JPH0657769U - 車両の荷台構造 - Google Patents

車両の荷台構造

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Publication number
JPH0657769U
JPH0657769U JP466893U JP466893U JPH0657769U JP H0657769 U JPH0657769 U JP H0657769U JP 466893 U JP466893 U JP 466893U JP 466893 U JP466893 U JP 466893U JP H0657769 U JPH0657769 U JP H0657769U
Authority
JP
Japan
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deck
chassis frame
brace
connecting bracket
carrier structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP466893U
Other languages
English (en)
Inventor
啓之 景井
修司 堀
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後方衝突時においても,ガードフレームの前
方移動を規制することができる車両の荷台構造を提供す
ること。 【構成】 キャブ91の後方に設けたデッキ7と,シャ
ーシフレーム92と,デッキ7のデッキフロア70とシ
ャーシフレーム92との間に設けた複数のシルクロス7
1〜76と,デッキ7の前方に立設したガードフレーム
95とを有する車両の荷台構造において,シャーシフレ
ーム92の前方部分における対向するシルクロス71,
72の間に連結ブラケット1を介設する。該連結ブラケ
ット1は,シャーシフレーム92に対してブレース2を
介して固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,後方衝突が発生した場合においても,ガードフレームがキャブの方 向へ前方移動することを規制することができる,車両の荷台構造に関する。
【0002】
【従来技術】
図6に実線で示すごとく,車両9,特に小型トラックは,運転席を有するキャ ブ91と,該キャブ91の後方に設けたデッキ7と,該デッキ7の下方に設けた シャーシフレーム92とを有する。デッキ7の前方には,ガードフレーム95が 立設されている。
【0003】 また,図7に示すごとく,デッキ7のデッキフロア70と上記シャーシフレー ム92との間にZ字形状の複数のシルクロス71,72(図1参照)が設けられ ている。そして,シャーシフレーム92の第1シャーシブラケット81には,上 記シルクロス71との間に第1マウント61がボルト88により固定されている 。上記第1マウント61は,シルクロス71に溶接されている。そして,上記デ ッキフロアの前方にガードフレーム95が立設さている。 なお,図6において,符号96は,燃料供給口である。
【0004】
【解決しようとする課題】
ところで,上記従来の車両9には次の問題がある。 即ち,図6,図7に示すごとく,車両9に対して,後方からの大きな後方衝突 が発生したとき,同図に一点鎖線で示すごとく,デッキ7が前方移動を生ずる。 そのため,デッキ7の前方に設けた前記ガードフレーム95が,符号Aで示すご とく前方へ押し出される。
【0005】 そして,押し出されたガードフレーム95は,その後,キャブ91の後壁に衝 突して,符号Bで示すごとく,屈曲する。 そのため,後方衝突が大きい場合には,図7に示すごとく,ガードフレーム9 5がキャブ91方向に前方移動すると共に傾倒して,キャブ91内に突っ込むお それがある。
【0006】 また,キャブの後方側面には,ガードフレーム95の近傍に上記燃料供給口9 6が配置されているため,上記ガードフレーム95によって,この燃料供給口9 6が損傷を受けるおそれがある。 本考案はかかる従来の問題点に鑑み,ガードフレームの前方移動を規制するこ とができる,車両の荷台構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本考案は,運転席を有するキャブの後方に設けたデッキと,該デッキの下方に 設けたシャーシフレームと,上記デッキのデッキフロアと上記シャーシフレーム との間に配設した複数のシルクロスと,上記デッキの前方に立設したガードフレ ームとを有する車両の荷台構造において,上記シャーシフレームの前方部分にお ける対向するシルクロスの間には,両者を連結する連結ブラケットを車両前後方 向に配設し,かつ該連結ブラケットは上記シャーシフレームに対してブレースを 介して固定されていることを特徴とする車両の荷台構造にある。
