JPH06574Y2 - 汎用エンジンのマフラカバー - Google Patents

汎用エンジンのマフラカバー

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JPH06574Y2
JPH06574Y2 JP13963889U JP13963889U JPH06574Y2 JP H06574 Y2 JPH06574 Y2 JP H06574Y2 JP 13963889 U JP13963889 U JP 13963889U JP 13963889 U JP13963889 U JP 13963889U JP H06574 Y2 JPH06574 Y2 JP H06574Y2
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JP
Japan
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mounting
muffler
cover
wire
muffler body
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JP13963889U
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JPH0378918U (ja
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弘 高田
和久 黒下
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、汎用エンジンのマフラ本体を外側から覆う
マフラカバーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のマフラカバーは、実公昭54-31244号公報
や実公昭54-35222号公報などに示すように、多数の孔を
設けた金属板で構成したものが知られているが、このよ
うに金属板で構成されたマフラカバーでは、マフラ本体
が金属板で覆われるようになるため、マフラ表面の放熱
効果を高めることが容易でない。
そこで、他の従来例として、第6図ないし第8図に示す
ように、マフラカバーを複数本の線材で構成することが
提案されている。
第6図において、1はマフラ本体、2は複数本の線材で
構成されたマフラカバーである。このマフラカバー2
は、第7図で示すように、縦線材3と横線材4とで構成
されている。
まず、縦線材3は、マフラ本体1の長手方向(第7図の
上下方向)に沿ってマフラ本体1の外周面と平行に延び
た複数の直線状部分3Aと、この直線状部分3Aに連ら
なりマフラ本体1の上面に沿って屈曲した複数の屈曲部
分3Bとからなる。各屈曲部分3Bは、第6図で示すよ
うに、マフラ本体1の中心に向ってそれぞれ延びた状態
で、マフラ本体1の上面に配置された円弧状の取付用線
材(取付部材)50に個別にスポット溶接されている。
また、取付用線材50の両端部には、それぞれ、C字状
に屈曲された取付部50aが形成されている。この取付
部50aは、第8図で示すように、マフラ本体1のボス
5にワッシャ6を介してボルト7で締結されている。
一方、第6図および第7図の横線材4は、マフラ本体1
の外周面に沿った円弧状に形成されており、上記直線状
部分3Aと交差した位置で、この直線状部分3Aと個別
にスポット溶接されている。この横線材4は上下2本設
けられ、下側の横線材4の両端部には、それぞれ、第6
図で示すように、C字状に屈曲された取付部51が形成
されている。この取付部51は、マフラ本体1のボス5
aにワッシャ6aを介してボルト7aで締結されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記第6図ないし第8図で示すマフラカバー
は、取付用線材50と縦線材3との接触部分、ならびに
縦線材3と横線材4との接触部分が、それぞれ、スポッ
ト溶接で接合されているため、つまり、線材どうしの溶
接であるため、溶接箇所が大幅に増大する。
しかも、取付用線材50または横線材4の両端部にC字
状の取付部50a,51を形成したり、あるいは、この
取付部50a,51がC字状であることから、取付部5
0a,51とボルト7,7aとの間にワッシャ6,6a
をそれぞれ介挿する必要が生じるなど、部品点数が増加
するのに伴って組付作業工数も増加し、作業性の低下を
招く。
また、線材3,4,50どうしの接合では、各線材3,
4,50相互間の接合強度を高めたり、あるいは、線材
3,4,50間のピッチのばらつきを防止したりするこ
とが容易でない。その結果、マフラカバーの品質向上を
図りにくい。
この考案は上記課題に鑑みてなされたもので、作業性の
向上とマフラカバーの品質向上とを図ることができる汎
用エンジンのマフラカバーを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、マフラ本体を
外側から覆うカバー部材を、マフラ本体の外周に沿わせ
て設された複数本の線材で構成し、また、上記カバー部
材をマフラ本体に取り付ける取付部材を、マフラ本体に
固定される板材で構成すると共ともに、上記カバー部材
を上記板材と接触する部分で溶接したものである。
〔作用〕
この考案によれば、取付部材を板材で形成するととも
に、この取付部材を複数本の線材からなるカバー部材と
接触する部分で溶接するようにしたから、つまり、線材
と板材との溶接であるため、従来のように線材どうしを
溶接する場合と比較して、溶接強度が向上する結果、溶
接箇所が大幅に減少する。
しかも、上記のように取付部材を板材で構成することに
より、従来のように取付用線材の端部にC字状の取付部
を形成したり、あるいは、取付部と取付用ボルトとの間
にワッシャを介挿する必要がないので、部品点数が減る
のに伴って組付作業工数も低減する。
また、上記取付部材(板材)とカバー部材(線材)との
接合は、線材どうしの接合の場合と比較して、接合強度
を高めることが容易であり、さらに、線材相互間のピッ
