JPH0655395B2 - 射出成形機のパージ方法 - Google Patents
射出成形機のパージ方法Info
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- JPH0655395B2 JPH0655395B2 JP3127975A JP12797591A JPH0655395B2 JP H0655395 B2 JPH0655395 B2 JP H0655395B2 JP 3127975 A JP3127975 A JP 3127975A JP 12797591 A JP12797591 A JP 12797591A JP H0655395 B2 JPH0655395 B2 JP H0655395B2
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- Japan
- Prior art keywords
- injection
- nozzle
- heating cylinder
- screw
- injection molding
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1753—Cleaning or purging, e.g. of the injection unit
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人手を省略することが
できる射出成形機のパージ方法に関する。
できる射出成形機のパージ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、射出機構1と
型締機構2とを備えた射出成形機が知られている。射出
機構1は、ホッパ3と、このホッパ3から供給される射
出材料を加熱して溶融する加熱シリンダ4と、ホッパ3
内の射出材料を加熱シリンダ4の先端側に供給すると共
に、加熱シリンダ4内の溶融材料に圧力をかけてこの溶
融材料を、ノズル5を介して一対の金型6内に射出する
射出駆動装置7とを備えている。型締機構2は、一対の
金型6の一方が固定される固定盤8と、この固定盤8に
対向して設けられ、一対の金型6の他方が固定される可
動盤9と、固定盤8とエンドプレート10とに支持され
ており、可動盤9を案内する4本のタイバー11と、可
動盤9とエンドプレート10とに連結され、エンドプレ
ート10に固定した型締シリンダ12により伸縮させら
れ、可動盤9を固定盤8に対して進退移動させるトグル
機構13とを備えている。なお、14はマシンボディで
ある。このような射出成形機において、材料替えや色替
え時には、開放したノズル5からの射出と、ホッパ3か
ら加熱シリンダ4内への射出材料の供給とを繰返すパー
ジ(自動絞り出し)方法を採用している。
型締機構2とを備えた射出成形機が知られている。射出
機構1は、ホッパ3と、このホッパ3から供給される射
出材料を加熱して溶融する加熱シリンダ4と、ホッパ3
内の射出材料を加熱シリンダ4の先端側に供給すると共
に、加熱シリンダ4内の溶融材料に圧力をかけてこの溶
融材料を、ノズル5を介して一対の金型6内に射出する
射出駆動装置7とを備えている。型締機構2は、一対の
金型6の一方が固定される固定盤8と、この固定盤8に
対向して設けられ、一対の金型6の他方が固定される可
動盤9と、固定盤8とエンドプレート10とに支持され
ており、可動盤9を案内する4本のタイバー11と、可
動盤9とエンドプレート10とに連結され、エンドプレ
ート10に固定した型締シリンダ12により伸縮させら
れ、可動盤9を固定盤8に対して進退移動させるトグル
機構13とを備えている。なお、14はマシンボディで
ある。このような射出成形機において、材料替えや色替
え時には、開放したノズル5からの射出と、ホッパ3か
ら加熱シリンダ4内への射出材料の供給とを繰返すパー
ジ(自動絞り出し)方法を採用している。
【0003】次に、従来の射出成形機のパージ(自動絞
り出し)機能について説明する。 自動絞り出し装置 回数 C4 8回 前進限 S10 1.0mm 後退限 S11 80.0mm 射出速度 V10 50.0% スクリュー回転 V11 50.0% パージは通常、成形終了時に、加熱シリンダ4に残留し
た溶融樹脂を排出させるためにノズル5の後退位置にお
いて、 加熱シリンダ4内のスクリューを、前進限(前記S1
0)(図5に示すA位置)迄前記V10の速度で前進
(図5に示す矢印c)させて加熱シリンダ4内の樹脂を
射出する。 スクリュー後退限(前記S11)(図5に示すB位
置)迄スクリューを前記V11の速度で回転させつつ後
退(図5に示す矢印D)させ、ホッパ3より樹脂材料を
供給する。 前記,を設定回数(前記C4)繰返す動作であ
