JPH0655336A - リーマ加工方法およびその装置 - Google Patents

リーマ加工方法およびその装置

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JPH0655336A
JPH0655336A JP21496192A JP21496192A JPH0655336A JP H0655336 A JPH0655336 A JP H0655336A JP 21496192 A JP21496192 A JP 21496192A JP 21496192 A JP21496192 A JP 21496192A JP H0655336 A JPH0655336 A JP H0655336A
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JP
Japan
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reamer
cylindrical
axis
shaft
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP21496192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Murakoshi
仁 村越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Advanced Technologies Co Ltd filed Critical Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication of JPH0655336A publication Critical patent/JPH0655336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーマが摩耗しても加工穴を所望寸法に形成
でき、結果としてリーマの使用時間を延ばす。 【構成】 筒状回転部材4は、第1軸心Aを中心として
回転駆動する。筒状旋回軸8は、筒状回転部材4の中心
孔に前記第1軸心Aから所定寸法偏心した第2軸心Bを
中心として回転操作自在に配設されている。リーマ回転
軸18は、筒状旋回軸8の中心孔に回転駆動自在に配設
され、先端部にリーマ19を有している。制御装置16
は、リーマ仕上げされた加工穴21aの内径測定値と目
標値とを比較して補正値を算出し、該補正値に基づいて
前記筒状旋回軸8の回転角度を変更し、リーマ19の前
記第1軸心Aからの偏心量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリーマ加工方法およびそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、ワークには工作機械に精度良く取り付けるための基
準穴が形成されており、この基準穴はリーマ仕上げされ
ている。しかし、リーマは使用により摩耗して外径寸法
が小さくなるので、基準穴の内径寸法が目標値の寸法公
差内に収まらなくなることがある。この場合、ワークの
外周面等を加工するために、このワークを工作機械に取
り付けようとしても、工作機械に設けた位置決めピンが
前記基準穴に嵌合しにくくなるため、位置決めピンが変
形したり、ワークが工作機械に傾いて取り付けられたり
することがある。そして、この状態でワークを加工すれ
ば、ワークの真円度,直角度あるいは寸法精度等が所望
の値から外れてしまう。また、このように基準穴が小さ
いと、工作機械へのワークの取付あるいは取外作業が困
難となる。
【0003】したがって、前記基準穴を目標値の寸法公
差内に仕上げるために、リーマを約1000回程度の使用で
新しいものと取り替えたり、その刃先を研削し直したり
する必要が生じていた。このため、長時間に亘って連続
してリーマ加工を行うことができず、無人化が必要な夜
間等にこのリーマ加工を行なうことは不可能であった。
本発明は前記問題点に鑑み、リーマが摩耗しても加工穴
を所望寸法に形成でき、結果として長時間に亘ってリー
マを使用することができるリーマ加工方法およびその装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、リーマ仕上げされた加工
穴の内径を測定し、該測定値と目標値とを比較してズレ
量を求め、該ズレ量に基づいてリーマを加工穴の軸心位
置から偏心させる補正値を算出し、該補正値に基づいて
リーマを回転させながらその回転中心回りを公転させる
ことにより次の加工穴をリーマ仕上げするようにした。
【0005】また、請求項2記載の発明では、リーマ加
工装置を、第1軸心を中心として回転駆動するリーマ公
転用の筒状回転部材と、該筒状回転部材の中心孔に前記
第1軸心から所定寸法偏心した第2軸心を中心として回
転操作自在に配設された筒状旋回軸と、該筒状旋回軸の
中心孔に回転駆動自在に配設され、先端部に前記第2軸
心から前記所定寸法偏心した第3軸心を中心としてリー
マが設けられたリーマ回転軸と、リーマ仕上げされた加
工穴の内径測定値と目標値とを比較して補正値を算出
し、該補正値に基づいて前記筒状旋回軸の回転角度を変
