JPH0657140B2 - 細胞融合装置 - Google Patents
細胞融合装置Info
- Publication number
- JPH0657140B2 JPH0657140B2 JP60280566A JP28056685A JPH0657140B2 JP H0657140 B2 JPH0657140 B2 JP H0657140B2 JP 60280566 A JP60280566 A JP 60280566A JP 28056685 A JP28056685 A JP 28056685A JP H0657140 B2 JPH0657140 B2 JP H0657140B2
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- JP
- Japan
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- electrodes
- electric field
- cells
- cell fusion
- parallel plate
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N13/00—Treatment of microorganisms or enzymes with electrical or wave energy, e.g. magnetism, sonic waves
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M35/00—Means for application of stress for stimulating the growth of microorganisms or the generation of fermentation or metabolic products; Means for electroporation or cell fusion
- C12M35/02—Electrical or electromagnetic means, e.g. for electroporation or for cell fusion
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は異種の細胞を電気刺激を利用して融合させる細
胞融合装置に関するものである。
胞融合装置に関するものである。
(従来の技術) 2種類の細胞を電気刺激を利用して融合する場合、一対
の電極でしかも不平等電界がかけられる形状の電極(例
えばワイヤー電極や針型円筒電極)をもったチャンバに
細胞液を入れ、電極間でAC(交流)電界を印加する。
これにより、電界強度の差を利用して、細胞液中に浮遊
している細胞どうしを密着させ、細胞融合を容易にでき
るようにしている。この現象は細胞が数珠つなぎになる
ことからパールチェーンと呼ばれ、多くの文献、論文な
どで発表されている、そしてこの状態でDC(直流)電
界を印加して細胞を融合させる。
の電極でしかも不平等電界がかけられる形状の電極(例
えばワイヤー電極や針型円筒電極)をもったチャンバに
細胞液を入れ、電極間でAC(交流)電界を印加する。
これにより、電界強度の差を利用して、細胞液中に浮遊
している細胞どうしを密着させ、細胞融合を容易にでき
るようにしている。この現象は細胞が数珠つなぎになる
ことからパールチェーンと呼ばれ、多くの文献、論文な
どで発表されている、そしてこの状態でDC(直流)電
界を印加して細胞を融合させる。
また、一対の平行平板電極をもつ細胞融合チャンバを用
い、その一対の平行平板電極にDC電圧を印加するよう
にした例もある。
い、その一対の平行平板電極にDC電圧を印加するよう
にした例もある。
(発明が解決しようとする問題点) ワイヤー電極等をもつ細胞融合チャンバを用いた装置で
は、次のような問題点がある。
は、次のような問題点がある。
(1)電界強度が不平等となっているため細胞への有効
電界強度が正確につかめない。
電界強度が正確につかめない。
(2)細胞が電極に付着し、細胞をとる時に細胞が壊れ
る。
る。
(3)マルチ融合(3個以上の細胞が数珠つなぎになる
こと)になりやすい。
こと)になりやすい。
また、一対の平行平板電極を用い、DC電圧を印加する
装置では、上記の(2),(3)の問題点の他に、密着
性が低く融合率が低いという問題点がある。
装置では、上記の(2),(3)の問題点の他に、密着
性が低く融合率が低いという問題点がある。
本発明では細胞融合の重要なファクターである電界強度
(DC電界強度)を平等にして細胞への有効電界強度を
明確にし、電極に細胞を付着させず、電極と電極の間で
細胞どうしを密着させ、かつ、マルチ融合ではなくシン
グルペア(1対1の融合)を実現することのできる細胞
融合装置を提供することを目的とするものである。
(DC電界強度)を平等にして細胞への有効電界強度を
明確にし、電極に細胞を付着させず、電極と電極の間で
細胞どうしを密着させ、かつ、マルチ融合ではなくシン
グルペア(1対1の融合)を実現することのできる細胞
融合装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の細胞融合装置は、細胞融合チャンバと電源・制
御部とを備えている。
御部とを備えている。
細胞融合装置は極端な不平等電界とならない高さの一対
の平行平板電極をもち、これらの電極間に細胞液を収容
するようになっているとともに、それらの電極間の底面
が平滑な材料で形成され、又は平滑仕上面となってい
