JPH0520511Y2 - - Google Patents

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JPH0520511Y2
JPH0520511Y2 JP1989130043U JP13004389U JPH0520511Y2 JP H0520511 Y2 JPH0520511 Y2 JP H0520511Y2 JP 1989130043 U JP1989130043 U JP 1989130043U JP 13004389 U JP13004389 U JP 13004389U JP H0520511 Y2 JPH0520511 Y2 JP H0520511Y2
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resin
heating cylinder
injection molding
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inert gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は樹脂を可塑化して金型に射出する射出
成形機における樹脂の可塑化装置に関する。
〔従来の技術〕
射出成形において発生する樹脂の燒けは、炭化
した樹脂が成形品中に混入することにより、生ず
る。このように燒けの原因となる樹脂の炭化は、
成形中にも起こり得るが、成形中は新しい樹脂が
連続的に供給されていて樹脂はそれ程多くの熱履
歴を受けないため、炭化はほとんど起こらず、通
常は無視することができる。これに対し、射出成
形が休止、或いは中止されて樹脂が加熱筒中に長
時間滞留すると、樹脂が熱履歴を多く受けるよう
になるため、炭化が著るしく、次に射出成形を行
うときにスクリユー等から剥がれて成形品中に混
入し、燒けを発生する。
特に、樹脂中のガス成分、空気(酸素)成分を
含んで炭化したものは、完全に炭化してボロボロ
になつたものと違つて、かなり粘り気があつてベ
トベトしており、スクリユーに付着しやすいた
め、被害が大きい。
そこで、樹脂の燒けを防止する方法として、樹
脂を可塑化して射出成形している際に加熱筒内に
不活性ガスを導入することが、プラスチツク成形
における熱酸化防止方法として提案されている
(特開平1−154713号)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記の熱酸化防止方法は、樹脂の可塑
化中に不活性ガスを加熱筒内に導入するため、熱
履歴の小さい樹脂の炭化を防止するにとどまり、
熱履歴が大きい上、空気成分を含んだ最も肝要な
滞留樹脂の炭化を効果的に防止することができな
い。また不活性ガスを常時加熱筒内に導入する必
要があるため経済的でない。
本考案は、滞留中の樹脂の炭化を防いで燒けの
発生を自動的かつ経済的に防止することができる
射出成形機における樹脂の可塑化装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、一端
にノズルを備え他端側に樹脂供給孔を形成した加
熱筒内にスクリユーが挿入され、上記樹脂供給孔
に、アクチユエータで開閉される開閉部材を備え
たホツパが連通されるとともに、上記アクチユエ
ータの作動流体回路に、アクチユエータの作動方
向を切り換える電磁切換弁が設けられた射出成形
機における樹脂の可塑化装置において、上記加熱
筒に不活性ガスの導入パイプを連結し、該導入パ
イプに、上記電磁切換弁の切換え作動によりアク
チユエータで開閉部材を動かしてホツパを閉じ射
出成形を停止した後において上記電磁切換弁と連
係して作動され上記導入パイプを開いて不活性ガ
スを加熱筒内に導入する電磁開閉弁を設けた構成
とした。
〔作用〕
樹脂を可塑化する場合は、従来同様にホツパに
樹脂を入れて樹脂供給孔を通して加熱筒に供給
し、スクリユーを回転させて行う。
射出成形を中断、或いは中止する場合、電磁切
換弁の切換え作動でホツパが閉じられて加熱筒内
の樹脂が排出されるが、その適当な時期に上記電
磁切換弁の切換え作動に連係して開放指令が出さ
れて開閉弁が開く。これにより不活性ガスが導入
パイプを通じて加熱筒内に導入されて空気と置換
され、スクリユー等に付着した加熱筒内に残こさ
