JPH0656865A - アルファ−アノマーに富む2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−d−リボフラノシルスルホネートを製造する方法 - Google Patents

アルファ−アノマーに富む2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−d−リボフラノシルスルホネートを製造する方法

Info

Publication number
JPH0656865A
JPH0656865A JP5149161A JP14916193A JPH0656865A JP H0656865 A JPH0656865 A JP H0656865A JP 5149161 A JP5149161 A JP 5149161A JP 14916193 A JP14916193 A JP 14916193A JP H0656865 A JPH0656865 A JP H0656865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfonate
acid
ribofuranosyl
anomer
alpha
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5149161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3379993B2 (ja
Inventor
Ta-Sen Chou
タ−セン・チョウ
Charles David Jones
チャールズ・デイビッド・ジョーンズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eli Lilly and Co
Original Assignee
Eli Lilly and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eli Lilly and Co filed Critical Eli Lilly and Co
Publication of JPH0656865A publication Critical patent/JPH0656865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379993B2 publication Critical patent/JP3379993B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H13/00Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids
    • C07H13/02Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids
    • C07H13/08Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids having the esterifying carboxyl radicals directly attached to carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H11/00Compounds containing saccharide radicals esterified by inorganic acids; Metal salts thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(II) [式中Yはスルホネート、Xはヒドロキシ保護基]で表
されるベータ-アノマーリボフラノシルスルホネートか
ら下記式(I) で表されるアルファ-アノマーに富むリボフラノシルス
ルホネートを得るための方法であって、下記式(II)で
表されるベータ-アノマーリボフラノシルスルホネート
を不活性溶媒中高温でスルホン酸の共役アニオンの供給
源で処理することからなる方法。 【効果】 β-ヌクレオシドの製造に有用なα-アノマー
が立体選択的に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は抗腫瘍物質および抗ウイルス物質
を製造する際の中間体として使用するために、アルファ
-アノマーに富む2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リ
ボフラノシルスルホネートを製造する方法に関する。
【0002】ヌクレオシドを製造するための立体選択的
方法にはアノマー位置におけるフラノース糖の立体化学
的反転が伴い、それゆえにβ-ヌクレオシドが所望の産
物である場合には、アルファ-アノマーに富む適当な糖
中間体をグリコシル化反応の基質として使用することが
好ましい。
【0003】Capon,Brian,Chemical Reviews,69(4),44
0-441(1969)は、メタノール中でメチルリボフラノシド
がアノマー化(アノメライズ)する機構を提唱したが、1
つのアノマーがもう1つのアノマーより優先して得られ
る条件については言及していない。
【0004】2-デオキシ-D-エリスロ-ペントフラノシ
ルスルホネートの不安定性ゆえに、これらについては化
学的文献が著しく欠けており、したがって、グリコシル
化反応に使用されることはまれである。最も頻繁に使用
される2-デオキシリボフラノシル誘導体は1-クロロ-
2-デオキシ-3,5-(ジ-O-p-トルオイル)-α-D-エリ
スロ-ペントフラノースである(M.Hofer,Chem.Ber.,93,2
777(1960)を参照のこと)。これは、この化合物が結晶性
であって、もっぱらα-立体配置で存在するからであ
る。しかし、このα-クロロ誘導体の核酸塩基でのグリ
コシル化から製造される2-デオキシリボフラノシルヌ