る。
り出し)機能について説明する。 自動絞り出し装置 回数 C4 8回 前進限 S10 1.0mm 後退限 S11 80.0mm 射出速度 V10 50.0% スクリュー回転 V11 50.0% パージは通常、成形終了時に、加熱シリンダ4に残留し
た溶融樹脂を排出させるためにノズル5の後退位置にお
いて、 加熱シリンダ4内のスクリューを、前進限(前記S1
0)(図5に示すA位置)迄前記V10の速度で前進
(図5に示す矢印c)させて加熱シリンダ4内の樹脂を
射出する。 スクリュー後退限(前記S11)(図5に示すB位
置)迄スクリューを前記V11の速度で回転させつつ後
退(図5に示す矢印D)させ、ホッパ3より樹脂材料を
供給する。 前記,を設定回数(前記C4)繰返す動作であ
る。
【0004】このパージ動作を図6に示すフローチャー
トに基づいて述べると、 St1:パージを開始し前記射出速度V10(50.0
%)にて、スクリューが前進限へ達する迄ノズル5より
射出する。 St2:スクリューが前進限度に達したかどうかを判断
(前記S10,1.0mm)し、達していればSt3に進
み、達していなければSt1へ戻る。 St3:スクリューを後退(前記スクリュー回転V11
(50.0%))しつつホッパ3より加熱シリンダ4内
に樹脂材料を供給する。 St4:St3にて一定時間経過してもスクリュが後退
限(前記S11,80.0mm)に達していなければ、材
料切としてパージを終了する。材料切していなければ、
St5に進む。 St5:スクリューが前記後退限に達したか否かを判断
し、達していれば1回目のパージとしてカウントしSt
6へ進み、達していなければSt3へ戻る。 St6:前記パージ設定回数を終了しているか否かを判
断し、終了していれば、パージ動作を終了し、前記パー
ジ設定回数を終了していなければ、St1へ戻る。
トに基づいて述べると、 St1:パージを開始し前記射出速度V10(50.0
%)にて、スクリューが前進限へ達する迄ノズル5より
射出する。 St2:スクリューが前進限度に達したかどうかを判断
(前記S10,1.0mm)し、達していればSt3に進
み、達していなければSt1へ戻る。 St3:スクリューを後退(前記スクリュー回転V11
(50.0%))しつつホッパ3より加熱シリンダ4内
に樹脂材料を供給する。 St4:St3にて一定時間経過してもスクリュが後退
限(前記S11,80.0mm)に達していなければ、材
料切としてパージを終了する。材料切していなければ、
St5に進む。 St5:スクリューが前記後退限に達したか否かを判断
し、達していれば1回目のパージとしてカウントしSt
6へ進み、達していなければSt3へ戻る。 St6:前記パージ設定回数を終了しているか否かを判
断し、終了していれば、パージ動作を終了し、前記パー
ジ設定回数を終了していなければ、St1へ戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のノズ
ル5からの射出と、ホッパ3から加熱シリンダ4内への
射出材料の供給とを繰返すパージ方法では、射出する速
度が速い場合、ノズル5の先端から勢いよく射出された
樹脂は、ノズル5に対向して金型6に設けられたロケー
トリング及びスプールブッシュ(図示略)に衝突し固化
して付着するため、その都度、この固化した樹脂を作業
者が取除かねばならず、手間がかかる上に射出成形の自
動化を妨げる一因となっていた。
ル5からの射出と、ホッパ3から加熱シリンダ4内への
射出材料の供給とを繰返すパージ方法では、射出する速
度が速い場合、ノズル5の先端から勢いよく射出された
樹脂は、ノズル5に対向して金型6に設けられたロケー
トリング及びスプールブッシュ(図示略)に衝突し固化
して付着するため、その都度、この固化した樹脂を作業
者が取除かねばならず、手間がかかる上に射出成形の自
動化を妨げる一因となっていた。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、射出速度に拘らず、ロケート部及びスプルーブッシ
ユ部に射出樹脂が付着するのを防止することができ、人
手を要さず射出成形の自動化を促進することができる射
出成形機のパージ方法を提供することを目的とする。
で、射出速度に拘らず、ロケート部及びスプルーブッシ
ユ部に射出樹脂が付着するのを防止することができ、人
手を要さず射出成形の自動化を促進することができる射
出成形機のパージ方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成させるために次のような構成としている。即ち、前端
にノズルを備えた加熱シリンダの内部に設けられたスク
リューを、前記ノズルに向けて前進させ、該ノズルから
