JPH0655807B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH0655807B2
JPH0655807B2 JP2449986A JP2449986A JPH0655807B2 JP H0655807 B2 JPH0655807 B2 JP H0655807B2 JP 2449986 A JP2449986 A JP 2449986A JP 2449986 A JP2449986 A JP 2449986A JP H0655807 B2 JPH0655807 B2 JP H0655807B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規にして有用なる硬化性樹脂組成物に関し、
さらに詳細には、特定のビニル系重合体とポリエポキシ
化合物及び特定の有機カルボン酸化合物とから成る、塗
料をはじめとして接着剤やシーリング剤などにも利用可
能な、常温においてすぐれた硬化性を有する樹脂組成物
に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
近年、耐候性が良好な常温乾燥型塗料としてアクリルラ
ッカーあるいはポリイソシアネート硬化型のウレタン塗
料が広く使用されつつあるが、前者アクリルラッカーの
場合、低価格であるという利点はあるが、架橋型塗料に
比して塗膜物性が劣る。一方後者の場合にはイソシアネ
ート化合物に起因する毒性あるいは価格の点に欠点があ
り、いずれも好ましいものとは言い難い。そのために新
しい硬化システムの開発が望まれている。
しかるに、本発明者らは上述した如き実状に鑑みて鋭意
検討した結果、特開昭59-56423、同59-142220号公報に
発表された如く常温硬化性を有し、かつ高性能なる樹脂
組成物を発明した。この樹脂組成物は、(A)カルボン酸
無水基を含有し、また必要とあらばカルボキシル基を含
有するビニル系重合体と、1分子中にそれぞれ1個の上
記カルボン酸無水基と反応しうる活性水素を有する基お
よび3級アミノ基を有する化合物とを反応させて得られ
る3級アミノ基含有ビニル系共重合体と、(B)ポリエポ
キシ化合物とを必須の成分として含んで成る常温硬化型
樹脂組成物である。
この樹脂組成物は、上述した如く新規にしてかつその硬
化物の物性が高性能であったが、塗料用樹脂等への実用
に際し、硬化物が黄変着色することが判った。特に10
0℃以上で強制乾燥を行った場合、著しく着色する。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは問題点の解決につき鋭意検討した結
果、上述した問題点を解決した硬化物樹脂組成物を完成
させるに到った。
すなわち本発明は、 (A) カルボン酸無水基を含有し、また必要とあらばカ
ルボキシル基を含有するビニル系重合体と、 (B) ポリエポキシ化合物と (C) 一分子中にOH基とCOOH基を併せ有する化合物を1
種又は2種以上含んで成る硬化性樹脂組成物を提供する
ものである。
ここにおいて上記したカルボン酸無水基を含有し、また
必要とあらばカルボキシル基を併せ有するビニル系重合
体(a−1)とは、たとえば無水マレイン酸、無水イタ
コン酸などの酸無水基を有する単量体と、必要とあらば
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイ
ン酸もしくはフマル酸:マレイン酸モノアルキルエステ
ル、フマル酸モノアルキルエステルもしくはイタコン酸
モノアルキルエステル:または水酸基を有するビニル系
単量体と無水コハク酸もしくは無水トリメット酸などの
酸無水物との付加物の如き、カルボキシル基を有する単
量体を用い、さらにこれら上記の各単量体と共重合性を
有する他のビニル系単量体とを共重合させることにより
得られる重合体を指称するものである。上記の共重合性
を有する他のビニル系単量体として代表的なものを挙げ
ればメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレートなど
のメタクリル酸エステル類;メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルアクリ
レートなどのアクリル酸エステル類;イタコン酸、マレ
イン酸、フマル酸などの不飽和二塩基酸のジアルキルエ
ステル類;またはスチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエンなどの芳香族不飽和炭化水素類;あるいは酢
酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピ
ロリドンまたは塩化ビニルなどである。
そして、上記したそれぞれカルボン酸無水基を有する単
量体およびカルボキシル基を有する単量体の使用量は、
硬化性、耐水性および耐アルカリ性などの点から、前者
が1〜20重量%で、後者が0〜15重量%の範囲が好
ましく、他方の共重合性単量体の使用量としては99〜
65重量%なる範囲が好ましい。
これら前述した如き各単量体から重合体(a−1)を調
製するには、公知慣用のいずれの方法によっても可能で
あるが、とくに溶液ラジカル重合法によるのが最も好ま