クレオシドは立体選択的には得られない。Hubbardら,Nu
cleic Acids,12,6827(1984)は上記α-クロロ誘導体が有
機溶媒中周囲温度でアノマー化して対応するβ-クロロ
誘導体を与え、これがグリコシル化中のα-ヌクレオシ
ド生成の主たる原因であることを報告した。Hubbardは
数種の溶媒中でアノマー化を評価し、所望のβ-ヌクレ
オシドが高収率で得られるようにアノマー化を最小限度
にする溶媒を発見した。
【0005】我々は2-デオキシ-2,2-ジフルオロリボ
フラノースの1-ハロおよび1-メタンスルホネート誘導
体がいくつかの有機溶媒中で安定であることを発見し
た。例えばC-1位のアノマー立体配置が既知である2-
デオキシ-2,2-ジフルオロリボフラノシルメタンスル
ホネートの溶液を不活性有機溶媒中で長時間130℃ま
で加熱してもアノマー立体配置には影響がない。
【0006】ベータ-アノマーリボフラノシルスルホネ
ートからアルファ-アノマーに富むリボフラノシルスル
ホネートを与えるアノマー化方法が必要とされている。
【0007】したがって、本発明の1つの目的はベータ
-アノマーリボフラノシル誘導体からアルファ-アノマー
に富むリボフラノシルスルホネートを与えるアノマー化
方法を提供することである。
【0008】本発明のもう1つの目的はアルファ-アノ
マーに富むリボフラノシルスルホネートを高収率で与え
るアノマー化方法を提供することである。
【0009】本発明よれば、式:
【化3】 [式中、Yはスルホネートを表し、各Xは独立にヒドロ
キシ保護基から選択される]で表されるベータ-アノマ
ーリボフラノシルスルホネートから式:
【化4】 で表されるアルファ-アノマーに富むリボフラノシルス
ルホネートを生産するアノマー化方法であって、不活性
溶媒中高温で、式IIで表されるベータ-アノマーリボ
フラノシルスルホネートをスルホン酸の共役アニオンの
供給源で処理することからなる方法が提供される。
【0010】特に明記する場合を除いて、本明細書では
一貫してすべての温度を摂氏温度で表し、すべての比
率、百分率などを重量単位で表し、すべての混合物を体
積単位で表す。アノマー混合物は重量/重量比もしくは
百分率として表す。用語「キシレン」は単独で、あるい
は組み合わされて、キシレンのすべての異性体とそれら
の混合物を意味する。用語「ラクトール」は単独で、あ
るいは組み合わされて、2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノースを意味する。用語「スルホネート」
は単独で、あるいは組み合わされて、一般式BSO3(こ
こにBはアルキル、置換アルキル、アリール、または置
換アリール基を表す)で表される化合物を意味する。用
語「共役アニオン」は一般式BSO3 -(ここにBは上記
と同意義である)で表されるアニオンを意味する。用語
「置換(された)」は単独で、あるいは組み合わされて、
水素または一般的部分がシアノ、ハロ、カルボアルコキ
シ、アリール、ニトロ、アルキル、およびジアルキルア
ミノから選択される1またはそれ以上の基で置き換わっ
ていることを意味する。用語「アノマー化(anomerizati
on)」は単独で、あるいは組み合わされて、リボフラノ
シル誘導体のC-1位でのエピマー化(epimerization)を
意味する。「アノマーに富む」という表現は単独で、あ
るいは組み合わされて、特定のアノマーの比率が1:1
より大きいアノマー混合物を意味し、実質上純粋なアノ
マーを包含する。用語「ハロ」または「ハロゲン化物」
は単独で、あるいは組み合わされて、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、ヨード、およびそれらの対応するアニオン
型を意味する。用語「アルキル」は単独で、あるいは組
み合わされて、好ましくは7炭素原子までを含有する直
鎖、環状および分枝鎖脂肪族炭化水素基、例えばメチ
ル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、
t-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、3-メチルペン
チル基などか、もしくは置換された直鎖、環状および分
枝鎖脂肪族炭化水素、例えばクロロエタン、1,2-ジク
ロロエタン、トリフルオロメタンなどを意味する。用語
「アルコキシ」は単独で、あるいは組み合わされて一般
式AO(ここにAはアルキルを表す)で表される化合物を
意味する。用語「アリール」は単独で、あるいは組み合
わされて、炭素環式または複素環式基、例えばフェニ
ル、ナフチル、チエニル、およびそれらの置換誘導体な
どを意味する。用語「芳香族」は単独で、あるいは組み
合わされて、(4n+2)非極在化π電子を含有するベン
ゼン様構造を意味する。
【0011】式IIで表されるリボフラノシルスルホネ
ートまたはそのアノマー混合物は当業者が一般的に使用
する標準的な方法で容易に合成される。例えば米国特許
第4526988号および米国特許第4965374号
は2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシルス
ルホネートの3,5-ジ-O-tert-ブチルジメチルシ
リルまたは3,5-ジ-O-ベンゾイル誘導体のアノマー混
合物の合成を教示している。
【0012】好ましい態様として、本方法で2-デオキ
シ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-
ベンゾイル-1-アルキルスルホネートを使用する。
【0013】我々は、ベータ-アノマースルホネートが
求核性物質に対してそれらのアルファ-アノマー型より
反応性が高く、ベータ-アノマースルホネートを有機溶
媒中高温でスルホン酸の共役アニオンの供給源と反応さ
せることによって、その平衡混合物が反応性の低いアル
ファ-アノマースルホネートに有利であることを発見し
た。
【0014】リボフラノシルスルホネートのヒドロキシ
