JPH0655386A - 軟質ホース自動挿入装置 - Google Patents

軟質ホース自動挿入装置

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JPH0655386A
JPH0655386A JP22646092A JP22646092A JPH0655386A JP H0655386 A JPH0655386 A JP H0655386A JP 22646092 A JP22646092 A JP 22646092A JP 22646092 A JP22646092 A JP 22646092A JP H0655386 A JPH0655386 A JP H0655386A
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soft hose
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Tetsuya Iwaba
哲也 岩場
Hideo Wada
秀男 和田
Masanobu Kanemoto
政信 兼本
Takashi Hirano
隆司 平野
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、作業時間を短縮して、製造効率を
向上させることができ、且つ軟質ホースの挿入位置を一
定にし、製品の均一化を図ることを目的とする。 【構成】 本発明の軟質ホース自動挿入装置は、軟質チ
ューブ10が固定されるチューブ固定手段8と、チュー
ブ固定手段8に固定された軟質チューブ10の中空内部
にエアーを送り込むエアー供給手段13と、エアー供給
手段13によって内径を拡開された軟質チューブ10に
軟質ホース9を挿入する間接ロボット1を備えた構成を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用高圧ホース等に
使用される軟質ホースを断熱材等の軟質チューブに挿入
するための軟質ホース自動挿入装置に関し、特に、挿入
作業を自動化して製造効率を高めた軟質ホース自動挿入
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキホース,パワーステアリングホ
ース等の自動車用高圧ホースを、エンジンルームの内部
に配管するときには、エンジン部品に近接する部分の外
周に断熱チューブを嵌着させる必要がある。
【0003】この場合、断熱チューブとなる円筒状スポ
ンジチューブの中空内部にゴムホースを挿入するが、ス
ポンジチューブ,及びゴムホースは共に軟質体であり、
曲がり易く、変形し易いことから、従来はこの作業を手
作業によって行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の軟質ホ
ースの挿入方式によると、円筒状スポンジチューブの中
空内部に手作業によってゴムホースを挿入しているた
め、ゴムホースをその外径より小さい内径を有する円筒
状スポンジチューブに挿入するには多大な時間を要し、
製造効率を低下させるという不都合がある。また、手作
業ではゴムホースの挿入位置にバラツキが生じ、製品を
均一に製造することができない。
【0005】従って、本発明の目的は作業時間を短縮し
て、製造効率を向上させることができる軟質ホース挿入
装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は軟質ホースの挿入位置
を一定にし、製品を均一化することができる軟質ホース
自動挿入装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、作業時間を短縮して、製造効率を向上させることが
でき、且つ軟質ホースの挿入位置を一定にし、製品を均
一化できるようにするため、軟質チューブが内周面に固
定されるパイプ状のチューブ固定手段と、チューブ固定
手段に固定された軟質チューブの中空内部にエアーを送
り込むエアー供給手段と、エアー供給手段によって内径
を拡開された軟質チューブに、軟質ホースを挿入する関
節ロボットを備えた軟質ホース自動挿入装置を提供する
ものである。
【0008】また、上記構成に軟質ホースの曲がりを矯
正するホースガイドと、矯正された軟質ホースの先端と
整合するように軟質チューブの先端を矯正するチューブ
ガイドより成る矯正ガイド手段と、チューブ固定手段に
設けられ、軟質チューブから突出した軟質ホースの先端
を検出するホース検出手段を付加しても良い。
【0009】上記チューブガイドは、軟質チューブの先
端を挟んで軟質チューブの開口端を拡開し、軟質ホース
の挿入を容易にする構成を有している。
【0010】
【作用】上記構成に基づく本発明の軟質ホース自動挿入
装置によると、エアー供給手段から軟質チューブの中空
内部にエアーを送り込んで軟質チューブの内径を拡開す
ると共にエアー圧によって軟質チューブの硬度を高めて
いるため、曲がり易く変形し易い軟質ホースを容易に挿
入することができるようになり、その結果、ロボットに
よる自動挿入が可能となる。従って、作業時間を大幅に
短縮することができ、製造効率を向上させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の軟質ホース自動挿入装置につ
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施例に係る軟質ホ
ース自動挿入装置が示されている。この軟質ホース自動
挿入装置は、円筒状スポンジチューブ10が内周面に固
定される挿入パイプ8と、挿入パイプ8に固定された円
筒状スポンジチューブ10の中空内部にエアーを送り込
むエアー供給部13と、エアー供給部13によって内径
を拡開された円筒状スポンジチューブ10に、ゴムホー
ス9を挿入する関節ロボット1と、ゴムホース9と円筒
状スポンジチューブ10の整合関係を調整するガイド機
構15と、関節ロボット1,エアー供給部13,及びガ
イド機構15を制御する制御装置14より構成されてい
る。
【0013】挿入パイプ8は、下端に透過型光電スイッ
チ12と、上記エアー供給部13を有しており、透過型
光電スイッチ12は円筒状スポンジチューブ10に挿入
されるゴムホース9の先端を検出するようになってい
る。
【0014】関節ロボット1は、先端にゴムホース9を
挟持するチャック11を有し、挟持したゴムホース9を
三次元的にX,Y,Z方向に移動させることができる。
【0015】ガイド機構15は、ゴムホース9の曲がり
を矯正するホースガイド5,6と、ホースガイド5,6
によって矯正されたゴムホース9の先端に円筒状スポン
ジチューブ10の先端が近づくように円筒状スポンジチ
ューブ10を矯正するチューブガイド7と、ホースガイ
ド5,6,及びチューブガイド7をそれぞれ前進・後退
させるガイド前進/後退用シリンダ2,3,4から構成
されている。
【0016】以下、本発明の動作を図2より図5を参照
しながら説明する。まず、円筒状スポンジチューブ10
を挿入パイプ8に固定すると共に、制御装置14から出
力されるロボット制御信号によって関節ロボット1を作
動させ、ゴムホース9をチャック11で挟持して前工程
から挿入パイプ8上の所定の位置まで搬送する。
【0017】ゴムホース9が挿入パイプ8上に搬送され
ると、制御装置14からガイド制御信号が出力され、ガ
イド機構15のガイド前進/後退用シリンダ2を作動さ
せ、ホースガイド5を前進させてゴムホース9の曲がり
を矯正する。そして、ゴムホース9の先端を挿入パイプ
8に固定された円筒状スポンジチューブ10の先端に近
づける。
【0018】この後、制御装置14はガイド前進/後退
用シリンダ3を作動させ、ホースガイド6を前進させ
て、ゴムホース9の先端が円筒状スポンジチューブ10
の先端上に位置するようにゴムホース9を更に矯正す
る。
【0019】更に、制御装置14はガイド前進/後退用
シリンダ4を作動させて、チューブガイド7を前進さ
せ、円筒状スポンジチューブ10の先端がゴムホース9
の先端と整合するように円筒状スポンジチューブ10の
先端を矯正する。このとき、チューブガイド7は図2の
(a) から図2の(b) に示すように変位し、円筒状スポン
ジチューブ10の先端部を押圧して、円筒状スポンジチ
ューブ10の開口端を拡開する。このため、後述するゴ
ムホース9の挿入作業が容易となる。
【0020】このようにして円筒状スポンジチューブ1
0が矯正されると、制御装置14からロボット制御信号
が出力され、これによって関節ロボット1はゴムホース
9の先端を円筒状スポンジチューブ10の先端から約5
mmの位置まで挿入する(図2の(b) を参照)。このと
き、制御装置14から出力されたガイド制御信号によっ
てホースガイド5が予め後退させられており、関節ロボ
ット1のチャック11とホースガイド5が衝突しないよ
うになっている。
【0021】円筒状スポンジチューブ10の先端にゴム
ホース9が挿入されると、制御装置14からガイド制御
信号が出力され、ガイド前進/後退用シリンダ4を作動
させてチューブガイド7を後退させる。この後、制御装
置14からエアー制御信号が出力され、挿入パイプ8の
下端に設けられたエアー供給部13を作動させて、そこ
から挿入パイプ8に固定された円筒状スポンジチューブ
10の中空内部にエアーを供給し、円筒状スポンジチュ
ーブ10の内径を図3の(a) から図3の(b) のように拡
開する。
【0022】円筒状スポンジチューブ10の内径が拡開
すると、制御装置14からガイド制御信号が出力され、
ガイド前進/後退用シリンダ3を作動させて、ホースガ
イド6を後退させる。ホースガイド6が後退すると、制
御装置14からロボット制御信号が出力され、これによ
って関節ロボット1は、図3の(c) に示すように、ゴム
ホース9を円筒状スポンジチューブ10の中空内部に挿
入する。ゴムホース9が所定の目標位置(図4参照)ま
で挿入されると、挿入パイプ8の下端に設けられた透過
型光電スイッチ12によってゴムホース9の先端を検出
し、この検出によって挿入作業を完了する。
【0023】このようにして挿入作業が完了すると、図
5に示すチューブ付ホース20が得られ、チューブ付ホ
ース20は関節ロボット1によって次工程へ搬送され
る。
【0024】以上の実施例では、エアー供給部13から
円筒状スポンジチューブ10の中空内部にエアーを送り
込んで円筒状スポンジチューブ10の内径を拡開すると
共にエアー圧によって円筒状スポンジチューブ10の硬
度を高めているため、曲がり易く変形し易いゴムホース
9を容易に挿入することができるようになり、その結
果、関節ロボット1による自動挿入が可能となる。従っ
て、作業時間を大幅に短縮することができ、製造効率を
向上させることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軟質ホー
ス自動挿入装置によると、軟質チューブが内周面に固定
されるパイプ状のチューブ固定手段と、チューブ固定手
段に固定された軟質チューブの中空内部にエアーを送り
込むエアー供給手段と、エアー供給手段によって内径を
拡開された軟質チューブに、軟質ホースを挿入する関節
ロボットを備えているため、作業時間を短縮して、製造
効率を向上させることができる。また、チューブ固定手
段に軟質チューブから突出した軟質ホースの先端を検出
するホース検出手段が設けられているため、軟質ホース
の挿入位置が一定となり、製品の均一化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る軟質ホース自動挿入装
置を示す説明図。
【図2】本発明の一実施例に係るチューブガイドの動作
を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例に係る軟質ホースの挿入状態
を示す説明図。
【図4】本発明の一実施例に係る軟質ホースの挿入完了
状態を示す説明図。
【図5】本発明の一実施例によって得られたチューブ付
ホースを示す説明図。
【符号の説明】
1 関節ロボット 2,3,4 ガイド前進/後退用シリンダ 5,6 ホースガイド 7 チュ
ーブガイド 8 挿入パイプ 9 ゴム
ホース 10 円筒状スポンジチューブ 11 チャ
ック 12 透過型光電スイッチ 13 エア
ー供給部 14 制御装置 15 ガイ
ド機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 隆司 茨城県日立市助川町3丁目1番1号 日立 電線株式会社電線工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質チューブが内周面に固定されるパイ
    プ状のチューブ固定手段と、 前記チューブ固定手段に固定された前記軟質チューブの
    中空内部にエアーを送り込むエアー供給手段と、 前記エアー供給手段によって内径を拡開された前記軟質
    チューブに、軟質ホースを挿入する関節ロボットを備え
    ていることを特徴とする軟質ホース自動挿入装置。
  2. 【請求項2】 前記軟質ホースの曲がりを矯正するホー
    スガイドと、矯正された前記軟質ホースの先端と整合す
    るように前記軟質チューブの先端を矯正するチューブガ
    イドより成る矯正ガイド手段と、 前記チューブ固定手段に設けられ、前記軟質チューブか
    ら突出した前記軟質ホースの先端を検出するホース検出
    手段を有する構成の請求項1の軟質ホース自動挿入装
    置。
  3. 【請求項3】 前記チューブガイドは、前記軟質チュー
    ブの先端を挟んで前記軟質チューブの開口端を拡開し、
    前記軟質ホースの挿入を容易にする構成の請求項2の軟
    質ホース自動挿入装置。
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JP2014079825A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Honda Sun Co Ltd 継ぎ手挿入治具
KR101444587B1 (ko) * 2013-03-15 2014-09-26 엘에스엠트론 주식회사 호스와 파이프의 삽입장치

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JPS63116237U (ja) * 1987-01-23 1988-07-27

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