更し、リーマの前記第1軸心からの偏心量を調整する制
御装置とを備えた構成とした。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付図面を参
照して説明する。図1は本実施例に係るリーマ加工装置
の加工ヘッド1aを示し、この加工ヘッド1aは図中左
右方向に往復移動するテーブル1上に固定されている。
加工ヘッド1aのケーシング2にはベアリング3を介し
て筒状回転部材4が収容されている。この筒状回転部材
4の先端面にはストッパ受部5がねじ止めされ、蓋体6
で被覆されている。一方、筒状回転部材4の後端部には
公転用プーリ7が外装され、両者はキー7aを介して第
1軸心A(図2参照)を中心として一体的に回転するよ
うになっている。
【0007】前記筒状回転部材4の前半部には、第1軸
心Aから所定寸法eだけ偏心した位置に第2軸心Bを有
する筒状旋回軸8がベアリング9を介して回転操作可能
に収容されている。この筒状旋回軸8の先端側には前記
筒状回転部材4のストッパ受部5に当接して筒状旋回軸
8自身を180度の範囲内で正逆転させるためのストッ
パ部10a,10bがそれぞれ固定されている。一方、
筒状旋回軸8の後端部は螺旋状に形成してなるヘリカル
スプラインシャフト4aとなっており、このシャフト4
aにはヘリカルスプラインナット11が螺合され、前記
筒状回転部材4の回転によって、筒状旋回軸8はヘリカ
ルスプラインシャフト4aと一緒に、第1軸心Aに対し
て偏心回転するようにしている。
【0008】また、筒状回転部材4の後半部には、筒状
摺動部材12の前半部が収容されている。この摺動部材
12の先端面には前記ヘリカルスプラインナット11が
固着され、後端側は往復移動板13に2重のベアリング
13a,13bを介して偏心回転可能に取り付けられて
いる。往復移動板13には筒状部材13aが設けられ、
この筒状部材13aにサーボモータ16によって回転す
る軸部材16aが螺合している。サーボモータ16は制
御装置17からの入力信号に基づいて駆動するようにな
っている。
【0009】前記筒状旋回軸8にはリーマ回転軸18の
前半部がベアリング8aを介して収容され、このリーマ
回転軸18の後半部は摺動部材12の中心孔内に位置し
ている。リーマ回転軸18の第3軸心Cは、前記第2軸
心Bから所定寸法eだけ偏心しており、先端部にはリー
マ19が固定され、後端部には自転用プーリ20が外装
されている。リーマ回転軸18と自転用プーリ20とは
キー20aによって一体的に回転するようになってい
る。また、前記リーマ回転軸18の自転用プーリ20が
外装された部分の近傍には筒状保持部14がベアリング
14aを介して外装されている。この筒状保持部14の
大径部はテーブル1の支持板1bに2重のベアリング1
4a,14bを介して偏心回転可能に取り付けらる一
方、小径部はヘリカルスプラインシャフト14dとな
り、前記摺動部材12の後端部に固定されたヘリカルス
プラインナット15が螺合されている。
【0010】前記制御装置17はリーマ19の摩耗に伴
う加工径の減少を防止するために、リーマ仕上げ後に行
われるワーク21の加工穴21aの測定データの入力信
号に基づき、リーマ回転軸18の公転によるリーマ加工
径の補正を行なう。以下、この制御装置による制御動作
および前記構成の加工ヘッドの動作を図3に示すフロー
チャートに従って説明する。
【0011】制御装置17は、まずステップS1で前回
にリーマ仕上げされたワーク21の加工穴21aの内径
測定値を読み込み、ステップS2でその測定値と加工穴
21aの目標値とを比較して下記する式によりズレ量a
を算出する。 a=(d0−d)/2 そして、ステップS3ではステップS2で算出されたズ
レ量aに基づき、下記する式により補正値rnを算出す
る。 rn=ri+a×k(riは前回の算出補正値,kは係
数)
【0012】ステップS4ではrnの正負を判断する。
リーマ19が摩耗しておらずrnが負または0である場
合、ステップS5でR=0とし、リーマ19の偏心量
が0となるようにサーボモータ16に出力する。これに
より、軸部材16aが回転し、往復移動板13が図1中
左側に移動する。この移動に伴って摺動部材12はヘリ
カルスプラインナット11とともに図1中左側に移動
し、筒状旋回軸8は、図2中第2軸心Bを中心として時
計回り方向に回転する。この筒状旋回軸8は、ストッパ
部10aがストッパ受部5の端面に当接してその回転を
停止し、この停止点を基準点としてリーマ19の軸心C
と、筒状回転部材4の軸心Aとが一致する。そして、図
示しない駆動装置により、自転用プーリ20を駆動して
リーマ回転軸18を回転させながらテーブル1を図1中
左方向に送ると、リーマ19によりワーク21の加工穴
21aがリーマ仕上げされる。
【0013】一方、リーマ19が摩耗してrが正とな
った場合、ステップ6でリーマ19の偏心量がrnとな
るようにサーボモータ16に出力する。これにより、軸
部材16aが逆回転して往復移動板13が図1中右側に
移動する。この移動で、摺動部材12はヘリカルスプラ
インナット11とともに図1中右側に移動する。筒状旋
回軸8は、図2中第2軸心Bを中心として反時計回り方
向に回転し、図4に示すように、リーマ19の第3軸心
Cが第1軸心Aから距離rnだけずれた時点で、自転用
プーリ20を駆動するとともに公転用プーリ7を駆動す
ると、リーマ19は自転しながら距離rnだけ偏心して
第1軸心Aの回りを公転する。したがって、リーマ径が
加工穴21aの内径よりも補正値rnだけ小さい分、リ
ーマ19は偏心運動することになる。その後、テーブル
1を図1中左側に移動し、前記リーマ19で加工穴21
をリーマ仕上げすれば、この加工穴21は目標値d0
リーマ仕上げされることになる。また、図2中筒状旋回
軸8が反時計回り方向に回転することにより、点線の位
置にあるストッパ部10bが一点鎖線の位置でストッパ
受部5に当接して停止する位置が、前記第1軸心Aに対
する第3軸心Cの偏心量を最大に設定できる距離rであ
る。
【0014】このように、たとえリーマ19が摩耗して
も、このリーマ19を偏心回転(公転)させることによ
って目標とする加工径に加工することができるので、従
来のようにリーマ19を新しいものと取り替えたりする
必要がない。実際には約2000回の使用に耐え得るので、
夜間等に前記リーマ加工装置を人手を介さずに使用でき
ることになる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るリーマ加工方法およびその装置によれば、リーマ
仕上げされた加工穴の内径測定値と目標値とを比較し、
その差に基づいて順次リーマの偏心量を調整するように
したので、リーマの刃先が摩耗して小径となっても、加
工穴を目標値に仕上げることができ、従来に比べてリー
マの使用期間を長くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るリーマ加工装置の正面断面図
である。
【図2】 図1の部分側面断面図である。
【図3】 リーマの偏心運動を行わせるためのフローチ
ャート図である。
【図4】 偏心運動を行なうリーマの断面図である。
【符号の説明】
4…筒状回転部材、8…筒状旋回軸、17…制御装置、
18…リーマ回転軸、19…リーマ、21a…加工穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーマ仕上げされた加工穴の内径を測定
    し、該測定値と目標値とを比較してズレ量を求め、該ズ
    レ量に基づいてリーマを加工穴の軸心位置から偏心させ
    る補正値を算出し、該補正値に基づいてリーマを回転さ
    せながらその回転中心回りを公転させることにより次の
    加工穴をリーマ仕上げすることを特徴とするリーマ加工
    方法。
  2. 【請求項2】 第1軸心を中心として回転駆動するリー
    マ公転用の筒状回転部材と、該筒状回転部材の中心孔に
    前記第1軸心から所定寸法偏心した第2軸心を中心とし
    て回転操作自在に配設された筒状旋回軸と、該筒状旋回
    軸の中心孔に回転駆動自在に配設され、先端部に前記第
    2軸心から前記所定寸法偏心した第3軸心を中心として
    リーマが設けられたリーマ回転軸と、リーマ仕上げされ
    た加工穴の内径測定値と目標値とを比較して補正値を算
    出し、該補正値に基づいて前記筒状旋回軸の回転角度を
    変更し、リーマの前記第1軸心からの偏心量を調整する
    制御装置とを備えたことを特徴とするリーマ加工装置。
JP21496192A 1992-08-12 1992-08-12 リーマ加工方法およびその装置 Pending JPH0655336A (ja)

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JPH0655336A true JPH0655336A (ja) 1994-03-01

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JP21496192A Pending JPH0655336A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 リーマ加工方法およびその装置

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JP (1) JPH0655336A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149398A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Toyota Motor Corp 切削工具研削方法及び切削工具研削装置
KR101154454B1 (ko) * 2010-05-13 2012-06-11 (주)현보 고정밀 부품의 실린더 디버링 장치
CN110434402A (zh) * 2019-07-10 2019-11-12 芜湖市极星航空科技有限公司 一种飞机尾翼对接接头孔铰孔装置

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KR101154454B1 (ko) * 2010-05-13 2012-06-11 (주)현보 고정밀 부품의 실린더 디버링 장치
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