JPS5845566Y2 - 果実袋 - Google Patents

果実袋

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Publication number
JPS5845566Y2
JPS5845566Y2 JP1980161677U JP16167780U JPS5845566Y2 JP S5845566 Y2 JPS5845566 Y2 JP S5845566Y2 JP 1980161677 U JP1980161677 U JP 1980161677U JP 16167780 U JP16167780 U JP 16167780U JP S5845566 Y2 JPS5845566 Y2 JP S5845566Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
bag
outer bag
clasp
notch
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980161677U
Other languages
English (en)
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JPS5784862U (ja
Inventor
武彦 知久
Original Assignee
小林製袋産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 小林製袋産業株式会社 filed Critical 小林製袋産業株式会社
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Publication of JPS5784862U publication Critical patent/JPS5784862U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、とくにもも、プラム等の果実に使用する果実
袋に関する。
もも、プラム等の果実は、りんご、なし等の仁果類に属
する果実に比して果梗が著しく短かいので、枝に密着し
た態様で結実する。
そこで、このような果実に使用する果実袋は、後述する
ように開口上縁部に略U字形の欠截部を設け、該欠截部
に果実上方の枝を挿入したのち、この枝の上方でその開
口端部を結縛するようにしている。
ところで、上記もも等に使用する果実袋は、モモチョウ
キリゾウムシ、シンクイムシ等の害虫を防除する目的で
使われ始めたが、その後、有袋果実の方が着色が優美で
あるため、着色を目的として袋掛けする傾向が高筐った
この着色を目的とする場合、幼果期から成熟期に至る昔
での期間のうち、大半の期間を遮光性を有する袋で覆っ
て果実に透過する光線量を抑制し、それによって果実の
葉緑素を消去するようにしている。
かくして除袋時期普での間に白肌の果実に仕上げ、その
のち収穫期に先立って除袋し果実を直接日射に浴せしめ
ると、白肌の果実に着色を促すことができる。
しかるに、近年の品種改良によって育種された品種の多
くは、収穫間近の時期に降雨に遭遇すると、灰星病、ホ
モプレス腐敗病等の病菌の感染によって壊滅的被害を被
ることが多い。
そこで上記果実袋を2重構造にして、透光性を有する内
袋を収穫時1で果実にかけた壕\にしておくことが考え
られるが、この二重未実装を前記するように果樹の枝上
方で結縛した場合、外袋のみの剥ぎとりを適確に行なう
ことができないという問題が生じる。
本考案はかかる点に鑑み、多重構造でありながら、外袋
のみを能率よく剥がすことができる果実袋を提供するこ
とを目的とする。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案を詳細に
説明する。
本考案に係る果実袋は、第1図にその一実施例を示す如
く、外袋1と内袋2とを重ね合せ、該両袋の正面側およ
び背面側の開口上縁中央部に略U字形の欠截部3および
3′を各々設けるとともに、上記外袋1の正面側欠截部
3の下方より試験1の底辺を経由して上記背面側欠截部
3′の下方に至る匿間に切裂き線4(ミシン目、ルール
レットによる圧線などで形成される。
)を設けた構成をもつO なお5と10は、それぞれ胴部貼代6の上端部と下端部
に封止した結縛用止金を示す。
昔たI。7は上記外袋1の下方両角部に設けた排水孔で
ある。
この実施例において、上記外袋1は適度の遮光性(遮光
率50%以上)を有する紙で形成してあり、曾た内袋2
は白色または淡色のパラフィンワックス紙もしくは耐水
、撥水処理を施したグラシン紙を筒貼りすることによっ
て形成しである。
そして上記外袋1の横方向寸法および縦方向寸法は各々
約140%および180%に、また上記欠截部3,3′
の横方向寸法および縦方向寸法は各々40Xに設定しで
ある。
さらに上記切裂き線4は、上記欠截部3,3′の下端よ
り10〜20%下った点から設けである。
上記構成の本考案に係る果実装は次のように使用する。
すなわち、第2図に示すように、果実8を内部に収納し
たのち上記欠截部3,3′に果樹の枝9を挿入し、つい
で該枝9上で内外両袋1゜2の開口端部を集束して該集
束部を上記止金5で結縛すれば、袋掛は作業が終了する
つぎに一定期間金経たのち、上記外袋1のみを剥ぐ操作
を行なうが、この操作は収穫目標日の10〜15日位前
に行なうのが、果実の着色、糖度の上昇条件を満足する
うえで最も適当である。
そこで、この時期に上記外袋1の下方両端部を左右に引
張って、上記切裂き線4に沿って試験1の中央部を引き
裂き、この操作によって分離された一方の片1aど他方
の片1bの先端を、第3図に示す如く上記枝9を挾む態
様で試技9の上方まで持ち上げたのち、各先端同志を捩
って結縛する。
なお、第1図に示したように上記外袋1の下端部に止金
75〜例えば胴部貼代6の下端に止金10があるいは底
部貼代11の左端普たは右端部に横方向に同様の止金(