【0008】 本考案において最も注目すべきことは,シャーシフレームの前方部分に設けた シルクロスの間に,上記連結ブラケットを設け,該連結ブラケットはブレースを 介してシャーシフレームに固定したことである。 上記連結ブラケットは,複数のシルクロスのうち,車両前方部分における2つ の対向するシルクロスの間に設ける。そのため,連結ブラケットは,車両の前後 方向に沿って配設される。また,連結ブラケットは両シルクロスに対して,溶接 ,ボルト等により固定する。
【0009】 一方,上記ブレースは,上記連結ブラケットとシャーシフレームとの間にボル ト等により固定する。該ブレースは,通常は板状体を用いる。上記シャーシフレ ーム及び連結ブラケットは,車両の前後方向に沿っているので,通常は上記ブレ ースもこれらと平行に位置している。なお,ブレースは車両の前後方向と直角方 向に設けることもできる。
【0010】 また,ブレースを,シャーシフレームにボルト固定する場合においては,ブレ ースの取付け穴を長穴とすることが好ましい。これにより,走行時に,シャーシ フレームとデッキとが振動する場合に,この振動を長穴により吸収して,ブレー スの耐久性を向上させることができる。 また,上記取付穴には,ゴム等の弾性材で作製したグロメットを配置し,この グロメットの中にボルトを挿通させることが好ましい。これにより,デッキの振 動,異音の発生を防止することができる(実施例参照)。
【0011】
【作用及び効果】
本考案の荷台構造においては,対向するシルクロスの間に連結ブラケットを固 定し,該連結ブラケットをブレースを介してシャーシフレームに固定している。 そのため,デッキとシャーシフレームとは,上記連結ブラケット,ブレースによ り一体化されている。 そのため,車両に対して後方衝突が発生し,デッキが前方へ押圧されたとき, その押圧力は,シャーシフレームにも伝達される。 それ故,デッキの前方移動が規制される。
【0012】 特に,本考案においては,上記連結ブラケットは,シャーシフレームの前方部 分における対向するシルクロスの間に設けてある。 そして,この連結ブラケットがブレースを介してシャーシフレームに固定して ある。そのため,後方衝突が発生した場合,その衝突エネルギーは,主としてデ ッキの後方において吸収される。
【0013】 それ故,この点からしても,デッキの前方移動が規制され,ガードフレームの 前方移動が規制される。 したがって,ガードフレームがキャブ内に突っ込んだり,燃料供給口を損傷す ることがない。 上記のごとく,本考案によれば,ガードフレームの前方移動を規制することが できる,車両の荷台構造を提供することができる。
【0014】
【実施例】
本考案の実施例にかかる,車両の荷台構造につき,図1〜図5を用いて説明す る。 本例の荷台構造は,図1〜図3に示すごとく,運転席を有するキャブ91の後 方に設けたデッキ7と,該デッキ7の下方に設けたシャーシフレーム92とを有 する。また,上記デッキ7のデッキフロア70と上記シャーシフレーム92との 間に配設した複数のシルクロス71〜76と,上記デッキ7の前方に立設したガ ードフレーム95を有する。
【0015】 また,シャーシフレーム92において,前方部分における対向するシルクロス 71,72の間には,両者を連結する連結ブラケット1が車両前後方向に配設さ ている。また,上記連結ブラケット1は,上記シャーシフレーム92に対して, 三角形状のブレース2を介して固定されている。
【0016】 上記連結ブラケット1は,図3に示すごとく,その前端部11がシルクロス7 1の後面に,また後端部12がシルクロス72の前面に,それぞれ溶接により固 定されている。また,該連結ブラケット1は,ブレース2の上部を固定するため の,ボルト穴15,16を有する。ボルト穴15,16の周囲には,ウェルドナ ット151,161が溶接固定されている。
【0017】 一方,ブレース2は,図3に示すごとく,不等辺三角形のプレートで,上記連 結ブラケット1に固定するためのボルト穴22,23と,シャーシフレーム92 に固定するためのボルト挿通用の長穴21とを有する。 また,シャーシフレーム92は,上記ブレース2の下部を固定するためのボル ト穴921及びウェルドナット922を有する。
【0018】 上記ブレース2を連結ブラケット1に固定するに当たっては,図3〜図5に示 すごとく,まずその上方のボルト穴22,23と,連結ブラケット1のボルト穴 15,16とを一致させる。次に,これらのボルト穴にボルト3を挿通し,該ボ ルト3をウェルドナット151,161に螺着,固定する。
【0019】 一方,ブレース2をシャーシフレーム92に固定するに当たっては,図3〜図 5に示すごとく,ブレース2の長穴21とシャーシフレーム92のボルト穴92 1とを一致させ,ボルト3を挿通してこれをウェルドナット922に螺着,固定 する。この際,図4に示すごとく,上記長穴21には,ゴム製のグロメット35 を嵌着し,かつ該グロメット35のボルト穴351にはカラー31を装着する。 そして,カラー31内に上記ボルト3を挿通する。
