JPH0656117U - プラットホームにおけるガードフェンス - Google Patents

プラットホームにおけるガードフェンス

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JPH0656117U
JPH0656117U JP9285592U JP9285592U JPH0656117U JP H0656117 U JPH0656117 U JP H0656117U JP 9285592 U JP9285592 U JP 9285592U JP 9285592 U JP9285592 U JP 9285592U JP H0656117 U JPH0656117 U JP H0656117U
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JP
Japan
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train
door
guard fence
fence
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JP9285592U
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保積 橋本
英之 藤原
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】プラットホームの列車進入側に、上方部に設け
た格納部内に昇降して開閉するガードフェンスを設ける
ことにより、プラットホーム上における進入列車に対す
る乗降客の安全性の確保と、風雨や寒さに対する乗降客
の防護をはかる。 【構成】列車の進入方向に平行し、ホームの乗降側寄り
に、しかもその長さ方向に連続して設けられるガードフ
ェンスであって、該ガードフェンスはホームの上部に設
けた格納部と、該格納部に相互にスライドして重ね合わ
せた状態にて収納されるところの上下複数段の扉とから
なる。 これによりプラットホーム上における進入列車
に対する乗降客の十分な安全性確保ができ、また列車の
ドア間隔の違いや編成の相違による乗車位置の変動に対
応でき、しかもフェンス収納用の戸袋自体が邪魔になっ
たりすることもなく、混雑するプラットホーム上におい
てホームの面積を十分に有効利用でき、乗降時の混雑を
緩和することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラットホーム上に設置されるところのガードフェンスの改良に関 し、プラットホーム上における進入列車に対する乗降客の安全性確保と、風雨に よる乗降客の防護をはかることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
この種のガードフェンスについては従来、プラットホーム上の乗降端寄りに列 車の進入方向に沿って一定の間隔毎にフェンス収納用の戸袋が植設され、しかも 各戸袋にはホームの長さ方向に向けて引き出しが可能なフェンスが収納されてお り、通常は手作業若しくは電動的に各戸袋内よりフェンスを引き出して隣接する 各戸袋間を閉鎖することにより乗降客の列車への接近を防止して安全を確保する とともに、列車の入線停止後フェンスを再度戸袋内に収納して各隣接する戸袋間 より列車に乗降するようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のガードフェンスによる場合においては、列車の 車両構造如何によりドアの間隔が異なっていたり、あるいは列車の編成の違いに よっても乗降位置が変わるために、実際の使用には限られた部分にしか使用する ことができない。 そればかりでなくフェンス収納用の戸袋自体が邪魔になるた めに混雑するホームにおいてはホームの面積を狭め、乗降時の混雑を一層助長す ることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案にあっては上記した従来構造の難点を解決し、列車の車両構造や 車両編成の如何に関係なく、しかもプラットホームの有効面積を最大限に活用し て乗降時の混雑をなくすようにしたものであって、具体的には列車の進入方向に 平行し、ホームの乗降側寄りに、しかもその長さ方向に連続して設けられるガー ドフェンスであって、該ガードフェンスはホームの上部に設けた格納部と、該格 納部に相互にスライドして重ね合わせた状態にて収納されるところの上下複数段 の扉とからなることを特徴としたプラットホームにおけるガードフェンスに関す る。
【0005】 また本考案は列車の進入方向に平行し、ホームの乗降側寄りに、しかもその長 さ方向に連続して設けられるガードフェンスであって、該ガードフェンスはホー ムの上部に設けた格納部と、該格納部に相互にスライドして重ね合わせた状態に て収納される上下複数段の扉とからなり、最下段の扉の先端部には上昇時に上段 の扉の下端に係合が可能なストッパーが取り付けられるとともに、最下段の扉を 駆動させることにより各扉を昇降させるようにしたところの請求項1に記載のプ ラットホームにおけるガードフェンスにも関する。
【0006】
【作用】
通常は上下複数段の扉が下降してプラットホームの列車乗降側端部が閉鎖され ており、列車の入線停止後に、上記した各上下複数段の扉が上昇して格納箱内に 収納されることによりプラットホームの列車乗降側が開放される。 なおこの場 合において最下段の扉の先端部に、上段の扉の下端に係合が可能なストッパーが 取り付けられ、しかも最下段の扉を駆動させることにより各扉を昇降させるよう にした場合においては、最下段の扉を上昇させると、その先端に取り付けられて いるストッパーが上段の扉の下端部に係合して上段の扉を同時に引き上げ、これ を共に格納箱内に格納する。
【0007】
【実施例】