しく、それにはトルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素;ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどの脂肪族
炭化水素;酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコー
ル、モノメチルエーテルアセテートなどのエステル系溶
剤;あるいはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤
と、さらにアゾ系または過酸化物系の如き公知慣用の重
合開始剤とを用いて常法により重合を遂行すればよい。
このさい、t−ドデシルメルカプタン、ラウリルメルカ
プタン、チオグリコール酸アルキルエステル、β−メチ
ルカプトプロピオン酸の如きメルカプタン類やα−メチ
ルスチレン・ダイマーなどの分子量調節剤を用いて行な
うこともできる。
次に、前記したカルボン酸無水基と反応しうる活性水素
を有する基(以下、活性水素含有基と略記する。)およ
び3級アミノ基を併有する化合物(a−2)とは、この
活性水素含有基として水酸基、1級もしくは2級のアミ
ノ基、またはチオール基の如き各基を有する化合物を指
称するものであるが、それらのうちでも最も好ましい化
合物としては3級アミノ基を有するアルコール類および
3級アミノ基を有する1級または2級アミン類などが挙
げられる。そのうち前者アミノアルコール類として代表
的なものには2級アミン類とエポキシ化合物との付加物
などがあるが、ここに用いられる2級アミン類として代
表的的なものにはジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ
プロピルアミン、ジブチルアミン、エチレンイミン、モ
ルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジンなどが
あるし、さらにはメチルアミン、エチルアミン、ブチル
アミンの如き1級アミン類とモノもしくはポリエポキシ
化合物との付加によって得られる2級アミノ基含有アミ
ノアルコール類などがあるし、他方、エポキシ化合物の
代表的なものにはエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、ドデセンオキシド、スチレンオ
キシド、シクロヘキセンオキシド、ブチルグリシジルエ
ーテルもしくはフェニルグリシジルエーテル;またはp
−t−ブチル安息香酸グリシジルエステルもしくは[カ
ーデュラE−10](オランダ国シェル社製の分岐脂肪
酸のグリシジルエステル)などのモノエポキシ化合物;
あるいはエチレングリコールジグリシジルエーテル、ネ
オペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘ
キサンジオールジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Aのジグリシジルエーテルもしくはグリセリンのトリグ
リシジルエーテルの如き多価アルコールのポリグリシジ
ルエーテル類;フタル酸のジグリシジルエステル、イソ
フタル酸のジグリシジルエステルもしくはアジピン酸の
ジグリシジルエステルの如き多価カルボン酸のポリグリ
シジルエステル類;またはビスフェノールAないしはビ
スフェノールFのジグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂、ノボラック型エポキシ樹脂もしくはヒダントイン環
含有エポキシ樹脂の如き各種エポキシ樹脂などのポリエ
ポキシ化合物などがあるし、さらにはp−オキシ安息香
酸のグリシジルエステルエーテルまたは側鎖にエポキシ
基を有する各種ビニル系重合体などがある。
かかる2級アミン類とエポキシ化合物とを反応させて得
られる前記3級アミノ基含有アルコール類の代表的なも
のにはジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタ
ノール、ジn−プロピルアミノエタノール、ジイソプロ
ピルアミノエタノール、ジ−ブチルアミノエタノール、
ジメチルアミノブタノール、ジメチルアミノヘキサノー
ル、N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、N−
(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン、N−(2−ヒド
ロキシエチル)ピロリジン、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)アジリジン、N,N−ジメチル−2−ヒドロキシプロ
ピルアミン、N,N−ジエチル−2−ヒドロキシプロピル
アミン、トリエタノールアミンまたはトリプロパノール
アミンなどがあるが、さらに当該3級アミノ基含有アル
コール類としては、以上に掲げられたもののほかにも、
エタノールアミン、プロパノールアミンの如きアミノア
ルコール類と、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートの如
き3級アミノ基を有する(メタ)アクリレート系単量体
との付加物、あるいは該3級アミノ基含有(メタ)アク