図示せず)が封止されているので、この止金10を用い
て上記両片1a、lbの結縛を確実に行なうことができ
る。
この結果外袋を切裂いたのち外袋を分離せず、本出願の
第3図に示す態様にて、果実が伺いている枝の上方で該
外袋を容易に集縛固定することが可能となる。
このように止金10を用いることにより、外袋のみの除
袋が非常に効率的になり、本考案の目的であるももiど
の果実に適した果実装を提供することができる。
かくして上記外袋1を剥ぐ操作が終了すると、内袋2の
大部分が露出する。
そこで該内袋2を透光性を有する材料で形成しておくこ
とにより試験2を通して果実8に日光を浴させることが
でき、それによってその着色と糖度上昇および熟度の進
展を促がすことかできる。
また上記内袋2は果実8の収穫期1で掛けた状態にして
おくことができるので、果実8を害虫、害鳥および散布
農薬の汚染から保護することができる。
下記表は、外袋1を外面白、内面黒の紙(遮光率約75
%)で、寸た内袋2を白色のパラフィンワックス紙で各
々形成した本考案に係る二重未実装と、慣行の一重果実
袋(本考案袋の外袋と同等のもの)を各々ネクタリン(
洋桃)の「秀峰」種に6月9日に袋掛けし、9月1日に
除袋(ただし本考案果実装は外袋のみ)した場合の比較
調査結果を示す。
なお果実の収穫時期は9月14日である。
寸た着色等級は、長野県果実等標準出荷規格に従って査
定した。
上表の調査結果は、上記本考案の実施例に係る果実装が
慣行二重袋に比して果実の罹病果率を著して低減しうろ
ことを示唆している。
これは、上記実施例の果実袋がその内袋によって果実を
収穫期まで雨露から保護し、かつ病害虫の侵入を防ぐか
らである。
また上記実施例の果実袋は、内袋と外袋の重合遮光作用
によって葉緑素の発生を抑制し、かつ外袋を剥がしたの
ち、内袋によって日光の直射を防ぐので、上記慣行の果
実袋に比してより鮮明な着色を果実に施こすことができ
る。
上記するように本考案に係る果実袋は、果樹の枝上力で
開口部を結縛した状態において、外袋のみをきわめて容
易かつ能率的に剥ぐことができる。
そして内袋によって収穫時1で果実を病害、鳥害および
散布農薬の汚染から保護しうるので、品質の良い果実を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の果実袋の一実施例を示した斜視図、
第2図は果実に袋掛けした態様を示す斜視図、第3図は
外袋のみを剥がした態様を示した斜視図である。 1・・・・・・外袋、2・・・・・・内袋、3,3’・
・・・・・欠截部、4・・・・・・切裂き線、5,10
・・・・・・結縛用止金、8・・・・・・果実。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 正面側および背面側の開口上縁中央部に果樹の枝を
    挿入するための欠截部を設けた二重未実装において、外
    袋の正面側欠截部の下方から該袋の底辺を経由して背面
    側欠截部の下方に至る区間に切裂き線を設け、さらに外
    袋の下端部に止金を封止してなることを特徴とする果実
    袋。 2 上記止金を外袋の胴部貼代の下端部に封止したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の果
    実袋。 3 上記止金を外袋の底部貼代の端部に封止したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の果実
    袋。
JP1980161677U 1980-11-12 1980-11-12 果実袋 Expired JPS5845566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980161677U JPS5845566Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 果実袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980161677U JPS5845566Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 果実袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5784862U JPS5784862U (ja) 1982-05-25
JPS5845566Y2 true JPS5845566Y2 (ja) 1983-10-17

Family

ID=29520567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980161677U Expired JPS5845566Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12 果実袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845566Y2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127159Y2 (ja) * 1972-12-11 1976-07-09
JPS5193357U (ja) * 1975-01-27 1976-07-27
JPS5459452U (ja) * 1977-10-04 1979-04-24
JPS5581568U (ja) * 1978-12-04 1980-06-05
JPS5593264U (ja) * 1978-12-22 1980-06-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5784862U (ja) 1982-05-25

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