前記加熱シリンダ内の樹脂を射出する射出成形機のパー
ジ方法において、前記ノズル側に前記スクリューを断続
させて前進させ、前記ノズルから前記加熱シリンダ内の
樹脂を断続的に射出する構成としている。
成させるために次のような構成としている。即ち、前端
にノズルを備えた加熱シリンダの内部に設けられたスク
リューを、前記ノズルに向けて前進させ、該ノズルから
前記加熱シリンダ内の樹脂を射出する射出成形機のパー
ジ方法において、前記ノズル側に前記スクリューを断続
させて前進させ、前記ノズルから前記加熱シリンダ内の
樹脂を断続的に射出する構成としている。
【0008】
【作用】前記構成によれば、パージ時において、射出速
度に拘らず、加熱シリンダのノズルから断続的に樹脂を
射出し、この樹脂を、ノズルの先端付近から落下させ
る。従って、ノズルに対向して金型に設けられたロケー
トリング及びスプールブッシュにノズルから射出された
樹脂が衝突しかつ固化して付着することがなくなる。
度に拘らず、加熱シリンダのノズルから断続的に樹脂を
射出し、この樹脂を、ノズルの先端付近から落下させ
る。従って、ノズルに対向して金型に設けられたロケー
トリング及びスプールブッシュにノズルから射出された
樹脂が衝突しかつ固化して付着することがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の方法に係る射出成形機のパー
ジ方法を説明する。本発明においては、従来例と同様な
射出成形機において、パージ時に、加熱シリンダ内の樹
脂材料を断続的に射出することにより、射出速度の遅速
に拘らず、射出された樹脂がノズルの先端付近から落下
するようになされている。
ジ方法を説明する。本発明においては、従来例と同様な
射出成形機において、パージ時に、加熱シリンダ内の樹
脂材料を断続的に射出することにより、射出速度の遅速
に拘らず、射出された樹脂がノズルの先端付近から落下
するようになされている。
【00010】次に、本実施例の射出成形機のパージ
(自動絞り出し)機能について概略説明する。 自動絞り出し装置 回数 C3 8回 前進限 S1 1.0mm 射出時間T1 0.3sec 後退限 S2 80.0mm 停止時間T2 0.3sec 射出速度 V1 50.0% スクリュー回転V3 50.0% パージは通常、成形終了時に、加熱シリンダ4に残留し
た溶融樹脂を排出させるためにノズル5の後退位置にお
いて、 後退限側から前進限側へスクリュー11を移動させ
て、射出速度V1(50.0%)で加熱シリンダ4内の
樹脂を射出時間T1射出(図1に示す矢印E)する。 射出動作を、前記停止時間T2停止する。 前記,を、スクリュー11が前進限に達するまで
繰り返す。 スクリュー後退限(前記S2)(図1に示すB位置)
迄スクリュー11を前記V3の回転速度で回転させつつ
後退させ、ホッパ3より樹脂材料を供給する(図1に示
す矢印D)。 前記〜を設定回数(前記C3)繰返す。
(自動絞り出し)機能について概略説明する。 自動絞り出し装置 回数 C3 8回 前進限 S1 1.0mm 射出時間T1 0.3sec 後退限 S2 80.0mm 停止時間T2 0.3sec 射出速度 V1 50.0% スクリュー回転V3 50.0% パージは通常、成形終了時に、加熱シリンダ4に残留し
た溶融樹脂を排出させるためにノズル5の後退位置にお
いて、 後退限側から前進限側へスクリュー11を移動させ
て、射出速度V1(50.0%)で加熱シリンダ4内の
樹脂を射出時間T1射出(図1に示す矢印E)する。 射出動作を、前記停止時間T2停止する。 前記,を、スクリュー11が前進限に達するまで
繰り返す。 スクリュー後退限(前記S2)(図1に示すB位置)
迄スクリュー11を前記V3の回転速度で回転させつつ
後退させ、ホッパ3より樹脂材料を供給する(図1に示
す矢印D)。 前記〜を設定回数(前記C3)繰返す。
【0011】次に、本発明の方法を適用した一実施例を
図2ないし図4に基づいて説明する。本実施例において
は、前記従来例同様の射出成形機に、さらに図2に示す
ように切換弁13,14及び図3に示すシーケンス制御
を行う制御装置等が付設されている。図2において、1
1はスクリュー、12は油圧モータ、13は供給用ソレ
ノイドSOL1を有する切換弁(4ポート2位置切換
弁)、14は射出用ソレノイドSOL2を有する切換弁
(4ポート2位置切換弁)、15は油圧ポンプ、16は
油圧タンク、17は流量調整弁、LS1は前進限リミッ
トスイッチ、LS2は後退限リミットスイッチ、矢印A
は射出時のスクリュー11の移動方向を示し、矢印Bは
樹脂供給時のスクリュー11の移動方向を示す。
図2ないし図4に基づいて説明する。本実施例において
は、前記従来例同様の射出成形機に、さらに図2に示す