る。電源・制御部は一対の平行平板電極に交流電圧と直
流電圧とを切り換えて印加できるようになっている。
の平行平板電極をもち、これらの電極間に細胞液を収容
するようになっているとともに、それらの電極間の底面
が平滑な材料で形成され、又は平滑仕上面となってい
る。電源・制御部は一対の平行平板電極に交流電圧と直
流電圧とを切り換えて印加できるようになっている。
(実施例) 第1図は一実施例を表わす概略図、第2図は第1図中の
細胞融合チャンバ9のA−B切断位置での断面図であ
る。
細胞融合チャンバ9のA−B切断位置での断面図であ
る。
この細胞融合装置は細胞融合チャンバ9と電源・制御部
10とから構成されている。
10とから構成されている。
細胞融合チャンバ9のチャンバ本体3には一定の間隔を
もつ一対の平行平板電極1a,1bが設けられている。
平行平板電極1aと1bの間隔は電源電圧との関係で必
要な電界強度が実現できる範囲でできるだけ広くする。
平行平板電極1a,1bの高さを高くすると細胞液4が
多く必要となるので、極端な不平等電界とならない高さ
に抑えておく。2a,2bは電源接続端子である。
もつ一対の平行平板電極1a,1bが設けられている。
平行平板電極1aと1bの間隔は電源電圧との関係で必
要な電界強度が実現できる範囲でできるだけ広くする。
平行平板電極1a,1bの高さを高くすると細胞液4が
多く必要となるので、極端な不平等電界とならない高さ
に抑えておく。2a,2bは電源接続端子である。
一対の平行平板電極1a,1b間で挟まれたチャンバ本
体3の平面は平滑になっている。平行平板電極1a,1
b間には細胞5を懸濁した細胞液4が収容される。
体3の平面は平滑になっている。平行平板電極1a,1
b間には細胞5を懸濁した細胞液4が収容される。
電源・制御部10にはAC電源6とDC電源7とが備え
られており、それぞれ切換えスイッチ8a,8bを介し
て細胞融合チャンバ9の一対の平行平板電極1a,1b
に電圧を印加するようになっている。
られており、それぞれ切換えスイッチ8a,8bを介し
て細胞融合チャンバ9の一対の平行平板電極1a,1b
に電圧を印加するようになっている。
細胞5はチャンバ本体3の底面に沈殿する。電源接続端
子2a,2bを通してある周波数(500KHz〜5MHz
程度)を有するAC電界を印加すると、細胞5は電界の
方向に並び、その後隣り合った細胞間で密着をする。
子2a,2bを通してある周波数(500KHz〜5MHz
程度)を有するAC電界を印加すると、細胞5は電界の
方向に並び、その後隣り合った細胞間で密着をする。
この状態でAC電界を印加することをやめ、DC電界を
印加する。これにより細胞は融合する。この時電極1
a,1bは平行平板電極間であるため、細胞5にかかる
電界強度は電極間では一定となる。しかもチャンバ本体
3の底面ではAC電界が印加されたことにより電極1
a,1bと直角の方向、すなわち電界と同じ方向に細胞
が並ぶため、電界強度は計算値とほぼ等しくなり、細胞
5にかかった電界強度を正しくつかむことができる。
印加する。これにより細胞は融合する。この時電極1
a,1bは平行平板電極間であるため、細胞5にかかる
電界強度は電極間では一定となる。しかもチャンバ本体
3の底面ではAC電界が印加されたことにより電極1
a,1bと直角の方向、すなわち電界と同じ方向に細胞
が並ぶため、電界強度は計算値とほぼ等しくなり、細胞
5にかかった電界強度を正しくつかむことができる。
チャンバ本体3の底面を平滑にしてあるのは、AC電界
をかけた時に細胞の移動を容易にするためである。また
平行平板電極1a,1bの高さを抑え、電極間距離を広
げているのは、この方法はチャンバ本体3の底面を利
用、すなわち細胞を沈殿させてから行なう(浮遊させな
い)ためであり、そして一定の細胞液4の容量と細胞の
量をできる限り多くするためである。
をかけた時に細胞の移動を容易にするためである。また
平行平板電極1a,1bの高さを抑え、電極間距離を広
げているのは、この方法はチャンバ本体3の底面を利
用、すなわち細胞を沈殿させてから行なう(浮遊させな
い)ためであり、そして一定の細胞液4の容量と細胞の
量をできる限り多くするためである。
シングルペアを実現するには、細胞密度を調節する必要
がある。好ましい細胞密度は104〜155/ml程度で
ある。
がある。好ましい細胞密度は104〜155/ml程度で
ある。
(発明の効果) 本発明の細胞融合装置では、細胞融合チャンバの一対の
電極を平行平板電極とし、電極間のチャンバ本体底面を
平滑にするとともに、一対の電極間にはAC電界とDC
電界とを切り換えて印加できるようにした。その結果、
次のような効果を達成することができる。
電極を平行平板電極とし、電極間のチャンバ本体底面を
平滑にするとともに、一対の電極間にはAC電界とDC
電界とを切り換えて印加できるようにした。その結果、
次のような効果を達成することができる。
(1)細胞を融合するための有効電界強度が正確につか
める。
める。
(2)AC電界を印加して細胞を密着することができ、
融合効率を高められる。
融合効率を高められる。
(3)電極と電極の間で細胞を密着することが可能であ
り、細胞を注出するとき損傷を与えない。
り、細胞を注出するとき損傷を与えない。
(4)シングルペアが実現できる。
第1図は一実施例を表わす概略図、第2図は第1図中の
細胞融合チャンバ9のA−B切断位置での断面図であ
る。 1a,1b……平行平板電極、 3……チャンバ本体、 4……細胞液、 6……AC電源、 7……DC電源、 8……切換えスイッチ、 9……細胞融合チャンバ、 10……電源・制御部。
細胞融合チャンバ9のA−B切断位置での断面図であ
