JPH10119500A - 押し花額の製造方法 - Google Patents
押し花額の製造方法Info
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- JPH10119500A JPH10119500A JP30857096A JP30857096A JPH10119500A JP H10119500 A JPH10119500 A JP H10119500A JP 30857096 A JP30857096 A JP 30857096A JP 30857096 A JP30857096 A JP 30857096A JP H10119500 A JPH10119500 A JP H10119500A
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- Japan
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- vacuum
- pressed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 変色しない押し花額の製造方法。
【構成】 紫外線カツトガラスに押し花絵、や、シリカ
ゲル乾燥シートなどを積層して、アルミ箔シートとガラ
ス板とのあいだの各層を真空状に保ち封止して無水、無
酸素、紫外線カツト状として鮮やかな色を長期間維持出
来る押し花額の製造方法。
ゲル乾燥シートなどを積層して、アルミ箔シートとガラ
ス板とのあいだの各層を真空状に保ち封止して無水、無
酸素、紫外線カツト状として鮮やかな色を長期間維持出
来る押し花額の製造方法。
Description
【０００１】（産業上の利用分野）この発明は押し花の
色彩を長期間鮮かに維持できる押し花額の製造方法に関
する。
色彩を長期間鮮かに維持できる押し花額の製造方法に関
する。
【０００２】（従来の技術）従来、色鮮やかな押し花製
品を作る大切な技術は出来るだけ短時間のうちに花の中
の水分を脱水し乾燥することであった、脱水問題は水と
酸素が相乗して酸化活動を盛んにするので花の色や草の
葉のみどり色など完全に脱水できれば変色しないだろう
と思はれていた。
品を作る大切な技術は出来るだけ短時間のうちに花の中
の水分を脱水し乾燥することであった、脱水問題は水と
酸素が相乗して酸化活動を盛んにするので花の色や草の
葉のみどり色など完全に脱水できれば変色しないだろう
と思はれていた。
【０００３】（発明が解決しようとする課題）押し花の
変色防止方法は、先ず花や葉などに含まれている水分を
除去することであり、空気中に約３０％前後含まれてい
る酸素が水に溶解して活性化し、その活性化した酸素が
植物内の鉄分などの無機物質を酸化して変色させる。こ
れは要するに、脱水と脱酸素は関連して発生する要因と
も考へられ、押し花技の最大因子であることには変りは
ない。次に第３の要因として、紫外線による変色防止が
問題となつている。押し花額は壁にかけ見て楽しむもの
で冷暗所にしまい込むことも出来ない。終日光線にさら
され、少くとも３年〜１０年以上変色は許されない。こ
のように折角の押し花額が１年や２年で駄目になってし
まうのは残念であり今後の研究課題となっている。
変色防止方法は、先ず花や葉などに含まれている水分を
除去することであり、空気中に約３０％前後含まれてい
る酸素が水に溶解して活性化し、その活性化した酸素が
植物内の鉄分などの無機物質を酸化して変色させる。こ
れは要するに、脱水と脱酸素は関連して発生する要因と
も考へられ、押し花技の最大因子であることには変りは
ない。次に第３の要因として、紫外線による変色防止が
問題となつている。押し花額は壁にかけ見て楽しむもの
で冷暗所にしまい込むことも出来ない。終日光線にさら
され、少くとも３年〜１０年以上変色は許されない。こ
のように折角の押し花額が１年や２年で駄目になってし
まうのは残念であり今後の研究課題となっている。
【０００４】（課題を解決するための手段）前述のよう
に色鮮やかな押し花を長期間保つための條件として （１）脱水 （２）脱酸素 （３）紫外線カツト の３要素を同時に解決し、押し花に関する３要素を満足
させることによつて脱水、脱酸素、紫外線カツトの相乗
効果を図り押し花の変色を防止するという果題を達成し
ようとするものである。
に色鮮やかな押し花を長期間保つための條件として （１）脱水 （２）脱酸素 （３）紫外線カツト の３要素を同時に解決し、押し花に関する３要素を満足
させることによつて脱水、脱酸素、紫外線カツトの相乗
効果を図り押し花の変色を防止するという果題を達成し
ようとするものである。
【０００５】具体的な解決方法を説明すると、先ずガラ
スの両面に紫外線カツト剤（ＡＳＬ）をコーテングしシ
リカゲルシート（乾燥剤）などを用意して 第１層を紫外カツト剤を両面コーテングの板ガラス 第２層をアレンジした押し花絵 第３層を押し花の背景用和紙 第４層をブレ防止マツト 第５層をシリカゲル乾燥シート 第６層を真空パツク用アルミ箔 第７層は真空封止用ふちマツト で構成し、真空用ふちマツトの１箇所の角部から各層の
空気（酸素）を脱気し、真空状とした後封止口を粘着物
質で閉鎖して額の内部環境を無湿、無酸素、無紫外線状
とすることによつて変色を防止し押し花額内の色彩長期
にわたつて鮮かに維持出来る押し花額の製造方法を提供
しようとするものである。
スの両面に紫外線カツト剤（ＡＳＬ）をコーテングしシ
リカゲルシート（乾燥剤）などを用意して 第１層を紫外カツト剤を両面コーテングの板ガラス 第２層をアレンジした押し花絵 第３層を押し花の背景用和紙 第４層をブレ防止マツト 第５層をシリカゲル乾燥シート 第６層を真空パツク用アルミ箔 第７層は真空封止用ふちマツト で構成し、真空用ふちマツトの１箇所の角部から各層の
空気（酸素）を脱気し、真空状とした後封止口を粘着物
質で閉鎖して額の内部環境を無湿、無酸素、無紫外線状
とすることによつて変色を防止し押し花額内の色彩長期
にわたつて鮮かに維持出来る押し花額の製造方法を提供
しようとするものである。
【０００６】
【実施例】押し花額は各種の草花をアレンジして展示す
るので各種草花の比較よりも５年〜１０年といつた長期
間変色するかどうか？、ということが対象となり実際問
題として経日比較試験は無理である そこで発明者は抹
茶の粉末が缶やアルミ袋から外気中に出ると、１０日〜
１ヶ月程の間に褐色に変化するのを見て、反応速度の敏
感な抹茶の微粉を不織布上に撒布して紙状となし、その
緑布面に直射日光を照射することによつて、押し花額内
における緑葉素が脱水、脱酸素、脱紫外線のそれぞれの
条件下の変色状況を把握することによつてこの発明の実
施例とする。
るので各種草花の比較よりも５年〜１０年といつた長期
間変色するかどうか？、ということが対象となり実際問
題として経日比較試験は無理である そこで発明者は抹
茶の粉末が缶やアルミ袋から外気中に出ると、１０日〜
１ヶ月程の間に褐色に変化するのを見て、反応速度の敏
感な抹茶の微粉を不織布上に撒布して紙状となし、その
緑布面に直射日光を照射することによつて、押し花額内
における緑葉素が脱水、脱酸素、脱紫外線のそれぞれの
条件下の変色状況を把握することによつてこの発明の実
施例とする。
【０００７】実施試験方法は 第１例 含酸素、含水、紫外線受光 第２例 脱酸素、脱水、紫外線受光 第３例 脱酸素、脱水、紫外線カツト 第４例 第３例を２セツト用意し１セツトを実験用に別
のをアルミ袋に入れ、冷暗貯蔵する、前述３例の構成を
説明する 第１例 第１層 普通ガラス 第２層 抹茶シート 第３層 台紙 第２例 第１層 普通ガラス 第２層 抹茶シート 第３層 シリカゲル乾燥シート 第４層 アルミ箔で額内を真空にする 第３例及第４例（スタンダード・冷暗貯蔵） 第１層 紫外線カツトガラス 第２層 抹茶シート 第３層 シリカゲル乾燥シート 第４層 アルミ箔で額内を真空にする 以上４実施例のうち１〜３実施例を同一パネルに並列
し、終日、日のさし込むベランダに展開し経日変化の比
較試験を実施した。この結果は数字で表現出来ないので
目視で、第３図のように評価することが出来た。
のをアルミ袋に入れ、冷暗貯蔵する、前述３例の構成を
説明する 第１例 第１層 普通ガラス 第２層 抹茶シート 第３層 台紙 第２例 第１層 普通ガラス 第２層 抹茶シート 第３層 シリカゲル乾燥シート 第４層 アルミ箔で額内を真空にする 第３例及第４例（スタンダード・冷暗貯蔵） 第１層 紫外線カツトガラス 第２層 抹茶シート 第３層 シリカゲル乾燥シート 第４層 アルミ箔で額内を真空にする 以上４実施例のうち１〜３実施例を同一パネルに並列
し、終日、日のさし込むベランダに展開し経日変化の比
較試験を実施した。この結果は数字で表現出来ないので
目視で、第３図のように評価することが出来た。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は脱湿、脱
酸素、紫外線カツトの３要素を満足させ色鮮やかな草花
がそのまま変色することなく長期間維持出来る押し花額
の製造方法を提供するものである。
酸素、紫外線カツトの３要素を満足させ色鮮やかな草花
がそのまま変色することなく長期間維持出来る押し花額
の製造方法を提供するものである。
【第１図】 押し花額の内部説明図
【第２図】 押し花額内部の責層説明図
【第３図】 実施試験の成績グラフ
【符号の説明】 １ 紫外線カツトガラス ２ 押し花絵 ３ 背景用和紙 ４ シリカゲル乾燥シート ５ 真空パツク用アルミ箔シート ６ ふちマツト ７ バキューム用排気口
Claims (1)
- 【請求項１】第１層を紫外線カツト剤（ＡＳＬ）を両面
にコーテイングした板ガラス 第２層をアレンジした押し花絵 第３層を押し花の背景用和紙 第４層をブレ防止用マツト 第５層を乾燥用シリカゲルシート 第６層を真空パツク用アルミ箔シート 第７層は真空パック封止の、ふちマツト の７層で構成し、真空用ふちマットの１かど部から各層
内の空気を脱気し真空状とした後、封止口を粘着物で閉
鎖することを特徴とした押し花額の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30857096A JPH10119500A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 押し花額の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30857096A JPH10119500A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 押し花額の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10119500A true JPH10119500A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17982621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30857096A Pending JPH10119500A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 押し花額の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10119500A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002103896A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Yoshio Sugino | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
| CN100452969C (zh) * | 2004-08-14 | 2009-01-21 | 延边朝鲜族自治州民族医药研究所 | 植物腊叶标本的制作方法 |
| JP2009234148A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sugino Oshibana Kenkyusho:Kk | 押花絵及び押花絵の製造方法 |
| CN109823107A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-05-31 | 安徽农业大学 | 一种应用废旧牛仔制作装饰画的方法 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP30857096A patent/JPH10119500A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002103896A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Yoshio Sugino | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
| JP4587572B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2010-11-24 | 宣雄 杉野 | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
| CN100452969C (zh) * | 2004-08-14 | 2009-01-21 | 延边朝鲜族自治州民族医药研究所 | 植物腊叶标本的制作方法 |
| JP2009234148A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sugino Oshibana Kenkyusho:Kk | 押花絵及び押花絵の製造方法 |
| CN109823107A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-05-31 | 安徽农业大学 | 一种应用废旧牛仔制作装饰画的方法 |
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