【0020】 また,図1,図3に示すごとく,最前部のシルクロス71,中央付近のシルク ロス73,最後部のシルクロス76の前方には,第1マウント61,第2マウン ト62,第3マウント63が設けてある。これらの第1〜第3マウント61〜6 3は,図5に示すごとくそれぞれ第1〜第3シャーシブラケット81〜83にボ ルト88により固定する。 また,シルクロス71〜76の上面には,デッキフロア70を設ける。その他 は従来例と同様である。
【0021】 次に,本例における作用効果につき説明する。 本例の荷台構造においては,対向するシルクロス71,72の間に連結ブラケ ット1を固定し,該連結ブラケット1を,ブレース2を介してシャーシフレーム 92に固定している。
【0022】 そのため,デッキ7とシャーシフレーム92とは,上記連結ブラケット1,ブ レース2により一体化されている。それ故,車両に対して後方衝突が発生し,デ ッキ7が前方へ押圧されたとき,その押圧力はシャーシフレーム92にも伝達さ れる。それ故,デッキ7の前方移動が規制される。
【0023】 特に,上記連結ブラケット1は,シャーシフレーム92の前方部のシルクロス 71,72の間に設けてある。そして,この連結ブラケット1がブレース2を介 してシャーシフレーム92の前方に固定してある。そのため,後方衝突が発生し た場合,その衝突エネルギーは,主としてデッキ7の後方において吸収されるこ とになる。
【0024】 それ故,この点からしてもデッキ7の前方移動が規制され,ガードフレーム9 5の前方移動が規制される。また,ガードフレーム95は,最前部のシルクロス 71に固定した第1マウント61に設けてあり,上記シルクロス71には上記連 結ブラケット1が設けてある。したがって,ガードフレーム95がキャブ91内 に突っ込んだり,燃料供給口を損傷するということがない。
【0025】 また,本例においては,ブレース2の下方部分のボルト穴は長穴21としてい る。そのため,通常走行時における,デッキ7の上下振動,即ちシャーシフレー ム92とデッキ7との間の振動を吸収することができる。
【0026】 また,上記長穴21には,ゴム製のグロメット35を嵌着している。そのため ,ブレース2とシャーシフレーム92との間の振動を吸収させることができると 共に,上記振動時におけるキシミ音等の異音を吸収することもできる。また,そ のため,ブレース2の耐久性を向上させることができる。
【0027】 また,上記のように構成した小型トラックの荷台構造について,後方衝突試験 を行った。その結果,従来の荷台構造においては,デッキフロアの前端部の前方 移動量が79mmであった。 一方,本例の荷台構造においては上記前方移動量が僅か22mmであった。こ のことからも,本考案の構成が優れていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の荷台構造の側面説明図。
【図2】実施例の荷台構造の平面説明図。
【図3】実施例の荷台構造の要部斜視図。
【図4】実施例の荷台構造におけるブレース付近の断面
図。
【図5】実施例の荷台構造におけるブレース付近の要部
側面図。
【図6】従来の荷台構造の説明図。
【図7】従来の荷台構造における問題点を示す要部拡大
説明図。
【符号の説明】
1...連結ブラケット, 2...ブレース, 7...デッキ, 70...デッキフロア, 71〜76...シルクロス, 92...シャーシフレーム, 95...ガードフレーム,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席を有するキャブの後方に設けたデ
    ッキと,該デッキの下方に設けたシャーシフレームと,
    上記デッキのデッキフロアと上記シャーシフレームとの
    間に配設した複数のシルクロスと,上記デッキの前方に
    立設したガードフレームとを有する車両の荷台構造にお
    いて, 上記シャーシフレームの前方部分における対向するシル
    クロスの間には,両者を連結する連結ブラケットを車両
    前後方向に配設し,かつ該連結ブラケットは上記シャー
    シフレームに対してブレースを介して固定されているこ
    とを特徴とする車両の荷台構造。
JP466893U 1993-01-21 1993-01-21 車両の荷台構造 Pending JPH0657769U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051779A (ko) * 2000-12-23 2002-06-29 이계안 트럭 적재함 체결 구조
JP2013203290A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toyota Auto Body Co Ltd 貨物車両のデッキ構造
WO2013175838A1 (ja) * 2012-05-24 2013-11-28 トヨタ車体株式会社 貨物車両のデッキ構造

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