JP3417092B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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    • H01L21/26586Bombardment with radiation with high-energy radiation producing ion implantation characterised by the angle between the ion beam and the crystal planes or the main crystal surface

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポケット領域を有する
半導体装置の製造方法に係り、さらに詳しくは、ポケッ
ト領域を形成するためのイオン注入を、ゲート電極の線
幅変動に対して自己制御的に行うことができる半導体装
置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の半導体微細加工技術では、ある程
度の加工寸法バラツキはどうしても避けられない。した
がってトランジスタのゲート長バラツキは必然である。
この結果できあがるトランジスタの閾値電圧はある幅を
持つことになる。この幅をできる限り小さくできれば、
設計上非常に有利となる。
【0003】現在のようなサブミクロンのトランジスタ
では、ゲート長の変化による閾値電圧の変化は、いわゆ
る短チャネル効果によって無視できないほどに大きくな
っている。したがって、この短チャネル効果を抑制する
ことが必須であるが、この有力な方法の一つとしてポケ
ット(Pocket)領域を形成するためのポケットイオン注
入が挙げられる。
【0004】ポケット領域は、ソース・ドレイン領域と
反対の導電型の不純物拡散層で構成され、これを形成す
ることで、短チャネル効果を抑制し、閾値電圧の低下の
防止およびパンチスルー耐性の劣化防止を図ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のポケッ
トイオン注入では、トランジスタのゲート長にかかわら
ず、同一ウエーハ上では同じ量のポケットイオン注入の
ドーズ量が打たれてしまい、短チャネル抑制効果はおの
ずと限界があって、何らかの新しい手法が望まれてい
た。
【0006】本発明は、上述した実情に鑑みてなされ、
ポケット領域を形成するためのイオン注入を、ゲート電
極の線幅変動に対して自己制御的に行うことができる半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板
の表面に、ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート
絶縁膜の上に、所定のパターンでゲート電極を形成し、
同時に、前記ゲート電極に隣接して、ポケット領域を形
成するための斜めイオン注入でイオン注入されるイオン
の一部を遮蔽するダミー電極を形成する工程と、ゲート
電極の両側に位置する半導体基板の表面にポケット領域
を形成するために、斜めイオン注入を行う工程とを有す
る。
【0008】前記ゲート電極の幅および厚さが、前記ダ
ミー電極の幅および厚さと同程度になるように設計して
あることが好ましい。前記ゲート電極およびダミー電極
の厚さが薄い場合には、これらの上に、レジスト膜が残
存した状態で、前記ポケット領域形成のためのイオン注
入を行うこともできる。また、別の方法として、前記ゲ
ート電極およびダミー電極の上に、オフセット層を形成
し、これが形成してある状態で、前記ポケット領域形成
のためのイオン注入を行うこともできる。
【0009】前記ダミー電極は、選択酸化法により形成
された素子分離領域の上に形成しても良い。前記半導体
基板の表面に垂直な基準線に対する斜めイオン注入の入
射角度(θ)が、30〜60度であることが好ましく、
ゲート絶縁膜からのダミー電極の高さ、またはダミー電
極の上にレジスト膜が残存する場合にはレジスト膜の高
さ、またはダミー電極の上にオフセット層が形成される
場合にはオフセット層の高さを(H)とした場合に、前
記ゲート電極と前記ダミー電極との間の距離(S)が、
下記式で求められる値に近い値で設計されることが好ま
しい。
【0010】
【数2】S=H×tanθ … (1)
【0011】
【作用】本発明に係る半導体装置の製造方法では、ゲー
ト電極に隣接して、ダミー電極を形成するため、短チャ
ネル効果を抑制するポケット領域を形成するための斜め
イオン注入を行う際に、イオンの一部がダミー電極によ
り遮られる(シャドウ効果)。
【0012】フォトリソグラフィー工程あるいはエッチ
ング工程の誤差などにより、ゲート電極の幅が設計値よ
りも細く形成された場合には、ダミー電極も細く形成さ
れ、ゲート電極とダミー電極との間の間隔が広くなり、
ダミー電極により遮られるイオンの量が減る。その結
果、ゲート電極の側壁下部に位置する半導体基板の表面
には、多量の不純物イオンが導入され、ポケット領域の
不純物濃度が高くなる。ゲート電極の幅が細く形成され
た場合には、従来では、短チャネル効果が顕著に現われ
ることにより閾値電圧Vthが低下するはずである。とこ
ろが、本発明では、不純物濃度が高いポケット領域が形
成されるため、Vthの低下を抑制するように自動調節す
ることができる。
【0013】また、フォトリソグラフィー工程あるいは
エッチング工程の誤差などにより、ゲート電極の幅が設
計値よりも太く形成された場合には、ダミー電極も太く
形成され、ゲート電極とダミー電極との間の間隔が狭く
なり、ダミー電極により遮られるイオンの量が増大す
る。その結果、ゲート電極の側壁下部に位置する半導体
基板の表面には、少量の不純物イオンが導入され、ポケ
ット領域の不純物濃度が低下する。ゲート電極の幅が太
く形成された場合には、従来では、閾値電圧Vthが高く
なってしまうはずである。ところが、本発明では、不純
物濃度が低いポケット領域が形成されることで、Vth
増大を抑制するように自動調節することができる。
【0014】なお、ポケット領域の不純物濃度を増加さ
せることにより短チャネル効果はかなり抑制されるが、
ポケット領域の不純物濃度を増加させることは逆にドレ
イン近傍の電界を高めることになるので、ポケット領域
の不純物濃度には最適値が存在する。ポケット領域の不
純物濃度の最適値は、短チャネル効果による閾値電圧の
低下、パンチスルー耐性、低レベルアバランシェ降伏電
圧を考慮した場合に、ソース・ドレイン領域間に印加で
きる電圧を最大とするような条件で求められる。ポケッ
ト領域の不純物濃度の最適値は、チャネル長(ゲート電
極の幅に対応する)が短くなるほど増加する。
【0015】本発明では、上述したように、ゲート電極
の幅が太く形成された(チャネル長が長い)場合には、
自己制御的に、ポケット領域の不純物濃度が低く、ゲー
ト電極の幅が細く形成された場合には、自己制御的に、
ポケット領域の不純物濃度が高くなる。すなわち、本発
明では、半導体装置の製造プロセス上避けられないゲー
ト幅(チャネル長)のばらつきを補償し、チャネル長の
ばらつきに応じて、ポケット領域の不純物濃度を、自己
制御的に最適値に調節し、より閾値電圧のばらつきの少
ないトランジスタを形成することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る半導体装置の製
造方法について、図面に基づき説明する。図1(A),
(B)に示すように、本発明の一実施例では、半導体基
板2の表面に、図示省略してある素子分離領域(LOC
OS)を窒化シリコン膜を酸化阻止膜として用いた選択
熱酸化法により形成する。なお、半導体基板2として
は、シリコン単結晶ウェーハなどが用いられ、その導電
型はP型あるいはN型である。Nチャネル型MOSトラ
ンジスタを作成する場合には、P型半導体基板あるいは
N型半導体基板の表面にPウェルが形成されたものを用
いる。
【0017】次に、半導体基板2の表面にゲート絶縁膜
4を形成する。ゲート絶縁膜4は、たとえば半導体基板
2の表面を熱酸化して得られる酸化シリコン膜で構成さ
れる。ゲート絶縁膜4の上には、ゲート電極を形成する
ために、導電層を成膜する。導電層としては、ポリシリ
コン層、あるいはポリシリコン層とシリサイド層(たと
えばタングステンシリサイド)との積層であるポリサイ
ド層などが用いられる。
【0018】次に、この導電層の上にレジスト膜を形成
し、レジスト膜をフォトリソグラフィー技術により所定
パターンに加工した後、このレジスト膜をマスクとし
て、導電層を反応性イオンエッチングなどでエッチング
加工し、ゲート電極6をゲート絶縁層4の上に形成す
る。同時に、ゲート電極6に隣接して、ポケット領域を
形成するための斜めイオン注入でイオン注入されるイオ
ンの一部を遮蔽するダミー電極8を形成する。ダミー電
極8は、ゲート電極6と同じ導電層からエッチングによ
り形成され、図2(A)に示すように、同じ幅Lと同じ
高さHを有することが好ましい。
【0019】ゲート電極6およびダミー電極8が形成さ
れた後に、ポケット領域を形成するための斜めイオン注
入(ポケットイオン注入)を行うが、ポケットイオン注
入時の入射角度θ(半導体基板2の表面に垂直な基準線
5に対する角度)と、ゲート電極6およびダミー電極8
の間隔Sと、ゲート電極の高さHとは、たとえば次の関
係式で求められる値に近い値で設計されることが好まし
い。ただし、必ずしもこの関係を満足する必要はない。
【0020】
【数3】S=H×tanθ … (1) 通常、ポケットイオン注入時のイオン注入角度θは、3
0〜60度程度である。したがって、間隔Sとゲート電
極の高さHは、同程度の寸法となる。
【0021】図2に示すように、上記関係式をほぼ満足
する間隔Sでダミー電極8を形成することで、ゲート電
極6の側端部に位置する半導体基板の表面にポケット領
域を形成するためのポケットイオン注入時のイオンの一
部が、ダミー電極8により遮られる(シャドウ効果)こ
とが、図2(A)に示す図から明かである。
【0022】図2(B)には、リソグラフィ工程の不具
合、もしくはゲート電極加工工程の不具合によって、ゲ
ート電極6とダミー電極8とが設計値(図2(A))よ