ように切換弁13,14及び図3に示すシーケンス制御
を行う制御装置等が付設されている。図2において、1
1はスクリュー、12は油圧モータ、13は供給用ソレ
ノイドSOL1を有する切換弁(4ポート2位置切換
弁)、14は射出用ソレノイドSOL2を有する切換弁
(4ポート2位置切換弁)、15は油圧ポンプ、16は
油圧タンク、17は流量調整弁、LS1は前進限リミッ
トスイッチ、LS2は後退限リミットスイッチ、矢印A
は射出時のスクリュー11の移動方向を示し、矢印Bは
樹脂供給時のスクリュー11の移動方向を示す。
【0012】本実施例のパージ動作を図3に示すフロー
チャートに基づいてさらに詳しく説明する。 ST1:パージを開始し前記射出速度V1(50.0
%)にて、スクリュー11を前進限側へ移動させノズル
5より溶融樹脂を前記T1時間(例えば0.3sec)射
出する。 ST2:射出時間T1が経過したか否かを判断し、T1
時間経過したら、ST3へ進む。 ST3:ST2の射出時間経過後、前記射出停止時間T
2(例えば0.3sec)停止し、その停止時間が経過し
たか否かを判断し、その停止時間が経過したらST4へ
進む。 ST4:スクリュー11が前進限に達したか否かを判断
し、前進限に達していればST5に進み、前進限に達し
ていなければST1に戻る。 ST5:スクリュー11を後退限まで後退(前記スクリ
ュー回転V3(50.0%))させつつホッパ3より加
熱シリンダ4内に樹脂材料を供給する。 ST6:ST5にて一定時間経過しても、スクリューが
後退限(前記S2,80.0mm)に達していなければ、
材料切としてパージを終了する。 ST7:スクリュー11が前記後退限に達したか否かを
判断し、達していれば1回目のパージとしてカウントし
ST8へ進み、達していなければST5へ戻る。 ST8:前記パージ設定回数(前記C3)を終了してい
るか否かを判断し、終了していれば、パージ動作を終了
し、前記パージ設定回数を終了していなければ、ST1
へ戻る。
チャートに基づいてさらに詳しく説明する。 ST1:パージを開始し前記射出速度V1(50.0
%)にて、スクリュー11を前進限側へ移動させノズル
5より溶融樹脂を前記T1時間(例えば0.3sec)射
出する。 ST2:射出時間T1が経過したか否かを判断し、T1
時間経過したら、ST3へ進む。 ST3:ST2の射出時間経過後、前記射出停止時間T
2(例えば0.3sec)停止し、その停止時間が経過し
たか否かを判断し、その停止時間が経過したらST4へ
進む。 ST4:スクリュー11が前進限に達したか否かを判断
し、前進限に達していればST5に進み、前進限に達し
ていなければST1に戻る。 ST5:スクリュー11を後退限まで後退(前記スクリ
ュー回転V3(50.0%))させつつホッパ3より加
熱シリンダ4内に樹脂材料を供給する。 ST6:ST5にて一定時間経過しても、スクリューが
後退限(前記S2,80.0mm)に達していなければ、
材料切としてパージを終了する。 ST7:スクリュー11が前記後退限に達したか否かを
判断し、達していれば1回目のパージとしてカウントし
ST8へ進み、達していなければST5へ戻る。 ST8:前記パージ設定回数(前記C3)を終了してい
るか否かを判断し、終了していれば、パージ動作を終了
し、前記パージ設定回数を終了していなければ、ST1
へ戻る。
【0013】次に、本実施例の図4に示す射出成形機の
パージ制御回路について説明する。図4において、パー
ジ切換スイッチCSをONすると、リレーCのb接点、
リレーAのb接点、タイマーT2のb接点が接続状態に
なっているため、タイマーT1に通電され、かつタイマ
ーT1のb接点が接続状態になっているため、射出用ソ
レノイドSOL2に通電される。これにより、切換弁1
4が図2の状態から射出用ソレノイドSOL2側に切換
えられ、油圧ポンプ15、切換弁14の作用により射出
シリンダ7を伸長作動させる。これにより加熱シリンダ
4より溶融樹脂が射出される。そして、タイマーT1の
設定時間(前記射出時間T1=0.3sec)が経過する
と、タイマーT1のa接点が接続状態に、b接点が非接
続状態になり、射出用ソレノイドSOL2が非通電状態
となり、切換弁14がその中のばねにより中立位置に切
換えられ、加熱シリンダ4からの射出が停止する。また
このとき同時に、タイマーT2に通電され、前記射出が
停止してからタイマーT2の設定時間(前記停止時間=
0.3sec)経過後に、タイマーT2のb接点が非接続
状態となり、タイマーT1が非通電状態となり、タイマ
ーT1のa接点が非接続状態に、b接点が接続状態にな
る。そして、このタイマーT1のa接点のOFF信号に
より直ちにタイマーT2のb接点が復帰して接続状態と
なる。
