JPH0655892A - Xyプロッタ装置 - Google Patents
Xyプロッタ装置Info
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- JPH0655892A JPH0655892A JP23146592A JP23146592A JPH0655892A JP H0655892 A JPH0655892 A JP H0655892A JP 23146592 A JP23146592 A JP 23146592A JP 23146592 A JP23146592 A JP 23146592A JP H0655892 A JPH0655892 A JP H0655892A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- correction
- pattern
- sensor
- xin
- pen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 個人差のない正確な補正を短時間に行うこと
【構成】このXYプロッタ装置は、矩形作図範囲の境界
付近に描かれたテストパターンのうち、センサをX方向
とY方向に移動させてこれらのテストパターンをセンサ
が横切ることにより得られた少なくとも2組の座標距離
と基準距離との差を読み取り、これらの値と基準値とを
比較して補正情報を得、これに基づいて作図データの距
離寸法、直角度等を自己補正するようにした。
付近に描かれたテストパターンのうち、センサをX方向
とY方向に移動させてこれらのテストパターンをセンサ
が横切ることにより得られた少なくとも2組の座標距離
と基準距離との差を読み取り、これらの値と基準値とを
比較して補正情報を得、これに基づいて作図データの距
離寸法、直角度等を自己補正するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、XYプロッタ装置に関
し、特に自己補正機能を有するXYプロッタ装置に関す
る。
し、特に自己補正機能を有するXYプロッタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】作図された図を人がガラススケール、三
次元測定器などを用いて計測し、補正値を算出し、操作
パネル等より入力したり、部品の取付位置を調整してい
た。
次元測定器などを用いて計測し、補正値を算出し、操作
パネル等より入力したり、部品の取付位置を調整してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法は、描かれた図を測定するのに人手を介するた
め、測定値に個人差が出たり大がかりな測定機を必要と
した。たとえば、図9に示した従来の1本のベルトでア
ームを制御している場合、X方向に移動の際、Y座標値
がベルトから離れるほどベルトに近い点に較べX方向に
おける移動量の誤差が大きい。すなわちベルトから離れ
るほど精度が悪くなり、X方向移動量誤差の大きさは、
y座標値に依存している。このような問題を解決するた
めに、アームを制御するベルトを図10に示すように2
本にした構成も提案されている。しかし、このような構
成にしても、モータの動作量をシャフトを介して2本の
ベルトに伝達するギヤ(シャフトの両端に取り付けられ
ている)にわずかではあるが誤差が含まれており、この
ため、実際の作図範囲の原点に対する作図誤差が図11
の斜線で示すように生じてしまう。
うな方法は、描かれた図を測定するのに人手を介するた
め、測定値に個人差が出たり大がかりな測定機を必要と
した。たとえば、図9に示した従来の1本のベルトでア
ームを制御している場合、X方向に移動の際、Y座標値
がベルトから離れるほどベルトに近い点に較べX方向に
おける移動量の誤差が大きい。すなわちベルトから離れ
るほど精度が悪くなり、X方向移動量誤差の大きさは、
y座標値に依存している。このような問題を解決するた
めに、アームを制御するベルトを図10に示すように2
本にした構成も提案されている。しかし、このような構
成にしても、モータの動作量をシャフトを介して2本の
ベルトに伝達するギヤ(シャフトの両端に取り付けられ
ている)にわずかではあるが誤差が含まれており、この
ため、実際の作図範囲の原点に対する作図誤差が図11
の斜線で示すように生じてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、本発明では、矩形作図範囲の境界付近に描か
れたテストパターンのうち、センサをX方向とY方向に
移動させてこれらのテストパターンをセンサが横切るこ
とにより得られた少なくとも2組の座標距離と基準距離
との差を読み取り、これらの値と基準値とを比較して補
