JPH0655641B2 - 押し花の保存法 - Google Patents

押し花の保存法

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JPH0655641B2
JPH0655641B2 JP27769685A JP27769685A JPH0655641B2 JP H0655641 B2 JPH0655641 B2 JP H0655641B2 JP 27769685 A JP27769685 A JP 27769685A JP 27769685 A JP27769685 A JP 27769685A JP H0655641 B2 JPH0655641 B2 JP H0655641B2
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清 安斉
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、押し花の保存法に関する。更に詳しくは、
変褪色することが少ない改良された押し花の保存法に関
する。
[従来の技術] 押し花(葉・茎等を含む、以下同じ)を作成しようとす
る場合、摘み取った花を乾燥剤を用いた乾燥装置により
急激に乾燥することにより、原色を保持したまゝ乾燥す
る技法は、本願発明者の永年の研究によってほゝ確立さ
れているが、乾燥された花を台紙に貼り付けて額装した
場合、従来の保存力では、非常に変褪しやすく、数ケ月
から1年以内に薄茶色に変褪色してしまうものがほとん
どであった。
この点を解決する為に、例えば実公昭58−19121
号実用新案公報に示されている如く、押し花を貼り付け
た台紙の表面を紫外線カット機能を有する透明板で覆
い、裏面には乾燥剤及び脱酸素剤をはさんだ状態で非通
気性裏板を配置してこれらを重ね合わせた後、その周囲
を接着テープ等の密封手段を用いて密閉する保存手段に
より、押し花の変褪色を防止することが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の方法で摘み取った花を乾燥させ、該保存手段によ
り密閉して経時変化を観察したところ、配置場所にもよ
るが、かなりの変褪色が生じ、改善が要望されているも
のであることが判明した。
その原因を調べてみると、表面板からの紫外線の入射量
が多く、また、従来カットしていなかった赤外線や可視
光線も押し花の変褪色に何んらかの影響を持っているこ
と、及び、裏面側からの湿分の侵入が十分に防止されて
いないことに起因していることが判明した。
この発明は、上記に鑑み変褪色することが少ない改善さ
れた押し花の保存法を明らかにすることを主目的とする
ものであり、この発明の他の目的ないし利益は以下の記
述及び添付の面から明白となるものである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するため、押し花を貼付し
た台の表面を、紫外線及び赤外線の少なくとも70%以
上、及び可視光線の一部を不透過する表面板で被覆する
と共に、台紙の裏面には、ゼオライト粉末を漉き込んで
濾紙に湿分吸収薬剤を含浸させた後加熱乾燥して得られ
る乾燥板を配置し、重ね合わせたこれら部材の周囲を密
閉用テープにより密閉したことを特徴とする押し花の保
存法に係る。
[作用] この発明の押し花の保存法によれば、表面板を通して押
し花に到達する紫外線、赤外線の大部分及び可視光線の
一部が吸収され、裏面にその全体を覆う如く配置された
乾燥板により湿分の侵入が防止されるので押し花の変褪
色することが防止される。
[実施例] 第1図は、この発明の押し花の保存法による押し花保存
用具を示す分解斜視図であり、10は紫外線カット機能
を有する透明の表面板、20は台紙30に貼り付けられ
た押し花、40は乾燥板、50は密閉用テープである。
透明板10としては、例えば、可視視光線反射率7.3
%、透過率82%、太陽放射反射率6.4%、透過率70%、
吸収率23%、のもので、紫外線70%、可視光線75%、赤
外線70%を吸収ないし反射させる紫外線カットガラスが
用いられ、実験したところほゞ、良好な結果が得られ
た。
また、紫外線吸収剤を添加した透明合成樹脂剤を押し花
20の表面に塗布して膜を形成し、紫外線カットガラス
10と共に用いた処、良好な結果が得られた。更に膜厚
を厚くし、紫外線カットガラスを用いず実験した処、膜
厚によっては、紫外線カットガラスと同等ないしそれ以
上に良好な結果が得られた。
押し花20は頭記した如く、ゼオライト乾燥剤等の高性
能乾燥剤を用いた常温急速乾燥法により原色を保持した
まゝ乾燥し、配置を美的にアレンジして台紙30に貼り
付ける。
乾燥板40は、好ましくは粒子径1.0〜1.5ミクロンの天
然若しくは人工の粉末20〜30重量%を漉き込んだ濾紙
に、塩化カルシュウム防虫剤、防黴剤を混合した薬液を
含させ、好ましくは130℃温度で約3〜4時間で乾燥さ
せて得られるものである。
防虫剤としては、例えば合成ピレトリン液、ピナミン
液、サイネピリン液、ピレトリンエキス、デオトミゾー
ルの1ないし2以上を含む薬剤を利用する。
防黴剤としては、例えば、二酸化塩素に3.5〜4.6%の安
定化剤を加え、pH7.5〜8.0に調整した安定化二酸化塩
素液が好ましく用いられる。
密閉用テープ50としては、例えば、アルミニュム等の
金属箔の一面に粘着ないし接着剤を塗布したもの。
この発明の押し花の保存法においては、第1図に示した
順に重ね合わせ、第2図及び第3図に示す如く、周囲及
び裏面に密閉用テープ50を貼り付けて密閉する。な
お、乾燥板40の裏面には、更に非通気性裏板を配置す
るか、或いは、乾燥板40の裏面に非通気性合成樹脂シ
ートを貼り付けるか、若しくは合成樹脂剤を含浸ないし
塗布して裏面側からの湿分の侵入を防止するようにする
のも好ましい。
実験によると、上記の方法により保存された押し花は、
頭記した従来のものと比較し著しい変褪色防止効果が得
られた。特に外光の入りやすい窓辺に配置して経時変化
を観察した処、従来のものでは、数ケ月以内に変褪色し
てしまったのに対しこの発明の方法によるものでは、ほ
とんど変褪色が見られなかった。
[効果] この発明の押し花保存法によれば、従来の方法に比較
し、押し花の変褪色が著しく押さえられるので、長期に
わたる保存が不可決である芸術押し花に適用することが
でき、しかも配置場所等に別の考慮が必要であった従来
のものに比較して、例えば外光の入りやすい窓辺等にも
配置しておくことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用した保存押し花の分解斜視
図、第2図は、断面図である。 図中において、10は表面板、20は押し花、30は台
紙、40は乾燥板、50は密閉用テープを指示する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押し花を貼付した台紙の表面を、紫外線及
    び赤外線の少なくとも70%以上、及び可視光線の一部を
    不透過する表面板で被覆すると共に、台紙の裏面には、
    ゼオライト粉末を漉き込んで濾紙に湿分吸収薬剤を含浸
    させた後、加熱乾燥して得られる乾燥板を配置し、重ね
    合わせたこれら部材の周囲を密閉用テープにより密閉し
    たことを特徴とする押し花の保存法。
  2. 【請求項2】湿分吸収薬剤として塩化カルシュウムが用
    いられることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    押し花の保存法。
  3. 【請求項3】乾燥板には防虫剤が含浸されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の押し花の保存
    法。
JP27769685A 1985-12-10 1985-12-10 押し花の保存法 Expired - Lifetime JPH0655641B2 (ja)

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JPH01139140A (ja) * 1987-11-25 1989-05-31 S O Giken:Kk 押し花製造方法
JPH0730382Y2 (ja) * 1989-03-31 1995-07-12 凸版印刷株式会社 押し花シール及び押し花カード
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JP5161137B2 (ja) * 2009-03-03 2013-03-13 有限会社杉野押花研究所 押花絵

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