リレート系単量体とβ−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートの如き水酸基含有単量体などとの共重合によっ
て得られる側鎖に3級アミノ基と水酸基とを併有するビ
ニル系重合体もまた使用できる。
別に、前記した3級アミノ基含有の1級または2級アミ
ン類として代表的なものにはN,N−ジメチルエチレンジ
アミン、N,N−ジエチルエチレンジアミンの如きN,N−ジ
アルキルエチレンジアミン、N,N−ジメチル−1,3−プロ
ピレンジアミン、N,N−ジエチル−1,3−プロピレンジア
ミンの如きN,N−ジアルキル−1,3−プロピレンジアミン
類;またはN,N−ジメチル−1,6−ヘキサメチレンジアミ
ン、N−メチルピペラジン、N−エチルピペラジンの如
きN−アルキルピペラジン類;あるいは上記3級アミノ
基含有(メタ)アクリレート系単量体と、エチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
ピペラジン、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミ
ンまたはアンモニアなどとの付加物などがある。
硬化性などの点からすれば、とくにN,N−ジアルキルア
ミノエタノールやN,N−ジアルキルアミノプロピルアミ
ンが好ましい化合物(a−2)として挙げられる。
そして、前記した化合物(a−1)と化合物(a−2)
とから本発明組成物におけるベース樹脂成分たる重合体
(A)を得るには、化合物(a−1)中の酸無水基の1当
量に対して化合物(a−2)中の活性水素含有基が0.5
〜3当量程度となるような比率で両者化合物を混合し、
室温から120℃程度までの温度範囲で反応させればよ
い。
本発明の組成物は、かくして得られる重合体(A)にポリ
エポキシ化合物(B)を配合せしめることにより得られる
ものであるが、かかるポリエポキシ化合物(B)として
は、たとえばモノエポキシ化合物を除いた前記のエポキ
シ化合物が使用できる。
そして、これら(A)成分と(B)成分との配合比率は、硬化
性の点から、、重合体(A)中に含まれる3級アミノ基と
未反応の酸無水物と必要により生じたカルボン酸との合
計1当量に対してポリエポキシ化合物(B)中に含まれる
エポキシ基が0.5〜2当量となるような割合であるのが
好適である。
次に必須成分である1分子中にOH基とCOOH基を併せ有す
る化合物(C)の代表的なものには、次の様なものがあ
る。
グリコール酸、乳酸、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロ
キシイソ酪酸、2ヒドロキシプロピオン酸、α−ヒドロ
キシイソカプロン酸、β,β,β−トリクロロ乳酸、無
水乳酸、グリセリン酸、リンゴ酸、α−メチルリンゴ
酸、酒石酸、クエン酸、タルトロン酸、テトラヒドロキ
シコハク酸、β−ヒドロキシグルタル酸、ヒドロキシマ
ロン酸等及びその誘導体などがあげられる。以上に掲げ
た化合物のうち価格等の面から特に、乳酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸等が好ましい。これらの化合物(C)の
使用量としては、3級アミノ基含有ビニル系重合体(A)
の固形分に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5
重量%である。0.1重量%未満であれば黄変防止に対し
て効果がなく10重量%を越えて用いると硬化性に悪影
響を及ぼす。
また配合する方法としては3級アミノ基含有ビニル系重
合体(A)の製造時に配合されるのが好ましいが、これに
限定するものでなく塗付直前に配合しても良い。
かくして得られる本発明の組成物はそのまま塗料として
用いてもよいし、あるいは更に必要に応じて、顔料、溶
剤、セルロースアセテートブチレート、ニトロセルロー
スまたはケトン樹脂、塩素化ポリオレフィン、ポリイソ
シアネート、ブロック化ポリイソシアネートなどの樹脂
類をも配合して調製された形で塗料として用いてもよ
い。
本発明組成物より得られる塗料は被塗物に塗布し、常温
にて1〜2日間放置し、あるいは必要ならば100℃を
越える温度条件下にて20〜40分間乾燥させることに
よって充分に硬化し、物性のすぐれた塗膜を与える。
このようにして本発明組成物から得られる塗料はクリヤ
ー塗料として使用した場合に、塗膜の着色も殆んどな
く、ウレタン塗料に比して著しく安価でもあるし、しか
もウレタン塗料においてはしばしば問題となっている毒
性の懸念もない。
したがって、本発明組成物は従来のウレタン塗料が使用
されている自動車補修、木工、建材あるいはプラスチッ
クなどの各種の用途に有効に使用できる。
また、本発明組成物は単に上述したような塗料のみに限
られずに接着剤またはシーリング剤などの用途にも使用
できる。
次に、本発明を参考例、実施例および比較例により具体
的に説明するが、特に断りのない限り、部および%はす
べて重量基準であるものとする。
参考例1〔重合体(A)溶液の調製例〕 温度計、撹拌装置、滴下漏斗、窒素導入管および冷却管
を備えた反応器に、トルエンの300部および酢酸ブチ
ルの400部を仕込んで窒素雰囲気下に110℃に昇温
した。次いで、スチレン200部、メチルメタクリレー
ト300部、n−ブチルメタクリレート300部、n−
ブチルアクリレート130部、アクリル酸30部、無水
マレイン酸40部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
10部、t−ブチルパーオキシオクトエート(TBPO)10
部、t−ブチルパーオキシベンゾエート(TBPB)5部およ
びトルエン300部から成る混合物を3時間に亘って滴
下し、しかるのち同温度に15時間保持して反応を続行
させ、不揮発分(NV)が50%で数平均分子量(n)
が10,000なる酸無水基とカルボキシル基とを有するビニ
ル系重合体(a−1)の溶液を得た。以下、これをビニ
ル系重合体(a-1-1)と略記する。
次いで、この重合体溶液を70℃に降温したのち、これ
にN,N−ジメチルアミノエタノールの40部を添加して
から同温度に5時間保持し、さらにn−ブタノールの2
70部を加えてNVが45%で、カードナーカラーが1
以下なる重合体の溶液を得た。
以下、これを重合体(A−1)と略記するが、この重合
体(A−1)についてIRスペクトル分析により求めた
酸無水基の反応率は88%であった。
参考例2(同上) 無水マレイン酸の代わりに同量の無水イタコン酸を用い
るように変更した以外は、参考例1と同様にしてNVが
45%でガードナーカラーが1以下なるカルボキシル基
と3級アミノ基とを有する重合体〔以下、これを重合体
(A−2)と略記する。〕の溶液を得た。
参考例3(同上) 共重合さすべき単量体としてスチレンの200部、メチ
ルメタクリレートの250部、n−ブチルメタクリレー
トの340部、n−ブチルアクリレートの130部、メ
タクリル酸の50部および無水マレイン酸の30部を使
用するように変更した以外は、参考例1と同様にして酸
無水基とカルボキシル基とを有するビニル系重合体(a
−1)の溶液を得た。
次いで、この重合体溶液を70℃に降温したのちN,N−
ジエチルアミノエタノールの40部を添加してから同温
度に5時間保持し、さらにn−ブタノールの270部を
添加してNVが45%で、ガードナーカラーが1以下な
る重合体の溶液を得た。以下、これを重合体(A−3)
と略記するが、この重合体(A−3)についてIRスペ
クトル分析により求めた酸無水基の反応率は85%であ
った。
参考例4(同上) 参考例1で得られた酸無水基とカルボキシル基とを有す
るビニル系重合体(a-1-1)力液の1,000部を窒素気流下
に80℃に昇温してN,N−ジメチルアミノプロピルアミ
ンの20部を添加し、同温度に3時間保持して反応を続
行させたのち、n−ブタノールの135部を加えてNV
が45%でガードナーカラーが1以下なる重合体(A)の
溶液を得た。以下、これを重合体(A−4)と略記す
る。
参考例5(同上) 参考例1で用いたビニル系単量体混合物および重合開始
剤をそれぞれスチレン200部、メチルメタクリレート
300部、n−ブチルメタクリレート300部、n−ブ
チルアクリレート160部、無水マレイン酸40部およ
びアゾビスイソブチロニトリル10部、t−ブチルパー
オクトエート10部、t−ブチルパーベンゾエート3部
に代えて用いる以外は参考例1と同様の操作を繰返して
NVが45%でかつガードナーカラーが1以下であるビ
ニル系重合体の溶液を得た。
以下これを重合体(A−5)と略記する。
各参考例で得られた重合体溶液(A)とポリエポキシ化合
物(B)と1分子中にOH基とCOOH基を併せ有する化合物を
第1表に示される配合組成物比でクリアー塗料を調製
し、トルエン/n−ブタノール=70/30(重量比)なる
混合溶剤でスプレー可能な粘度まで希釈し、燐酸亜鉛処
理鋼板に膜厚約40μmとなるようにスプレー塗装し
た。
塗装鋼板は、120℃10分焼付して硬化塗膜を得た。
〔発明の効果〕 第1表の結果からも明らかなように、本発明の組成物か
ら調製された塗料は優れた物性ならびに殆んど黄変着色
しない塗膜を与えるものである。
ここで塗膜の着色度(Δb値)は予め塗布しておいた白
色のウレタン塗膜の上に、前記それぞれのクリヤー塗料
を前記と同様の方法により塗布し、次いで80℃・30
分間強制乾燥させたのちに塗膜の黄変度を測定し、ウレ
タン塗膜単独との黄変度の差(Δb値)を調べることに
よって評価したものであり、このΔb値が小さい程塗膜
の着色が少ないことを意味するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) カルボン酸無水基を含有し、また必
    要とあらばカルボキシル基を有するビニル系重合体(a
    −1)と、 1分子中にそれぞれ少なくとも1個の上記カルボン酸無
    水基と反応しうる活性水素を有する基および3級アミノ
    基を有する化合物(a−2)とを反応させて得られる3
    級アミノ基含有ビニル系重合体と (B) ポリエポキシ化合物と (C) 1分子中にOH基とCOOH基を併せ有する化合物 を含んで成る樹脂組成物。
JP2449986A 1986-02-06 1986-02-06 樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0655807B2 (ja)

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