パージ制御回路について説明する。図4において、パー
ジ切換スイッチCSをONすると、リレーCのb接点、
リレーAのb接点、タイマーT2のb接点が接続状態に
なっているため、タイマーT1に通電され、かつタイマ
ーT1のb接点が接続状態になっているため、射出用ソ
レノイドSOL2に通電される。これにより、切換弁1
4が図2の状態から射出用ソレノイドSOL2側に切換
えられ、油圧ポンプ15、切換弁14の作用により射出
シリンダ7を伸長作動させる。これにより加熱シリンダ
4より溶融樹脂が射出される。そして、タイマーT1の
設定時間(前記射出時間T1=0.3sec)が経過する
と、タイマーT1のa接点が接続状態に、b接点が非接
続状態になり、射出用ソレノイドSOL2が非通電状態
となり、切換弁14がその中のばねにより中立位置に切
換えられ、加熱シリンダ4からの射出が停止する。また
このとき同時に、タイマーT2に通電され、前記射出が
停止してからタイマーT2の設定時間(前記停止時間=
0.3sec)経過後に、タイマーT2のb接点が非接続
状態となり、タイマーT1が非通電状態となり、タイマ
ーT1のa接点が非接続状態に、b接点が接続状態にな
る。そして、このタイマーT1のa接点のOFF信号に
より直ちにタイマーT2のb接点が復帰して接続状態と
なる。
【0014】これにより、再びタイマーT1が通電状態
となり、かつタイマーT1のb接点が接続状態になって
いるため、射出用ソレノイドSOL2に通電される。こ
れにより、切換弁14が再び図2の状態から切換えら
れ、油圧ポンプ15、切換弁14の作用により射出シリ
ンダ7を伸長作動させ、これにより加熱シリンダ4より
溶融樹脂が射出される。そして、タイマーT1の設定時
間(前記射出時間T1=0.3sec)が経過すると、タ
イマーT1のa接点が接続状態に、b接点が非接続状態
になり、射出用ソレノイドSOL2が非通電状態とな
り、切換弁14がその中のばねにより中立位置に切換え
られ、加熱シリンダ4からの射出が停止する。この後、
以上の動作が繰りかえされる。
となり、かつタイマーT1のb接点が接続状態になって
いるため、射出用ソレノイドSOL2に通電される。こ
れにより、切換弁14が再び図2の状態から切換えら
れ、油圧ポンプ15、切換弁14の作用により射出シリ
ンダ7を伸長作動させ、これにより加熱シリンダ4より
溶融樹脂が射出される。そして、タイマーT1の設定時
間(前記射出時間T1=0.3sec)が経過すると、タ
イマーT1のa接点が接続状態に、b接点が非接続状態
になり、射出用ソレノイドSOL2が非通電状態とな
り、切換弁14がその中のばねにより中立位置に切換え
られ、加熱シリンダ4からの射出が停止する。この後、
以上の動作が繰りかえされる。
【0015】そして、スクリュー11が前進限に達する
と、前進限リミットスイッチLS1がONし、リレーA
のコイルに通電され、リレーAの2つのa接点が接続状
態となるとともに、リレーAのb接点が非接続状態とな
る。このリレーAの励磁は、リレーAのa接点がONさ
れたことにより自己保持される。このとき、リレーAの
b接点が非接続状態となったことにより、タイマーT
1,T2への通電が断たれ、射出用ソレノイドSOL2
が非通電の状態となり、射出用ソレノイドSOL2がそ
の中のばねにより中立位置に切換えられ、加熱シリンダ
4からの射出は停止状態となる。そして、この状態で、
供給用ソレノイドSOL1に通電されるとともに、タイ
マーT3に通電される。従って、切換弁13が図2の状
態から切換えられ、油圧モータ12が回転作動し、スク
リュー11が回転しつつ後退する。このとき、ホッパ3
より図示略の供給機構により加熱シリンダ4内に樹脂材
料が供給される。なお、ここでタイマーT3に通電はさ
れるが、タイマーT3の限時作動時間は、長時間に設定
されており、この設定時間内に前記供給動作の終了を判
断し材料切れを監視している。ところが、タイマーT3
の設定時間が経過すると、タイマーT3のa接点が接続
状態となり、リレーCのコイルに通電されてリレーCが
励磁し、リレーCのa接点が接続状態となり、リレーC
は自己保持され、リレーCのb接点が非接続状態となり
加熱シリンダ4からの射出も、加熱シリンダ4への樹脂
の供給もストップする(材料切れと判断)。
と、前進限リミットスイッチLS1がONし、リレーA
のコイルに通電され、リレーAの2つのa接点が接続状
態となるとともに、リレーAのb接点が非接続状態とな
る。このリレーAの励磁は、リレーAのa接点がONさ
れたことにより自己保持される。このとき、リレーAの
b接点が非接続状態となったことにより、タイマーT
1,T2への通電が断たれ、射出用ソレノイドSOL2
が非通電の状態となり、射出用ソレノイドSOL2がそ