正情報を得、これに基づいて作図データの距離寸法、直
角度等を補正するようにしたことを特徴とするXYプロ
ッタ装置が提供される。たとえば、作図された作図機後
部に(線分読み取り)センサを設け、描かれたサンプル
図の一定の位置の座標を読み取り、機械的な精度の誤差
を記憶して自己補正させるようにする。
るために、本発明では、矩形作図範囲の境界付近に描か
れたテストパターンのうち、センサをX方向とY方向に
移動させてこれらのテストパターンをセンサが横切るこ
とにより得られた少なくとも2組の座標距離と基準距離
との差を読み取り、これらの値と基準値とを比較して補
正情報を得、これに基づいて作図データの距離寸法、直
角度等を補正するようにしたことを特徴とするXYプロ
ッタ装置が提供される。たとえば、作図された作図機後
部に(線分読み取り)センサを設け、描かれたサンプル
図の一定の位置の座標を読み取り、機械的な精度の誤差
を記憶して自己補正させるようにする。
【0005】
【作用】このようにすれば、補正量の測定、入力、記憶
を自動的に行うことができ、個人差のない正確な補正を
短時間に行うことができる。
を自動的に行うことができ、個人差のない正確な補正を
短時間に行うことができる。
【0006】
【実施例】ここで、実施例の説明をする前に、このよう
なプロッタ装置において用いられる補正方法を図8を用
いて簡単に説明する。まず、図8を用いて台形歪補正の
求め方を説明する。図8において、X、Yは、X軸、Y
軸のそれぞれにおける最大作図移動量、ΔXH、ΔXL
は、Y軸上端および下端における作図移動量誤差であ
り、いずれも定数である。そしてx方向の移動量をX
(一定)とし、y軸座標が変化した場合、その変化量を
yinとすると、このときのx方向の誤差Δxは、以下
の式によって表される。 Δx=(ΔXL−ΔXH)(Y−yin)/Y このことから、x方向の移動量をX(一定)とし、任意
のy座標(yin)を与えたとき、x方向の移動量誤差
の大きさΔXは、 Δx=ΔXH+Δx =(ΔXL−ΔXH)(Y−yin)/Y で与えられる。
なプロッタ装置において用いられる補正方法を図8を用
いて簡単に説明する。まず、図8を用いて台形歪補正の
求め方を説明する。図8において、X、Yは、X軸、Y
軸のそれぞれにおける最大作図移動量、ΔXH、ΔXL
は、Y軸上端および下端における作図移動量誤差であ
り、いずれも定数である。そしてx方向の移動量をX
(一定)とし、y軸座標が変化した場合、その変化量を
yinとすると、このときのx方向の誤差Δxは、以下
の式によって表される。 Δx=(ΔXL−ΔXH)(Y−yin)/Y このことから、x方向の移動量をX(一定)とし、任意
のy座標(yin)を与えたとき、x方向の移動量誤差
の大きさΔXは、 Δx=ΔXH+Δx =(ΔXL−ΔXH)(Y−yin)/Y で与えられる。
【0007】つぎに、任意のx座標(xin)を与えた
場合、x方向における移動量の誤差の大きさは、 Δx=(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)
(Y−yin)/Y) となる。したがって、任意の点(xin,yin)を設
定したときの実際のx方向移動量xは、 x=xin+Δx =xin+(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔX
H)(Y−yin)/Y)で与えられる。
場合、x方向における移動量の誤差の大きさは、 Δx=(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)
(Y−yin)/Y) となる。したがって、任意の点(xin,yin)を設
定したときの実際のx方向移動量xは、 x=xin+Δx =xin+(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔX
H)(Y−yin)/Y)で与えられる。
【0008】しかし、常識は、任意の点(xin,yi
n)を与えたときに実際のx方向移動量を求めるもので
ある。したがって、任意の点(xin,yin)に対し
x方向移動量がxinとなるような移動量xtについて
考えると、 xin:x=xt:xin の関係が成り立つ。したがって、 xt=xin2 /x =xin2 (xin+(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)( Y−yin)/Y) =xin(1+(1/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)(Y−yin )/Y) で与えられる。
n)を与えたときに実際のx方向移動量を求めるもので
ある。したがって、任意の点(xin,yin)に対し