保護基(X)は当該技術分野で公知であり、「Protective
Groups in Organic Chemistry」,McOmie編,Plenum P
ress,ニューヨーク(1973)の第3章および「Protective
Groups in Organic Synthesis」,Green,John,J.Wiley
and Sons,ニューヨーク(1981)の第2章に記述されて
いる。好ましいものは、ホルミル、アセチル、置換アセ
チル、プロピオニル、ブチニル、ピバロイル、2-クロ
ロアセチル、ベンゾイル、置換ベンゾイル、フェノキシ
-カルボニル、メトキシアセチルなどのエステル形成
基;フェノキシカルボニル、t-ブトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、2,2,
2-トリクロロエトキシカルボニルおよびベンジルオキ
シカルボニルなどのカーボネート誘導体;ベンジル、ジ
フェニルメチル、トリフェニルメチル、t-ブチル、メ
トキシメチル、テトラヒドロピラニル、アリル、テトラ
ヒドロチエニル、2-メトキシエトキシメチルなどのア
ルキルエーテル形成基;トリアルキルシリル、トリメチ
ルシリル、イソプロピルジアルキルシリル、アルキルジ
イソプロピルシリル、トリイソプロピルシリル,t-ブ
チルジアルキルシリルおよび1,1,3,3-テトライソプ
ロピルジスロキサニルなどのシリルエーテル形成基;N
-フェニルカルバメートおよびN-イミダゾイルカルバメ
ートなどのカルバメートであるが、より好ましいもの
は、ベンゾイル、モノ置換ベンゾイルおよびジ置換ベン
ゾイル、アセチル、ピバルアミド、トリフェニルメチル
エーテル、およびシリルエーテル形成基、特にt-ブチ
ルジメチルシリルであり、最も好ましいものはベンゾイ
ルである。
【0015】スルホン酸の共役アニオンは当業者の知る
いくつかの供給源から導くことができる。これらには: (a)1-メタンスルホン酸、p-メチルベンゼンスルホン
酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p-ブロモベンゼンスルホン酸および
カンファースルホン酸などのアルキルまたはアリールス
ルホン酸を、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、水
酸化カリウム、カリウムt-ブトキシド、ナトリウムメ
トキシドなどのアルキル金属塩基で中和すること、(b)
上記のアルキルまたはアリールスルホン酸を、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン、N,N-ジメチルベンジル
アミンまたはN-メチルホルホリンなどのアミン塩基、
もしくはピリジンなどの芳香族窒素塩基で中和するこ
と、が含まれる。この方法で調製されるスルホン酸の共
役アニオンの例には、メタンスルホン酸トリエチルアン
モニウム、メタンスルホン酸トリメチルアンモニウム、
メタンスルホン酸N,N-ジメチルベンジルアンモニウ
ム、メタンスルホン酸ピリジニウム、(p-ブロモベンゼ
ン)スルホン酸トリエチルアンモニウム、(p-ブロモベ
ンゼン)スルホン酸テトラエチルアンモニウム、(p-ト
ルエン)スルホン酸テトラエチルアンモニウム、(p-ト
ルエン)スルホン酸ピリジニウムおよび3-ニトロベンゼ
ンスルホン酸ピリジニウムが含まれ、より好ましいもの
はメタンスルホン酸トリエチルアンモニウムであり、
(c)最後に、2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフ
ラノースを、ベンゼンスルホン酸無水物、p-ブロモベ
ンゼンスルホン酸無水物またはメタンスルホン酸無水物
などのスルホン酸無水物と、トリエチルアミンなどの塩
基中で反応させることにより、スルホン酸の共役アニオ
ンを系中で生成させることができる。この反応の産物
は、例えば2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラ
ノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メタンスルホネー
トおよびメタンスルホン酸トリエチルアンモニウムであ
る。
【0016】ベータ-アノマーリボフラノシルスルホネ
ートと共役アニオンスルホン酸を約50℃ないし約13
0℃(より好ましくはその溶媒混合物の還流温度)に加熱
する。
【0017】本アノマー化方法での使用に適する溶媒は
反応条件に対して不活性でなければならない。好ましい
ものは、アセトニトリル、1,2-ジクロロエタン、1,
1,2-トリクロロエタン、クロロベンゼン、ブロモベン
ゼン、ジクロロブロモメタン、アニソール、グライム、
ジグライム、メチルtert-ブチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、トルエン、キ
シレン、ピリジン、N-メチルピロリジノン、N,N-ジ
メチルホルムアミド、1,3-ジメチル-2-イミダゾロ
ン、N,N-ジメチルアセトアミド、およびそれらの混合
物であり、最も好ましいものはアニソール、トルエン、
グライム、アセトニトリルおよびそれらの混合物であ
る。
【0018】本方法のもう1つの態様として、スルホン
酸の共役アニオンの供給源として使用する金属塩の溶解
度と求核性を増大させるために、クラウンエーテルまた
は相間移動触媒から選択される触媒を加える。好ましい
触媒は18-クラウン-6、15-クラウン-5、12-ク
ラウン-4およびトリス[2-(2-メトキシエトキシ)エ
チル]アミンから選択される。
【0019】本方法は周囲条件下で行われ、好ましくは
無水条件下で行われる。本方法は実質上約15分ないし
約24時間で完結し、より好ましくは約4時間ないし約
16時間で完結する。
【0020】本発明によれば、式Iで表されるアルファ
-アノマーに富むリボフラノシルスルホネートをベータ
に対するアルファのアノマー比が約2.3:1ないし3.
0:1で製造することができ、より好ましくはベータに
対するアルファの比が2.5:1で製造される。
【0021】本方法のアルファ-アノマーに富むリボフ
ラノシルスルホネートは、クロマトグラフィーや抽出な
どの当該技術分野公知の方法で単離することができる。
【0022】本方法の進行は高圧液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)、薄層クロマトグラフィー(TLC)または
核磁気共鳴(NMR)分光法を用い、得られた生成物を立
証された試料に対して比較することによって追跡するこ
とができる。
【0023】以下の実施例は本発明の特定の側面を例示
するものであり、本発明の範囲の限定を意図するもので
はなく、またそのように見なすべきでもない。
【0024】実施例1:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-メタンス
ルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 アセトニトリル(10ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフ
ルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-べンゾイル-1
-メタンスルホネートのアノマー混合物(1.0g,97
%ベータ-アノマー)に、メタンスルホン酸N,N-ジメチ
ルベンジルアンモニウム(100mg)を加えた。この混
合物を撹拌し、加熱還流した。HPLC分析を用いて標
記生成物のベータに対するアルファの比率を決定し、以
下の結果を得た。
【表1】
【0025】実施例2:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メタ
ンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 アセトニトリル(10ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフ
ルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1
-メタンスルホネートのアノマー混合物(1.0g,50
%ベータ-アノマー)にメタンスルホン酸N,N-ジメチル
ベンジルアンモニウム(560mg、1.1等量)を加え
た。この混合物を撹拌し、加熱還流した。HPLC分析
を用いて標記生成物のベータに対するアルファの比率を
決定し、以下の結果を得た。
【表2】
【0026】実施例3:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-トル
エンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 アセトニトリル(10ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフ
ルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1
-トルエンスルホネート(1.0g,100%ベータ-アノ
マー)に、p-トルエンスルホン酸テトラエチルアンモニ
ウム(570mg,1.1等量)を加えた。この混合物を
撹拌し、加熱還流した。HPLC分析を用いて標記生成
物のベータに対するアルファの比率を決定し、以下の結
果を得た。
【表3】
【0027】実施例4:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-トル
エンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 グライム(10ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-トル
エンスルホネート(1.0g,100%ベータ-アノマー)
にp-トルエンスルホン酸テトラエチルアンモニウム(5
70mg,1.1等量)を加えた。この混合物を撹拌し、
16時間加熱還流した。HPLCを用いてベータ-アノ
マーに対するアルファの比率を2.3:1と決定した。
【0028】実施例5:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-トル
エンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 トルエン(500ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフルオ
ロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-ト
ルエンスルホネート(49g,100%ベータ-アノマ
ー)にp-トルエンスルホン酸テトラエチルアンモニウム
(11.2g,0.2等量)を加えた。この混合物を撹拌
し、100℃〜105℃に加熱した。HPLC分析を用
いて生成物のベータに対するアルファの比率を決定し、
以下の結果を得た。
【表4】
【0029】実施例6:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-(p-
ブロモベンゼン)スルホネートのアルファ-アノマーの豊
富化 (p-ブロモベンゼン)スルホン酸トリエチルアンモニウ
ムを含有するジクロロメタン(75ml)中の2-デオキ
シ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-
ベンゾイル-1-(p-ブロモベンゼン)スルホネートのア
ノマー混合物(11.9g,85%ベータ-アノマー)を2
2時間加熱還流した。逆相HPLC分析を用いて標記生
成物のベータに対するアルファの比率を3対1と決定し
た。
【0030】上記アルファに富むスルホネートを単離す
るために、反応混合物を冷飽和重硫酸カリウム溶液10
0mlに注いだ。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して無色の油状物を得、
これを、トルエンを溶出液として用いるシリカゲルでの
クロマトグラフィーにかけて、ベータに対するアルファ
の比が3:1の標記生成物を11.8グラムまたは99
%収率で得た。
【0031】不要のベータ-スルホネート出発物質を酢
酸エチルとイソオクタンの混合物を用いて結晶化除去す
ることによって、さらなる生成物の豊富化を達成するこ
とができた。ベータ-アノマースルホネートを濾過除去
した後、その濾液を一定重量になるまで濃縮してアルフ
ァ-ブロモベンゼンスルホネートを70重量%回収し
た。逆相HPLCによる分析は、ベータに対するアルフ
ァの比が9:1に増大したことを示した。QE3001
H NMR(CDCl3)δ=8.02(m,4H,Ar)、
7.62(m,2H,Ar)、7.7〜7.54(m,4H,
Ar)、7.46(m,4H,Ar)、6.11(d,1H、
1-H)、5.5〜5.45(dd,1H,3-H)、4.67
〜4.44(m,3H,4-Hおよび5-H)。
【0032】実施例7:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-(p-
ブロモベンゼン)スルホネートのアルファ-アノマーの豊
富化 アセトニトリル(4ml)中の2-デオキシ-2,2-D-リ
ボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-(p-ブロモ
ベンゼン)スルホネート(60mg、100%ベータ-ア
ノマー)にp-ブルモベンゼンスルホン酸のカリウム塩
(130mg)を加えた。この混合物を2時間加熱還流し
た。逆相HPLCはアノマー化が約10%完結したこと
を示した。触媒(18-クラウン-6)を加えて、その混合
物を20時間加熱還流した。HPLC分析を用いて標記
生成物のベータに対するアルファの比率を7:3と決定
した。
【0033】実施例8:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-(p-
ブロモベンゼン)スルホネートのアルファ-アノマーの豊
富化 アセトニトリル(25ml)中の2-デオキシ-2,2-ジフ
ルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1
-(p-ブロモベンゼン)スルホネート(600mg,10
0%ベータ-アノマー)にp-ブロモベンゼンスルホン酸
のカリウム塩(260mg)とトリス[2-(2-メトキシエ
トキシ)エチル]アミンを加えた。この混合物を撹拌
し、4.5時間加熱還流した。逆相HPLC分析を用い
てアノマー化が40%完結したことを決定した。この反
応液を合計28時間還流した。標記生成物のベータに対
するアルファの比率はHPLC分析によって3:1と決
定された。
【0034】純粋なアルファ-アノマー2-デオキシ-2,
2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-1-(p-ブロモベン
ゼン)スルホネートを得るために、実施例8の反応混合
物を減圧下でエバポレートした。その残渣を酢酸エチル
と冷1N HCl水溶液に分配した。酢酸エチル層をさ
らなるHCl水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、油状物に濃縮した。その油状物を5%テトラヒ
ドロフラン/イソオクタンを溶出に用いるシリカゲルで
のクロマトグラフィーに繰り返しかけた。複数回の小規
模クロマトグラフィーの後、適当な分画を貯蔵し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して透明な無色油状物
を得、これが所望の2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-
リボフラノシル-1-α-(p-ブロモベンゼン)スルホネー
トであった。HPLC分析によるとベータに対するアル
ファの比率は99:1であった。
【0035】実施例9:2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-トル
エンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,
5-ジ-O-ベンゾエート(1g,100%ベータ-アノマ
ー)にp-トルエンスルホン酸無水物(0.94g)、トル
エン(10ml)およびトリエチルアミン(0.37ml)
を加えた。この混合物を撹拌し、95℃に加熱した。逆
相HPLC分析を用いて、アノマー化が完結したかどう
かを決定した。標記生成物のベータに対するアルファの
比率をHPLC分析によって2.4:1と決定した。
【0036】実施例10:2-デオキシ-2,2-ジフルオ
ロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-ト
ルエンスルホネートのアルファ-アノマ−の豊富化 2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,
5-ジ-O-ベンゾエート(1g,100%ベータ-アノマ
ー)にp-トルエンスルホン酸無水物(0.94g)、アニ
ソール(10ml)およびトリエチルアミン(0.37m
l)を加えた。この混合物を撹拌し、95℃に加熱し
た。逆相HPLC分析を用いてアノマー化が完結したか
どうかを決定した。標記生成物のベータに対するアルフ
ァの比率はHPLC分析によって2.35:1と決定さ
れた。
【0037】実施例11:2-デオキシ-2,2-ジフルオ
ロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メ
タンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 ジクロロメタン中の2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-
リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メタンス
ルホネートのアノマー混合物(29.1g,50%ベータ
-アノマー)と酢酸n-プロピルを90℃に加熱してジク
ロロメタンを除去した。この混合物を50〜60℃に冷
却し、酢酸n-プロピル(2ml)中のトリエチルアミン
(5.33ml,0.55等量)とメタンスルホン酸(2.0
4ml,0.55等量)の混合物を加えた。得られた混合
物を95℃〜97℃に加熱し、撹拌した。この混合物は
23.2gの2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リボフ
ラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メタンスルホネ
ートを含有した。HPLC分析を用いて標記生成物のベ
ータに対するアルファの比率を決定し、以下の結果を得
た。
【表5】
【0038】実施例12:2-デオキシ-2,2-ジフルオ
ロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メ
タンスルホネートのアルファ-アノマーの豊富化 ジクロロメタンとアニソール中の2-デオキシ-2,2-ジ
フルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-
1-メタンスルホネートのアノマー混合物(40.86
g,50%ベータ-アノマー)を115℃に加熱して油状
物を得、これをアニソールで再構成した。この混合物を
50℃〜60℃に冷却し、アニソール(19ml)中のト
リエチルアミン(14.95ml,1.1等量)とメタンス
ルホン酸(5.72ml,1.1等量)の混合物を加えた。
得られた混合物を90℃に加熱し、撹拌した。この混合
物は36.7gの2-デオキシ-2,2-ジフルオロ-D-リ
ボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイル-1-メタンスル
ホネートを含有した。HPLC分析を用いて標記生成物
のベータに対するアルファの比率を決定し、以下の結果
を得た。
【表6】
【0039】次の表は本方法の様々な態様を例示するも
のである。
【表7】 スルホネート %β 酸供給源 等量 溶媒 α:β比 α収率 OMs 46 A 1.1 アセトニトリル 2.6:1 72% OMs 97 A 0.2 アセトニトリル 2.3:1 69% OTs 99 B 1.0 アセトニトリル 2.3:1 69% OTs 99 B 1.0 アセトニトリル 2.3:1 69% OTs 99 B 1.0 グライム 2.5:1 71% OTs 99 B 1.0 1,2-ジクロロエタン 2.4:1 70% OTs 99 B 1.0 グライム 2.5:1 71% OTs 99 B 1.0 トルエン 2.3:1 69% OTs 99 B 1.0 トルエン 2.3:1 69% OTs 99 B 0.2 トルエン 2.3:1 69% (A)はメタンスルホン酸N,N-ジメチルベンジルアンモ
ニウムを表し、(B)はp-トルエンスルホン酸テトラエ
チルアンモニウムを表す。OMsは2-デオキシ-2,2-
ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-ベンゾイ
ル-1-メタンスルホネートを表し、OTsは2-デオキ
シ-2,2-ジフルオロ-D-リボフラノシル-3,5-ジ-O-
ベンゾイル-1-トルエンスルホネートを表す。
【0040】ここに本発明をその態様を含めて詳細に記
述し終えた。しかし、本開示を熟慮すれば、当該者が本
発明に、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲と思想に
包含される修飾および/または改善を施し得ることは理
解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ・デイビッド・ジョーンズ アメリカ合衆国46227インディアナ州イン ディアナポリス、イースト・ブランズウィ ック・アベニュー223番

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中Yはスルホネートを表し、Xはそれぞれヒドロキ
    シ保護基から独立に選択される]で表されるベータ-ア
    ノマーリボフラノシルスルホネートから式: 【化2】 で表されるアルファ-アノマーに富むリボフラノシルス
    ルホネートを得るための方法であって、式IIで表され
    るベータ-アノマーリボフラノシルスルホネートを不活
    性溶媒中高温でスルホン酸の共役アニオンの供給源で処
    理することからなる方法。
  2. 【請求項2】 Yが、メタンスルホニル、2-クロロ-1
    -エタンスルホニル、トルエンスルホニル、p-ニトロベ
    ンゼンスルホニルおよびp-ブロモベンゼンスルホニル
    からなる群から選択される請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 スルホン酸の共役アニオンが、メタンス
    ルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、1
    -プロパンスルホン酸、p-クロロベンゼンスルホン酸、
    p-ブロモベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸お
    よびカンファースルホン酸のアルカリ金属塩からなる群
    から選択される請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 スルホン酸の共役アニオンが、メタンス
    ルホン酸トリエチルアンモニウム、メタンスルホン酸ト
    リメチルアンモニウム、メタンスルホン酸N,N-ジメチ
    ルベンジルアンモニウム、(p-クロロベンゼン)スルホ
    ン酸トリエチルアンモニウム、(p-ブロモベンゼン)ス
    ルホン酸トリエチルアンモニウム、メタンスルホン酸ピ
    リジニウム、(p-トルエン)スルホン酸テトラエチルア
    ンモニウム、トルエンスルホン酸ピリジニウムおよびニ
    トロベンゼンスルホン酸ピリジニウムのアミン塩からな
    る群から選択される請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 スルホン酸の共役アニオンを、トリエチ
    ルアミンなどの塩基中で2-デオキシ-2,2-ジフルオロ
    -D-リボフラノースをスルホン酸無水物と反応させるこ
    とによって、系中で生成させる請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 Xがモノ置換ベンゾイル、ジ置換ベンゾ
    イルおよびベンゾイルからなる群から選択される請求項
    1の方法。
  7. 【請求項7】 溶媒が、芳香族溶媒、ハロアルキル溶
    媒、置換芳香族溶媒、およびそれらの混合物からなる群
    から選択される請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 温度が約50℃から約130℃までであ
    る請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 相間移動触媒およびクラウンエーテル触
    媒から選択される触媒を加えることからなる請求項1の
    方法。
JP14916193A 1992-06-22 1993-06-21 アルファ−アノマーに富む2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−d−リボフラノシルスルホネートを製造する方法 Expired - Fee Related JP3379993B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US902305 1992-06-22
US07/902,305 US5256798A (en) 1992-06-22 1992-06-22 Process for preparing alpha-anomer enriched 2-deoxy-2,2-difluoro-D-ribofuranosyl sulfonates

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0656865A true JPH0656865A (ja) 1994-03-01
JP3379993B2 JP3379993B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=25415655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14916193A Expired - Fee Related JP3379993B2 (ja) 1992-06-22 1993-06-21 アルファ−アノマーに富む2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−d−リボフラノシルスルホネートを製造する方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5256798A (ja)
EP (1) EP0577302B1 (ja)
JP (1) JP3379993B2 (ja)
AT (1) ATE155476T1 (ja)
BR (1) BR9302429A (ja)
CA (1) CA2098882C (ja)
DE (1) DE69312176T2 (ja)
DK (1) DK0577302T3 (ja)
ES (1) ES2105114T3 (ja)
GR (1) GR3024975T3 (ja)
HU (1) HU216832B (ja)
IL (1) IL106077A (ja)
MX (1) MX9303712A (ja)
TW (1) TW224101B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157570A (ja) * 1992-06-22 1994-06-03 Eli Lilly & Co 立体選択的グリコシル化法
JP2008542374A (ja) * 2005-06-03 2008-11-27 シノファーム タイワン,リミテッド α−アノマーが濃厚な2−デオキシ−2,2−ジフロロ−D−リボフラノシルスルホネートの製造方法およびβヌクレオシドを製造するためのその使用
CN103692332A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 景宁畲族自治县通用机械配件厂(普通合伙) 全自动抛光除油机

