JPS61146128A - 果実掛袋 - Google Patents

果実掛袋

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JPS61146128A
JPS61146128A JP26724584A JP26724584A JPS61146128A JP S61146128 A JPS61146128 A JP S61146128A JP 26724584 A JP26724584 A JP 26724584A JP 26724584 A JP26724584 A JP 26724584A JP S61146128 A JPS61146128 A JP S61146128A
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JP
Japan
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fruit
bag
base paper
sunburn
ultraviolet absorber
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JP26724584A
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知久 武彦
正人 池田
松沢 清
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KOBAYASHI SEITAI SANGYO KK
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KOBAYASHI SEITAI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、とくに着色を必要とし、かつ日焼けの発生し
やすい果実類に使用される果実掛袋に関する。
b。従来の技術 一般に落葉果樹類の果実に対しては、その生育を阻害し
、併せて品質を低下させる病害虫を防除し、また農薬散
布によって生ずる果実の汚染や散布された農薬の残留毒
を排除するために袋掛けが行なわれており、これによっ
て安全性の高い、かつ外観の優れた品質を有する果実を
生産しようとしている。
ところで、果実の袋掛けに用いられる果実掛袋には、−
重果実掛袋のほか、二重果実掛装、三重果実掛は袋等、
多重構造の果実掛袋がある。しかし、近年の傾向として
は、農業労働者の不足から袋掛けの能率が良く、製品コ
ストの安価な袋が要望され、さらに食味の低下し難い条
件も加わって多重構造の果実掛袋が敬遠され、−重果実
掛袋の実用化の要請が強くなってきている。
C0発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の一重果実掛袋にあっては、遮光性
を有する袋用原紙が使用されているので、袋掛けの能率
が劣り、また除袋作業も、除袋後に果実が受ける日焼は
現象を考慮して行なわれなければならないとともに、日
焼は防止のための労力や精神的配慮を要し、さらに果実
の糖度減少を招くなど多くの問題点があった。
また、透明性の果実指袋は、一般的に袋掛けの時期1時
間帯による日射強度、天候条件などを考慮して作業しな
ければならない。すなわち、この透明性果実掛装によっ
て果実を覆った場合は、遮光性果実掛装に比べて環境条
件の変化を直接的に受けるため、袋内に収納された果実
が環境変化に順応できず、袋内で日焼は症状を呈し、極
端な場合は落果を生じ、軽微な場合でも商品価値を低下
せしめるおそれがあった。そのため、いつでも袋掛は作
業を行なうことはできず、日焼は障害等を発生させない
状態で袋掛けをしなければならないので、作業性に問題
があった。
一方、果実の日焼けの原因としては、赤外線(波長0.
8μ〜1flぐらいの範囲にある電磁波)による日焼け
と、紫外線(波長3900〜10人ぐらいの範囲にある
電磁波)による日焼けが考えられる。
そして、これら二つの原因が単独で、あるいは両者が協
働して果実の日焼は現象を起こすと考えられる。しかし
、果実の袋掛は時期は5月下旬〜6月上旬であるから、
袋掛は直後の果実が日焼けを起こす原因は主として紫外
線による日焼けであり、赤外線による日焼けは少ないも
のと判断される。
本発明は、上記事情に鑑みて従来技術の有する問題点を
解決するためになされたものであって、その要旨は、紫
外線透過性の原紙に、袋掛は後徐々にその吸収効果を減
じていく紫外線吸収剤を塗布又は吸着せしめ、前記原紙
を袋状に形成したことにある。
d1問題点を解決するための手段 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示すもので
、図において、果実指袋lは紫外線透過性の袋用原紙で
形成され、その正面側の開口上縁中央部に爪掛は部2を
設けており、該爪掛は部2によって開口上縁部の集束を
容易にしている。そして爪掛は部2の下部には、果実a
の果梗すを挿入するための切込み3が縦設されている。
また果実指袋1には、これを形成するための胴部貼代4
および底部貼代5が設けられており、胴部貼代4の上端
部には結縛用止金6が封止され、底部貼代5の両側には
排水用量ロアが設けられている。
上記果実指袋1の袋用原紙には、紫外線吸収剤とパラフ
ィンワックス、植物油脂又は合成樹脂等の10水剤とを
混合した混合剤が塗布されている。
この紫外線吸収剤は、日光にさらされながら7〜10日
位経過すると、徐々に紫外線吸収能が減退する性格を有
している。紫外線吸収剤がこのような性格を保有してい
ても、果実aは、袋掛は後1週間位経過すると、徐々に
袋内環境に慣れてその後は日焼けが継続的に発生するこ
とは少ないので、袋掛は時期の日焼けを被袋直後におい
て防止できれば、その後紫外線吸収能が減じても、実用
上問題はない。なお、果実指袋lの袋掛けは、第2図に
示すように、果実aを袋内部に収納したのち、切込み3
より果梗すを挿入し、該果梗すに掛装1の開口端部を集