x方向移動量がxinとなるような移動量xtについて
考えると、 xin:x=xt:xin の関係が成り立つ。したがって、 xt=xin2 /x =xin2 (xin+(xin/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)( Y−yin)/Y) =xin(1+(1/X)・(ΔXH+(ΔXL−ΔXH)(Y−yin )/Y) で与えられる。
【0009】以上述べたように、任意の点(xin,y
in)を与えたとき、実際のx方向移動量がxinにな
るような距離補正値xは、 x=xin(1+(1/X)・(ΔXH+(ΔXL−Δ
XH)(Y−yin)/Y) で与えられた。この距離補正処理は、すべてのベクトル
にかかってくるので、できるだけ処理速度を速くした
い。上述した式では、乗除演算は、処理に時間がかかっ
てしまう。そこで、この式を x=xinXY/(XY+ΔXLY+(ΔXH−ΔX
L)yin) と変形することができる。したがって、この式からΔX
L、ΔXH、X、Yは定数であり、変数xin,yin
のみを求めれば、x方向の補正値が求められることにな
る。
in)を与えたとき、実際のx方向移動量がxinにな
るような距離補正値xは、 x=xin(1+(1/X)・(ΔXH+(ΔXL−Δ
XH)(Y−yin)/Y) で与えられた。この距離補正処理は、すべてのベクトル
にかかってくるので、できるだけ処理速度を速くした
い。上述した式では、乗除演算は、処理に時間がかかっ
てしまう。そこで、この式を x=xinXY/(XY+ΔXLY+(ΔXH−ΔX
L)yin) と変形することができる。したがって、この式からΔX
L、ΔXH、X、Yは定数であり、変数xin,yin
のみを求めれば、x方向の補正値が求められることにな
る。
【0010】つぎに、図8を用いて台形歪の求め方を説
明する。図8において、Xの移動量を指定した場合、ペ
ンはY方向下端では、X+ΔXL移動し、Y方向上端で
は、X+ΔXH移動してしまう。この場合の任意の点
(x1,y1)に対しx方向移動量がx1になるように
する移動量xを求めるとき、以下の方法が用いられる。
ある2つの任意の点P(xp,yp)、Q(xq,y
q)が与えられており、点Pから点Qへ移動するように
設定されたとき、x方向の移動量(xq−xp)の値か
ら距離補正値(xq−xp)’を求めるのではなく、原
点からそれぞれの点に対しての距離補正値xp’、y
p’を求め、その値から実際のx方向移動量(xq’−
xp’)を得るようにする。換言すれば、これは、ある
座標から任意の座標へ移動する際、2点間の移動量から
距離補正を行うのではなく、それぞれの点に対しての原
点からの移動量を求め、その値から距離補正値を求め、
それぞれ得られた値から実際の移動量を求めるようにし
たものである。
明する。図8において、Xの移動量を指定した場合、ペ
ンはY方向下端では、X+ΔXL移動し、Y方向上端で
は、X+ΔXH移動してしまう。この場合の任意の点
(x1,y1)に対しx方向移動量がx1になるように
する移動量xを求めるとき、以下の方法が用いられる。
ある2つの任意の点P(xp,yp)、Q(xq,y
q)が与えられており、点Pから点Qへ移動するように
設定されたとき、x方向の移動量(xq−xp)の値か
ら距離補正値(xq−xp)’を求めるのではなく、原
点からそれぞれの点に対しての距離補正値xp’、y
p’を求め、その値から実際のx方向移動量(xq’−
xp’)を得るようにする。換言すれば、これは、ある
座標から任意の座標へ移動する際、2点間の移動量から
距離補正を行うのではなく、それぞれの点に対しての原
点からの移動量を求め、その値から距離補正値を求め、
それぞれ得られた値から実際の移動量を求めるようにし
たものである。
【0011】図1は、本発明によるXYプロッタ装置の
基本構成を示し、特に多ペン式XYプロッタ装置の例を
示している。同図において、装置10は、用紙が載置さ
れる部分12と、この部分上をX方向に移動するアーム
13aと、このアーム上に組み込まれたキャリッジガイ
ド13bと、このガイドに沿ってY方向に移動するペン
ヘッド14と、用紙載置部分12の周辺に隣接してペン
ストック15が設けられ、このペンストックにペン16
(本例では8個)が設置されている。なお、17は操作
パネルである。
基本構成を示し、特に多ペン式XYプロッタ装置の例を
示している。同図において、装置10は、用紙が載置さ
れる部分12と、この部分上をX方向に移動するアーム
13aと、このアーム上に組み込まれたキャリッジガイ
ド13bと、このガイドに沿ってY方向に移動するペン
ヘッド14と、用紙載置部分12の周辺に隣接してペン
ストック15が設けられ、このペンストックにペン16
(本例では8個)が設置されている。なお、17は操作
パネルである。
【0012】図2は、装置10の基本的なシステムの制
御系統を示し、同図において、21は、パターンジェネ
レータ21a、メモリ21b、CPU21c、A/Dコ
ンバータ21d、カウンタ21eなどが内蔵されるペン
制御ユニットである。また、22は、本発明によって特
徴づけられるセンサであり、このセンサ22は、図3に
示されるペンヘッド14のペン駆動ユニット23のフレ
ーム24aの一部に取り付けられており、公知のフォト
カプラのような光学センサによって構成され、用紙に描
かれた線分を読み取る動作を行う。なお、このペン駆動
ユニット23は、図1に示されるアーム13aに組み込
まれたキャリッジガイド13bに沿って移動するように
構成されている。また、24はモータ制御回路、25,
26はこのモータ制御回路24の制御下にペンヘッド1
4、アーム13aをX,Y方向にそれぞれ移動させるよ
うに回転するモータである。28は、上述したセンサ2
2、ペン駆動ユニット23のほかエンコーダ23a等を
含む作図機構部である。もちろんこの作図機構28に
は、上述した各構成要素と関連して動作するペンのアッ
プダウン機構、ペンのXY移動機構などが含まれること
はもちろんである。
御系統を示し、同図において、21は、パターンジェネ
レータ21a、メモリ21b、CPU21c、A/Dコ
ンバータ21d、カウンタ21eなどが内蔵されるペン
制御ユニットである。また、22は、本発明によって特
徴づけられるセンサであり、このセンサ22は、図3に
示されるペンヘッド14のペン駆動ユニット23のフレ
ーム24aの一部に取り付けられており、公知のフォト
カプラのような光学センサによって構成され、用紙に描
かれた線分を読み取る動作を行う。なお、このペン駆動
ユニット23は、図1に示されるアーム13aに組み込
まれたキャリッジガイド13bに沿って移動するように
構成されている。また、24はモータ制御回路、25,
26はこのモータ制御回路24の制御下にペンヘッド1
4、アーム13aをX,Y方向にそれぞれ移動させるよ
うに回転するモータである。28は、上述したセンサ2
2、ペン駆動ユニット23のほかエンコーダ23a等を
含む作図機構部である。もちろんこの作図機構28に
は、上述した各構成要素と関連して動作するペンのアッ
プダウン機構、ペンのXY移動機構などが含まれること
はもちろんである。
【0013】このような構成のもとに、図4に示される
ように、矩形フィルムテンプレートFTを装置10の用
紙設定位置に配置し、以下の動作を行う。この場合、フ
ィルムテンプレートFTには、各コーナー付近にカギ型
のパターンが形成されている。すなわち、テンプレート
FTの4隅にパターンが設けられ、これらのパターンの
うち、左下隅のAパターンは、交点から右と上に延びた
直線セグメントによって構成され、右下隅のBパターン
は、交点から左と上に延びた直線セグメントによって構
成され、左上隅のCパターンは、交点から下と右に延び
た直線セグメントによって構成され、右上隅のDパター
ンは、交点から左と下に延びた直線セグメントによって
構成されている。
ように、矩形フィルムテンプレートFTを装置10の用
紙設定位置に配置し、以下の動作を行う。この場合、フ
ィルムテンプレートFTには、各コーナー付近にカギ型
のパターンが形成されている。すなわち、テンプレート
FTの4隅にパターンが設けられ、これらのパターンの
うち、左下隅のAパターンは、交点から右と上に延びた
直線セグメントによって構成され、右下隅のBパターン
は、交点から左と上に延びた直線セグメントによって構
成され、左上隅のCパターンは、交点から下と右に延び
た直線セグメントによって構成され、右上隅のDパター
ンは、交点から左と下に延びた直線セグメントによって
構成されている。
【0014】まず、図6のステップS1をスタートし、
図4のテンプレートFT上のAパターンの上に延びた直
線セグメントである縦線A1上を、センサ22によって
左右に横切らせ、図5に示すようにセンサ22の出力O
1、O2を得、ピーク値座標の中間点を線幅31の中央
としてX座標PXAをメモリ21bに記憶する。つぎ
に、図6のステップS2に移り、センサ22を図4のB
パターンの部分まで移動させてBパターンの上に延びた
直線セグメントである縦線B1上を、センサ22によっ
て左右に横切らせ、上記位置と同様に縦線のX座標PX
Bを読み取り、これをメモリ21bに記憶する。
図4のテンプレートFT上のAパターンの上に延びた直
線セグメントである縦線A1上を、センサ22によって
左右に横切らせ、図5に示すようにセンサ22の出力O
1、O2を得、ピーク値座標の中間点を線幅31の中央
としてX座標PXAをメモリ21bに記憶する。つぎ
に、図6のステップS2に移り、センサ22を図4のB
パターンの部分まで移動させてBパターンの上に延びた
直線セグメントである縦線B1上を、センサ22によっ
て左右に横切らせ、上記位置と同様に縦線のX座標PX
Bを読み取り、これをメモリ21bに記憶する。
【0015】つぎに、ステップS3に移り、得られたX
座標PXAとPXBから上記AパターンとBパターン間
の距離を計算し、A−Bパターン間を移動するのに必要
な理論的数値(基準距離)と読み取った値の誤差ΔXL
を求め、これをX軸の移動距離補正定数とし、メモリ2
1bに記憶する。このAパターンとBパターンとの間を
移動することにより得られる値は、作図機構部28に組
み込まれた公知のエンコーダ23aとペン制御ユニット
21のカウンタ21eとの組み合わせから得られること
になる。
座標PXAとPXBから上記AパターンとBパターン間
の距離を計算し、A−Bパターン間を移動するのに必要
な理論的数値(基準距離)と読み取った値の誤差ΔXL
を求め、これをX軸の移動距離補正定数とし、メモリ2
1bに記憶する。このAパターンとBパターンとの間を
移動することにより得られる値は、作図機構部28に組
み込まれた公知のエンコーダ23aとペン制御ユニット
21のカウンタ21eとの組み合わせから得られること
になる。
【0016】つぎに、ステップS4に移って、センサ2
2をCパターンの部分に移動させ、Cパターンの下方に
延びた直線セグメントである縦線C1を左右に横切って
この縦線C1の座標を求める。この求め方は、前述した
ステップS1の縦線A1の座標の求め方と同じである。
Dパターンの下に延びた直線セグメントである縦線D1
のX座標をAパターンの縦線A1と同様に読み取り、メ
モリ21bに記憶する。さらに、ステップS5に移り、
Cパターンの下に延びた直線セグメントである縦線C1
からDパターンの下に延びた縦線D1に向かってセンサ
22を移動させ、DパターンのX座標PXDを読み取
り、これをメモリ21bに記憶する。
2をCパターンの部分に移動させ、Cパターンの下方に
延びた直線セグメントである縦線C1を左右に横切って
この縦線C1の座標を求める。この求め方は、前述した
ステップS1の縦線A1の座標の求め方と同じである。
Dパターンの下に延びた直線セグメントである縦線D1
のX座標をAパターンの縦線A1と同様に読み取り、メ
モリ21bに記憶する。さらに、ステップS5に移り、
Cパターンの下に延びた直線セグメントである縦線C1
からDパターンの下に延びた縦線D1に向かってセンサ
22を移動させ、DパターンのX座標PXDを読み取
り、これをメモリ21bに記憶する。
【0017】つぎに、ステップS6に移り、得られたX
座標PXCとPXDから上記CパターンとDパターン間
の距離を計算し、C−Dパターン間を移動するのに必要
な理論的数値(基準距離)と読み取った値の誤差ΔXH
を求め、これをX軸の移動距離補正定数とし、メモリ2
1bに記憶する。このCパターンとDパターンとの間を
移動することにより得られる値は、作図機構部28に組
み込まれた公知のエンコーダ23aとペン制御ユニット
21のカウンタ21eとの組み合わせから得られること
になる。
座標PXCとPXDから上記CパターンとDパターン間
の距離を計算し、C−Dパターン間を移動するのに必要
な理論的数値(基準距離)と読み取った値の誤差ΔXH
を求め、これをX軸の移動距離補正定数とし、メモリ2
1bに記憶する。このCパターンとDパターンとの間を
移動することにより得られる値は、作図機構部28に組
み込まれた公知のエンコーダ23aとペン制御ユニット
21のカウンタ21eとの組み合わせから得られること
になる。
【0018】つぎに、ステップS7に移って、上述した
処理により得られたΔXL、ΔXHを台形歪の補正定数
としてメモリ21bに記憶する。この後、図8のステッ
プS8に移り、図4のAパターンの横線A2上を、セン
サ22によって上下に横切らせ、図5に示すようにセン
サ22の出力O1、O2を得、ピーク値座標の中間点を
線幅31の中央としてY座標をメモリ21bに記憶す
る。つぎに、ステップS9に移り、図4のCパターンの
右に延びた直線セグメントである横線C2を上記横線A
2と同様に横線C2のY座標を読み取り、これをメモリ
21bに記憶する。
処理により得られたΔXL、ΔXHを台形歪の補正定数
としてメモリ21bに記憶する。この後、図8のステッ
プS8に移り、図4のAパターンの横線A2上を、セン
サ22によって上下に横切らせ、図5に示すようにセン
サ22の出力O1、O2を得、ピーク値座標の中間点を
線幅31の中央としてY座標をメモリ21bに記憶す
る。つぎに、ステップS9に移り、図4のCパターンの
右に延びた直線セグメントである横線C2を上記横線A