チのばらつきを防止することも容易である。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの考案の汎用エンジンのマフラカバーの一実
施例を示す平面図、第2図はその側面図であり、図にお
いて、マフラカバー10は、マフラ本体1を外側から覆
うカバー部材11と、このカバー部材11をマフラ本体
1に取り付ける取付部材12とを備えているが、従来と
異なる点は、上記取付部材12を板材12a,12bで
構成し、この板材12a,12bを複数本の線材11a
からなるカバー部材11と接合させた点にある。他の構
成は従来と同様であり、対応する部分には同一符号を付
して、詳しい説明を省略する。
上記取付部材12は、マフラ本体1の長手方向に間隔を
あけて上下に配設されており、上側の取付部材は、長方
形の板材12aで構成され、マフラ本体1の上面1aに
取り付けられている。一方、下側の取付部材は、円弧状
の板材12bで構成され、マフラ本体1の側面1bに取
り付けられている。
上記上側の取付部材、つまり、長方形の板材12aは、
両端部の取付部12cにボルト挿通孔12e(第2図)
が形成され、この取付部12cがマフラ本体1のボス5
にボルト7で締結されている。この板材12aの下面に
は、第3図で示すように、縦線材11aの屈曲部3(第
2図)を位置決めする複数の凹溝21が形成され、この
凹溝21の位置において、板材12aと縦線材11aと
が隅肉溶接されている。
また、上記下側の取付部材、つまり、第2図の円弧状の
板材12bは、両端部の取付部12dにボルト挿通孔1
2fが形成され、この取付部12dがマフラ本体1のボ
ス5a(第1図)にボルト7a(第1図)で締結されて
いる。この板材12bの外周面には、第4図で示すよう
に、縦線材11aの直線状部分を位置決めする複数の凹
溝21aが形成され、この凹溝21aの位置において、
板材12bと縦線材11aとが隅肉溶接されている。
上記構成によれば、取付部材12を板材12a,12b
で形成するとともに、この取付部材12を複数本の線材
11aからなるカバー部材11と接触する部分で溶接す
るようにしたから、つまり、線材11aと板材12aま
たは線材11aと板材12bとの溶接であるため、従来
(第6図)のように線材3,4どうしを溶接する場合と
比較して、溶接強度が向上するとともに、上記線材4を
廃止できる結果、溶接箇所が大幅に減少する。
しかも、上記のように取付部材12を板材12a,12
bで構成することにより、従来(第6図参照)のように
取付用線材の端部にC字状の取付部を形成したり、ある
いは、取付部と取付用ボルトとの間にワッシャを介挿す
る必要がないので、部品点数が減るのに伴って、組付作
業工数も低減する。したがって、作業性が大幅に向上す
る。
また、上記板材12a,12bと線材11aとの接合
は、線材どうしの接合の場合と比較して、接合強度を高
めることが容易であり、さらに、線材相互間のピッチの
ばらつきを防止することも容易である。
また、この実施例では、上記板材12a,12bの取付
部12c,12dにボルト挿通孔12e,12fを形成
するだけでよいので、従来のようにC字状の取付部を形
成する必要がないので、作業工数を減らすことができ、
部品コストが低価となる。
上記実施例において、取付部材12をマフラ本体1の上
面と側面に設けたが、これと異なり、第5図で示すよう
に、マフラ本体1の上下両端部に設けてもよい。
また、上記線材12に第4図および第5図で示す凹溝2
1,21aを設けることにより、線材11aの位置決め
が容易となるが、これに限られるものではなく、たとえ
ば、第6図のように、線材11aを板材12aの平坦面
に溶接する構成としてもよい。
なお、取付部材12およびカバー部材11の数は、上記
実施例に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、板材で形成さ
れた取付部材を、複数本の線材からなるカバー部材と接
触する部分で溶接したから、線材と板材との溶接とな
り、溶接強度の向上が図られる結果、溶接箇所を大幅に
減らすことができるとともに、取付部材の構造が簡単に
なるので、作業工数も低減する。
また、上記板材と線材との接合は、線材どうしの接合の
場合と比較して、接合強度を高めることが容易であり、
さらに、線材相互間のピッチのばらつきを防止すること
が容易である。したがって、マフラカバーの品質向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の汎用エンジンのマフラカバーの一実
施例を示す平面図、第2図はその側面図、第3図および
第4図はマフラ取付用板材の一部を示す断面図、第5図
は他の実施例を示す側面図、第6図はさらに他の実施例
を示す断面図、第7図は従来例の平面図、第8図はその
側面図、第9図はその一部拡大図である。 1…マフラ本体、11…カバー部材、11a…線材、1
2…取付部材、12a,12b…板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マフラ本体を外側から覆うカバー部材と、
    このカバー部材をマフラ本体に取り付ける取付部材とを
    備えてなる汎用エンジンのマフラカバーにおいて、上記
    カバー部材は、マフラ本体の外周に沿わせて配設された
    複数本の線材からなり、上記取付部材は、上記マフラ本
    体に固定される板材からなり、上記カバー部材を上記板
    材と接触する部分で溶接してなる汎用エンジンのマフラ
    カバー。
JP13963889U 1989-11-30 1989-11-30 汎用エンジンのマフラカバー Expired - Lifetime JPH06574Y2 (ja)

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JPH0378918U JPH0378918U (ja) 1991-08-12
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