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK0576231T3 (da) * 1992-06-22 1997-08-25 Lilly Co Eli Proces til fremstilling af alfa-anomerberigede 1-halogen-2-deoxy-2, 2-difluor-D-ribofuranosylderivater
US5424416A (en) * 1993-08-25 1995-06-13 Eli Lilly And Company Process for preparation of 2-deoxy-2,2-difluoro-D-ribofuranosyl-3,5-hydroxy protected-1-alkyl and aryl sulfonates and their use in preparation of 2',2'-difluoro-2'-deoxy nucleosides
US7214791B2 (en) * 2004-07-01 2007-05-08 Shenzhen Hande Technology Co., Ltd. Method for preparation of 2′-deoxy-2′, 2′-difluoro-β-cytidine or pharmaceutically acceptable salts thereof by using 1,6-anhydro-β-d-glucose as raw material
CN101023094B (zh) 2004-07-21 2011-05-18 法莫赛特股份有限公司 烷基取代的2-脱氧-2-氟代-d-呋喃核糖基嘧啶和嘌呤及其衍生物的制备
WO2006031725A2 (en) * 2004-09-14 2006-03-23 Pharmasset, Inc. Preparation of 2'­fluoro-2'- alkyl- substituted or other optionally substituted ribofuranosyl pyrimidines and purines and their derivatives
AP2219A (en) * 2005-03-04 2011-03-22 Fresenius Kabi Oncology Ltd Intermediate and process for preparing of beta-anomer enriched 2'deoxy, 2',2'-difluoro-D-ribofuranosyl nucleosides.
AU2011202539B2 (en) * 2005-06-03 2012-07-05 Scinopharm Taiwan, Ltd. Process of making an alpha-anomer enriched 2-deoxy-2,2-difluoro-d-ribofuranosyl sulfonate and use thereof for making a beta nucleoside
AT502221A1 (de) * 2005-07-20 2007-02-15 Pharmacon Forschung & Beratung Gmbh Homogemcitabine, verfahren zu ihrer herstellung sowie deren verwendung
WO2007092705A2 (en) * 2006-02-07 2007-08-16 Chemagis Ltd. Process for preparing gemcitabine and associated intermediates
US20070249823A1 (en) * 2006-04-20 2007-10-25 Chemagis Ltd. Process for preparing gemcitabine and associated intermediates
US7964580B2 (en) 2007-03-30 2011-06-21 Pharmasset, Inc. Nucleoside phosphoramidate prodrugs
CN101024667B (zh) * 2007-03-30 2011-01-26 湖北益泰药业有限公司 盐酸吉西他宾的合成方法
US20080262215A1 (en) * 2007-04-23 2008-10-23 Chemagis Ltd. Gemcitabine production process
US8173621B2 (en) 2008-06-11 2012-05-08 Gilead Pharmasset Llc Nucleoside cyclicphosphates
CL2009002206A1 (es) * 2008-12-23 2011-08-26 Gilead Pharmasset Llc Compuestos derivados de pirrolo -(2-3-d]-pirimidin-7(6h)-tetrahidrofuran-2-il fosfonamidato, composicion farmaceutica; y su uso en el tratamiento de enfermedades virales.
US8618076B2 (en) 2009-05-20 2013-12-31 Gilead Pharmasset Llc Nucleoside phosphoramidates
TWI583692B (zh) 2009-05-20 2017-05-21 基利法瑪席特有限責任公司 核苷磷醯胺
KR101715981B1 (ko) 2010-03-31 2017-03-13 길리애드 파마셋 엘엘씨 뉴클레오사이드 포스포르아미데이트
PL3290428T3 (pl) 2010-03-31 2022-02-07 Gilead Pharmasset Llc Tabletka zawierająca krystaliczny (S)-2-(((S)-(((2R,3R,4R,5R)-5-(2,4-diokso-3,4-dihydropirymidyn-1(2H)-ylo)-4-fluoro-3-hydroksy-4-metylotetrahydrofuran-2-ylo)metoksy)(fenoksy)fosforylo)amino)propanian izopropylu
US8841275B2 (en) 2010-11-30 2014-09-23 Gilead Pharmasset Llc 2′-spiro-nucleosides and derivatives thereof useful for treating hepatitis C virus and dengue virus infections
US8889159B2 (en) 2011-11-29 2014-11-18 Gilead Pharmasset Llc Compositions and methods for treating hepatitis C virus
CN102603838B (zh) * 2012-02-14 2015-02-18 江苏八巨药业有限公司 一种制备吉西他滨盐酸盐的方法
ES2900570T3 (es) 2013-08-27 2022-03-17 Gilead Pharmasset Llc Formulación de combinación de dos compuestos antivirales
CN107793334A (zh) * 2017-09-27 2018-03-13 九江善水科技股份有限公司 芳基磺酸铵盐化合物、其制备方法及应用

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4526988A (en) * 1983-03-10 1985-07-02 Eli Lilly And Company Difluoro antivirals and intermediate therefor
