の表面に形成されたP型ウ
ェル領域の上に、トランジスタ8a,8bが形成された
高耐圧用トランジスタを有する半導体装置において、ト
ランジスタのドレイン領域52が形成される側の第1ウ
ェル領域50の不純物濃度が、トランジスタ8a,8b
のチャネルおよびソース領域14が形成される側の第2
ウェル領域40の不純物濃度よりも低く設定されてい
る。ドレイン側の第1ウェル領域50では、表面側の不
純物濃度が深部の不純物濃度に比較して低く設定するこ
とが好ましい。また、イオン注入法などで、半導体基板
2の表面から所定深さの位置に第1ウェル領域56を形
成し、この第1ウェル領域56の上部には、半導体基板
2と同一の導電型の低濃度不純物拡散領域58を残すよ
うに構成することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐圧用トランジスタ
を有する半導体装置に係り、さらに詳しくは、半導体装
置の高集積化と共に、ウェルの不純物濃度が高くなって
も、ブレークダウン電圧が高い高耐圧のトランジスタを
作り込むことが可能な半導体装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばマイコンの出力部などでは、2
0ボルト程度に比較的高い電圧が印可されるオープンド
レインの高耐圧トランジスタが用いられる。従来の高耐
圧トランジスタの構造を、たとえば図4に示す。図4に
示す高耐圧トランジスタ8では、N型導電型の半導体基
板2の表面に、P型導電型のウェル領域4を作り、その
上に素子分離領域6、ゲート絶縁層10およびゲート電
極12を形成する。ゲート電極12の両側には、比較的
濃度が高いN+ の導電型のソース領域14と、比較的濃
度が薄いN--の導電型のドレイン領域16とを形成し、
MOS型トランジスタ8を構成している。
【0003】MOS型トランジスタ8を高耐圧トランジ
スタとするために(ブレークダウン電圧を上昇させ
る)、従来では、ソース側に比較的濃度が低いN- のL
DD領域15を形成すると共に、ドレイン領域16の不
純物濃度を、通常のトランジスタのソース・ドレイン領
域の不純物濃度に比較して低い濃度に設定している。
【0004】なお、図4中、符号18は、ドレイン領域
とのコンタクトを図るためのN+ の導電型の不純物拡散
領域を示し、符号20は、ドレイン領域とのコンタクト
を図る金属配線層、符号21は層間絶縁層、符号22は
ソース領域とのコンタクトを図るための金属配線層であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、デバイスの高集
積化と共に、半導体基板上に作り込まれる素子の微細化
が進み、短いゲート長のトランジスタ使用されるように
なってきている。そのためソース・ドレイン間のパンチ
スルーが問題となってきており、これを防止するため
に、トランジスタのチャネル領域に相当するウェル領域
表面の不純物濃度がますます高くなってきている。その
ため、ウェル領域4を形成するための不純物イオン注入
を複数回に分けて行い、ウェル領域4の表面側でも十分
な不純物濃度が得られるようにしている。
【0006】ところが、このようにパンチスルーを防止
するために、ウェル領域4の不純物濃度を高くすると、
このウェル領域4の上に形成される高耐圧トランジスタ
8のドレイン領域16の不純物濃度を低下させても、所
望の高耐圧が得られず、ウェル濃度によりブレークダウ
ン電圧が決定されてしまうのが実情である。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、半導体装置の高集積化と共に、ウェルの不純物濃度
が高くなっても、ブレークダウン電圧が高い高耐圧のト
ランジスタを作り込むことが可能な半導体装置の構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る高耐圧トランジスタを有する半導体装
置は、第1導電型の半導体基板の表面に形成された第1
導電型と反対の第2導電型のウェル領域の上に、トラン
ジスタが形成された高耐圧用トランジスタを有する半導
体装置において、トランジスタのドレイン領域が形成さ
れる側の第1ウェル領域の不純物濃度が、トランジスタ
のチャネルおよびソース領域が形成される側の第2ウェ
ル領域の不純物濃度よりも低く設定されていることを特
徴とする。
【0009】上記ドレイン領域側の第1ウェル領域で
は、表面側の不純物濃度が深部の不純物濃度に比較して
低く設定することが好ましい。また、イオン注入法など
で、半導体基板の表面から所定深さの位置に第1ウェル
領域を形成し、この第1ウェル領域の上部には、半導体
基板と同一の導電型の低濃度不純物拡散領域を残すよう
に構成することもできる。
【0010】
【作用】本発明に係る高耐圧用トランジスタを有する半
導体装置を製造する場合には、まず、高耐圧用トランジ
スタのドレイン領域が形成される部分をマスクし、その
他の部分に、第2ウェル領域形成のためのイオン注入を
行なう。このイオン注入に際しては、半導体装置の微細
化に伴うパンチスルー現象を防止するために、基板表面
側で十分に不純物濃度が高くなるように、イオン注入を
行なう。たとえば、第2ウェル領域を、高エネルギーイ
オン注入で形成されるリトログレードウェル(retrogra
de well)構造とし、イオン注入を複数回に分けて行
う。すなわち、基板の深い位置での不純物濃度を向上さ
せ、ラッチアップ耐性を高めるための高深度イオン注入
と、それより浅い位置での不純物濃度を高め、トランジ
スタのパンチスルーを防止するための中深度イオン注入
と、さらにそれより浅い位置での不純物濃度を高め、ト
ランジスタのしきい値電圧を調整するための低深度イオ
ン注入とを、連続して行なう。
【0011】次に、高耐圧トランジスタのドレイン領域
が形成される部分以外をマスクし、ドレイン領域が形成
される部分に対して、第2ウェル領域部分に比較して不
純物濃度が相対的に低い第1ウェル領域を、イオン注入
法で形成する。このイオン注入に際しては、たとえば、
前述した高深度イオン注入と中深度イオン注入と低深度
イオン注入とを連続して用いることができる。ただし、
少なくとも中深度イオン注入に際しては、第2ウェル形
成のための中深度イオン注入時のドーズ量よりも低く
し、第1ウェルの不純物濃度が基板表面側で、第2ウェ
ルの不純物濃度よりも低く設定する。これらのイオン注
入に連続して、同じマスクを用い、高耐圧用トランジス
タのためのドレイン領域を形成するための不純物のイオ
ン注入を行なうこともできる。
【0012】また、高耐圧トランジスタのドレイン領域
が形成される部分には、比較的高エネルギーで半導体基
板の深い部分に不純物濃度のピークが来る高深度イオン
注入と、低深度イオン注入とを行ない、中深度イオン注
入を行なわないことで、半導体基板の所定深さの位置に
ウェル領域を形成し、その上には、半導体基板と同じ導
電型の低濃度不純物拡散領域を残すように形成すること
もできる。この低濃度不純物拡散領域は、高耐圧用トラ
ンジスタの低濃度ドレイン領域となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る高耐圧用トラン
ジスタを有する半導体装置について、図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る高耐圧
用トランジスタを有する半導体装置の製造過程を示す概
略断面図、図2はイオン注入時の基板深さ方向に対する
不純物濃度分布を示すグラフ、図3は本発明の他の実施
例に係る高耐圧トランジスタを有する半導体装置の概略
断面図である。
【0014】まず、本発明の一実施例に係る高耐圧用ト
ランジスタを有する半導体装置の製造過程について順次
説明する。図1(A)に示すように、N型の導電型の半
導体基板2を準備し、その表面に、素子分離パターンに
沿って、素子分離領域6を形成する。素子分離領域6
は、たとえば所定パターンの窒化シリコン膜を用いた熱
酸化を利用するLOCOS法で形成することができる。
次に、半導体基板2の表面に、P型導電型のウェル領域
を形成するためのイオン注入を行なう。その際に、本実
施例では、高耐圧用トランジスタのドレイン領域が形成
される部分31をレジスト膜30でマスクし、その他の
部分32に、第2ウェル領域40(図1(B)参照)形
成のためのイオン注入を行なう。このイオン注入に際し
ては、半導体装置の微細化に伴うパンチスルー現象を防
止するために、基板表面側で十分に不純物濃度が高くな
るように、イオン注入を行なう。たとえば、第2ウェル
領域40を、高エネルギーイオン注入で形成されるリト
ログレードウェル(retrograde well)構造とする。こ
のリトログレードウェル構造は、最近のデバイスに良く
用いられ、高エネルギーイオン注入により得られる。こ
のリトログレードウェル構造は、高温かつ長時間の熱処
理を必要とせず、不純物の再拡散分布を抑制することが
できるので、同一半導体基板上に、P型ウェル領域とN
型ウェル領域とが形成される場合に、これらの距離を短
くできるという利点を有する。また、ウェル領域内部の
不純物濃度を高めることができるので、ラッチアップ耐
性も向上するという利点を有し、ハーフミクロン以降の
デバイスのウェル形成方法の主流となっている。
【0015】リトログレードウェル構造の第2ウェル領
域40を形成するには、具体的には、次のようにして行
なう。すなわち、同一のレジスト膜30を用いて、高深
度イオン注入と、中深度イオン注入と、低深度イオン注
入とを連続して行なう。高深度イオン注入では、基板2
の深い位置32での不純物濃度を向上させ、ラッチアッ
プ耐性を高めるためのイオン注入であり、たとえば不純
物としてP型のボロンを用い、300KeVの注入エネ
ルギーおよび1×1013cm-2のドーズ量の条件で行な
う。
【0016】中深度イオン注入では、高深度イオン注入
に比較して浅い位置34での不純物濃度を高め、深い位
置32と基板表面との間に濃度が低い部分が形成される
ことを防止する。また、トランジスタのパンチスルーを
防止すると共に、素子分離領域6下での不純物濃度を高
め、チャネルストッパーとしての機能も有する。中深度
イオン注入は、具体的には、P型の不純物であるボロン
を用い、100KeVの注入エネルギーおよび5×10
12cm-2のドーズ量の条件で行なう。
【0017】低深度イオン注入では、中深度イオン注入
の不純物濃度ピーク位置34よりさらに浅い位置36で
の不純物濃度を高め、トランジスタのしきい値電圧を調
整する。低深度イオン注入は、具体的には、P型の不純
物であるボロンを用い、25KeVの注入エネルギーお
よび2×1012cm-2のドーズ量の条件で行なう。
【0018】これら高深度イオン注入、中深度イオン注
入および低深度イオン注入による基板深さ方向に対する
不純物濃度の分布を図2に示す。その後、半導体基板2
を熱処理し、図1(B)に示すように、第2ウェル40
を形成し、その後、熱酸化法などによりゲート絶縁層1
0を形成する。ゲート絶縁層10は、たとえば酸化シリ
コン膜で構成される。ゲート絶縁層10の表面には、高
耐圧トランジスタ8aのゲート電極12を所定のパター
ンで形成する。ゲート電極12は、たとえばCVD法で
成膜されるポリシリコン膜などで構成される。なお、第
2ウェル領域40形成のための熱処理条件は特に限定さ
れず、この熱処理は、ゲート絶縁層10を形成するため
の熱酸化時に同時に行なうことも可能である。
【0019】次に、本実施例では、高耐圧トランジスタ
のドレイン領域が形成される部分31以外の部分33を
レジスト膜41でマスクし、ドレイン領域が形成される
部分31に対して、第2ウェル領域部分40に比較して
不純物濃度が相対的に低い第1ウェル領域50(図1
(C))を、イオン注入法で形成する。このイオン注入
に際しては、たとえば、比較的深い位置42に不純物濃
度のピークがくる高深度イオン注入と、それよりも浅い
位置44に不純物濃度のピークがくる中深度イオン注入
と、さらに浅い位置46に不純物濃度のピークがくる低
深度イオン注入とを連続して用いることができる。ただ
し、少なくとも中深度イオン注入に際しては、第2ウェ
ル40形成のための中深度イオン注入時のドーズ量より
も低くし、第1ウェル50の不純物濃度が基板表面側
で、第2ウェル40の不純物濃度よりも低く設定する。
【0020】これらのイオン注入に連続して、同じレジ
スト膜41を用い、高耐圧用トランジスタのためのドレ
イン領域52(図1(C)参照)を形成するための不純
物のイオン注入を行なうこともできる。そのイオン注入
時におけるイオン注入エネルギーは、不純物濃度のピー
ク深さ位置が、中深度イオン注入時の深さ位置44と低
深度イオン注入時の深さ位置46との間の位置48に来
るように決定される。具体的には、不純物として、N型
のリン(Phos+ )を用い、7×1012cm-2のドーズ量
の条件でイオン注入が行なわれる。
【0021】イオン注入工程後には、半導体基板2に対
してイオン注入された不純物の熱拡散を行なうために、
半導体基板2は、熱処理される。熱処理の温度および時
間は特に限定されない。熱処理により、P- の第2ウェ
ル領域40に対して不純物濃度が低いP--の第1ウェル
領域50が形成される。また、同時に、第1ウェル領域
50の表面側には、高耐圧トランジスタ8a用のN--
ドレイン領域52も形成される。
【0022】その後、ゲート電極12の両側にサイドウ
ォール13を酸化シリコンなどで形成し、N- のLDD
領域15を有するN+ のソース領域14を形成すると共
に、ドレイン領域52の略中央部に、N+ のドレインコ
ンタクト領域54を形成する。これら領域14,15,
54は、従来から良く用いられているイオン注入法によ
り形成することができる。
【0023】その後、たとえば図4と同様にして、酸化
シリコン層、窒化シリコン層、PSG層、BPSG層な
どで構成される層間絶縁層21を成膜し、その層間絶縁
層21に対してコンタクトホールを形成する。次に、ア
ルミニウムなどの金属配線層をコンタクトホール内に入
り込むように所定のパターンで形成し、ソース領域およ
びドレイン領域に対するコンタクトを図り、その後パッ
シベーション膜を成膜して、高耐圧トランジスタ8aを
有する半導体装置を得る。
【0024】本実施例の半導体装置では、デバイスの高
集積化に対応して、第2ウェル40の不純物濃度を高め
たとしても、高耐圧トランジスタ8aのドレイン領域5
2が形成される第1ウェルの不純物濃度を比較的低く独
立に設定できるため、高耐圧トランジスタ8aのブレー
クダウン電圧が高くなり、耐圧性が向上する。また、こ
のトランジスタ8aのドレイン領域52形成のためのレ
ジストマスク時に、第2ウェル領域40に対して不純物
濃度が低い第1ウェル領域50を形成するので、マスク
数が増大することもなく、工程が著しく煩雑になること
もない。
【0025】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図3に示す実施例に係る高耐圧トランジスタ8bを
有する半導体装置は、前述した実施例と同様な構造のP
- の第2ウェル領域40を有する。この実施例では、第
1ウェル領域56が、高耐圧トランジスタ8bのドレイ
ン側の部分31で、半導体基板2の表面から所定深さの
位置に形成され、その上部には、半導体基板2と同一の
導電型のN--の低濃度不純物拡散領域58が形成してあ
る。この低濃度不純物拡散領域58は、トランジスタ8
bのドレイン領域となる。ドレイン領域となる低濃度不
純物拡散領域58の略中央部には、ドレインコンタクト
領域54が形成してある。
【0026】本実施例に係る半導体装置を製造するに
は、図1に示す実施例と同様にして、第2ウェル領域4
0を形成した後、前述した実施例と同様な高深度イオン
注入と、低深度イオン注入とを行なう。ただし、本実施
例では、中深度イオン注入は行なわない。こうすること
で、半導体基板の所定深さの位置に第1ウェル領域56
が形成され、その上の領域では、高深度イオン注入によ
る不純物拡散の影響が少なく、その領域の導電型は、半
導体基板2と同じ導電型を保持することになる。ただ
し、高深度イオン注入による不純物拡散の影響を受け
て、N--の低濃度不純物拡散領域58となる。
【0027】この実施例では、さらに耐圧の向上が期待
できると共に、イオン注入工程の削減を図ることができ
る。なお、本発明は、上述した実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
【0028】例えば、上述した実施例では、N型半導体
基板上に、P型ウェル領域を形成し、高耐圧トランジス
タ8a,8bをNチャネルトランジスタとする実施例に
ついて説明したが、P型半導体基板上に、N型ウェル領
域を形成し、高耐圧トランジスタ8,8bをPチャネル
トランジスタとする場合には、それぞれの導電型を逆に
することで、同様に適用することが可能である。
【0029】また、上述した実施例では、素子分離領域
6を形成した後に、第2ウェル領域40および第1ウェ
ル領域50を形成しているが、ウェル40,50を形成
した後に、素子分離領域6を形成することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、デバイスの高集積化に対応して、パンチスルーの防
止を図るために、第2ウェル領域の不純物濃度を高めた
としても、高耐圧トランジスタのドレイン領域が形成さ
れる第1ウェルの不純物濃度を比較的低く独立に設定で
きるため、高耐圧トランジスタのブレークダウン電圧が
高くなり、耐圧性が向上する。また、このトランジスタ
のドレイン領域形成のためのレジストマスク時に、第1
ウェル領域を形成するので、マスク数が増大することも
なく、工程数が著しく増大することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高耐圧用トランジスタ
を有する半導体装置の製造過程を示す概略断面図であ
る。
【図2】イオン注入時の基板深さ方向に対する不純物濃
度分布を示すグラフである。
【図3】本発明の他の実施例に係る高耐圧トランジスタ
を有する半導体装置の概略断面図である。
【図4】従来例に係る高耐圧トランジスタを有する半導
体装置の概略断面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 6… 素子分離領域 8a,8b… 高耐圧トランジスタ 10… ゲート絶縁層 12… ゲート電極 14… ソース領域 30,41… レジスト膜 31… 高耐圧トランジスタのドレイン領域が形成され
る部分 32,42… 高深度イオン注入により不純物が注入さ
れる深さ位置 34,44… 中深度イオン注入により不純物が注入さ
れる深さ位置 36,46… 低深度イオン注入により不純物が注入さ
れる深さ位置 40… 第2ウェル領域 50,56… 第1ウェル領域 58… 低濃度不純物拡散領域(ドレイン領域)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板の表面に形成さ
    れた第1導電型と反対の第2導電型のウェル領域の上
    に、トランジスタが形成された高耐圧用トランジスタを
    有する半導体装置において、トランジスタのドレイン領
    域が形成される側の第1ウェル領域の不純物濃度が、ト
    ランジスタのチャネルおよびソース領域が形成される側
    の第2ウェル領域の不純物濃度よりも低く設定されてい
    る高耐圧用トランジスタを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記ドレイン側の第1ウェル領域では、
    表面側の不純物濃度が深部の不純物濃度に比較して低い
    ことを特徴とする請求項1に記載の高耐圧用トランジス
    タを有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記ドレイン側の第1ウェル領域は、半
    導体基板の表面から所定深さの位置に形成され、この第
    1ウェル領域の上部には、半導体基板と同一の導電型の
    低濃度不純物拡散領域が残され、この低濃度不純物拡散
    層がドレイン領域となる請求項1に記載の高耐圧用トラ
    ンジスタを有する半導体装置。
JP3902793A 1993-02-26 1993-02-26 高耐圧用トランジスタを有する半導体装置 Pending JPH06252397A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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