JPH065508Y2 - 吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤロープの外れ防止装置 - Google Patents

吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤロープの外れ防止装置

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JPH065508Y2
JPH065508Y2 JP5191188U JP5191188U JPH065508Y2 JP H065508 Y2 JPH065508 Y2 JP H065508Y2 JP 5191188 U JP5191188 U JP 5191188U JP 5191188 U JP5191188 U JP 5191188U JP H065508 Y2 JPH065508 Y2 JP H065508Y2
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JP
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wire rope
wire
tightening
drum
prevention device
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JP5191188U
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義彦 槻
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建造物の開口部に建付けられるオーバーヘッ
ドドア等の吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤロープの外
れ防止装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種オーバーヘッドドアは、ドア体の下端部
に先端が係着されるワイヤロープを、開口部上方に設け
られるワイヤドラムにより巻取り、巻戻しすることでド
ア体が上下昇降して開口部を開閉するものであるが、前
記ワイヤロープがワイヤドラムに乱巻きされることを防
止するため、ワイヤドラムの周面に螺旋溝を形成し、こ
の螺旋溝に沿ってワイヤロープを巻取ることで整然とし
たワイヤロープの巻装作動ができるようになっている。
ところでこのものは、現場毎にドア体の昇降作動量が異
なることもあって、ワイヤロープは多少の余裕を持って
巻装されている。この結果、全閉時、ワイヤロープが弛
んだ際、ワイヤドラムに巻残されているワイヤロープが
撓んで螺旋溝から外れてしまうという不具合があり、こ
のような場合には、以後整然としたワイヤロープの巻取
りが不可能となる。そこで従来では、第6図に示す如
く、ワイヤロープが外れないよう螺子20によって押え
て外れ防止していたが、このものでは、ワイヤドラムに
いちいち現場で螺子孔21を加工する必要があるため、
作業が面倒なうえに、螺子孔21を加工する際にドリル
等の工具によりワイヤロープ6に傷を付けてしまう惧れ
があり、またワイヤロープ6の伸びによるメンテナンス
調整の際、再度螺子孔21を穿設しなおさなければなら
ず問題となっていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤロープ
の外れ防止装置を提供することを目的として創案された
ものであって、ドア体を吊持するワイヤロープを、ワイ
ヤドラム周面に形成された螺旋状の案内溝に巻装して成
る吊上げ式開閉ドアにおいて、前記ドア体全閉時にワイ
ヤドラムに巻残されるワイヤロープの巻残し部上に帯体
を巻回すると共に、該帯体の両端部間に連結体を介在さ
せ、さらに連結体に、帯体の両端部を引寄せることで帯
体の締付調節をしてワイヤロープ巻残し部の外れ止めを
する締付調節手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によって、ワイヤロープの外
れ止めセット及びその調節を極めて容易に行うことがで
きるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は建造物の開口部に建付けられるオーバ
ーヘッドドアであって、該オーバーヘッドドア1を構成
するドア体2は、複数のパネル3を蝶番等の連結部材に
より上下方向に面一状に連綴して形成されている。4は
