JPH065483Y2 - キャビネット扉取付用ヒンジ - Google Patents

キャビネット扉取付用ヒンジ

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JPH065483Y2
JPH065483Y2 JP8967588U JP8967588U JPH065483Y2 JP H065483 Y2 JPH065483 Y2 JP H065483Y2 JP 8967588 U JP8967588 U JP 8967588U JP 8967588 U JP8967588 U JP 8967588U JP H065483 Y2 JPH065483 Y2 JP H065483Y2
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Japan
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plate
door
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JP8967588U
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JPH0211984U (ja
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良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えばガラス板扉をキャビネット開口面に
対し開閉可能に取付けるためのキャビネット扉取付用ヒ
ンジに関する。
(ロ)従来の技術 第5図は、従来のキャビネット扉取付用ヒンジを示す斜
視図である。
この扉取付用ヒンジは、水平板71の両側辺に、それぞ
れ垂直状の側板72、73を対向状に連続形成し、水平
板71の一端部に取付ピン74を上方へ突設している。
そして、一方の側板73の面内には一定間隔を開いたネ
ジ孔75を複数開設している。ガラス板扉79は、この
平行する両側板72、73の対向間隙に対して嵌合さ
せ、この嵌合状態を保持してネジ軸76をネジ孔75に
対し螺着することで、ガラス板扉79を止着する。
このガラス板扉は、キャビネット本体の開口面に開閉可
能に取付けられる。取付けに際しては、例えばキャビネ
ット本体の開口面側に設けた突出天板、及び突出底板部
の端部に、それぞれ取付穴を開口し、この取付穴にゴム
筒を嵌着する(図示せす)。そして、前記ヒンジ本体の
取付ピンを、このゴム筒の内孔にそれぞれ嵌着する。こ
れにより、ガラス板扉が取付ピンを支軸として回動し、
キャビネット開口面を開閉する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記、従来の扉取付用ヒンジでは、ガラス扉を嵌着する
両側板の対向間隔を、通常使用される各種ガラス扉の最
大厚み寸法より僅かに大きく設定してある。従って、大
小厚みのガラス扉に汎用し得る利点がある。
ところが、ガラス板扉の止着は、一方の側板に設けたネ
ジ孔に対しネジ軸を挿し込み、ネジ軸先端でガラス板扉
を対向側板側へ押圧して固定する方式である。このた
め、両側板間にガラス扉を嵌合した状態を保持して、ネ
ジ軸を螺着する作業が手間であり、取付けに時間がかか
る不利がある。また、ガラス扉とネジ軸とは点接触であ
るため、止着力が弱く、仮にネジ軸を深く螺着(挿入)
する時は、この締め付け力でガラス扉が割れる等の欠点
があった。
このため、近年は第5図で示すように、接着シート78
を備えた帯板状の緩衝板77を用いている。つまり、予
めこの緩衝板77をガラス扉79に接着し、緩衝板77
がネジ孔75側に対面する状態で、ガラス扉79を両側
板72、73間に嵌合することが行われている。この場
合、ネジ軸76とガラス扉79との間に緩衝板77が介
在するため、ガラス扉79の毀損が少なくなる反面、緩
衝板77をネジ孔75に対応するように貼着しなければ
ならず、取付作業に一層複雑な作業を要する等の不利が
あった。
この考案は、以上のような課題を解消させ、大小厚みの
ガラス扉に汎用し得、しかもガラス扉を簡易に且つ強固
に止着することが出来るキャビネット扉取付用ヒンジを
提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案のキャビネット
扉取付用ヒンジでは、次のような構成としている。
キャビネット扉取付用ヒンジは、取付軸を備えた水平板
の両側辺に対向する側板を備えるヒンジ本体と、このヒ
ンジ本体の一方の側板の内側に、上辺が前記水平板に対
し平行状態で配備される扉板止着用圧入部材と、この圧
入部材と前記側板との間に設けられ、上記圧入部材を水
平板に平行状態のまま側板に対し上下方向へ移動させる
ガイド手段とから構成されている。
このような構成を有するキャビネット扉取付用ヒンジで