束するとともに、該集束部を止金6で結縛して完了させ
る。
本実施例において、上記果実指袋1は、28g/ rr
fの耐湿純白原紙に、パラフィンワックスに対して重量
比で3%の紫外線吸収剤(商品名チヌビンP。
日本チバガイギーー製2−(2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール)を混合して
なる混合剤10g/ rdを塗布して形成されている。
また、本実施例の果実指袋1との比較例としては、0日
光にさらしても紫外線吸収能が減退しない紫外線吸収剤
(商品名チヌビン3285日本チバガイギーー製2−(
2−ヒドロキシ−3,5−ジ−ターシャリ−アミルフェ
ニル)−2H−ベンゾトリアゾール)を上記実施例と同
様の処方にて塗布して形成した果実指袋と、■紫外線吸
収剤を塗布しない無添加のパラフィン用紙を用いて形成
した果実指袋が使われている。
次に、アトランダムに抽出した同一果樹の果実(りんご
)aを上記果実指袋lにより袋掛けを行ない、その後の
果実aの日焼は程度および着色程度の調査をした。その
調査結果は下記の表1に示すとおりである。
すなわち、表1から被袋直後の日焼けについてみると、
無添加袋の比較例■は100果中25果が程度差は別と
して日焼は果を示しており、これに対して紫外線吸収剤
処理袋の本実施例は、100果中4果が軽微な日焼けを
生じたに過ぎず、顕著な日焼は防止効果を示している。
また、除袋時点の袋内における着色程度を4以上につい
て比較してみると、紫外線透過の良い比較例■は100
果中79果であるのに対し、本実施例は100果中83
果が袋内着色を示し、他方、日光にさらされても紫外線
吸収能が減退しない比較例■は100果中20果である
。この調査結果より、りんごの着色に対しては、紫外線
の照射が大きく関与していることが判断できる。
なお、収穫時の着色程度の調査結果より、紫外線透過性
の良い果実指袋はど着色程度が優れていることが判断で
きる。
第3図は本発明の第2実施例を示すもので、果実指袋1
は、38g/ rdの耐湿純白原紙に、アマニ油に対し
て重量比で2%の紫外線吸収剤(商品名スミソーブ51
0.住友化学■製2−(2’−ヒドロキシ−4′−オク
トキシフェニル)−ベンゾトリアゾール)を混合してな
る混合剤4g#rlを塗布して形成されている。その他
の構成、比較例および袋掛は方法は第1実施例と同様で
ある。
次に、アトランダムに抽出した同一果樹の果実(ぶどう
)aを上記果実指袋1により袋掛けを行ない、その後の
果実aの日焼は程度および着色程度の調査をした。その
調査結果は下記の表2に示すとおりである。
表2 すなわち、表2から、本実施例は紫外線吸収剤処理袋で
あるので、比較例■と同様に日袋直後の果実aの日焼け
を軽減しており、しかも日光にさらされることによって
紫外線吸収能が減退するので、比較例■と同様に収穫時
に着色効果を得ることができる。
以上、本発明の実施例につき述べたが、本発明は既述の
実施例に限定さ五るものではなく、本発明の技術的思想
に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例においては紫外線吸収剤とtθ水
剤とを混合した混合剤を袋用原紙に塗布したが、紫外線
吸収剤を袋用原紙の内側又は外側に塗布するとともに、
その最外側に1n水剤を塗布してもよく、また紫外線吸
収剤を吸着させた袋用原紙に18水剤を塗布してもよい
e0発明の効果 上述の如く、本発明に係る果実指袋は、袋掛は後、徐々
にその吸収効果を減じていく紫外線吸収剤を施した袋用
原紙を用いて形成したので、とくに着色を必要とし、か
つ日焼けの発生しやすい果実@(例えば、りんご、ぶど
う1毛桃、ネクタリン)に用いれば、果実の日焼けを防
止できるとともに、果実の着色と糖度上昇および熟度の
進展を促すことができる。また、本発明の果実指袋に殺
菌剤、殺虫剤が散布されても、相互の薬剤間で反応を生
じて果実に薬害現象が現われるおそれはなく、しかもそ
れぞれの効果を減退させることもないので、実用性が極
めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る果実指袋の第1実施
例を示すものであって、第1図はその斜視図、第2図は
果実に袋掛けした態様を示す斜視図、第3図は本発明に
係る果実指袋の第2実施例であって、果実に袋掛けした
態様を示す斜視図である。 1・・・果実指袋、        a・・・果実。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紫外線透過性の原紙に、袋掛け後徐々にその吸収
    効果を減じていく紫外線吸収剤を塗布又は吸着せしめ、
    前記原紙を袋状に形成してなる果実掛袋。
  2. (2)上記紫外線吸収剤に撥水剤を混合した混合剤を上
    記袋用原紙に塗布してなる特許請求の範囲第(1)項記
    載の果実掛袋。
  3. (3)上記紫外線吸収剤を上記袋用原紙の内側または外
    側に塗布するとともに、その最外側に撥水剤を塗布して
    なる特許請求の範囲第(1)項記載の果実掛袋。
  4. (4)上記紫外線吸収剤を吸着させた上記袋用原紙に撥
    水剤を塗布してなる特許請求の範囲第(1)項記載の果
    実掛袋。
  5. (5)上記撥水剤がパラフィンワックス、植物性油脂又
    は合成樹脂である特許請求の範囲第(2)項〜第(4)
    項のうちのいずれか1項に記載の果実掛袋。
JP26724584A 1984-12-18 1984-12-18 果実掛袋 Granted JPS61146128A (ja)

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JP26724584A JPS61146128A (ja) 1984-12-18 1984-12-18 果実掛袋
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