JPH0421601A - 植物の色保存方法及び植物保存体 - Google Patents

植物の色保存方法及び植物保存体

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JPH0421601A
JPH0421601A JP12333090A JP12333090A JPH0421601A JP H0421601 A JPH0421601 A JP H0421601A JP 12333090 A JP12333090 A JP 12333090A JP 12333090 A JP12333090 A JP 12333090A JP H0421601 A JPH0421601 A JP H0421601A
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JP
Japan
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plant
color
adjusted
plants
treated
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JP12333090A
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English (en)
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Kunihiro Yamashita
都廣 山下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は植物の色保存方法及び植物保存体に関し、植物
の本来の新鮮な色彩を半永久的の保存出来る植物の色保
存方法及び植物保存体に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、各種草花等の植物をその本来の色彩を保持させた
まま保存する方法として、押花方法や各種薬剤で処理す
る方法が実施されているが、これらの方法による保存植
物はその色保存性が劣り、特に外光の当たるところでは
数日〜数週間で色あせ、枯れた状態となり、生きていた
時の鮮やかな色彩を保持出来ないという問題がある。
従って、本発明の目的は、長期間に渡って植物の本来の
各種色彩を保存出来る方法及び植物保存体を提供するこ
とである。
(問題点を解決する方法) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、採取した植物をその色に応じた下記の
処理液の少なくとも1種で処理し、乾燥することを特徴
とする植物の色保存方法、赤色用処理液:カルボン酸、
多価アルコール及び/又はそれらのエステル及びエチル
アルコールを主成分とし、pH4,5〜5に調節した溶
液青又は紫色用処理液:カルボン酸、多価アルコール及
び/又はそれらのエステル及びエチルアルコールを主成
分とし、pH6,0〜6.5に調節した溶液 黄色用処理液:アルカリ、多価アルコール及び/又はそ
れらのエステル及びエチルアルコールを主成分とし、p
H7,5〜8.0に調節した溶液、及び色保存した乾燥
植物を少な(とも一方が透明である2枚のシート間に密
封し、上記透明シートが紫外線吸収剤を含有しているこ
とを特徴とする植物保存体である。
(作  用) 採取した新鮮な植物の水分を、特定の処理液で置換する
ことにより、植物の新鮮な色彩を長期保存することが出
来る。
更に処理植物を少な(とも一方が透明である2枚のシー
ト間に密封し、上記透明シートに紫外線吸収剤を含有さ
せることによって、店頭等に陳列しても植物の新鮮な色
彩を更に長期間保持させることが出来る。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明の対象となる植物は一般の草花、樹の花や葉、笹
の葉、相、竹笹等、採取間もない新鮮な植物であり、特
に限定されない。
上記採取植物は先ず最初に脱水処理することが好ましい
。脱水処理は、吸取紙、本、新聞紙、トイレットベーパ
ー等を使用する従来の押花方法でよく、又、乾燥機、電
子レンジやアイロン等、他の乾燥脱水方法でよい。本発
明において脱水処理は必須ではなく、採取した状態で次
の工程に進んでもよい。
上記植物は次にその色彩に応じた処理液で処理する。
例えば、花弁等の赤色部はクエン酸、シュウ酸、マロン
酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、没食子酸等のカル
ボン酸:エチレングリコール、ジルポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジルポリプロピレングリ
コール、ショ糖、グリセリン等の多価アルコール及び/
又はそれらのエステル及び含水していてもよいエチルア
ルコールを主成分とし、カルボン酸の量の調整又はアル
カリ添加によってpH4,5〜5に調節した溶液で処理
して、該処理液を含浸させる。
上記処理液のカルボン酸の濃度は約05〜10重量%、
多価アルコール及び/又はそのエステルは約0.5〜2
0重量%、エチルアルコールは約50〜99重量%の濃
度が好ましく、このエチルアルコールは含水していても
よい。
上記処理液による処理は1回でもよいし、複数回繰返し
てもよい。
又、上記処理液には植物の種類、赤の色調等に応じて、
他の薬剤、例えば、紫外線吸収剤、酸化防止剤、水ガラ
ス、防かび剤等の任意の添加剤を添加することが出来る
この様な処理によって、花弁等の赤色部の表面を覆って
いるロウ物質が除去されると共に、花弁の組織内の水分
は十分に処理液で置換される。その後乾燥することによ
ってアルコール等の揮発成分は大部分除去されるが、カ