の中のばねにより中立位置に切換えられ、加熱シリンダ
4からの射出は停止状態となる。そして、この状態で、
供給用ソレノイドSOL1に通電されるとともに、タイ
マーT3に通電される。従って、切換弁13が図2の状
態から切換えられ、油圧モータ12が回転作動し、スク
リュー11が回転しつつ後退する。このとき、ホッパ3
より図示略の供給機構により加熱シリンダ4内に樹脂材
料が供給される。なお、ここでタイマーT3に通電はさ
れるが、タイマーT3の限時作動時間は、長時間に設定
されており、この設定時間内に前記供給動作の終了を判
断し材料切れを監視している。ところが、タイマーT3
の設定時間が経過すると、タイマーT3のa接点が接続
状態となり、リレーCのコイルに通電されてリレーCが
励磁し、リレーCのa接点が接続状態となり、リレーC
は自己保持され、リレーCのb接点が非接続状態となり
加熱シリンダ4からの射出も、加熱シリンダ4への樹脂
の供給もストップする(材料切れと判断)。
【0016】次いで、スクリュー11が後退限に達し、
後退限リミットスイッチLS2がONし、リレーBのコ
イルに通電され、リレーBが励磁し、リレーBのb接点
が非通電状態となり、リレーAの自己保持は解かれ、タ
イマーT3は非通電状態となり、供給用ソレノイドSO
L1は非通電状態となり、スクリュー11の回転は停止
し、加熱シリンダ4への樹脂材料の供給は断たれる。ま
たこのとき、カウンタC3がカウントされ設定された計
数の値に達していなければ、カウンタC3のa接点は非
接続のままである(設定値>現在値)。 これにより、タイマーT1が通電状態となり、再び前述
の加熱シリンダ4からの継続射出と加熱シリンダ4への
樹脂材料の供給が繰返される。
後退限リミットスイッチLS2がONし、リレーBのコ
イルに通電され、リレーBが励磁し、リレーBのb接点
が非通電状態となり、リレーAの自己保持は解かれ、タ
イマーT3は非通電状態となり、供給用ソレノイドSO
L1は非通電状態となり、スクリュー11の回転は停止
し、加熱シリンダ4への樹脂材料の供給は断たれる。ま
たこのとき、カウンタC3がカウントされ設定された計
数の値に達していなければ、カウンタC3のa接点は非
接続のままである(設定値>現在値)。 これにより、タイマーT1が通電状態となり、再び前述
の加熱シリンダ4からの継続射出と加熱シリンダ4への
樹脂材料の供給が繰返される。
【0017】そして、カウンタC3の設定された計数に
達すると、カウンタC3のa接点が接続状態となり、リ
レーCのコイルに通電されてリレーCが励磁し、リレー
Cのa接点が接続状態となり、リレーCは自己保持さ
れ、リレーCのb接点が非接続状態となり、加熱シリン
ダ4からの射出も、加熱シリンダ4への樹脂の供給もス
トップする。この後、パージ切換スイッチCSをOFF
することにより、回路全体が初期状態に復帰する。な
お、この実施例における射出成形機のパージ制御回路は
一例であって、本発明の主旨を逸脱しない範囲において
種々変更が可能である。
達すると、カウンタC3のa接点が接続状態となり、リ
レーCのコイルに通電されてリレーCが励磁し、リレー
Cのa接点が接続状態となり、リレーCは自己保持さ
れ、リレーCのb接点が非接続状態となり、加熱シリン
ダ4からの射出も、加熱シリンダ4への樹脂の供給もス
トップする。この後、パージ切換スイッチCSをOFF
することにより、回路全体が初期状態に復帰する。な
お、この実施例における射出成形機のパージ制御回路は
一例であって、本発明の主旨を逸脱しない範囲において
種々変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、前端にノズルを備えた
加熱シリンダの内部に設けられたスクリューを、前記ノ
ズルに向けて前進させ、該ノズルから前記加熱シリンダ
内の樹脂を射出する射出成形機のパージ方法において、
前記ノズル側に前記スクリューを断続させて前進させ、
前記ノズルから前記加熱シリンダ内の樹脂を断続的に射
出するので、パージ時において、射出速度に拘らず、加
熱シリンダのノズルから射出した樹脂を、ノズルの先端
付近から落下させることができ、従って、ノズルから射
出された樹脂が、ノズルに対向して金型に設けられたロ
ケートリング及びスプールブッシュ等に衝突しかつ固化
して付着するようなことをなくすことができる。これに
より、ノズルから射出され前記ロケートリング,スプー
ルブッシュ等に固化付着した樹脂を、その都度、作業者
が取除くといった従来必要とした手間を省くことがで
き、射出成形の自動化を円滑に促進することができるよ
うになる。
加熱シリンダの内部に設けられたスクリューを、前記ノ
ズルに向けて前進させ、該ノズルから前記加熱シリンダ