る。 1a,1b……平行平板電極、 3……チャンバ本体、 4……細胞液、 6……AC電源、 7……DC電源、 8……切換えスイッチ、 9……細胞融合チャンバ、 10……電源・制御部。
フロントページの続き (72)発明者 十川 好志 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 高山 慎一郎 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 今井 克行 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (56)参考文献 特開 昭60−12969(JP,A) 特開 昭60−251874(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】極端な不平等電界とならない高さの一対の
平行平板電極をもち、これらの電極間に細胞液を収容す
るようになっているとともに、それらの電極間の底面が
平滑な材料で形成され、又は平滑仕上面となっている細
胞融合チャンバと、 前記一対の平行平板電極に交流電圧と直流電圧とを切り
換えて印加する電源・制御部と、を備えた細胞融合装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60280566A JPH0657140B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 細胞融合装置 |
KR1019860010305A KR890003947B1 (ko) | 1985-12-11 | 1986-12-03 | 세포융합장치 |
EP86117156A EP0225636B1 (en) | 1985-12-11 | 1986-12-09 | Apparatus for fusing cells |
DE8686117156T DE3687889T2 (de) | 1985-12-11 | 1986-12-09 | Apparat fuer zellfusion. |
US06/940,119 US4804450A (en) | 1985-12-11 | 1986-12-10 | Apparatus for fusing cells |
CN86108459A CN1021460C (zh) | 1985-12-11 | 1986-12-11 | 细胞融合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60280566A JPH0657140B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 細胞融合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62171667A JPS62171667A (ja) | 1987-07-28 |
JPH0657140B2 true JPH0657140B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=17626816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60280566A Expired - Fee Related JPH0657140B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-13 | 細胞融合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657140B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3255008B2 (ja) * | 1996-04-17 | 2002-02-12 | 株式会社豊田自動織機 | 可変容量圧縮機及びその制御方法 |
US6010312A (en) * | 1996-07-31 | 2000-01-04 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seiksakusho | Control valve unit with independently operable valve mechanisms for variable displacement compressor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3321239C2 (de) * | 1983-06-11 | 1985-05-09 | Kernforschungsanlage Jülich GmbH, 5170 Jülich | Kammer zur Behandlung von Zellen im elektrischen Feld |
JPS60251874A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-12 | Hitachi Ltd | 微粒子取扱い装置 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP60280566A patent/JPH0657140B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62171667A (ja) | 1987-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |