JPH0655618A - 加圧偏倚付加装置 - Google Patents

加圧偏倚付加装置

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JPH0655618A
JPH0655618A JP5064481A JP6448193A JPH0655618A JP H0655618 A JPH0655618 A JP H0655618A JP 5064481 A JP5064481 A JP 5064481A JP 6448193 A JP6448193 A JP 6448193A JP H0655618 A JPH0655618 A JP H0655618A
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JP
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elastomer
positioning member
blow
positioning
pressure
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JP5064481A
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Michael Rinck
リンク ミカエル
Marek Peterko
ペテルコ マレク
Peter Albrecht
アルブレヒト ペーター
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KHS GmbH
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KHS Corpoplast GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹込法による容器製品において吹込型部材の
割り型の境目となる部分に盛上りが生じるのを防止す
る。 【構成】 吹込型部材８は分離線のところで互いに境を
接し、各吹込型部材８の一部が吹込法によって容器製品
を成形するためのキャビティ１７を囲む。空隙１５に圧
力媒体を作用させ位置ぎめ部材２を偏倚させてアダプタ
９を介して吹込型部材８を相対する吹込型部材８に圧接
する。位置ぎめ部材２は間隔を保って周囲部材１に囲ま
れている。周囲部材１と位置ぎめ部材２の間には弾性連
結部を形成するためエラストマ４が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は構成部材、特に型支持部
材の領域に保持され、分離線の領域において互いに境を
接し、それぞれの一部が吹込法で容器製品の成形を可能
にするキャビティを囲む吹込型部材に圧縮応力を作用さ
せて偏倚を付与するための装置に係わる。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性材料からの容器製造、特に２軸
延伸ポリエチレンテレフタレートからの容器製造に際し
ては、適当に熱処理を施された例えば射出成形予備成形
品を圧搾空気の作用によって容器に変形するのが典型的
な加工手順である。その場合約４０バール程度の圧力が
発生し、その結果、型支持部材を係止しているにもかか
わらずキャビティを囲む吹込型部材が互いに当接した状
態を維持できなくなり、僅かながら押し離される。この
強制的な分離現象のため、でき上った容器は所定の形状
とは異なる形状となる。即ち、容器の容積が大きくな
り、吹込型部材の間に発生した間隔が容器表面に隆起と
なって現われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】公知の加圧偏倚付加装
置は低コストの構成、簡単な組立て及び長い耐用寿命を
可能にするという要求には充分対応することができな
い。
【０００４】そこで本発明の目的は簡単な機構で高い信
頼性と長い耐用寿命が保証できる加圧偏倚付加装置を構
成することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明ではこの目的を、
位置ぎめ部材の少なくとも全周囲をくまなくエラストマ
で覆い、その周りを間隔をあけて周囲部材で取り囲ん
で、しかも周囲部材と位置ぎめ部材との間にエラストマ
の少なくとも一部を配設し弾性連結部を形成することに
よって達成する。
【０００６】
【作用】エラストマを介して位置ぎめ部材を周囲部材と
連結することにより、エラストマの弾性変形によって位
置ぎめ部材と周囲部材が位置ずれしても復旧力が働いて
位置ぎめ部材が初期位置に復帰する。これに加えて、エ
ラストマによるシール効果は、特にシール手段を講じな
くても位置ぎめ部材を偏倚（バイアス）させるための例
えば気体状又は液体状圧力媒体の使用を可能にする。位
置ぎめ部材と周囲部材との間の間隔は、充分な容積のエ
ラストマが存在するように寸法設定することにより、充
分に弾性変形でき、しかも繰返し偏倚動作を可能にする
ことができる。
【０００７】本発明の好ましい実施態様では、位置ぎめ
部材及び周囲部材の間の中間スペースを介して繋がって
いる位置ぎめ部材及び周囲部材の表側と裏側にそれぞれ
エラストマ層を設け、このエラストマ層を周囲部材と位
置ぎめ部材の間に設けた弾性連結部と合流させる。この
ように被覆することにより、密封性が高まるだけでなく
弾性変形に寄与するエラストマの予備ストックが得られ
る。しかも、エラストマと位置ぎめ部材及び周囲部材と
の接触が強化されるから、分裂のおそれは少なくなる。
【０００８】本発明の他の好ましい実施態様では、エラ
ストマとして加硫ゴムを使用する。加硫ゴムは高い永久
弾性を有し、周囲部材及び位置ぎめ部材の表面で直接加
硫すると被覆表面に極めて確実に接着する。
【０００９】さらに他の好ましい実施態様では、周囲部
材で位置ぎめ部材の周りを完全に囲み、位置ぎめ部材を
ほぼ板状に形成する。周囲部材は閉構造として構成した
から、位置ぎめ部材を偏倚させる圧力の作用下にあって
もすぐれた形状安定性が得られる。しかも位置ぎめ部材
を確実に案内することができ、例えば型支持部材の領域
において機械的に安定した保持能力が得られる。位置ぎ
め部材を板状に形成することにより、広い加圧面が得ら
れる。その結果、圧力が広い面積にわたって吹込型部材
に加えられるだけでなく、偏倚のための圧力の作用面積
も広くなる。特に、圧力媒体の充填容積を小さくするこ
とによって迅速な圧力発生を可能にする。圧力媒体充填
容積中の圧力発生は成形過程にある容器における圧力発
生よりも速く起こる。
【００１０】
【実施例】本発明の好ましい実施態様を具体的に示す添
付図面に沿って以下に本発明の内容をさらに詳細に説明
する。
【００１１】図１に示す実施態様の場合、加圧偏倚付加
装置は主として周囲部材１と位置ぎめ部材２とから成
り、この両者は中間スペース３によって互いに分離され
ている。中間スペース３はエラストマ４によって充填さ
れており、このエラストマ４は中間スペース３の領域に
おいて周囲部材１及び位置ぎめ部材２の表面と連結させ
てある。
【００１２】周囲部材１は閉リング状を呈し、図６に示
す型支持部材６とねじ結合できる孔５を有する。位置ぎ
め部材２の領域にも孔７を設け、吹込型部材８又は吹込
型部材８と型支持部材６の間に配置したアダプタプレー
ト９との連結に利用する。孔５，７は透孔として形成し
てもよいが、密封性を助けるため盲穴として形成しても
よい。
【００１３】図２から明らかなように、板状位置ぎめ部
材２及び周囲部材１の表側１０及び裏側１１をエラスト
マ層１２で被覆し、両側のエラストマ層を中間スペース
３に配置したエラストマ４によって互いに連結される。
ねじの頭部を沈めることができるように孔５，７には座
ぐり１３が設けられる。
【００１４】エラストマ４と周囲部材１又は位置ぎめ部
材２との連結を確実にするためには周囲部材１又は位置
ぎめ部材２の互いに対向する境界域にプロフィル１４を
形成すればよい。プロフィル１４を形成することによ
り、エラストマと周囲部材及び位置ぎめ部材１，２との
間に結合関係が生じ、これが剪断応力の影響を軽減す
る。
【００１５】図６に示す型支持部材６に加圧偏倚付加装
置を配置する場合には、アダプタプレート９の反対側に
あたる裏側１１に空隙１５を設け、位置ぎめ部材２に偏
倚（バイアス）を付加する圧力媒体をこの空隙１５へ導
入する。位置ぎめ部材を取外せば自動的に空隙が形成さ
れるから、基本的には空隙１５を特に設けずに単数又は
複数の圧力媒体導管を設けるだけでもよい。基本的に
は、気体又は液体から成る圧力媒体を使用する代りに位
置ぎめ部材を機械的に調整することも可能である。
【００１６】型支持部材６を互いに機械的に閉鎖する操
作は閉止部材１６により行われる。閉止部材１６の１つ
は型支持部材６を相対的に互いに枢動させる軸を兼ねる
ように構成することができる。吹込型部材８の補正加圧
偏倚により、予備成形品が膨脹して容器となる際の内部
圧で容積が変化することなく正確に画定されたキャビテ
ィ１７が形成される。
【００１７】位置ぎめ部材２の初期位置への復旧を助け
るためには、エラストマの復旧力を補足する弾性復旧部
材を設ければよい。この復旧部材は型支持部材６の内部
だけでなく、適当な連結部材を使用して型支持部材６の
外部にも配置することができる。
【００１８】剪断応力の影響を軽減するため、周囲部材
１及び位置ぎめ部材２の角部にアールを付ける。ただし
周囲部材１を介して位置ぎめ部材２を確実に案内するた
め、アールとアールは直線で結ぶ。周囲部材１の直線部
分と位置ぎめ部材２の直線部分は互いにほぼ平行となる
ように構成する。
【００１９】位置ぎめ部材２を一体的な板で構成する代
りに、複数のセグメントを順次組合わせ、セグメント間
をエラストマ４によって連結する方式も可能である。エ
ラストマ４は単一材として構成してもよいが、複数の成
分で組成するか又は積層材として構成してもよい。位置
ぎめ部材２と連携する吹込型部材８及びアダプタプレー
ト９は、位置ぎめ部材２、周囲部材１及びエラストマ４
の協働により型支持部材６に対してカルダン懸架された
状態となる。従って、他方の型支持部材６に固設されて
いる吹込型部材８に対して自動的な心立てが可能とな
る。
【００２０】容器の吹込成形を行うには、先ず型支持部
材６の係止を解いて開脚することにより吹込型を開放す
る。次いでキャビティ１７へ予備成形品を導入し、型支
持部材６を閉鎖位置まで回動させる。閉鎖終了後、閉止
部材１６を利用して型支持部材６を互いに機械的に結合
する。この機械的結合に続いて空隙１５に圧力媒体を作
用させることにより位置ぎめ部材２を弓形に偏倚させ
る。この偏倚によって位置ぎめ部材２側の吹込型部材８
は他方の吹込型部材８に圧接させられる。この付与され
た圧接力はキャビティ１７の内圧のため予備成形品の吹
込成形に伴なって発生する最大力よりも大きい。吹込成
形された容器と吹込型部材８との当接を得た後、内部圧
力を逃し、次いで空隙１５内の圧力を除く。型支持部材
６の係止を解き、吹込部を開放すれば完成容器を取出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】エラストマを介して互いに連結している周囲部
材及び位置ぎめ部材から成る本発明に係わる加圧偏倚装
置の平面図である。
【図２】本発明に係わる加圧偏倚装置の図１のII−II線
における拡大断面図である。
【図３】図１に示した本発明に係わる加圧偏倚装置を一
部断面で示す斜視図である。
【図４】本発明に係わる加圧偏倚装置で位置ぎめ部材が
偏倚した状態を示す断面図である。
【図５】本発明に係わる加圧偏倚装置に互いに対向する
プロフィルを設けた場合における位置ぎめ部材と周囲部
材の部分断面図である。
【図６】本発明に係わる加圧偏倚装置において型支持部
材内にアダプタプレートによって保持された吹込型部材
と、アダプタプレートと、加圧偏倚付加装置を設けて一
方の型支持部材との間に圧力媒体を作用させる吹込部と
の関係を略示する断面図である。
【符号の説明】
１ 周囲部材 ２ 位置ぎめ部材 ３ 中間隙間 ４ エラストマ ６ 型支持部材 ８ 吹込型部材 ９ アダプタプレート １０ 表側 １１ 裏側 １２ エラストマ層 １６ 閉止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミカエル リンク ドイツ連邦共和国，2070 アーレンスブル グ，バルトシュトラーセ 20 (72)発明者 マレク ペテルコ ドイツ連邦共和国，2082 トルネシュ，ル イーズ‐シュローダー‐リング ５ (72)発明者 ペーター アルブレヒト ドイツ連邦共和国，2050 ハンブルグ 80，ズエルツブラックリング １

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 構成部材、特に型支持部材の領域に保持
    され、分離線の領域において互いに境を接し、それぞれ
    の一部が吹込法で容器製品の成形を可能にするキャビテ
    ィを囲む吹込型部材を付勢して偏倚力を作用させる装置
    において、位置ぎめ部材（２）は少なくとも全周囲がく
    まなくエラストマ（４）に覆われ、しかも周囲部材
    （１）からは隙間をあけて囲まれており、周囲部材
    （１）と位置ぎめ部材（２）の間に配設されたエラスト
    マ（４）の少なくとも一部によって弾性連結部を形成し
    たことを特徴とする加圧偏倚付加装置。
  2. 【請求項２】 少なくとも前記周囲部材（１）及び位置
    ぎめ部材（２）によって展設されている構成体の表側
    （１０）又は裏側（１１）にエラストマ層（１２）を設
    けたことを特徴とする請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記表側（１０）だけでなく裏側（１
    １）にもエラストマ層（１２）を設け、両側のエラスト
    マ層（１２）を中間スペース（３）に配設したエラスト
    マ（４）を介して互いに連結したことを特徴とする請求
    項１又は２記載の装置。
  4. 【請求項４】 前記エラストマ（４）の少なくとも一部
    を加硫ゴムで構成したことを特徴とする請求項１〜４の
    いずれか１項に記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記周囲部材（１）を閉リングとして構
    成したことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に
    記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記位置ぎめ部材（２）をほぼ板状に構
    成したことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に
    記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記位置ぎめ部材（２）が型支持部材
    （６）と吹込型部材（８）の間に配設可能であることを
    特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の装置。
  8. 【請求項８】 前記位置ぎめ部材（２）を型支持部材
    （６）と吹込型部材（８）を保持するアダプタプレート
    （９）の間に配設可能にしたことを特徴とする請求項１
    〜７のいずれか１項に記載の装置。
  9. 【請求項９】 型支持部材（６）は閉止部材（１６）に
    よって互いに機械的に閉鎖可能であることを特徴とする
    請求項１〜８のいずれか１項に記載の装置。
JP5064481A 1992-04-15 1993-03-24 加圧偏倚付加装置 Pending JPH0655618A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4212584.7 1992-04-15
DE4212584A DE4212584A1 (de) 1992-04-15 1992-04-15 Vorspanneinrichtung

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Publication Number Publication Date
JPH0655618A true JPH0655618A (ja) 1994-03-01

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ID=6456861

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JP5064481A Pending JPH0655618A (ja) 1992-04-15 1993-03-24 加圧偏倚付加装置

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US (1) US5411391A (ja)
EP (1) EP0565916B1 (ja)
JP (1) JPH0655618A (ja)
DE (2) DE4212584A1 (ja)
ES (1) ES2086813T3 (ja)

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