りも細ってしまった場合を示す。この場合は、間隔S
が、図2(A)に示す場合と比較して大きくなる。した
がって、図2(A)に示す場合と比較して、実効的にゲ
ート下にはいる不純物イオンのドーズ量は大きくなり、
より効果的に短チャネル効果が抑えられることになる。
すなわち、ゲート電極6がなんらかの影響で細くできが
ってしまった場合には、本来は、短チャネル効果が顕著
に現れてVthの低下が生ずるはずであるが、このときに
は、同時に作成されているダミー電極8も細くでき上が
り、その結果として、より多くの不純物イオンがポケッ
ト領域に注入されることになって、自動的にVthの低下
が少なくなるように調節される。
【0023】図2(C)には、逆にゲート電極6とダミ
ー電極8とが太ってできてしまった場合を示す。この場
合は、本来は、ゲート電極6の幅L(チャネル長に相当
する)が長くなってしまうので、Vthは高くなってしま
うはずであるが、細った場合と同様な論理で、シャドウ
効果によって、ポケットイオン注入は、実効的にそのド
ーズ量が少なくなり、このVthの増加は、やはり自動的
に抑制されることになる。したがって、本実施例では、
ゲート電極6の幅L寸法のばらつきによる閾値電圧Vth
のばらつきを自動的に調節することができる。
【0024】ポケットイオン注入時の注入エネルギーお
よび初期ドーズ量(ダミー電極8で遮られる量も含む)
は、ゲート電極6の幅Lなどに応じて決定され、不純物
イオンとしてBを用いた場合(Nchトランジスタ)に
は、注入エネルギーが10〜50KeV程度であり、初
期ドーズ量は、2×1012〜5×1013cm-2程度であ
る。また、Asを用いた場合(Pchトランジスタ)
は、注入エネルギーが100〜250KeV程度であ
り、ドーズ量は1×1012〜2×1013cm-2程度であ
る。
【0025】本実施例では、このようにしてポケットイ
オン注入を行った後、図3に示すように、低濃度不純物
拡散領域(LDD領域)10を形成するためのイオン注
入を行い、その後、ゲート電極12の両側部に絶縁性サ
イドウォール12を形成する。絶縁性サイドウォール1
2は、ゲート電極6が形成された半導体基板2の表面に
酸化シリコンなどの絶縁層を堆積し、その後RIEなど
の異方性エッチングを行うことにより形成される。
【0026】次に、サイドウォール12が形成されたゲ
ート電極の上から自己整合的にソース・ドレイン領域1
5を形成するためのイオン注入を行い、熱処理すること
で、ゲート電極6の両側に位置する半導体基板の表面に
LDD構造のソース・ドレイン領域15が形成される。
また、図2に示す工程でイオン注入された不純物によ
り、LDD領域10のゲート電極側に、ポケット領域1
4が形成される。
【0027】LDD領域10とソース・ドレイン領域1
5とは、同一の導電型の不純物拡散領域で構成され、L
DD領域10の不純物濃度は、ドレイン電界を緩和する
ためなどの目的で、ソース・ドレイン領域15の不純物
濃度よりも低い。ポケット領域14は、ソース・ドレイ
ン領域15と反対の導電型で、半導体基板2(またはウ
ェル)と同じ導電型であり、半導体基板2(またはウェ
ル)の不純物濃度よりも高い。
【0028】その後は、常法に従い、層間絶縁膜、コン
タクトホール、ソース・ドレイン領域とのコンタクト用
配線層などを形成する。本実施例によれば、図4に示す
ように、ポケット領域を全く形成しない比較例1と、ポ
ケット領域は形成するがダミー電極は形成しない比較例
2とに比較し、より短いゲート幅(チャネル長またはL
長に相当)まで、Vthの低下を抑えられる。この結果、
ゲート電極のL長バラツキに対して本発明を適用すると
thバラツキを最小に抑えられる。なお、図4は、比較
例1,2と実施例とで、同一のL長で同一のVthになる
ようにそれぞれで最適化した場合の結果である。
【0029】通常のポケットイオン注入時の入射角度θ
(図2参照)は、前述したように、30〜60度程度で
あり、前記関係式(1)から、ゲート電極6の膜厚(高
さ)Hと間隔Sとはほぼ等しくなる必要がある。ところ
が、i線を用いたリソグラフィの加工限界は、0.35
μm程度であるが、この世代で使われるゲート電極6
(またはダミー電極8)の膜厚(高さ)Hは、この半分
の0.2μm程度である。したがって、この場合には、
角度θを大きくしてイオン注入するか、もしくは電極の
高さHを大きくしなければならない。しかし電極高さH
を大きくするのは工程数の増大にもつながり、望ましく
ない。このため、図5に示すように、ゲート電極6aお
よびダミー電極8aを加工した後に残存しているレジス
ト膜16を利用して、電極高さHを高くし、ポケットイ
オン注入する方法も有効である。もちろん、図6に示す
ように、ゲート電極6aおよびダミー電極8a上に二酸
化シリコンなどのオフセット層18を形成し、電極高さ
Hを高くしてポケットイオン注入する方法も用いること
ができる。
【0030】図7は本発明のさらにその他の実施例を示
す。図7に示す例では、ゲート絶縁膜4の上には、ゲー
ト電極6bのみを形成し、ダミー電極8bは、LOCO
S20の上に形成する。この実施例では、ゲート絶縁膜
4の上にダミー電極を形成しないので、集積度が向上