2と同様に横線C2のY座標を読み取り、これをメモリ
21bに記憶する。
【0019】そして、ステップS10に移って、上記A
パターンとCパターンとの間を移動するのに必要な理論
的数値と読み取った値の差をY軸の移動距離補正定数と
し、これをメモリ21bに記憶する。このAパターンと
Cパターンとの間を移動することにより得られる値は、
作図機構部28に組み込まれた公知のエンコーダ23a
とカウンタ21eの組み合わせから得られることにな
る。
パターンとCパターンとの間を移動するのに必要な理論
的数値と読み取った値の差をY軸の移動距離補正定数と
し、これをメモリ21bに記憶する。このAパターンと
Cパターンとの間を移動することにより得られる値は、
作図機構部28に組み込まれた公知のエンコーダ23a
とカウンタ21eの組み合わせから得られることにな
る。
【0020】つぎに、ステップS11に移り、ステップ
S10で求めたY軸の移動距離補正定数と、ステップS
7で求めた台形歪の補正定数の差からAパターンとCパ
ターンを結ぶ辺ACの傾きを求め、これを直角度補正定
数としてメモリ21bに記憶する。以上の処理によって
X軸、Y軸距離補正、台形補正、直角度補正の各定数を
記憶し、これらの定数を用いて任意の寸法に応じて補正
して作図する。
S10で求めたY軸の移動距離補正定数と、ステップS
7で求めた台形歪の補正定数の差からAパターンとCパ
ターンを結ぶ辺ACの傾きを求め、これを直角度補正定
数としてメモリ21bに記憶する。以上の処理によって
X軸、Y軸距離補正、台形補正、直角度補正の各定数を
記憶し、これらの定数を用いて任意の寸法に応じて補正
して作図する。
【0021】なお、本実施例においては、センサとして
フォトカプラのような光学センサを用いたけれども磁気
センサあるいは、その他公知の非接触タイプのセンサで
あれば同様に用いることができる。また、本実施例で
は、フィルムテンプレートにテストパターンを描くよう
にしたけれども作図用紙の作図領域外に形成するように
してもよいことはもちろんである。
フォトカプラのような光学センサを用いたけれども磁気
センサあるいは、その他公知の非接触タイプのセンサで
あれば同様に用いることができる。また、本実施例で
は、フィルムテンプレートにテストパターンを描くよう
にしたけれども作図用紙の作図領域外に形成するように
してもよいことはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】このようにすれば、補正量の測定、入
力、記憶を自動的に行うことができ、個人差のない正確
な補正を短時間に行うことができる。また、フィルムテ
ンプレートを使用することにより大がかりな測定機を使
用しないため、メンテナンス上も引き取り修理を行わな
くてもフィールドでのサービスマン対応で容易にでき
る。したがって生産、保守のコストが大幅に削減でき
る。
力、記憶を自動的に行うことができ、個人差のない正確
な補正を短時間に行うことができる。また、フィルムテ
ンプレートを使用することにより大がかりな測定機を使
用しないため、メンテナンス上も引き取り修理を行わな
くてもフィールドでのサービスマン対応で容易にでき
る。したがって生産、保守のコストが大幅に削減でき
る。
【図1】本発明によるXYプロッタ装置の基本構成を示
す図である。
す図である。
【図2】図1に示されるプロッタ装置の制御系統の基本
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】図1および図2に示されるペンヘッドの具体例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図4】本発明が適用されたフィルムテンプレートの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】センサから得られる出力電圧波形を示す図であ
る。
る。
【図6】本発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図7】図6のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
ある。
【図8】台形歪誤差を補正するための動作を説明する図
である。
である。
【図9】従来のXYプロッタ装置の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図10】従来の他のXYプロッタ装置の動作を説明す
る図である。
る図である。
【図11】図10の装置の問題点を説明するための図で
ある。
ある。
