JPH065795A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH065795A
JPH065795A JP4160635A JP16063592A JPH065795A JP H065795 A JPH065795 A JP H065795A JP 4160635 A JP4160635 A JP 4160635A JP 16063592 A JP16063592 A JP 16063592A JP H065795 A JPH065795 A JP H065795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vth
impurities
threshold voltage
well
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4160635A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Ichinose
勝彦 一瀬
Shinichiro Mitani
真一郎 三谷
Fumio Otsuka
文雄 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4160635A priority Critical patent/JPH065795A/ja
Publication of JPH065795A publication Critical patent/JPH065795A/ja
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】MOSFETにおいて、ゲート長が短くなるに
つれて、閾値電圧Vthが、急激に低下するという現象
がある。このVthの低下は、加工寸法の微細化、LS
Iの高集積化において、ゲート長を短くする上で大きな
問題となっている。MOSFETのウェルの不純物濃度
を高くすることにより、この低下を小さくすることがで
きるが、この方法では、Vthが高くなり、MOSFE
Tとしての性能が低下するという副作用をもつ。これ
は、ゲート長の縮小、及び動作電圧の低電圧化を図る上
で、大きな問題となる。 【構成】ゲート絶縁膜6上のゲート電極7、8中にドー
ピングされた不純物を、該ゲート絶縁膜6を通して基板
1中に拡散させ、該ゲート絶縁膜6下のチャネル部に半
導体領域のウェル2、3とは逆の型の前記不純物による
閾値電圧の低下を抑制しながら低閾値電圧化を図るのに
足る半導体領域14,15を設けてなることを特徴とす
る半導体装置。 【効果】上記問題を解決出来た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に、C
MOS IC(ComplementaryMetal
Oxide Semiconducter Inte
grated Circuit、相補形金属酸化膜半導
体集積回路)における閾値電圧Vthの低下を抑制しな
がら低Vth化を図る技術に関し、就中、サブミクロン
以下のゲート長を有するCMOSに有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】(1)MOSFET(Field Ef
fect Transistor)において、閾値電圧
Vthが、ゲート長が短くなるにつれて急激に低下する
という現象がある。この閾値電圧Vthの低下(以後、
Vth−Loweringと記す)は、加工寸法の微細
化、LSI(Large Scale Integra
ted Circuit)の高集積化において、ゲート
長を短くする上で大きな問題となっている。Vth−L
oweringは、主に短チャネル効果及びソース、ド
レインの横方向の拡散により引き起こされる。MOSF
ETのウェル(WELL)の不純物濃度を高くすること
により、Vth−Loweringを小さくすることが
できる。 (2)N形半導体によるゲート電極を有するPMOSに
おいて、イオン打込みにより、チャネル部の表面に、W
ELLとは逆の導電型の不純物を注入した半導体領域
(カウンタードープ層)を形成し、低閾値電圧化を図る
方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記した、
Vth−Loweringを抑制する(1)の方法で
は、Vthが高くなり、MOSFETとしての性能が低
下するという副作用をもつ。これは、ゲート長の縮小、
及び動作電圧の低電圧化を図る上で、大きな問題とな
る。また、(1)の方法を採用した結果、高くなったV
thを、従来の技術に記した(2)の方法で低減するこ
とが考えられる。しかし、ゲート長の微細化に伴い、パ
ンチスルーを避ける為に、カウンタードープ層をチャネ
ル部の表面に浅く形成する必要があり、イオン打込みで
はカウンタードープ層を充分に浅く形成することができ
なくなる。本発明は、かかる従来技術の有する欠点を解
消し、Vth−Loweringを抑制しながら低Vt
h化を図ることを目的とする。本発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面からあきらかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明では、ゲート絶縁膜上のゲー
ト電極中にドーピングされた不純物を該ゲート絶縁膜を
通して基板中に拡散させ、該ゲート絶縁膜下のチャネル
部に、浅い拡散層を設けてなるようにする。
【0005】
【作用】(1)Vthは、MOSFETのWELLの浅
いチャネル部分の不純物濃度により決まり、また、Vt
h−Loweringはソース及びドレインの接合付近
の深さのWELLの不純物濃度により決まる。従って、
ゲート電極(半導体領域)中のWELLとは逆の型の不
純物をチャネル部に浅く拡散することにより、Vth−
Loweringを損なうことなくVthを下げること
ができる。 (2)上記(1)に加えて、ポリシリコン中の不純物を
基板に拡散させ、ソース及びドレインを形成することに
より、ソース及びドレインの横方向の拡散を抑えること
ができる。従って、Vth−Loweringの劣化を
抑えることができる。 (3)ゲート絶縁膜に、SiO2に比べ誘電率が大きい
Si34を用いることにより、WELLの不純物濃度を
変えることなく、つまりVth−Loweringを損
なうことなくVthを下げることができる。
【0006】
【実施例】実施例1.図1〜図3に、本発明の実施例の
一例を示す。図1に示すように、P型基板(1)に、N
MOSを作るためのP型半導体領域であるPWELL
(2)と、PMOSを作るためのN型半導体領域である
NWELL(3)を設け、素子分離のためにフィールド
