JPH09132000A - 押花の飾付け具 - Google Patents

押花の飾付け具

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JPH09132000A
JPH09132000A JP31719595A JP31719595A JPH09132000A JP H09132000 A JPH09132000 A JP H09132000A JP 31719595 A JP31719595 A JP 31719595A JP 31719595 A JP31719595 A JP 31719595A JP H09132000 A JPH09132000 A JP H09132000A
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JP
Japan
Prior art keywords
mount
pressed flower
screen member
pressed
surface plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31719595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Kiriyama
敬子 桐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANA KOBO KK
Hana Koubo KK
Original Assignee
HANA KOBO KK
Hana Koubo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押花を長期間美しく保持する。 【解決手段】 押花7を貼付した台紙3上を、容易に押
花7が透視できるスクリーン部材4で覆う。スクリーン
部材4の表面に非通水性及び非通気性の透明表面板6を
接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草花などの押花材
料を押圧して制作した押花を長期間美しい状態に保持す
ることができる押花の飾付け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より押花は、花や草等を紙や書物な
どの間に挟み、重石を載せる等して乾燥させて作られ、
額などに飾り付けられている。この押花は、時間の経過
に伴って紫外線の作用、或いは、酸化作用等によって本
来の草花の色が褪せ、退色してしまい長期間美しい彩色
を保持できなかった。そこで、例えば実開平6−121
00号公報(B44C5/06)に示される如き押花の
防湿飾付け具が考えられている。
【0003】即ち、そこに示された押花の防湿飾付け具
は、台紙の表面に設けた非通水性及び非通気性の透明な
表面板と、台紙の裏側に設けた非通水性及び非通気性の
シール材と、台紙とシール材の間に介在させたシート状
乾燥剤とから成り、それらの周縁をシールテープでシー
ルし、密封している。
【0004】これにより、押花が取り付けられた空間が
密封され、この密封された空間の台紙とシール材の間に
介在したシート状乾燥剤で内部の湿気を吸収して、シー
ルテープでシールされた密封空間が乾燥するので、飾り
付けられた押花から放出された湿気が吸収されてカビが
発生するのが防止され、長期間の押花を保存できるもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに密封・乾燥させたとしても、台紙上に取り付けられ
た押花にはどうしても直接光が当たるので、長期間経過
すると色褪せ、退色してしまい、美しい彩色状態を保持
できない問題があった。
【0006】また、押花を取り付けた台紙を透明な表面
板とシール材で覆うと共に、台紙とシール材との間にシ
ート状の乾燥剤を介在させているので、全体が厚くなっ
て、通常市販されている額等が使用できなくなり、コス
トの高騰を引き起こしてしまう問題もあった。
【0007】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、押花を長期間美しい状態に
保持することができる飾付け具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
押花の飾付け具は、表面に押花が貼付される台紙と、こ
の台紙の表面を覆う透視可能なスクリーン部材と、この
スクリーン部材の表面に接合される非通水性及び非通気
性を有した透明表面板とを備えているものである。
【0009】請求項2の発明の押花の飾付け具は、表面
に押花が貼付される台紙と、この台紙の表面を覆う透視
可能なスクリーン部材と、台紙の裏面に接合される非通
水性及び非通気性を有した防湿シートと、スクリーン部
材の表面に接合される非通水性及び非通気性を有した透
明表面板と、非通水性及び非通気性を有して表面板、ス
クリーン部材、台紙及び防湿シートの周縁を封止するテ
ープとを備えているものである。
【0010】請求項3の発明の押花の飾付け具は、上記
各発明においてスクリーン部材は、オーガンディー若し
くはチュールから成るものである。
【0011】請求項4の発明の押花の飾付け具は、上記
各発明においてスクリーン部材には、所定の着色を施し
たものである。
【0012】請求項5の発明の押花の飾付け具は、上記
において着色は、台紙に貼付される押花と同色若しくは
同系色であるものである。
【0013】請求項6の発明の押花の飾付け具は、請求
項4の発明において着色は、台紙に貼付される押花の退
色を補償する色であるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は本発明の押花の飾付け具1の
正面図、図2は本発明の押花の飾付け具1の縦断側面図
をそれぞれ示している。本発明の押花の飾付け具1は、
押花7の色が褪せて退色した場合でも、長期間美しい状
態を保持できるようにしたもので、例えば絵画等を飾る
額2内に容易に取り付け可能に構成されている。
【0015】即ち、本発明の飾付け具1は、表面板6
と、台紙3と、スクリーン部材4と、防湿シート5と、
これら表面板6と台紙3とスクリーン部材4及び防湿シ
ート5の周縁部を覆うシールテープ8とから構成されて
いる。台紙3は、その表面に複数枚の押花7・・・(花
弁)が貼り付けられるもので、紙、或いは、縦糸又は横
糸を浮かせて織ったサテン等から構成されている。
【0016】係る台紙3の表面には複数の押花7・・・
が所定のデザインで配置され、それぞれ接着剤等によっ
て貼り付けられるものであるが、台紙3の寸法は後述す
る額2内に収納可な所定の大きさで構成されている。
【0017】また、表面板6は台紙3の表面に接合され
て押花7を容易に透視できるもので、非通気性、非通水
性を有した容易に変形しないガラス板或いはアクリルな
どの合成樹脂板で構成されている。係る表面板6は所定
の厚さで後述する額2内に容易に挿入可能な大きさを呈
しており、裏面(台紙3側の面)には紫外線を遮断する
UVカットシート6Aが貼付されている。
【0018】一方、スクリーン部材4は押花7が彩り豊
かに貼付された台紙3の表面の前記複数枚の押花7・・
・全体を覆うもので、所定の細糸の本絹、或は、ナイロ
ン等の多数の縦糸と横糸を絡み合わせて織られた半透明
で軽い薄地布のオーガンディーや、薄い網状布のチュー
ル等の薄く目の空いた織物で構成されている。そして、
このスクリーン部材4は一方の面から他方の面が容易に
透過可能に構成され、これによって押花7の輪郭は少し
ぼかされる。
【0019】このスクリーン部材4は無着色(白色)で
あっても良く、所定の着色を施しても良い。無着色の場
合にはスクリーン部材4はクッション材となって、表面
板6による押花7・・の潰れが防止若しくは抑制され
る。また、上述の如く押花7の輪郭や色彩がぼかされる
ので、時間の経過により押花7が退色しても、その変化
が緩和される。従って、長期間美しい状態を保持する効
果がある。
【0020】一方、着色する場合には例えば押花7・・
と同色若しくは同系色に着色する。即ち、押花7が赤い
バラの場合には薄い赤色に、押花7がピンク色であれば
薄いピンク色に着色する。このように着色することによ
り、押花7が色褪せて退色しても、元々の色彩をスクリ
ーン部材4が保持するので、長期間美しい状態を保持す
ることが可能となる。
【0021】また、白や薄い色の押花7の場合には、老
化によって褪せて行く色を補償する、例えば薄いクリー
ムや青色を着色する。これによっても押花7が退色した
場合には、スクリーン部材4が色彩を補償するので、長
期間美しい状態を保持することが可能となる。
【0022】前記防湿シート5は通気性、通水性等が無
く、容易に変形しない硬質塩化ビニール板等の合成樹脂
板から成り、台紙3と略同じ大きさで台紙3の裏面に接
合可能に構成されている。係る防湿シート5は表面板6
と共にスクリーン部材4及び台紙3を挟み、これら防湿
シート5、台紙3、スクリーン部材4及び表面板6の周
縁を後述するシールテープ8でシールすることにより、
容易に外の湿気や空気等が侵入しないように封止する。
【0023】また、シールテープ8は、柔軟性に富んだ
合成樹脂材、金属フィルム(アルミフィルム等)等所定
の幅のテープで、片面に接着剤を塗布した非通水性、非
通気性の粘着テープで構成されている。係るシールテー
プ8は表面板6、スクリーン部材4、台紙3及び防湿シ
ート5の周縁をシールし、密封して台紙3の表面に取り
付けられた押花7に長期間に渡りカビ等が発生しないよ
うに保持するものである。
【0024】他方、額2は例えば一般に使用されている
絵画用の額であり、周囲に設けられた額縁2Aと、裏面
板9とから成り、前述の如くシールテープ8にてシール
された表面板6、スクリーン部材4、台紙3及び防湿シ
ート5が収納可能な寸法とされている。係る額縁2Aに
台紙3の押花7側に設けた表面板6の周囲が保持される
と共に、額縁2Aの裏側より裏面板9が取り付けられて
全体が保持される。
【0025】次に、本発明の押花の飾付け具1の作成手
順を説明する。この場合、例えば結婚式等において使用
されたブーケを押花として記念に残すために用いられ
る。即ち、先ず台紙3の表面にブーケから採取した押花
7(花弁)を所定のデザインで配置し、貼付する。この
場合、台紙3の中央には押花7を配置せず、新郎新婦写
真Fを貼付する。尚、写真Fの代わりに台紙3の中央に
結婚記念日などを記載若しくは印刷しても良い。
【0026】次に、スクリーン部材4で押花7が貼付さ
れた台紙3の表面全体を覆うと共に、台紙3の裏側まで
折り込み、その端部は図示しない粘着テープ等で台紙3
の裏面に固定する。係るスクリーン部材4の写真Fに対
応する部分(中央)以外の部分は、前述の如く例えば予
め押花7と同色若しくは同系色に着色してあるものとす
る。そして、スクリーン部材4側にUVカット膜6Aを
対応させるかたちで表面板6を接合すると共に、台紙3
の裏面(スクリーン部材4と反対側の面)には防湿シー
ト5を接合する。その後、それらの周縁をシールテープ
8でシールして密封する。
【0027】そして、全体を額2の額縁2A内に挿入し
て裏側より裏面板9で押さえる。このとき、額2内に挿
入された表面板6、スクリーン部材4、台紙3、防湿シ
ート5の周縁をシールしているシールテープ8は、額縁
2Aの裏側に位置に位置しているので、額2の表からは
額縁2Aによりシールテープ8が隠れて見えない。
【0028】このようにして完成された押花の飾付け具
1の押花7は、前述の如くスクリーン部材4により長期
間美しい状態に保持されると共に、表面板6のUVカッ
ト膜6Aによって紫外線による退色が防止若しくは抑制
される。また、スクリーン部材4がクッション材となっ
て、押花7が表面板6にて潰されることも防止できる。
【0029】更に、台紙3上に貼付された複数の押花7
・・・は表面板6(スクリーン部材4)と防湿シート5
の間に接合されてその周縁をシールテープ8で密封され
ているので、外部の湿気等によりカビの発生も防止若し
くは抑制される。また、従来のように乾燥剤を使用して
いないので全体が薄くなり、一般に市販されている額で
も容易に使用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、台紙の表面に押花を貼付し、その上を透視可能なス
クリーン部材で覆っているので、押花の輪郭をぼかすこ
とができ、押花の退色や変色を外観上判別し難くするこ
とができると共に、押花に当る光の量を減少させること
ができる。また、表面板による押花の潰れなども防止す
ることが可能となり、総じて、押花の退色や変色を抑制
できると共に、退色、或いは、変色が生じても、長期間
美しい状態を保持することが可能となるものである。
【0031】請求項2の発明によれば、これに加えて外
部からの湿気の侵入を阻止することが可能となり、湿度
による押花の退色、変色を抑制することができるように
なるものである。また、乾燥剤を使用していないので厚
さが抑えられ、コストアップも防止されるものである。
【0032】また、請求項3の発明によれば、上記スク
リーン部材をオーガンディー若しくはチュールにて構成
したので、上記各効果を安価且つ効率的に実現すること
ができるようになるものである。
【0033】請求項4の発明によれば、上記スクリーン
部材に着色を施したので、例えば請求項5の如く押花と
同色若しくは同系色とすることにより、押花が色褪せて
退色しても、元々の色彩をスクリーン部材が保持し、長
期間美しい状態を保持することが可能となる。
【0034】また、請求項6の如く押花の退色を補償す
る色に着色すれば、特に薄い色の押花の場合にスクリー
ン部材が色彩を補償するので、長期間美しい状態を保持
することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押花の飾付け具の正面図である。
【図2】本発明の押花の飾付け具の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 押花の飾付け具 2 額 2A 額縁 3 台紙 4 スクリーン部材 5 防湿シート 6 表面板 6A UVカット膜 7 押花 8 シールテープ 9 裏面板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に押花が貼付される台紙と、この台
    紙の表面を覆う透視可能なスクリーン部材と、このスク
    リーン部材の表面に接合される非通水性及び非通気性を
    有した透明表面板とを備えたことを特徴とする押花の飾
    付け具。
  2. 【請求項2】 表面に押花が貼付される台紙と、この台
    紙の表面を覆う透視可能なスクリーン部材と、前記台紙
    の裏面に接合される非通水性及び非通気性を有した防湿
    シートと、前記スクリーン部材の表面に接合される非通
    水性及び非通気性を有した透明表面板と、非通水性及び
    非通気性を有して前記表面板、スクリーン部材、台紙及
    び防湿シートの周縁を封止するテープとを備えたことを
    特徴とする押花の飾付け具。
  3. 【請求項3】 スクリーン部材は、オーガンディー若し
    くはチュールから成ることを特徴とする請求項1又は請
    求項2の押花飾付け具。
  4. 【請求項4】 スクリーン部材には、所定の着色を施し
    たことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の
    押花の飾付け具。
  5. 【請求項5】 着色は、台紙に貼付される押花と同色若
    しくは同系色であることを特徴とする請求項4の押花の
    飾付け具。
  6. 【請求項6】 着色は、台紙に貼付される押花の退色を
    補償する色であることを特徴とする請求項4の押花の飾
    付け具。
JP31719595A 1995-11-09 1995-11-09 押花の飾付け具 Pending JPH09132000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293998A (ja) * 2000-04-11 2001-10-23 Yoshio Sugino 押し花用額縁

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