れている少量の樹脂が冷えて固化するまでその炭
化を防止する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す。この射出成
形機における樹脂の可塑化装置の基本構造は周知
のものである。
すなわち、一端にノズル1を備え他端側に樹脂
供給孔2aを形成した加熱筒2内にスクリユー3
が挿入され、上記樹脂供給孔2aに、加熱筒支持
台等の介在部材4に形成された連通孔4aを介し
てホツパ5が連通されている。そして、ホツパ5
内の樹脂を連通孔4aと樹脂供給孔2aを通じて
加熱筒2内に供給しながら、スクリユー3を油圧
モータ(図示せず)などによつて周方向に回転さ
せて樹脂を可塑化し、油圧シリンダ(図示せず)
などによつてスクリユー3を前進移動させること
により上記で可塑化された溶融樹脂を金型6に射
出する構造とされている。
符号7は仕切板(開閉部材)であつて、ホツパ
5の底部に形成されたスライド溝5aに摺動自在
に挿入され、閉塞部7aでホツパ5に対する連通
孔4aの連通を断つとともに、開口部7bでホツ
パ5を連通孔4aに連通させる。加熱筒2の周囲
にはヒータ8が巻き付けられている。
しかして本考案に係る樹脂の可塑化装置におい
ては、加熱筒2に形成された小孔2bに不活性ガ
スの導入パイプ9の一端が連結され、該導入パイ
プ9の他端に不活性ガスの供給源10が接続され
ている。小孔2bは該小孔2bに溶融樹脂が詰ま
らないように、通常、樹脂供給孔2aの近く、つ
まり樹脂が加熱筒2内で溶融しない部分に設けら
れる。仕切板7には該仕切板7を動かしてホツパ
5を開閉させるエア或いは油圧シリンダ(アクチ
ユエータ)11が連結され、該シリンダ11の流
体回路と前記導入パイプ9に電磁切換弁12と電
磁開閉弁13が個々に設けられている。14はシ
リンダ11を伸縮させる流体ポンプである。
第2図は電磁切換弁12と電磁開閉弁13の制
御回路の一例を示すもので、これを参照して本考
案の作用を説明する。
仕切板用押ボタンPB−2が押されると、リレ
ーR2が励磁されて常開接点r2を閉じ、そのまま自
己保持される。このため、電磁切換弁12が励磁
されてシリンダ11が収縮し、仕切板7を第1図
のように引いてホツパ5を開く。
ホツパ5が開かれた上記の状態においてシヨツ
トカウンタ等より成形完了信号が発せられると、
常開接点r0が閉じ、スタート信号用リレーR1が励
磁される。これによりリレーR1の常開接点r11
r12,r13が閉じ、逆に常閉接点r14が開く。リレー
R1は接点r11が閉じることによつて自己保持され、
また接点r14が開くことによつて電磁切換弁12
が切り換わり、シリンダ11が伸長して仕切板7
と動かし閉塞部7aでホツパ5を閉じさせる。
このようにしてシリンダ11が伸長し、仕切板
7が動かされてホツパ5を閉じると、仕切板7等
の移動面に配設された仕切板閉確認リミツトスイ
ツチLSが閉じ、リレーR3が励磁されて接点r31
r32を閉じる。接点r31が閉じると、パージ回路1
5に通電されるため、スクリユー3がパージ動作
して加熱筒2内の樹脂を外部に排出する。なお、
パージ動作は周知のもので、通常、樹脂の供給動
作と射出動作を繰り返えす方式が多い。
また、接点r32が閉じると、リレーR4が励磁さ
れてその接点r4を閉じるため、電磁開閉弁13が
励磁されて導入パイプ9を開く。したがつて不活
性ガスの供給源10から窒素ガス等の不活性ガス
が導入パイプ9を通つて加熱筒2内に充填され、
空気と置換される。
不活性ガスの加熱筒2内への充填は、充填時間
タイマT1に設定された時間だけ継続され、設定
時間が経過すると、タイマT1が働いて接点t11
開き、他の接点t12を閉じる。このため、電磁開
閉弁13が閉じられて不活性ガスの充填が中断さ
れるとともに、充填休止時間タイマT2が作動し
てカウントを開始し、かつ接点t2を開いて充填時
間タイマT1を停止させる。そして充填休止時間
タイマT2に設定された時間が過ぎると接点t2が閉
じられて充填時間タイマT1が作動し、カウント
を開始するとともに、接点t11を閉じて電磁開閉
弁13を開かせ、また他の接点t12を開いて充填
休止時間タイマT2を停止させる。以下同様に二
つのタイマT1,T2の働きにより、不活性ガスの
充填と休止を繰り返えす。加熱筒2は、通常、完
全密閉でなく不活性ガスが少しずつ洩れるが、電
磁開閉弁13の開放時に不活性ガスが補給される
ため、常時不活性ガスが充満していることにな
り、スクリユー3等に付着して加熱筒2内に滞留
している樹脂の炭化が防止されるようになる。
射出成形を行う場合や、加熱筒が冷えて樹脂が
炭化するおそれがなくなつた場合、リセツトボタ
ンPB−1を押してリレーR1の励磁を解く。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る射出成形機
における樹脂の可塑化装置は、一端にノズルを備
え他端側に樹脂供給孔を形成した加熱筒内にスク
リユーが挿入され、上記樹脂供給孔に、アクチユ
エータで開閉される開閉部材を備えたホツパが連
通されるとともに、上記アクチユエータの作動流
体回路に、アクチユエータの作動方向を切り換え
る電磁切換弁が設けられた射出成形機における樹
脂の可塑化装置において、上記加熱筒に不活性ガ
スの導入パイプが連結され、該導入パイプには、
上記電磁切換弁の切換え作動によりアクチユエー
タで開閉部材を動かしてホツパを閉じ射出成形を
停止した後において上記電磁切換弁と連係して作
動され上記導入パイプを開いて不活性ガスを加熱
筒内に導入する電磁開閉弁が設けられた構成とさ
れているので、スクリユー等に付着して加熱筒内
に残存している樹脂の炭化を自動的に防ぎ、炭化
樹脂の混入に起因する燒けを防止することができ
る。また本考案は電磁切換弁と電磁開閉弁とを、
運転休止、或いは中止後において所定のタイミン
グで連係作動させて加熱筒内に不活性ガスを充満
させるものであるから、不活性ガスは過不足なく
的確に充満されるようになり、不活性ガスの消費
量を最少限度に抑えて、樹脂の炭化を確実、かつ
経済的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は本考案に係る射出成形機における樹脂の可
塑化装置の断面図、第2図は電磁切換弁と電磁開
閉弁の制御回路図である。 1……ノズル、2……加熱筒、3……スクリユ
ー、5……ホツパ、9……導入パイプ、13……
電磁開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にノズル1を備え他端側に樹脂供給孔2a
    を形成した加熱筒2内にスクリユー3が挿入さ
    れ、上記樹脂供給孔2aに、アクチユエータ11
    で開閉される開閉部材7を備えたホツパ5が連通
    されるとともに、上記アクチユエータ11の作動
    流体回路に、アクチユエータ11の作動方向を切
    り換える電磁切換弁12が設けられた射出成形器
    における樹脂の可塑化装置において、上記加熱筒
    2に不活性ガスの導入パイプ9が連結され、該導
    入パイプ9には、上記電磁切換弁12の切換え作
    動によりアクチユエータ11で開閉部材7を動か
    してホツパ5を閉じ射出成形を停止した後におい
    て上記電磁切換弁12と連係して作動され上記導
    入パイプ9を開いて不活性ガスを加熱筒2内に導
    入する電磁開閉弁13が設けられたことを特徴と
    する射出成形機における樹脂の可塑化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0857918A (ja) * 1994-08-23 1996-03-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プラスチック樹脂可塑化部での黒点異物発生防止方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60242029A (ja) * 1984-04-26 1985-12-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクリユシリンダの温度制御方法
JPH01154713A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Uisuton Kk プラスチック成形における熱酸化防止方法

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