内の樹脂を射出する射出成形機のパージ方法において、
前記ノズル側に前記スクリューを断続させて前進させ、
前記ノズルから前記加熱シリンダ内の樹脂を断続的に射
出するので、パージ時において、射出速度に拘らず、加
熱シリンダのノズルから射出した樹脂を、ノズルの先端
付近から落下させることができ、従って、ノズルから射
出された樹脂が、ノズルに対向して金型に設けられたロ
ケートリング及びスプールブッシュ等に衝突しかつ固化
して付着するようなことをなくすことができる。これに
より、ノズルから射出され前記ロケートリング,スプー
ルブッシュ等に固化付着した樹脂を、その都度、作業者
が取除くといった従来必要とした手間を省くことがで
き、射出成形の自動化を円滑に促進することができるよ
うになる。
【図1】本発明の方法による射出状態を説明するための
概念図である。
概念図である。
【図2】本発明の方法を適用する射出成形機の制御手段
を示す概略油圧回路図である。
を示す概略油圧回路図である。
【図3】本発明の方法を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の方法を実施するための射出成形機のパ
ージ制御回路図である。
ージ制御回路図である。
【図5】従来の射出成形機のパージ方法による射出状態
を説明するための概念図である。
を説明するための概念図である。
【図6】従来の射出成形機のパージ方法を説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図7】射出成形機の一例を示す側面図である。
4 加熱シリンダ 5 ノズル 11 スクリュー 12 油圧モータ 13,14 切換弁 15 油圧タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 前端にノズルを備えた加熱シリンダの内
部に設けられたスクリューを、前記ノズルに向けて前進
させ、該ノズルから前記加熱シリンダ内の樹脂を射出す
る射出成形機のパージ方法において、前記ノズル側に前
記スクリューを断続させて前進させ、前記ノズルから前
記加熱シリンダ内の樹脂を断続的に射出することを特徴
とする射出成形機のパージ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127975A JPH0655395B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 射出成形機のパージ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127975A JPH0655395B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 射出成形機のパージ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569458A JPH0569458A (ja) | 1993-03-23 |
JPH0655395B2 true JPH0655395B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=14973330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3127975A Expired - Lifetime JPH0655395B2 (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 射出成形機のパージ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655395B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193623A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出成形機の樹脂替、色替方法 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3127975A patent/JPH0655395B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193623A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 射出成形機の樹脂替、色替方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569458A (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970204 |