以下において本考案の具体的な内容を図1〜3の実施例をもとに説明すると、 1は列車に乗降するためのプラットホーム、3は格納部、5はガードフェンスを 構成する扉をあらわす。 格納部3はホームの乗降側寄りに位置して天井梁2に 支持されており、しかもホームの長さ方向に連続して設けられ、さらにその側面 部には広告板4が設けられる。
【0008】 格納部3内には駆動源として、たとえば減速機つきのモータ8がとりつけられ るとともに、その左右両側の適当な位置に回転自在なプーリ6・6がとりつけら れている。 ガードフェンス5は伸縮自在に構成した2段以上の複数段の扉から なり、上記した実施例においては格納部3内に収納されるところの、内部を袋状 に構成した上段の扉5aと、該上段の扉5aの袋状部内にスライドして収納され る下段の扉5bとからなる上下2段の構成となっており、上段の扉5aと下段の 扉5bとは共に上記した格納部3内に収納自在に構成されている。
【0009】 さらに下段の扉5bの先端部(下端部)には、上昇時に上段の扉5aの下端に 係合が可能なストッパー5cが取り付けられており、下段の扉5bを上方に引き 上げると該ストッパー5cが上段の扉5aの下端部に係合し上段の扉5aともど も格納部3内に収納されるようになっている。
【0010】 なお図中において9および10はワーヤーケーブルをあらわし、先端部が下段 の扉5bに結合されており、前記したプーリ6・6を介して減速機つきのモータ 8のモータプーリ7に巻回させてあり、モータ8の駆動によるモータプーリ7の 回転によりワーヤーケーブル9および10が巻き上げられて、まず下段の扉5b が上段の扉5a内にスライドしながら引き上げられ、その下端部のストッパー5 cが上段の扉5aの下端部に係合することにより、上段の扉5aともども格納部 3内に格納される。
【0011】 またモータ8を逆転させることにより、上段の扉5aおよび下段の扉5bを順 次下降させることができ、これにより通常はプラットホーム上を、列車の通過す る側と乗客の待機する側とを遮断でき、列車の到着時に上段の扉5aおよび下段 の扉5bからなるガードフェンスを引き上げて自由に乗降できるようにしたもの である。
【0012】 なお上記実施例においては、ガードフェンスを一枚だけあらわした状態の図面 にもとづいて説明したが、通常ではプラットホーム1の長さ方向に必要な長さだ け多数枚連続させて設置するものとする。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記した通り、列車の進入方向に平行し、ホームの乗降側寄りに、し かもその長さ方向に連続して設けられるガードフェンスであって、該ガードフェ ンスはホームの上部に設けた格納部と、該格納部に相互にスライドして重ね合わ せた状態にて収納されるところの上下複数段の扉とからなるものであるために、 プラットホーム上における進入列車に対する乗降客の十分な安全性確保ができる 。
【0014】 また列車のドアの間隔の違いや車両編成の相違などによる乗車位置の変動にも 対応ができ、しかもフェンス収納用の戸袋自体が邪魔になるというようなことが なく、混雑するホームにおいてホームの面積を十分に広く使用することができ、 乗降時の混雑を緩和することができる。
【0015】 さらに上記したガードフェンスはホームの上部に設けた格納部と、該格納部に 相互にスライドして重ね合わせた状態にて収納される上下複数段の扉とからなり 、最下段の扉の先端部には上昇時に上段の扉の下端に係合が可能なストッパーが 取り付けられるとともに、最下段の扉を駆動させることにより各扉を昇降させる ようにしたものであるから構造が簡単でコストの低減をはかることができ、また ガードフェンスの開閉動作がスムースで、しかも故障が少ない。 また側面に広 告板を取り付けることにより広告スペースの有効利用をはかることができる等種 々の有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるプラットホームにおけ
るガードフェンスの、一部を切り欠いた状態の正面図。
【図2】図1におけるガードフェンスの縦断面図。
【図3】図2におけるガードフェンス部分の要部拡大断
面図。
【符号の説明】
1 プラットホーム 2 天井梁 3 格納部 4 広告板 5 ガードフェンス 5a 上段の扉 5b 下段の扉 5c ストッパー 6 プーリ 7 モータプーリ 8 モータ 9 ワーヤーケーブル 10 ワーヤーケーブル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車の進入方向に平行し、ホームの乗降側
    寄りに、しかもその長さ方向に連続して設けられるガー
    ドフェンスであって、該ガードフェンスはホームの上部
    に設けた格納部と、該格納部に相互にスライドして重ね
    合わせた状態にて収納されるところの上下複数段の扉と
    からなることを特徴としたプラットホームにおけるガー
    ドフェンス。
  2. 【請求項2】列車の進入方向に平行し、ホームの乗降側
    寄りに、しかもその長さ方向に連続して設けられるガー
    ドフェンスであって、該ガードフェンスはホームの上部
    に設けた格納部と、該格納部に相互にスライドして重ね
    合わせた状態にて収納される上下複数段の扉とからな
    り、最下段の扉の先端部には上昇時に上段の扉の下端に
    係合が可能なストッパーが取り付けられるとともに、最
    下段の扉を駆動させることにより各扉を昇降させるよう
    にしたところの請求項1に記載のプラットホームにおけ
    るガードフェンス。
JP1992092855U 1992-12-25 1992-12-25 プラットホームにおけるガードフェンス Expired - Fee Related JP2593605Y2 (ja)

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