10 装置 12 用紙載置部分 13a アーム 13b キャリッジガイド 14 ペンヘッド 15 ペンストック 16 ペン 17 操作パネル 21 ペン制御ユニット 21a パターンジェネレータ 21b メモリ 21c CPU 21d A/Dコンバータ 21e カウンタ 22 センサ 23 ペン駆動ユニット 24a フレーム 24 モータ制御回路 25、26 モータ 28 作図機構部 FT フィルムテンプレート
Claims (1)
- 【請求項1】 矩形作図範囲の境界付近に描かれたテス
トパターンのうち、センサをX方向とY方向に移動させ
てこれらのテストパターンをセンサが横切ることにより
得られた少なくとも2組の座標距離と基準距離との差を
読み取り、これらの値と基準値とを比較して補正情報を
得、これに基づいて作図データの距離寸法、直角度等を
自己補正するようにしたことを特徴とするXYプロッタ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4231465A JP2927120B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | Xyプロッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4231465A JP2927120B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | Xyプロッタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655892A true JPH0655892A (ja) | 1994-03-01 |
JP2927120B2 JP2927120B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16923934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4231465A Expired - Fee Related JP2927120B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | Xyプロッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927120B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11170195A (ja) * | 1997-10-06 | 1999-06-29 | Mimaki Engineering:Kk | カッティングプロッタと該プロッタを用いたシール材のカット方法 |
US6191192B1 (en) | 1997-06-23 | 2001-02-20 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Antibacterial polymeric moldings |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102298A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-20 | 高橋 茂一 | X−yプロツタ装置 |
JPS62124999A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-06 | 株式会社ニコン | 自動作図装置 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP4231465A patent/JP2927120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61102298A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-20 | 高橋 茂一 | X−yプロツタ装置 |
JPS62124999A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-06 | 株式会社ニコン | 自動作図装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH11170195A (ja) * | 1997-10-06 | 1999-06-29 | Mimaki Engineering:Kk | カッティングプロッタと該プロッタを用いたシール材のカット方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2927120B2 (ja) | 1999-07-28 |
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