US4965374A (en) * 1987-08-28 1990-10-23 Eli Lilly And Company Process for and intermediates of 2',2'-difluoronucleosides
CA1324128C (en) * 1987-08-28 1993-11-09 Ta-Sen Chou 2', 2'-difluoronucleosides

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06157570A (ja) * 1992-06-22 1994-06-03 Eli Lilly & Co 立体選択的グリコシル化法
JP2008542374A (ja) * 2005-06-03 2008-11-27 シノファーム タイワン,リミテッド α−アノマーが濃厚な2−デオキシ−2,2−ジフロロ−D−リボフラノシルスルホネートの製造方法およびβヌクレオシドを製造するためのその使用
CN103692332A (zh) * 2013-12-31 2014-04-02 景宁畲族自治县通用机械配件厂(普通合伙) 全自动抛光除油机

Also Published As

Publication number Publication date
ATE155476T1 (de) 1997-08-15
GR3024975T3 (en) 1998-01-30
JP3379993B2 (ja) 2003-02-24
IL106077A0 (en) 1993-10-20
CA2098882C (en) 2004-05-04
EP0577302A1 (en) 1994-01-05
ES2105114T3 (es) 1997-10-16
IL106077A (en) 1998-07-15
TW224101B (ja) 1994-05-21
CA2098882A1 (en) 1993-12-23
HU216832B (hu) 1999-09-28
DK0577302T3 (da) 1997-10-06
HU9301825D0 (en) 1993-09-28
DE69312176T2 (de) 1997-12-11
DE69312176D1 (de) 1997-08-21
HUT65207A (en) 1994-05-02
MX9303712A (es) 1994-05-31
EP0577302B1 (en) 1997-07-16
BR9302429A (pt) 1994-01-11
US5256798A (en) 1993-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3379993B2 (ja) アルファ−アノマーに富む2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−d−リボフラノシルスルホネートを製造する方法
US5401838A (en) Stereoselective fusion glycosylation process for preparing 2'-deoxy-2',2'-difluoronucleosides and 2'-deoxy-2'-fluoronucleosides
JP3313191B2 (ja) 立体選択的グリコシル化法
US5371210A (en) Stereoselective fusion glycosylation process for preparing 2'-deoxy-2',2'-difluoronucleosides and 2'-deoxy-2'-fluoronucleosides
US5744597A (en) Stereoselective anion glycosylation process for preparing 2'-deoxy-2',2'-difluoronucleosides and 2'-deoxy-2'-fluoronucleosides
US5821357A (en) Stereoselective glycosylation process for preparing 2'-deoxy-2',2'-difluoropurine and triazole nucleosides
US5453499A (en) Process for preparing alpha-anomer enriched 1-halo-2-deoxy-2,2-difluoro-D-ribofuranosyl derivatives
KR20070112774A (ko) 베타―아노머가 많은21데옥시,21,21-디플루오로-d-리보푸라노실뉴클레오시드의 제조를 위한 중간체 및 제조 방법
KR830001842B1 (ko) 5'-데옥시-5-플루오로우리딘의 제법
JP4593917B2 (ja) プリンヌクレオシドを調製する方法
JPS61204193A (ja) シトシンヌクレオシド類の製造法
US5625057A (en) Process for preparing 2',3'-Dideoxy-2',3'-dehydronucleosides
JP3659989B2 (ja) β−アノマーが豊富な2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−D−リボフラノシル−3,5−ヒドロキシ保護−1−アルキルおよびアリールスルホネート中間体の立体選択的製造法
US5262531A (en) Process for preparing 2'-deoxy-β-adenosine
US5252756A (en) Process for preparing beta-anomer enriched 2-deoxy-2,2-difluoro-D-ribofuranosyl-arylsulfonates
Yamasaki et al. Syntheses of 2-Amino-2, 3-dideoxy-l-and-d-Ribohexose by Utilizing an O→ N Acetyl Migration
KR20060055440A (ko) 리보푸라노스 유도체의 제조방법
US6229008B1 (en) α-D-pentofuranosides, and a process for preparing the same
WO1995003316A2 (en) Solution and solid phase stereocontrolled glycosidation
JPH0597885A (ja) 2−デオキシ−d−トレオ−ペントフラノシドの製造方法、それらの製造中間生成物及びそれらの使用
JPH035397B2 (ja)
RU2131880C1 (ru) Способ получения обогащенных бета-аномером нуклеозидов
Tanase et al. HIGH YIELD SYNTHESIS OF α-D-GLUCOPYRANOSYL 5-FLUOROURACIL WITHOUT COLUMN CHROMATOGRAPHY PURIFICATION
RU2102399C1 (ru) Способ получения 3'-азидо-2',3'-дидезокситимидина
Leroux Synthesis of glycosides, glycosyl halides and glycosyl esters

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021119

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees