JP2576477B2 - 細胞融合チヤンバ用電極 - Google Patents
細胞融合チヤンバ用電極Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M35/00—Means for application of stress for stimulating the growth of microorganisms or the generation of fermentation or metabolic products; Means for electroporation or cell fusion
- C12M35/02—Electrical or electromagnetic means, e.g. for electroporation or for cell fusion
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は細胞壁のない細胞又は細胞壁を除去した細胞
どおしを電気刺激を利用して融合させるための細胞融合
チャンバに使用する電極に関するものである。
どおしを電気刺激を利用して融合させるための細胞融合
チャンバに使用する電極に関するものである。
(従来の技術) 細胞どおしを融合させるには、高周波電界によって細
胞を泳動させて細胞どおしを接触させ、その後直流パル
ス電界を印加して細胞どおしを融合させる。
胞を泳動させて細胞どおしを接触させ、その後直流パル
ス電界を印加して細胞どおしを融合させる。
表面分極能を有する物質を不均一な電界中に置くと、
その物質は電界強度の密な領域に泳動する。これを誘電
電気泳動(dielectrophoresis)の原理という。
その物質は電界強度の密な領域に泳動する。これを誘電
電気泳動(dielectrophoresis)の原理という。
細胞は表面分極能を有する物質である。そこで、第3
図に示されるように、平行に置かれた2本のワイヤ電極
2,4に高周波電圧を印加すると、電極2,4の間には破線で
示されるような電気力線8が発生する。ワイヤ電極2,4
の間に細胞6を含む細胞懸濁液を置くと、細胞6は電気
力線8に沿って矢印10のように移動し、細胞の数珠つな
ぎ12が形成される(プランタ(Planta)誌、第151号、
第26〜32ページ参照)。
図に示されるように、平行に置かれた2本のワイヤ電極
2,4に高周波電圧を印加すると、電極2,4の間には破線で
示されるような電気力線8が発生する。ワイヤ電極2,4
の間に細胞6を含む細胞懸濁液を置くと、細胞6は電気
力線8に沿って矢印10のように移動し、細胞の数珠つな
ぎ12が形成される(プランタ(Planta)誌、第151号、
第26〜32ページ参照)。
(発明が解決しようとする問題点) ワイヤ電極による電気力線では、電極2,4の近傍で電
界強度が最も強くなる。そのため、数珠つなぎされた細
胞6が電極2,4に粘着し、融合した細胞を取り出すとき
に細胞が破壊されるという問題がある。
界強度が最も強くなる。そのため、数珠つなぎされた細
胞6が電極2,4に粘着し、融合した細胞を取り出すとき
に細胞が破壊されるという問題がある。
本発明は、誘電電気泳動を利用して細胞どおしを接触
させた後、直流パルス電界を印加して細胞を融合させる
細胞融合チャンバにおいて、電極に細胞が粘着しない電
極を提供することを目的とするものである。
させた後、直流パルス電界を印加して細胞を融合させる
細胞融合チャンバにおいて、電極に細胞が粘着しない電
極を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例を示す第1図を参照して説明すると、本発明の
電極では、凹面をもつ一対の電極(14,16)を凹面側が
対向するように配置し、これらの電極(14,16)間に電
気絶縁部材(18,20)を介在させて細胞(6)に電気刺
激を与える空間を形成する。
電極では、凹面をもつ一対の電極(14,16)を凹面側が
対向するように配置し、これらの電極(14,16)間に電
気絶縁部材(18,20)を介在させて細胞(6)に電気刺
激を与える空間を形成する。
(作用) 凹面側が対向するように一対の電極(14,16)を配置
すると、これらの電極(14,16)間で発生する電気力線
(32)は電極(14,16)間の中心部分で電界強度が強く
なる。そのため、細胞(6)は電気泳動によって電極
(14,16)間の中心部分に集り、中心部分で細胞(6)
の数珠つなぎを形成するようになる。
すると、これらの電極(14,16)間で発生する電気力線
(32)は電極(14,16)間の中心部分で電界強度が強く
なる。そのため、細胞(6)は電気泳動によって電極
(14,16)間の中心部分に集り、中心部分で細胞(6)
の数珠つなぎを形成するようになる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は同
実施例を示す側面図であって、電源を接続した状態を表
わしている。
実施例を示す側面図であって、電源を接続した状態を表
わしている。
14,16はほぼ半円筒状の電極であり、互いに凹面側が
対向するように配置され、両電極14,16の間には電気絶
縁部材18,20が設けられ、両電極14,16を電極的に絶縁し
ている。電極14,16と電気絶縁部材18,20は共に底板22上
に接着剤により接着され、電極14,16と電気絶縁部材18,
20の間も接着剤により接着されて、電極14,16、電気絶
縁部材18,20及び底板22で形成される空間に細胞懸濁液2
4を収容することができるようになっている。
対向するように配置され、両電極14,16の間には電気絶
縁部材18,20が設けられ、両電極14,16を電極的に絶縁し
ている。電極14,16と電気絶縁部材18,20は共に底板22上
に接着剤により接着され、電極14,16と電気絶縁部材18,