パネル3の両端部に設けられるローラであって、これら
ローラ4がガイドレール5内を転動することによってド
ア体2の開閉作動が行われることになるが、ガイドレー
ル5は、開口部左右両側に縦設される垂直レール部5a
と、建物内の天井部に横設される水平レール部5Bとか
ら構成されている。一方、ドア体2の下端部にはワイヤ
ロープ6の先端が係着されているが、ワイヤロープ6の
基端は開口部上方に設けられる後述のワイヤドラム7に
係着されている。そして、ワイヤドラム7がチェン8を
介して連結される電動モータ9に駆動に伴う正逆回転
で、ワイヤロープ6を巻取り、巻戻しすることでドア体
2を上下昇降せしめて開口部を開閉するようになってい
る。
10は開口部上方に回動自在に支架される巻取り軸であっ
て、該巻取り軸10は、その左右両端部に前記ワイヤドラ
ム7が一体回動可能に固設されるが、このものの中間部
には、巻取り軸10を常時巻取り方向に付勢し、ドア体2
の下降により蓄勢されるバランススプリング11の一端が
係着されている。一方、前記ワイヤドラム7は、巻径が
一定な円筒部7aと、巻径が変化する傾斜部7bとで形
成され、さらにその周面にはワイヤロープ6の巻取り方
向に沿う螺旋状の案内溝7cが形成されている。即ち、
ワイヤドラム7は、電動モータ9の駆動に伴って、基端
が傾斜部7b側の端部に係着されるワイヤロープ6を、
傾斜部7bの大径側から巻始め、前記案内溝7c上に整
然と巻取るようになっている。また、ワイヤドラム7を
円筒部7aと傾斜部7bで形成するのは、ワイヤロープ
6の巻取り力を一定に保つためである。つまり、全閉位
置からドア体2が上昇するのに伴って前記バランススプ
リング11の付勢力が減少するため、巻始め側では巻径が
徐々に小さくなる傾斜部7aでワイヤロープ6を巻取
り、またドア体2が垂直レール部5aから水平レール部
5bに収納されていくと、ワイヤドラム7にかかるドア
体2の荷重が徐々に減少し、これがバランススプリング
11の付勢力の減少と相殺されるので、巻終わり側では巻
径が一定な円筒部7aでワイヤロープ6を巻取るように
なっている。
12はワイヤドラム7に装着されるワイヤロープ6の外れ
防止装置であって、該外れ防止装置12は、全閉時にワイ
ヤドラム7に巻残されるワイヤロープ6上に巻回される
締付バンド13と、該締付バンド13の両端部が係着される
ブロック体14とで構成されている。即ち、締付バンド13
は、ワイヤロープ6の周面に沿うべく湾曲形状に形成さ
れるものであるが、一端にはL字状に折曲する折曲片13
aが形成され、また他端側には長手方向に所定間隔を存
して複数の係合孔13bが形成されている。一方、ブロッ
ク体14は、前記傾斜部7aにおいて上下二段の案内溝7
c間に亘って配されるべく下部に段差が形成され、その
上段側下面はワイヤロープ6の周面に沿うべく断面湾曲
面14aに形成されるが、下段側下面には前記締付バンド1
3の係合孔13bと係合する係合突片14bが突設されてい
る。さらにブロック体14の湾曲面14a上方には、軸芯が
ワイヤドラム7の接線方向に向く調節螺子15が螺合して
いるが、ブロック体14を貫通して突出する調節螺子15の
先端側には係止ナット15aが螺合している。そして、こ
の係止ナット15aによって締付バンド13の折曲片13aを係
止し、他方係合孔13bを係合突片14bで係止することで、
締付バンド13がワイヤロープ6上に巻回するように装着
されることになるが、上記係止ナット15aは締付バンド1
3との係合で共回りが規制される角ナットであり、これ
によって上記調節螺子15の進退操作で締付バンド13の締
付力を調節できるようになっている。またさらに、ブロ
ック体14の下段側には、上方からワイヤドラム7の径方
向に向けて頭部に六角穴を有する止め螺子16が螺合して
いるが、この止め螺子16は、先端がブロック体14の下面
から突出して締付バンド13を介してワイヤロープ6に押
圧接当するようになっている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、外れ防
止装置12を装着するには、まずドア体2を全閉位置まで
下降させてワイヤロープ6の巻残し量を決める。次に、
巻残されるワイヤロープ6の巻出し側端部上にブロック
体14の下段が位置するよう締付バンド13の両端をそれぞ
れ係合突片14bと係止ナット15aに係止して、締付バンド
13をワイヤロープ6上に巻回させるが、ここで締付バン
ド13の不要部は切断する。そして調節螺子15の進退操作
で締付バンド13の締付力を調節し、さらに止め螺子16
を、先端が締付バンド13を介してワイヤロープ6を押圧
するように調節する。これにより、外れ防止装置12は、
締付バンド13の締付けによって巻残されるワイヤロープ
6の巻出し側端部を挟持状に保持して案内溝7cからの
外れ止めをすることになり、また止め螺子16の押圧力で
自ら回り止めされることになる。
この様に本考案にあっては、全閉時において、ワイヤド
ラム7に巻残されるワイヤロープ6が撓んで、案内溝7
cから外れることを防止するものであるが、このものは
締付バンド13をワイヤロープ6上に巻回し、この締付バ
ンド13の締付けによって巻残されるワイヤロープ6を挟
持状に保持して案内溝7cからの外れ止めをして、整然
としたワイヤロープの巻装作動を妨げることがないよう
にしたものであり、従って、従来の様に、いちいち現場
においてワイヤドラム7に外れ止め螺子の螺子孔を加工
する必要がなく、作業性の向上が計れることになる許り
か調整操作も簡単で、孔を加工する際に工具によりワイ
ヤロープ6に傷を付ける不具合も確実に防止でき、しか
も、締付バンド13の締付けによってワイヤロープ6を保
持するものであるから、従来の外れ止め螺子の如く巻残
し部においてワイヤロープ6を傷めることもなく、安全
性の向上にも寄与できることになる。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであること
は勿論であって、例えば、外れ防止装置12は、ブロック
体の形状を適宜変更することで、傾斜部7bがなくま円
筒部7aだけで形成されるワイヤドラム等、別タイプの
ワイヤドラムにも装着できることはいうまでもない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、ドア体全閉時にワイヤロープに巻残されるワイ
ヤロープが、撓みによって案内溝から外れることを防止
するものでありながら、巻残されるワイヤロープは、該
ワイヤロープ上に巻回される帯体の締付けにより外れ止
めされることになる。従って、従来の如く現場において
ワイヤドラムに外れ止め螺子を設けるための螺子孔を加
工する必要がなくなって作業性が向上する許りか、再調
整時の作業も簡単に行えることになる。しかも、螺子孔
を加工する際に工具によりワイヤロープに傷を付けるよ
うな不具合も確実に防止でき、また、帯体の締付けによ
るワイヤロープの保持であることから、巻残し部におい
てワイヤロープを傷めることがない。この結果、ワイヤ
ロープの損傷による切断を確実に防止し得て、吊上げ式
開閉ドアの安全性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤ
ロープの外れ防止装置の一実施例を示したものであっ
て、第1図はオーバーヘッドドアの背面斜視図、第2図
はワイヤドラムの取付装置を示す要部拡大図、第3図
A,Bはそれぞれ外れ防止装置の取付状態を示す要部正
面図、側面図、第4図A,Bはそれぞれブロック体の正
面図、側面図、第5図A,B,C,Dはそれぞれ締付バ
ンドの平面図、正面図、左右側面図、第6図は従来例を
示す要部断面図である。 図中、1はオーバーヘッドドア、6はワイヤロープ、7
はワイヤドラム、7cは案内溝、12は外れ防止装置、13
は締付バンド、14はブロック体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア体を吊持するワイヤロープを、ワイヤ
    ドラム周面に形成された螺旋状の案内溝に巻装して成る
    吊上げ式開閉ドアにおいて、前記ドア体全閉時にワイヤ
    ドラムに巻残されるワイヤロープの巻残し部上に帯体を
    巻回すると共に、該帯体の両端部間に連結体を介在さ
    せ、さらに連結体に、帯体の両端部を引寄せることで帯
    体の締付調節をしてワイヤロープ巻残し部の外れ止めを
    する締付調節手段を設けたことを特徴とする吊上げ式開
    閉ドアにおけるワイヤロープの外れ防止装置。
JP5191188U 1988-04-18 1988-04-18 吊上げ式開閉ドアにおけるワイヤロープの外れ防止装置 Expired - Lifetime JPH065508Y2 (ja)

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JPH01154292U JPH01154292U (ja) 1989-10-24
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