し、また、LOCOS20の上にダミー電極8bを形成
するので、ゲート絶縁膜4からのダミー電極8bの高さ
Hを自動的に確保することができる。
【0031】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することが
できる。たとえば、ポケットイオン注入として、斜め回
転注入でも斜め分割注入でも、いずれでも有効である。
また、本発明の製造方法により作成されるトランジスタ
としては、Nチャネル型トランジスタおよびPチャネル
型トランジスタのどちらでも適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、半導体装置の製造プロセス上避けられないゲート幅
(チャネル長)のばらつきを補償し、チャネル長のばら
つきに応じて、ポケット領域の不純物濃度を、自己制御
的に最適値に調節し、より閾値電圧のばらつきの少ない
トランジスタを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A),(B)は本発明の一実施例に係
る半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
【図2】 図2(A)〜(C)は同実施例に係る製造方
法において、ゲート電極とダミー電極との関係を示す概
略断面図である。
【図3】 図3は図1,2に示す工程の後の製造工程を
示す半導体装置の概略断面図である。
【図4】 図4は本発明の実施例に係る半導体装置にお
いて、L長と閾値電圧との関係を示すグラフである。
【図5】 図5は本発明の他の実施例に係る半導体装置
の製造過程を示す概略断面図である。
【図6】 図6は本発明のその他の実施例に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図7】 図7は本発明のさらにその他の実施例に係る
半導体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 4… ゲート絶縁膜 6,6a,6b… ゲート電極 8,8a,8b… ダミー電極 10… LDD領域 12… 絶縁性サイドウォール 14… ポケット領域 15… ソース・ドレイン領域 16… レジスト膜 20… LOCOS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/265 H01L 21/265 604 H01L 21/266 H01L 21/336 H01L 29/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に、ゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 前記ゲート絶縁膜の上に、所定のパターンでゲート電極
    を形成し、同時に、前記ゲート電極に隣接して、ポケッ
    ト領域を形成するための斜めイオン注入でイオン注入さ
    れるイオンの一部を遮蔽するダミー電極を形成する工程
    と、 ゲート電極の両側に位置する半導体基板の表面にポケッ
    ト領域を形成するために、斜めイオン注入を行う工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極の幅および厚さが、前記
    ダミー電極の幅および厚さと同程度になるように設計し
    てある請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極およびダミー電極の上に
    は、レジスト膜が残存した状態で、前記ポケット領域形
    成のためのイオン注入が行われる請求項1または2に記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極およびダミー電極の上に
    は、オフセット層が形成してある状態で、前記ポケット
    領域形成のためのイオン注入が行われる請求項1または
    2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ダミー電極は、選択酸化法により形
    成された素子分離領域の上に形成される請求項1〜4の
    いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板の表面に垂直な基準線に
    対する斜めイオン注入の入射角度(θ)が、30〜60
    度であり、ゲート絶縁膜からのダミー電極の高さ、また
    はダミー電極の上にレジスト膜が残存する場合にはレジ
    スト膜の高さ、またはダミー電極の上にオフセット層が
    形成される場合にはオフセット層の高さを(H)とした
    場合に、前記ゲート電極と前記ダミー電極との間の距離
    (S)が、下記式で求められる値に近い値で設計される
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 【数1】S=H×tanθ … (1)
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