20の間も接着剤により接着されて、電極14,16、電気絶
縁部材18,20及び底板22で形成される空間に細胞懸濁液2
4を収容することができるようになっている。
電極14と電極16の間には、高周波電源26と直流パルス
電源28がスイッチ30によって切換え可能に接続されてい
る。
電源28がスイッチ30によって切換え可能に接続されてい
る。
スイッチ30を高周波電源26側に接続し、電極14,16に
高周波電圧を印加すると、両電極14,16間の電気力線32
は破線で示されるように、中心Oの周辺に集中するよう
に形成される。細胞懸濁液24中の細胞6は、電気力線32
に沿って矢印34のように移動し、電極14,16間の中央部
近辺で数珠つなぎ状態を形成する。
高周波電圧を印加すると、両電極14,16間の電気力線32
は破線で示されるように、中心Oの周辺に集中するよう
に形成される。細胞懸濁液24中の細胞6は、電気力線32
に沿って矢印34のように移動し、電極14,16間の中央部
近辺で数珠つなぎ状態を形成する。
電極14,16の付近の電気力線の密度は薄くなるので、
細胞6は電極には付着しない。
細胞6は電極には付着しない。
高周波電界の印加によって細胞6の数珠つなぎが形成
されると、スイッチ30を直流パルス電源28側に切換え、
高電圧パルスを印加して細胞どおしを融合させる。
されると、スイッチ30を直流パルス電源28側に切換え、
高電圧パルスを印加して細胞どおしを融合させる。
電極14,16の凹面の形状は第1図に示されたようなほ
ぼ半円状のものに限定されるものではない。
ぼ半円状のものに限定されるものではない。
第1図及び第2図の実施例では、電極14,16を底板22
に接着してあるが、電極14,16と電気絶縁部材18,20だけ
を接着剤により接着してリング状の電極体を構成してお
き、別途用意されたシャーレなどの容器に細胞懸濁液を
入れ、その容器にリング状の電極を浸すようにしてもよ
い。
に接着してあるが、電極14,16と電気絶縁部材18,20だけ
を接着剤により接着してリング状の電極体を構成してお
き、別途用意されたシャーレなどの容器に細胞懸濁液を
入れ、その容器にリング状の電極を浸すようにしてもよ
い。
(発明の効果) 本発明の電極では、凹面をもう一対の電極を凹面側が
対向するように配置し、これらの電極間に電気絶縁部材
を介在させて、細胞に電気刺激を与える空間を形成した
ので、高周波電界を印加して細胞の数珠つなぎを作った
後に、高電圧パルスを印加して細胞を融合させたとき、
細胞が電極に付着していないので細胞を取り出すのが容
易であり、細胞が破壊されることがなくなる。
対向するように配置し、これらの電極間に電気絶縁部材
を介在させて、細胞に電気刺激を与える空間を形成した
ので、高周波電界を印加して細胞の数珠つなぎを作った
後に、高電圧パルスを印加して細胞を融合させたとき、
細胞が電極に付着していないので細胞を取り出すのが容
易であり、細胞が破壊されることがなくなる。
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は同実
施例に電源を電気回路で示して接続した状態を示す側面
図、第3図は従来の電極を示す概略斜視図である。 6……細胞、 14,16……電極、 18,20……電気絶縁部材、 24……細胞懸濁液、 32……電気力線、 22……底板。
施例に電源を電気回路で示して接続した状態を示す側面
図、第3図は従来の電極を示す概略斜視図である。 6……細胞、 14,16……電極、 18,20……電気絶縁部材、 24……細胞懸濁液、 32……電気力線、 22……底板。
Claims (1)
- 【請求項1】凹面をもつ一対の電極を凹面側が対向する
ように配置し、これらの電極間に電気絶縁部材を介在さ
せて細胞に電気刺激を与える空間を形成した細胞融合チ
ャンバ用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263116A JP2576477B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | 細胞融合チヤンバ用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61263116A JP2576477B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | 細胞融合チヤンバ用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63116686A JPS63116686A (ja) | 1988-05-20 |
JP2576477B2 true JP2576477B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17385048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61263116A Expired - Fee Related JP2576477B2 (ja) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | 細胞融合チヤンバ用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576477B2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-04 JP JP61263116A patent/JP2576477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63116686A (ja) | 1988-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |