JPH0655339B2 - 消失模型鋳造装置 - Google Patents

消失模型鋳造装置

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JPH0655339B2
JPH0655339B2 JP63314527A JP31452788A JPH0655339B2 JP H0655339 B2 JPH0655339 B2 JP H0655339B2 JP 63314527 A JP63314527 A JP 63314527A JP 31452788 A JP31452788 A JP 31452788A JP H0655339 B2 JPH0655339 B2 JP H0655339B2
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政之 松下
隆治 長谷
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、消失模型鋳造装置に係り、特に押湯の構造を
改良したものに関する。
(従来の技術) 鋳造法の1つに消失模型鋳造法があり、これは模型の型
抜きを不要とするものである。
そこで、第4図及び第5図を参照して、上記消失模型鋳
造法を説明する。
第4図は、消失模型鋳造法を実施するための鋳造装置の
構成を示す断面図である。鋳枠101内には砂103が
充填されており、この砂103内には製品模型105が
配置されている。この製品模型105は、消失材、例え
ば、発泡ポリスチレン樹脂より形成されていて、高温の
湯により消失するものである。
一方、上記鋳枠101の上方には湯口カップ107が取
付けられており、この湯口カップ107から供給される
湯109は、砂103内に配置され消失材で形成された
湯道111を介して、上記製品模型105に導入され
る。この湯109の供給により、製品模型105は徐々
に消失していき、該消失部分に湯109が充填されてい
く。これによって製品が鋳造される。
上記製品模型105の湯口側の湯道111には、押湯模
型113が配置されている。この押湯模型113も消失
材から形成されており、湯109の供給により徐々に消
失し、該消失部分に湯109が充填されていく。
ところで、製品模型105の部分に充填された湯109
が凝固するときには、収縮現象がみられる。この収縮し
た部分を補充するのが、既に述べた押湯模型113の部
分に充填された湯109であり、これが押湯である。
尚、鋳枠101の下部には真空室115が形成されてお
り、図示しない真空ポンプにより吸引口117を吸引す
ることにより減圧状態が維持されている。
また、第5図に示す鋳造装置は、押湯模型113を、製
品模型105の反湯口側に配置したものであり、その他
の構成は第4図に示したものと同様である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると次のような問題があった。即ち
第4図に示した装置の場合には、湯109はまず押湯模
型113を消失させ、その後製品模型105部分に供給
されることになる。
したがって、押湯模型113の消失に多大な熱量を消費
するために、湯109の温度降下が大きいという問題が
あった。
また、発泡ポリスチレン樹脂はベンゼン環を有している
ので、消失しても完全にはガス化せず、湯109中にカ
ーボン残渣(煤)及びガスが混入して、湯109の品質
を低下させ、製品の表面に欠陥が発生してしまうという
問題があった。
また、第5図に示した装置の場合には、押湯模型113
が製品模型105の反湯口側に配置されているので、湯
109の温度降下、湯109の品質の低下といった問題
はないが、押湯模型113部分に充填される湯109の
温度が低下してしまうという問題があった。そのため、
押湯模型113の容積を拡大せざるを得ず、供給した湯
109の量と製品間の歩留りが低下してしまうという問
題があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目
的とするところは、押湯機能を向上させるとともに、製
品の品質の向上、及び歩留りの向上を図ることができる
消失模型鋳造装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願発明の第1請求項による消
失模型鋳造装置には、砂を充填した鋳枠と、この鋳枠内
の砂内に配置され消失材から形成され湯の供給により消
失して該消失部分に湯を充填していく製品模型と、上記
砂内に配置され湯口より供給される湯を上記製品模型部
分に導入する湯道と、上記砂内であって上記製品模型の
湯口側又は反湯口側に配置されるとともに消失材から形
成され湯の供給により消失して該消失部分に湯を充填し
ていく押湯模型とを具備し、上記製品模型部分に充填さ
れた湯の収縮分を上記押湯模型部分に充填された湯によ
って補充するようにした消失模型鋳造装置において、上
記押湯模型は中空形状をなしていることを特徴とするも
のである。
また、第2請求項による消失模型鋳造装置は、請求項1
記載の消失模型鋳造装置において、押湯模型の中空部に
は発熱剤が収容されていることを特徴とするものであ
る。
(作用) まず、第1請求項による消失模型鋳造装置の場合には、
押湯模型は中空形状としたものである。
中空形状としたことにより、消失材の量が大幅に減少
し、湯との接触面積が減少し、湯の温度降下を抑制する
ことができる。
また、湯の中に混入される煤、ガス等の量も大幅に減少
し、湯の品質の低下、それにによる製品表面における欠
陥発生を防止することができる。
第2請求項による消失模型鋳造装置の場合には、中空形
状をなす押湯模型の中空部に発熱剤を収容したものであ
る。
上記発熱剤は湯との接触により発熱を開始するものであ
り、これによって押湯の温度降下を抑制して、押湯機能
を効果的に発揮させるものである。
(実施例) 以下第1図を参照して本発明の第1の実施例を説明す
る。第1図は消失模型鋳造法を実施するための鋳造装置
を示す断面図である。
鋳枠1内には砂3が充填されており、この砂3内には製
品模型5が配置されている。この製品模型5は、消失
材、例えば、発泡ポリスチレン樹脂より形成されてい
て、高温の湯により熱分解されて消失するものである。
一方、上記鋳枠1の上方には湯口カップ7が取付けられ
ており、この湯口カップ7から供給される湯9は、砂3
内に配置され消失材で形成された湯道11を介して上記
