JPH0880236A - 額 - Google Patents
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- JPH0880236A JPH0880236A JP24346694A JP24346694A JPH0880236A JP H0880236 A JPH0880236 A JP H0880236A JP 24346694 A JP24346694 A JP 24346694A JP 24346694 A JP24346694 A JP 24346694A JP H0880236 A JPH0880236 A JP H0880236A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 耐候性の悪い作品を長期間品質を低下させな
い状態で飾ることができる額。 【構成】 作品ユニット7は、外形が額縁1の段差部1
aにほぼ密嵌状に嵌合される透明板2と、この透明板2
には、透明板2より小さい寸法を有する台紙3bに貼着
させた押し花3aからなる作品3が接合される。この作
品3の裏面側には、ほぼ同形の乾燥剤シート4が添設さ
れ、透明板2の外径とほぼ同形で、表面に接着剤を塗布
した防湿フィルム5が添設される。作品3を透明板2に
重ね合わせると、四周に余白部10が形成され、防湿フ
ィルム5が透明板2に接着・固定されて、作品3が密封
される。額縁1の内側から段差部1aまでの幅は、少な
くとも透明板2における余白部10の幅と同じか、また
はそれより大きくして、作品ユニット7を額縁1に嵌め
込むように装着した時には、余白部10は額縁1に隠蔽
されて、外部に露出しない。
い状態で飾ることができる額。 【構成】 作品ユニット7は、外形が額縁1の段差部1
aにほぼ密嵌状に嵌合される透明板2と、この透明板2
には、透明板2より小さい寸法を有する台紙3bに貼着
させた押し花3aからなる作品3が接合される。この作
品3の裏面側には、ほぼ同形の乾燥剤シート4が添設さ
れ、透明板2の外径とほぼ同形で、表面に接着剤を塗布
した防湿フィルム5が添設される。作品3を透明板2に
重ね合わせると、四周に余白部10が形成され、防湿フ
ィルム5が透明板2に接着・固定されて、作品3が密封
される。額縁1の内側から段差部1aまでの幅は、少な
くとも透明板2における余白部10の幅と同じか、また
はそれより大きくして、作品ユニット7を額縁1に嵌め
込むように装着した時には、余白部10は額縁1に隠蔽
されて、外部に露出しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵画,写真,工芸品等
のようなシート状の作品を壁等に掲げるようにする額に
関するものであり、特に湿気等、耐候性の悪い作品を長
期間にわたって品質を低下させない状態で飾ることがで
きる額に関するものである。
のようなシート状の作品を壁等に掲げるようにする額に
関するものであり、特に湿気等、耐候性の悪い作品を長
期間にわたって品質を低下させない状態で飾ることがで
きる額に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内等の装飾品として、例えば書画,写
真や、その他各種の工芸品は、額に入れて壁に掛けるよ
うにして飾られる。額は、方形枠状に形成した額縁を有
し、この額縁の表面側には段差部が形成されている。そ
して、この段差部には、透明ガラス等の透明板と裏板と
が嵌め込まれるようになっており、この裏板は額縁の裏
面側に設けた係止具等により着脱可能に固定される。作
品は透明板と裏板との間に挟み込むように装着される。
ここで、額縁の内側は所定の幅を有する方形に形成され
るのが一般的であり、透明板及び裏板が嵌め込まれる段
差部は、それらが脱落しないように保持する程度の幅を
持たせるようにするのが一般的である。
真や、その他各種の工芸品は、額に入れて壁に掛けるよ
うにして飾られる。額は、方形枠状に形成した額縁を有
し、この額縁の表面側には段差部が形成されている。そ
して、この段差部には、透明ガラス等の透明板と裏板と
が嵌め込まれるようになっており、この裏板は額縁の裏
面側に設けた係止具等により着脱可能に固定される。作
品は透明板と裏板との間に挟み込むように装着される。
ここで、額縁の内側は所定の幅を有する方形に形成され
るのが一般的であり、透明板及び裏板が嵌め込まれる段
差部は、それらが脱落しないように保持する程度の幅を
持たせるようにするのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、額に入れら
れる工芸品の一例として押し花がある。押し花は、周知
のように、生花を押圧して平面状となし、これを厚紙等
からなる台紙に貼り付ける等によって固定するようにし
たものである。ここで、押し花は、外部の湿気等の影響
により極めて短期間に花の色が変化する等、品質の低下
が激しくなることから、その保存が困難である。従っ
て、室内装飾品として、額に入れて飾るのにはあまり適
さないものであり、特に長期間にわたって壁等に掲げて
おくと、褪色等によりかえって見苦しいものとなってし
まう。
れる工芸品の一例として押し花がある。押し花は、周知
のように、生花を押圧して平面状となし、これを厚紙等
からなる台紙に貼り付ける等によって固定するようにし
たものである。ここで、押し花は、外部の湿気等の影響
により極めて短期間に花の色が変化する等、品質の低下
が激しくなることから、その保存が困難である。従っ
て、室内装飾品として、額に入れて飾るのにはあまり適
さないものであり、特に長期間にわたって壁等に掲げて
おくと、褪色等によりかえって見苦しいものとなってし
まう。
【0004】この押し花等のように、湿気を嫌う等、耐
候性の悪い作品を額に入れた状態で変質や褪色等を防止
するために、乾燥剤をシート状に形成した乾燥剤シート
を用い、この乾燥剤シートを台紙の裏に貼り付けるよう
にするようにすることは可能である。このようにすれ
ば、ある程度は防湿効果があるが、なお作品である押し
花自体が外気と直接的に接触しないように保護すること
はできず、やはりその変質,劣化等を大幅に遅らせるの
は不可能である。また、透明の樹脂フィルムで挟んでヒ
ートシールによりフィルムを接着するようにして密封す
ることも考えられるが、この樹脂フィルム封入タイプに
すると、作品の自然な感じが損なわれ、また一度密封し
た後は、元の状態に復元できなくなる等の問題点があ
る。
候性の悪い作品を額に入れた状態で変質や褪色等を防止
するために、乾燥剤をシート状に形成した乾燥剤シート
を用い、この乾燥剤シートを台紙の裏に貼り付けるよう
にするようにすることは可能である。このようにすれ
ば、ある程度は防湿効果があるが、なお作品である押し
花自体が外気と直接的に接触しないように保護すること
はできず、やはりその変質,劣化等を大幅に遅らせるの
は不可能である。また、透明の樹脂フィルムで挟んでヒ
ートシールによりフィルムを接着するようにして密封す
ることも考えられるが、この樹脂フィルム封入タイプに
すると、作品の自然な感じが損なわれ、また一度密封し
た後は、元の状態に復元できなくなる等の問題点があ
る。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、耐候性に劣る作品を
額に入れた状態で、その変質,劣化等を最小限に抑制で
きるようにすることにある。
あって、その目的とするところは、耐候性に劣る作品を
額に入れた状態で、その変質,劣化等を最小限に抑制で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、枠状に形成した額縁の裏面側に段差
部を形成し、この段差部に、透明板と裏板との間にシー
ト状の作品を挟んで嵌め込むようにした額であって、前
記透明板の裏面に作品を、その周囲に所定の余白部が形
成されるようにして当接させ、この作品の裏側から透明
板の裏面のほぼ全体を防湿フィルムで覆い、この防湿フ
ィルムを、透明板の余白部に接着することによって、作
品を透明板と防湿フィルムとの間で密閉した作品ユニッ
トを形成し、この作品ユニットを額縁に装着したとき
に、前記余白部を覆い隠す表示領域制限部を設ける構成
としたことをその特徴とするものである。
ために、本発明は、枠状に形成した額縁の裏面側に段差
部を形成し、この段差部に、透明板と裏板との間にシー
ト状の作品を挟んで嵌め込むようにした額であって、前
記透明板の裏面に作品を、その周囲に所定の余白部が形
成されるようにして当接させ、この作品の裏側から透明
板の裏面のほぼ全体を防湿フィルムで覆い、この防湿フ
ィルムを、透明板の余白部に接着することによって、作
品を透明板と防湿フィルムとの間で密閉した作品ユニッ
トを形成し、この作品ユニットを額縁に装着したとき
に、前記余白部を覆い隠す表示領域制限部を設ける構成
としたことをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】作品を防湿保護するためには、密閉空間を作
り、この密閉空間内に作品を配置すれば良い。このため
に、額縁に嵌め込まれる透明板を利用する。透明板に作
品を当接させて、裏側から防湿フィルムを貼り付け、透
明板と防湿フィルムとにより、作品をサンドイッチさせ
るようにして作品ユニットを構成する。そして、作品を
透明板と防湿フィルムとの間において、ほぼ完全に密閉
するために、透明板の寸法に対して作品の寸法の方を小
さくして、透明板の方に周囲に余白部ができるようにな
し、防湿フィルムを接着剤を用いて透明板の余白部に接
着させる。これによって、作品は実質的に密閉された部
位に配置されることになり、従って作品は完全に防湿保
護されて、大気条件下では急速に褪色等が生じる押し花
等、耐候性に劣る作品を額に入れた状態で、その変質,
劣化を大幅に遅らせることができ、長期間にわたって作
品の品質を維持できるようになる。
り、この密閉空間内に作品を配置すれば良い。このため
に、額縁に嵌め込まれる透明板を利用する。透明板に作
品を当接させて、裏側から防湿フィルムを貼り付け、透
明板と防湿フィルムとにより、作品をサンドイッチさせ
るようにして作品ユニットを構成する。そして、作品を
透明板と防湿フィルムとの間において、ほぼ完全に密閉
するために、透明板の寸法に対して作品の寸法の方を小
さくして、透明板の方に周囲に余白部ができるようにな
し、防湿フィルムを接着剤を用いて透明板の余白部に接
着させる。これによって、作品は実質的に密閉された部
位に配置されることになり、従って作品は完全に防湿保
護されて、大気条件下では急速に褪色等が生じる押し花
等、耐候性に劣る作品を額に入れた状態で、その変質,
劣化を大幅に遅らせることができ、長期間にわたって作
品の品質を維持できるようになる。
【0008】作品を完全に防湿保護するためには、防湿
フィルムが接着される余白部の幅をできるだけ大きく取
る必要がある。しかしながら、この防湿フィルムの接着
部分が額縁の内側に露出すると、外観的に見難く、美観
を著しく損なうことになる。そこで、余白部を覆い隠す
表示領域制限部を設ける。一般に、額縁における透明板
が嵌め込まれる段差部の幅は透明板が脱落しないように
保持するために、その幅は極めて狭くなっているが、こ
の段差の幅を、少なくとも防湿フィルムを直接透明板に
接着するための余白部に相当する幅を持たせる。これに
よって、額縁の内側には作品だけが臨むようになり、防
湿フィルムの接着部分が隠蔽されることになる。ここ
で、額縁はある程度の幅を持ったものであり、特にその
表面側に装飾が施されているものにあっては、かなりの
幅を有する。従って、この額縁の裏面側に設けられる嵌
め込み用の段差部としては、かなりの幅を持たせること
ができるので、防湿フィルムの透明板への接着代を十分
に取ることができ、密閉機能がさらに向上する。また、
額縁の幅寸法が狭いものである場合には、厚紙等を枠状
に形成した、所謂マットを用いて、このマットを額縁と
作品ユニットとの間に介装することによって、表示領域
制限部を構成できる。
フィルムが接着される余白部の幅をできるだけ大きく取
る必要がある。しかしながら、この防湿フィルムの接着
部分が額縁の内側に露出すると、外観的に見難く、美観
を著しく損なうことになる。そこで、余白部を覆い隠す
表示領域制限部を設ける。一般に、額縁における透明板
が嵌め込まれる段差部の幅は透明板が脱落しないように
保持するために、その幅は極めて狭くなっているが、こ
の段差の幅を、少なくとも防湿フィルムを直接透明板に
接着するための余白部に相当する幅を持たせる。これに
よって、額縁の内側には作品だけが臨むようになり、防
湿フィルムの接着部分が隠蔽されることになる。ここ
で、額縁はある程度の幅を持ったものであり、特にその
表面側に装飾が施されているものにあっては、かなりの
幅を有する。従って、この額縁の裏面側に設けられる嵌
め込み用の段差部としては、かなりの幅を持たせること
ができるので、防湿フィルムの透明板への接着代を十分
に取ることができ、密閉機能がさらに向上する。また、
額縁の幅寸法が狭いものである場合には、厚紙等を枠状
に形成した、所謂マットを用いて、このマットを額縁と
作品ユニットとの間に介装することによって、表示領域
制限部を構成できる。
【0009】防湿フィルムを設けただけでは、外部から
の湿気等の侵入は防止できるものの、内部に存在する湿
気等を除去できないことになり、特に押し花のように作
品の素材自体に水分が含まれている場合にあっては、こ
の素材に含まれる水分を除去する必要がある。このため
には、作品の裏面側に乾燥剤をシート状に形成した乾燥
剤シートを添設して、この乾燥剤シートの裏面側から防
湿フィルムを接着するように構成すれば良い。また、酸
素を嫌う性質のものであれば、乾燥剤に加えて脱酸素剤
をシートに形成したものも設ける。そして、この乾燥剤
シートを作品とほぼ同形乃至それより大きい形状とすれ
ば、この乾燥剤シートのエッジ部分で防湿フィルムを切
断することによって、作品に損傷させることなく、透明
板及び防湿フィルムから分離できる。従って、例えば乾
燥剤シートによる乾燥機能が低下した時に、その交換が
可能となるし、また額縁の交換等も可能となる。
の湿気等の侵入は防止できるものの、内部に存在する湿
気等を除去できないことになり、特に押し花のように作
品の素材自体に水分が含まれている場合にあっては、こ
の素材に含まれる水分を除去する必要がある。このため
には、作品の裏面側に乾燥剤をシート状に形成した乾燥
剤シートを添設して、この乾燥剤シートの裏面側から防
湿フィルムを接着するように構成すれば良い。また、酸
素を嫌う性質のものであれば、乾燥剤に加えて脱酸素剤
をシートに形成したものも設ける。そして、この乾燥剤
シートを作品とほぼ同形乃至それより大きい形状とすれ
ば、この乾燥剤シートのエッジ部分で防湿フィルムを切
断することによって、作品に損傷させることなく、透明
板及び防湿フィルムから分離できる。従って、例えば乾
燥剤シートによる乾燥機能が低下した時に、その交換が
可能となるし、また額縁の交換等も可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。まず、図1は額の正面図、図2はその分解斜視図
であり、また図3は断面図である。図中において、1は
額縁、2は透明板、3は作品、4は乾燥剤シート、5は
防湿フィルム、6は裏板である。ここで、透明板2,作
品3,乾燥剤シート4及び防湿フィルム5は貼り合せら
れて、一体の作品ユニット7を構成している。額縁1は
所定の幅を有する方形枠状に形成されている。そして、
額縁1の表面側には、装飾等の処理が施されており、そ
の裏面側には段差部1aが設けられている。この段差部
1aは、内側の方が低くなり、外側が高くなったもので
あり、この段差部1aの内側は、透明板2と作品ユニッ
ト7及び裏板6が順次嵌め込んで、脱落しないように保
持するためのものである。従って、この段差部1aの高
さは、嵌め込まれる部材の合計厚みとほぼ同じかまたは
それより僅かに小さくなっている。また、裏面側におけ
る厚肉部分の表面には、少なくとも四周におけるそれぞ
れ1箇所に係止指片8がピン止めされており、この係止
指片8はピン9を中心として回動可能となっている。
する。まず、図1は額の正面図、図2はその分解斜視図
であり、また図3は断面図である。図中において、1は
額縁、2は透明板、3は作品、4は乾燥剤シート、5は
防湿フィルム、6は裏板である。ここで、透明板2,作
品3,乾燥剤シート4及び防湿フィルム5は貼り合せら
れて、一体の作品ユニット7を構成している。額縁1は
所定の幅を有する方形枠状に形成されている。そして、
額縁1の表面側には、装飾等の処理が施されており、そ
の裏面側には段差部1aが設けられている。この段差部
1aは、内側の方が低くなり、外側が高くなったもので
あり、この段差部1aの内側は、透明板2と作品ユニッ
ト7及び裏板6が順次嵌め込んで、脱落しないように保
持するためのものである。従って、この段差部1aの高
さは、嵌め込まれる部材の合計厚みとほぼ同じかまたは
それより僅かに小さくなっている。また、裏面側におけ
る厚肉部分の表面には、少なくとも四周におけるそれぞ
れ1箇所に係止指片8がピン止めされており、この係止
指片8はピン9を中心として回動可能となっている。
【0011】作品ユニット7を構成する透明板2は透明
ガラスやアクリル樹脂等の透明な樹脂板から構成され、
その外形は額縁1の段差部1aにほぼ密嵌状に嵌合され
るようになっている。また、作品3は押し花3aであっ
て、この押し花3aは台紙3bの表面に貼着されてい
る。なお、作品としては、この押し花に限定されず、耐
候性が悪く、大気状態に放置すると、早期に変質,劣化
等を生じるものが対象となる。そして、乾燥剤シート4
は、シート状に成形した乾燥剤を通気性のある紙または
樹脂等の扁平な袋等に封入してなるものであって、乾燥
剤に加えて、作品の性質等に応じて、他の部材、例えば
脱酸素剤その他の部材を充填したものであっても良い。
さらに、防湿フィルム5は、例えばアルミニウム箔や、
通気性のない樹脂フィルム,表面に通気を阻害するため
のコーティングを施したシート部材等からなり、全体が
1枚のフィルムで形成するか、または複数枚のフィルム
片を部分的に重ね合わせるようにして所望の大きさのフ
ィルムに形成できるようにしたものであっても良い。
ガラスやアクリル樹脂等の透明な樹脂板から構成され、
その外形は額縁1の段差部1aにほぼ密嵌状に嵌合され
るようになっている。また、作品3は押し花3aであっ
て、この押し花3aは台紙3bの表面に貼着されてい
る。なお、作品としては、この押し花に限定されず、耐
候性が悪く、大気状態に放置すると、早期に変質,劣化
等を生じるものが対象となる。そして、乾燥剤シート4
は、シート状に成形した乾燥剤を通気性のある紙または
樹脂等の扁平な袋等に封入してなるものであって、乾燥
剤に加えて、作品の性質等に応じて、他の部材、例えば
脱酸素剤その他の部材を充填したものであっても良い。
さらに、防湿フィルム5は、例えばアルミニウム箔や、
通気性のない樹脂フィルム,表面に通気を阻害するため
のコーティングを施したシート部材等からなり、全体が
1枚のフィルムで形成するか、または複数枚のフィルム
片を部分的に重ね合わせるようにして所望の大きさのフ
ィルムに形成できるようにしたものであっても良い。
【0012】次に、作品ユニット7を構成する各部材の
うち、透明板2の外形寸法L1 は、前述したように、段
差部1aに対してほぼ密嵌状となるように形成されてい
るが、作品3における台紙3bは、透明板2より小さい
L2 の寸法を有するものであって、この作品3を透明板
2に重ね合わせた時に、四周に寸法L3 の余白部10が
形成されるようになっており、密閉性を考慮して、この
余白部10の寸法は、約2〜5cm程度とするのが好ま
しい。また、乾燥剤シート4は作品3とほぼ同じか、そ
れより僅かに大きな外形寸法を有するものである。さら
に、防湿フィルム5は透明板2とほぼ同じ寸法となって
おり、その表面全体に接着剤が塗布されている。
うち、透明板2の外形寸法L1 は、前述したように、段
差部1aに対してほぼ密嵌状となるように形成されてい
るが、作品3における台紙3bは、透明板2より小さい
L2 の寸法を有するものであって、この作品3を透明板
2に重ね合わせた時に、四周に寸法L3 の余白部10が
形成されるようになっており、密閉性を考慮して、この
余白部10の寸法は、約2〜5cm程度とするのが好ま
しい。また、乾燥剤シート4は作品3とほぼ同じか、そ
れより僅かに大きな外形寸法を有するものである。さら
に、防湿フィルム5は透明板2とほぼ同じ寸法となって
おり、その表面全体に接着剤が塗布されている。
【0013】従って、透明板2上に四周にほぼ等しい幅
の余白部10が形成されるようにして作品3を重ね合わ
せ、さらにその上に乾燥剤シート4を正確に重ね合せた
状態で、防湿フィルム5を重ね合わせ、この防湿フィル
ム5の透明板2における余白部10に接合されている部
位に熱圧着等の手段によって接着・固定させることによ
り作品ユニット7が形成される。このように、防湿フィ
ルム5を直接透明板2に接着させることによって、その
間に作品3及び乾燥剤シート4が、外気からほぼ完全に
遮断されて、密閉状態となるように封入される。しか
も、防湿フィルム5の透明板2への接着代となる余白部
10に十分な幅を持たせることによって、作品3及び乾
燥剤シート4の密閉性が極めて高くなる。
の余白部10が形成されるようにして作品3を重ね合わ
せ、さらにその上に乾燥剤シート4を正確に重ね合せた
状態で、防湿フィルム5を重ね合わせ、この防湿フィル
ム5の透明板2における余白部10に接合されている部
位に熱圧着等の手段によって接着・固定させることによ
り作品ユニット7が形成される。このように、防湿フィ
ルム5を直接透明板2に接着させることによって、その
間に作品3及び乾燥剤シート4が、外気からほぼ完全に
遮断されて、密閉状態となるように封入される。しか
も、防湿フィルム5の透明板2への接着代となる余白部
10に十分な幅を持たせることによって、作品3及び乾
燥剤シート4の密閉性が極めて高くなる。
【0014】そして、このように形成された作品ユニッ
ト7は、透明板2を前側にして額縁1の段差部1a内に
嵌め込まれ、その裏側にさらに裏板6を嵌め込んだ上
で、係止指片8により固定されるが、ここで額縁1の内
側から段差部1aまでの幅は、少なくとも透明板2にお
ける余白部10の幅と同じか、またはそれより大きくな
っている。従って、作品ユニット7を額縁1に嵌め込む
ように装着した時には、余白部10は額縁1に隠蔽され
て、外部に露出しないようになっている。
ト7は、透明板2を前側にして額縁1の段差部1a内に
嵌め込まれ、その裏側にさらに裏板6を嵌め込んだ上
で、係止指片8により固定されるが、ここで額縁1の内
側から段差部1aまでの幅は、少なくとも透明板2にお
ける余白部10の幅と同じか、またはそれより大きくな
っている。従って、作品ユニット7を額縁1に嵌め込む
ように装着した時には、余白部10は額縁1に隠蔽され
て、外部に露出しないようになっている。
【0015】以上のように構成することによって、作品
3における押し花3aは外気からほぼ完全に遮断された
状態に保たれることになり、また作品3と共に乾燥剤シ
ート4が封入されることになるから、そして作品3を構
成する押し花3aのように、それ自体が水分を含んだも
のであっても、その水分が乾燥剤により吸着されること
から、作品3は極めて長い期間にわたって、褪色や変
色、その他品質の劣化等がなく良好な状態に保たれて、
装飾品として長期間壁等に掲げることができる。しか
も、作品3の外形は透明板2に対して余白部10の幅だ
け小さくなってはいるが、そもそも額縁1の内側の縁が
この作品3の外形とほぼ同じか、それより小さくなって
いるから、防湿フィルム5が透明板2に直接接着されて
いる部分が外部に露出することがなく覆われる結果、装
飾的機能を低下させることはない。
3における押し花3aは外気からほぼ完全に遮断された
状態に保たれることになり、また作品3と共に乾燥剤シ
ート4が封入されることになるから、そして作品3を構
成する押し花3aのように、それ自体が水分を含んだも
のであっても、その水分が乾燥剤により吸着されること
から、作品3は極めて長い期間にわたって、褪色や変
色、その他品質の劣化等がなく良好な状態に保たれて、
装飾品として長期間壁等に掲げることができる。しか
も、作品3の外形は透明板2に対して余白部10の幅だ
け小さくなってはいるが、そもそも額縁1の内側の縁が
この作品3の外形とほぼ同じか、それより小さくなって
いるから、防湿フィルム5が透明板2に直接接着されて
いる部分が外部に露出することがなく覆われる結果、装
飾的機能を低下させることはない。
【0016】また、作品3と防湿フィルム5との間には
乾燥剤シート4が介在しており、防湿フィルム5の接着
面が作品3には接触していないから、例えば防湿フィル
ム5を乾燥剤シート4の外側から切断してこの乾燥剤シ
ート4と共に防湿フィルム5を取り外せば、作品3に傷
を付けずに分離して取り出すことができる。そして、防
湿フィルム5の透明板2に接着・固定されている部位を
溶剤等を用いて剥離して、新たな乾燥剤シート4を用い
て再び作品ユニット7を形成すれば、乾燥機能の低下し
た乾燥剤シートの交換を行えることになるから、さらに
作品3の長寿命化が図られる。なお、作品3の褪色や変
色、その他品質の劣化を防ぐためには、乾燥剤シート4
だけでなく、脱酸素剤を介在させるようにすることも可
能である。この脱酸素剤をシート状に形成して、乾燥剤
シート4と防湿フィルム5との間に介在させることがで
きる。そして、このシート状の脱酸素剤を設けるように
すれば、作品3に防湿フィルム5の接着面が接触するの
を防止する機能を発揮させるようにすることができ、従
って乾燥剤シート4の形状を作品3に合わせる必要がな
くなる。
乾燥剤シート4が介在しており、防湿フィルム5の接着
面が作品3には接触していないから、例えば防湿フィル
ム5を乾燥剤シート4の外側から切断してこの乾燥剤シ
ート4と共に防湿フィルム5を取り外せば、作品3に傷
を付けずに分離して取り出すことができる。そして、防
湿フィルム5の透明板2に接着・固定されている部位を
溶剤等を用いて剥離して、新たな乾燥剤シート4を用い
て再び作品ユニット7を形成すれば、乾燥機能の低下し
た乾燥剤シートの交換を行えることになるから、さらに
作品3の長寿命化が図られる。なお、作品3の褪色や変
色、その他品質の劣化を防ぐためには、乾燥剤シート4
だけでなく、脱酸素剤を介在させるようにすることも可
能である。この脱酸素剤をシート状に形成して、乾燥剤
シート4と防湿フィルム5との間に介在させることがで
きる。そして、このシート状の脱酸素剤を設けるように
すれば、作品3に防湿フィルム5の接着面が接触するの
を防止する機能を発揮させるようにすることができ、従
って乾燥剤シート4の形状を作品3に合わせる必要がな
くなる。
【0017】ところで、額縁1は、その幅方向の寸法が
小さく、余白部10を覆い隠す余裕のないものである場
合には、厚紙等からなる枠状に形成してなるマット20
を用い、このマット20を額縁1と作品ユニット7との
間に介装することによって、額縁1の内側における表示
部を制限する。このように構成しても、透明板2に防湿
フィルム5が直接接着されている余白部10を覆い隠す
ことができる。
小さく、余白部10を覆い隠す余裕のないものである場
合には、厚紙等からなる枠状に形成してなるマット20
を用い、このマット20を額縁1と作品ユニット7との
間に介装することによって、額縁1の内側における表示
部を制限する。このように構成しても、透明板2に防湿
フィルム5が直接接着されている余白部10を覆い隠す
ことができる。
【0018】また、作品ユニット7を形成するのに、透
明板3の上に作品3及び乾燥剤シート4を載置した上
で、防湿フィルム5を装着するのは面倒であり、特に防
湿フィルム5には接着剤が塗布されていることから、取
り扱いが困難でもある。しかも、乾燥剤シート4は、乾
燥剤の乾燥機能が低下しないように保管しなければなら
ない。そこで、図5に示したように、所定の形状の防湿
フィルム5に乾燥剤シート4を接着させておき、この乾
燥剤シート4の接着側に、表面に離型剤層22を積層し
た第2の防湿フィルム21を重ね合わせて、この第2の
防湿フィルム21を防湿フィルム5に離型剤層22を介
して接合させることにより、防湿フィルム−乾燥剤積層
体23を形成しておき、作品3を透明板2に装着する際
に、第2の防湿フィルム21を剥離して貼り付けるよう
にすることもできる。このように防湿フィルム−乾燥剤
積層体23や、さらに乾燥剤シート4と防湿フィルム5
との間に脱酸素剤シートを介在させたものを用いれば、
保管性が良好で、取り扱いに便利であり、また作品ユニ
ット7を形成する際の作業も容易になる。
明板3の上に作品3及び乾燥剤シート4を載置した上
で、防湿フィルム5を装着するのは面倒であり、特に防
湿フィルム5には接着剤が塗布されていることから、取
り扱いが困難でもある。しかも、乾燥剤シート4は、乾
燥剤の乾燥機能が低下しないように保管しなければなら
ない。そこで、図5に示したように、所定の形状の防湿
フィルム5に乾燥剤シート4を接着させておき、この乾
燥剤シート4の接着側に、表面に離型剤層22を積層し
た第2の防湿フィルム21を重ね合わせて、この第2の
防湿フィルム21を防湿フィルム5に離型剤層22を介
して接合させることにより、防湿フィルム−乾燥剤積層
体23を形成しておき、作品3を透明板2に装着する際
に、第2の防湿フィルム21を剥離して貼り付けるよう
にすることもできる。このように防湿フィルム−乾燥剤
積層体23や、さらに乾燥剤シート4と防湿フィルム5
との間に脱酸素剤シートを介在させたものを用いれば、
保管性が良好で、取り扱いに便利であり、また作品ユニ
ット7を形成する際の作業も容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、透明板
の裏面に作品を、その周囲に所定の余白部が形成される
ようにして当接させ、この作品の裏側から透明板の裏面
のほぼ全体を防湿フィルムで覆い、この防湿フィルム
を、透明板の余白部に接着することにより作品ユニット
を形成し、この作品ユニットを額縁に装着したときに、
この余白部を覆い隠す表示領域制限部を設ける構成とし
たので、耐候性の悪い作品を劣化,変質等を生じさせな
いようにして展示できる等の効果を奏する。
の裏面に作品を、その周囲に所定の余白部が形成される
ようにして当接させ、この作品の裏側から透明板の裏面
のほぼ全体を防湿フィルムで覆い、この防湿フィルム
を、透明板の余白部に接着することにより作品ユニット
を形成し、この作品ユニットを額縁に装着したときに、
この余白部を覆い隠す表示領域制限部を設ける構成とし
たので、耐候性の悪い作品を劣化,変質等を生じさせな
いようにして展示できる等の効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す額の正面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す額の断面図であ
る。
る。
【図5】作品ユニットを形成するために用いられる防湿
フィルム−乾燥剤積層体の断面図である。
フィルム−乾燥剤積層体の断面図である。
1 額 1a 段差部 2 透明板 3 作品 4 乾燥剤シート 5 防湿フィルム 6 裏板 7 作品ユニット 10 余白部 20 マット
Claims (4)
- 【請求項1】 枠状に形成した額縁の裏面側に段差部を
形成し、この段差部に、透明板と裏板とを間にシート状
の作品を挟んで嵌め込むようにした額であって、前記透
明板の裏面に作品を、その周囲に所定の余白部が形成さ
れるようにして当接させ、この作品の裏側から透明板の
裏面のほぼ全体を防湿フィルムで覆い、この防湿フィル
ムを、透明板の余白部に接着することによって、作品を
透明板と防湿フィルムとの間で密閉した作品ユニットを
形成し、この作品ユニットを額縁に装着したときに、前
記余白部を覆い隠す表示領域制限部を設ける構成とした
ことを特徴とする額。 - 【請求項2】 前記作品と防湿フィルムとの間に乾燥剤
シートを介装させる構成としたことを特徴とする請求項
1記載の額。 - 【請求項3】 前記表示領域制限部は、前記額縁に形成
された段差部の幅を前記余白部の幅と同じか、それより
大きくするように構成したことを特徴とする請求項1記
載の額。 - 【請求項4】 前記表示領域制限部は、前記作品ユニッ
トと額縁との間に介装される枠状シートから構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の額。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24346694A JPH0880236A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 額 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24346694A JPH0880236A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 額 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880236A true JPH0880236A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17104314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24346694A Pending JPH0880236A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 額 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0880236A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103896A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Yoshio Sugino | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
JP2002248038A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-03 | Yoshio Sugino | 額装品 |
GB2501668A (en) * | 2012-02-07 | 2013-11-06 | Allan Jarvis | Waterproof display plaque/picture frame |
CN107736765A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-02-27 | 安徽省恒益工艺品有限公司 | 一种防潮防水的工艺品存放挂件 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24346694A patent/JPH0880236A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103896A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Yoshio Sugino | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
JP4587572B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2010-11-24 | 宣雄 杉野 | 押し花飾および押し花飾用防湿シート |
JP2002248038A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-03 | Yoshio Sugino | 額装品 |
JP4716587B2 (ja) * | 2001-02-26 | 2011-07-06 | 宣雄 杉野 | 額装品 |
GB2501668A (en) * | 2012-02-07 | 2013-11-06 | Allan Jarvis | Waterproof display plaque/picture frame |
CN107736765A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-02-27 | 安徽省恒益工艺品有限公司 | 一种防潮防水的工艺品存放挂件 |
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