ルボン酸又はアルカリと多価アルコール及び/又はその
エステルはかなりの部分組織内の残り、この成分が赤色
を長期間保持する。
又、植物の青又は紫部分については、上記赤色用処理液
に炭酸ソーダ、炭酸アンモニウム等の任意のアルカリを
加えてpHを60〜6.5に調整したものを使用し、同
様に処理する。
又、植物の黄色部分については、炭酸ソーダ等のアルカ
リ、多価アルコール及び/又はそれらのエステル及びエ
チルアルコールを主成分とし、pH7,5〜8.0に調
節した溶液を使用し、同様に処理する。
上記処理液による好ましい処理方法は、例えば、採取し
た植物を吸取紙の上に置き、その色相に対応した処理液
で濡らし、その上に吸取紙を置き、その上からアイロン
で加熱してアルコールや水分を除去する方法が好適であ
るが、前記の様な他の乾燥方法でもよい。
又、植物の茎や葉の如き緑の部分は、銅イオンを含む同
様な処理液で処理することが出来る。
以上の如く処理された植物はそのままでも十分な保存性
を有しているが、商品価値及び保存性を更に高めるべく
、少な(とも一方が透明である2枚のシート間に密封す
ることが好ましい。この透明シートとしては、例えば、
ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステル
フィルムが好適であり、このフィルム中に紫外線吸収剤
を含有させることによって、植物の褪色を一層良好に防
止することが出来る。又、シートの一方は、紙、不透明
合成樹脂、金属等のシート等でもよく特に限定されない
(実施例) 次に実施例により本発明を更に具体的に説明する。尚、
文中部又は%とあるのは特に断りの無い限り重量基準で
ある。
実施例1 切り取ったパンジーの紫の花を吸取紙の上に置き、炭酸
ソーダでpHを6.3に調節した下記の処理液を1滴滴
下して全体を濡らし、その上に吸取紙を置いて上からア
イロンで加熱乾燥した。
クエン酸              10部ポリプロ
ピレングリコール     2.0部シニガーエステル
         0.5部グリセリン       
    1.0部95%エチルアルコール     9
5.5部上記の処理した花を厚さ70μmの紫外線吸収
剤を含む2枚のポリエステルフィルム(表面にはエチレ
ン/酢酸ビニル共重合体のヒートシール層1μmが形成
されている)の間に挟み、80℃のロール間に通してヒ
ートシールして本発明の植物保存体を得た。
この保存体を3月の晴れた日を選択し10日問屋外にさ
らしておいたところ、褪色は殆ど認められなかった。
実施例2 切り取ったパンジーの花の赤い花の部分を吸取紙の間に
挟み、圧力をかけて3日間放置後、クエン酸     
         10部ポリプロピレングリコール 
    20部シュガーエステル         0
.5部グリセリン           1.0部95
%エチルアルコール     95.5部からなり、p
hを4.7に調整した処理液で濡らし、自然乾燥させた
。この花を上質紙の上に置き、その上下を実施例1の紫
外線吸収剤を含む2枚のポリエステルフィルムで挟み同
様にヒートシールして葉状に裁断した。
この保存体を3月の晴れた日を選択し10日問屋外にさ
らしておいたところ、褪色は殆ど認められなかった。
実施例3 切り取ったパンジーの黄色い花の部分を吸取紙の間に挟
み、アイロンをかけて乾燥後、クエン酸       
       10部ポリプロピレングリコール   
  20部シュガーエステル         05部
グリセリン           1.0部95%エチ
ルアルコール     955部からなり、pHを炭酸
ソーダで77に調整した処理液で濡らし、電子レンジで
乾燥した。この花を上質紙の上に置き、その上下を実施
例1の紫外線吸収剤を含む2枚のポリエステルフィルム
で挟み同様にヒートシールして葉状に裁断した。
この保存体を3月の晴れた日を選択し10日問屋外にさ
らしておいたところ、褪色は殆ど認められなかった。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、採取した新鮮な植物の水分
を特定の処理液で置換することにより、植物の新鮮な色
彩を長期保存することが出来る。
更に上記処理植物を少なくとも一方が透明である2枚の
シート間に密封し、上記透明シートに紫外線吸収剤を含
有させることによって、店頭等に陳列しても植物の新鮮
な色彩を長期間保持させることが出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)採取した植物をその色に応じた下記の処理液の少
    なくとも1種で処理し、乾燥することを特徴とする植物
    の色保存方法。 赤色用処理液:カルボン酸、多価アルコール及び/又は
    それらのエステル及びエチルアルコールを主成分とし、
    pH4.5〜5に調節した溶液青又は紫色用処理液:カ
    ルボン酸、多価アルコール及び/又はそれらのエステル
    及びエチルアルコールを主成分とし、pH6.0〜6.
    5に調節した溶液 黄色用処理液:アルカリ、多価アルコール及び/又はそ
    れらのエステル及びエチルアルコールを主成分とし、p
    H7.5〜8.0に調節した溶液。
  2. (2)色保存した乾燥植物を少なくとも一方が透明であ
    る2枚のシート間に密封し、上記透明シートが紫外線吸
    収剤を含有していることを特徴とする植物保存体。
JP12333090A 1990-05-14 1990-05-14 植物の色保存方法及び植物保存体 Pending JPH0421601A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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