酸化膜(4)と、チャネルストッパーとしてのN型半導
体領域(5)を設ける。ポリシリコン膜(19)をSi
2ゲート酸化膜(6)の上に形成する。レジスト(2
0)を用いて、イオン打込みによりNMOSのゲート電
極と成るポリシリコンをN型半導体にドーピングする。
また、PMOSのゲート電極となるポリシリコンを同様
にP型半導体にドーピングする。その後、ゲート電極を
形成する。図2に示すように、ゲート電極(7)、
(8)を形成した後、充分な熱処理を行ない、ゲート電
極中の不純物を基板側にゲート酸化膜を通して拡散させ
る。これにより、ゲート電極直下にNMOSではN型不
純物、PMOSではP型不純物により、浅くカウンター
ドープされた領域(14,15)が形成される。熱処理
の一例は、温度950℃、10分で行った。その結果、
浅くカウンタードープされた半導体領域(14,15)
を形成することができた。その後、図3に示すように、
サイドウォール(9)、N+半導体領域(10)、P+
半導体領域(11)、層間絶縁膜(12)、アルミニウ
ム配線(13)を形成した。
【0007】実施例2.図4に本発明の他の実施例を示
す。上記実施例1と同様にゲート電極(7、8)を形成
した後、ソース、ドレインの上にポリシリコン膜を形成
する(17、18)。このポリシリコン膜は、NMOS
ではN型半導体に(17)、PMOSではP型半導体に
(18)、それぞれ不純物をドーピングする。この後、
充分な熱処理を行ない、ゲート電極中の不純物を基板側
にゲート酸化膜を通して拡散させ、ゲート電極直下にN
MOSではN型不純物、PMOSではP型不純物によ
り、浅くカウンタードープされた領域(14,15)を
形成する。更に、ソース、ドレイン上のポリシリコン膜
中の不純物が基板側に拡散することにより、浅いソー
ス、ドレイン層(10、11)が形成される。尚、図1
〜図3と共通する符号は、同一の機能を表す。
【0008】実施例3.実施例1において、ゲート絶縁
膜(6)に、SiO2酸化膜に代えてSi34を用いた
以外は同様にして、MOSFETを製作した。ゲート絶
縁膜に、SiO2に比べ誘電率が大きいSiを用
いることにより、WELLの不純物濃度を変えることな
く、つまりVth−Loweringを損なうことなく
Vthを下げることができた。以上本発明者によってな
された発明を実施例にもとずき具体的に説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまで
もない。以上の説明では主として本発明者によってなさ
れた発明をその背景となった利用分野であるCMOS半
導体装置のに適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、他の半導体装置にも適用でき
る。
【0009】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明によれば、従来技
術の有する欠点を解消し、Vth−Loweringを
抑制しながら低Vth化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1において、ゲート電極となる
ポリシリコン膜に不純物を注入する方法を示す断面図。
【図2】本発明の実施例1において、カウンタードープ
された領域の形成法を示す断面図。
【図3】本発明の実施例1を示す断面図。
【図4】本発明の他の実施例2を示す断面図。
【符号の説明】
1…基板、2…PWELL領域、3…NWELL領域、
4…フィールド絶縁膜、5…チャネルストッパ、6…ゲ
ート絶縁膜、7…NMOSゲート電極、8…PMOSゲ
ート電極、9…サイドウォール、10…N+半導体領
域、11…P+半導体領域、12…層間絶縁膜、13…
アルミニウム配線、14…NMOSカウンタードープ領
域、15…PMOSカウンタードープ領域、16…酸化
シリコン膜、17…N+ポリシリコン膜、18…P+ポリ
シリコン膜、19…ポリシリコン膜、20…レジスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート絶縁膜上のゲート電極中にドーピン
    グされた不純物を該ゲート絶縁膜を通して基板中に拡散
    させ、該ゲート絶縁膜下のチャネル部に半導体領域のウ
    ェルとは逆の型の前記不純物による閾値電圧の低下を抑
    制しながら低閾値電圧化を図るのに足る半導体領域を設
    けてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】相補形金属酸化膜半導体集積回路におい
    て、請求項1に記載のチャネル部における半導体領域を
    形成する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】拡散が、熱拡散による、請求項1に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のチャネル部における半導
    体領域の形成に加えて、ソースまたはドレインを形成し
    ようとする領域上に、ゲート電極と同じ型の不純物をド
    ープした膜を形成し、当該膜中の当該不純物を基板中に
    拡散させて当該不純物からなるソース及びドレイン層を
    形成して成る、請求項1に記載の半導体装置。
JP4160635A 1992-06-19 1992-06-19 半導体装置 Pending JPH065795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0694971A2 (en) * 1994-07-25 1996-01-31 Seiko Instruments Inc. Semiconductor integrated circuit device and electronic apparatus in use thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0694971A2 (en) * 1994-07-25 1996-01-31 Seiko Instruments Inc. Semiconductor integrated circuit device and electronic apparatus in use thereof
EP0694971A3 (en) * 1994-07-25 1998-01-07 Seiko Instruments Inc. Semiconductor integrated circuit device and electronic apparatus in use thereof

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