製品模型5に導入される。この湯9の供給により、製品
模型5は徐々に消失していき、該消失部分に湯9が充填
されていく。これによって製品が鋳造される。
上記製品模型5の湯口側の湯道11には、押湯模型13
が配置されている。この押湯模型13も、消失材から形
成されており、湯9の供給により徐々に消失し、該消失
部分に湯9が充填されていく。また、鋳枠1の下部には
真空室15が形成されており、図示しない真空ポンプに
より吸引口17を吸引することにより減圧状態が維持さ
れている。
上記押湯模型13についてさらに詳細に説明する。押湯
模型13は、図にも示すように中空状であって有底円筒
状をなしており、その上端には蓋体19が接着されてい
る。このように中空状にしたことにより、消失材の量は
大幅に減少し、湯9との接触部分が少なくなり、それに
よって、湯9の温度降下を抑制するとともに、湯9への
不純物の混入も抑制するものである。
上記押湯模型13の中空部には粉末状の発熱剤21が収
容されている。この発熱剤21は、湯9との接触により
発熱を開始するものであり、押湯模型13が消失した後
に充填される押湯の温度降下を抑制する機能をなす。
以上の構成を基にその作用を説明する。湯口カップ7よ
り湯9を供給すると、該湯9は湯道11を介して押湯模
型13部分に導入される。ここで押湯模型13の一部は
消失し、それによって押湯の充填が開始される。これが
後に押湯として機能する。
一方、製品模型5の部分にも湯9が提供され、製品模型
5は徐々に消失して行き、その後に湯9が充填されてい
って、製品の鋳造がなされる。
製品模型5が消失した後に充填された湯9は、凝固しな
がら収縮する。この収縮した分は、押湯模型13の後に
充填された高い温度を保った押湯により補充される。
その際、発熱剤21の発熱作用により、押湯の温度降下
は抑制されているので、効果的な押湯がなされる。
以上本実施例によると以下のような効果を奏することが
できる。まず、押湯模型13を中空形状としたので、使
用する消失材の量が大幅に減少し湯9との接触部分が減
少し、それによって、湯9の温度降下を抑制することが
できるとともに、湯9への不純物の混入を制御すること
ができる。
したがって、製品の品質向上を図ることができる、特
に、製品表面における欠陥発生を防止することができ
る。
また、押湯模型13の中空部には、発熱剤21が収容さ
れていて、この発熱剤21により、押湯の温度降下を抑
制することができるので、押湯機能を効果的に発揮させ
ることができる。
次に第2図を参照して第2の実施例について説明する。
この実施例は、押湯模型13を製品模型5の反湯口側に
配置したものであり、その他の構成は前記第1の実施例
と同様である。
したがって、前記第1の実施例と同様に、押湯の温度降
下を抑制する効果を奏することができる。特に、押湯模
型が製品模型の反湯口側に位置することによる不具合、
すなわち湯の温度降下は、発熱剤21によりより一層効
果的に解消される。
次に第1図を参照して第3の実施例について説明する。
これは発熱剤21を押湯模型13の中空部内にあって、
任意の位置に設置できるよう調節機構を設けたものであ
る。
すなわち、発熱剤21が機能する時期は、押湯機能が発
揮される時期と密接な関係にあり、よって最も効果的に
押湯機能が発揮されるように、発熱剤21の発熱時期を
調整すれば、より効果的に押湯機能が発揮される。
そこで、発熱剤(図に示すのは粉末タイプではなく、錠
剤タイプであるが、何れでもよい)21を篭状容器23
内に収容し、この篭状容器23を押湯模型13の中空部
の内面25に沿って上下にスライド自在に嵌挿させ発熱
剤21を所望のレベルに位置させるべく、その高さを調
節可能に構成したものである。既に述べたように、発熱
剤21は湯に接触して発熱を開始するものであり、篭状
容器23の高さによって上記接触時間を調整するもので
ある。したがって、前記第1及び第2の実施例の場合以
上に、押湯機能を効果的に発揮させることが可能とな
る。尚、この調節機構は上記のものを一例とするがこれ
に限定されるものではなく、篭状容器23を台の上に置
き、この台の高さを調節する等の構成とすることができ
る。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明による消失模型鋳造装置に
よると、押湯模型を中空形状として、使用する消失材の
量を大幅に減少させ、湯との接触部分を少なくしている
ので、湯の温度降下、不純物の湯への混入といった問題
を軽減させることができるとともに、押湯機能を効果的
に発揮させることができ、それによって高品質の製品を
得ることができる。
また、発熱剤により押湯の温度降下を抑制することがで
きるので、これによっても効果的な押湯機能を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す消失模型鋳造装置の
断面図、第2図は本発明の第2実施例を示す消失模型鋳
造装置の断面図、第3図は本発明の第3実施例を示す押
湯模型の断面図、第4図及び第5図は従来の消失模型鋳
造装置の断面図である。 1……鋳枠、3……砂、5……製品模型、7……湯口カ
ップ、9……湯、11……湯道、13……押湯模型、2
1……発熱剤。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂を充填した鋳枠と、この鋳枠内の砂内に
    配置され消失材から形成され湯の供給により消失して該
    消失部分に湯を充填していく製品模型と、上記砂内に配
    置され湯口より供給される湯を上記製品模型部分に導入
    する湯道と、上記砂内であって上記製品模型の湯口側又
    は反湯口側に配置されるとともに消失材から形成され湯
    の供給により消失して該消失部分に湯を充填していく押
    湯模型とを具備し、上記製品模型部分に充填された湯の
    収縮分を上記押湯模型部分に充填された湯によって補充
    するようにした消失模型鋳造装置において、上記押湯模
    型は中空形状をなしていることを特徴とする消失模型鋳
    造装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の消失模型鋳造装置におい
    て、押湯模型の中空部には発熱材が収容されていること
    を特徴とする消失模型鋳造装置。
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