は、圧入部材は垂直板部と水平板部とから成る断面
「L」字状に形成され、垂直板部は内面側(対応する側
板側)を傾斜状に形成している。つまり、上端側から下
端側(水平板部方向)にかけて肉厚に形成している。そ
して、ガイド手段は、この圧入部材の垂直板部の面内両
端部に突設した係合ピンと、垂直板部に対応する側板の
面内に設けた長孔とで構成されている。常態において、
垂直板部の係合ピンは長孔の下端に定位し、垂直板部の
上辺はヒンジ本体の水平板に平行状態に設定され、圧入
部材は側板の下端部より下方へ垂下している。
使用に際しては、このヒンジ本体の両側板間にガラス板
扉を嵌入させる。この時、ヒンジ本体の開口部(水平板
と反対方向)の下方に垂下している圧入部材の垂直板部
外面がガラス板扉の挿入をガイドする。従って、ガラス
板扉はヒンジ本体に容易に嵌入させることができる。そ
して、ガラス板扉の嵌入状態を保持したまま、圧入部材
を水平板方向へ押圧する。この時、垂直板部の係合ピン
が長孔によってガイドされ、垂直板部の上辺が水平板に
対し平行状態のまま垂直移動する。つまり、対面するガ
ラス板扉に垂直板部の外面が接面した状態で、水平板方
向へ移動し、両側板間内に嵌入する。垂直板部は内面側
(長孔を備える側板側)を傾斜状に設定している。この
ため、垂直板部が深く嵌入する程、垂直板部の外面がガ
ラス板扉に全面接触したまま、対向する側板側へガラス
板を強く押圧し、ヒンジ本体に止着する。
(ホ)実施例 第1図は、この考案に係るキャビネット扉取付用ヒンジ
の具体的な一実施例を示す斜視図である。
キャビネット扉取付用ヒンジは、ヒンジ本体1と、この
ヒンジ本体1に取付けられる圧入部材2と、この圧入部
材2をヒンジ本体に対し上下方向へ垂直移動させるガイ
ド手段3とから成る。
ヒンジ本体1は、従来公知のように、一定幅長さを有す
る金属製水平板11の両側辺部を直角に折り曲げ、対向
状の側板12、13を突設した断面「コ」状に形成して
いる。また、水平板11の一端部には後述するキャビネ
ット本体6の取付け穴に対し嵌合する取付軸4を突設し
ている。ガラス板扉5は、このヒンジ本体1の両側板1
2、13間に嵌合される。
前記圧入部材2は、上記ヒンジ本体1の一方の側板12
に取付けられる垂直板部22と、この垂直板部22の下
端から直角方向へ連続状に突出する水平板部21とから
成る断面「L」字状に形成されている。垂直板部22
は、平板状で内面側(側板12の対応面側)を傾斜状に
設定している。つまり、垂直板部22の上端側から下端
(水平板部21側)側にかけて漸次肉厚が大となるよう
に設定している。この圧入部材2は、後述するガイド手
段3を介してヒンジ本体(側板12の内側)1に取付け
られる。
上記ガイド手段3は、前記一方の側板12の面内両端部
に、それぞれ開口された一定長さを有する長孔31と、
垂直板部22の内面側の面内に、前記長孔31に対応し
て設けられた係合ピン32とから構成される。係合ピン
32は、垂直板部22から突設された軸部の先端を体径
頭部とし、軸部及び頭部に径拡縮用の割溝を形成したも
ので、長孔31に係合ピン32を挿し通す(頭部を外方
へ突出させる)ことで、圧入部材2をヒンジ本体1に取
付けている。この取付状態において、垂直板部22の上
辺は水平板11に対し平行状態となっている。そして、
常態において、係合ピン32が長孔31の下端で係止
し、圧入部材(垂直板部22)2がヒンジ本体(側板1
2の内側)1の下方へ垂下している。
このような構成を有するキャビネット扉取付用ヒンジを
使用して、例えばガラス板扉5をキャビネット6開口面
に開閉可能に取付けるには、ガラス板扉5の端部、上・
下端にそれぞれヒンジ本体1を取付ける。第3図(A)
で示すように、常態において圧入部材2はヒンジ本体1
の一方の側板12の下端部から下方へ平行状に垂下して
いる。ガラス板扉5を両側板12、13間に嵌入する場
合、この圧入部材2の垂直板部22を僅か外方(一方の
側板12側)へ引っ張る。これにより、両側板12、1
3の開口面下方が一層開き、ガラス板扉5の嵌入が容易
となる。また、ガラス板扉5の嵌入に際しては、下方へ
垂下する垂直板部22の外面が嵌入ガイド作用を発揮す
る。そして、ガラス板扉5の嵌入状態を保持したまま、
圧入部材(水平板部21を把持して)2を上方(水平板
11)側へ押し付ける。この時、圧入部材2の垂直板部
22の外面は対面するガラス板扉5に全面が接面し、且
つ垂直板部22の上端は水平板11に対し平行状態のま
ま上昇する。つまり、長孔31に嵌合する係合ピン32
が、長孔31にガイドされ、安定した状態で垂直板部2
2が水平板11側へ嵌入する〔第3図(B)参照〕。垂
直板部22が深く嵌入すればする程、垂直板部22の内
面側の傾斜面(肉厚傾斜)により、ガラス板扉5は対向
する側板(他方の側板13)側へ強く圧接され、強固に
止着される。つまり、両側板12、13対向間より厚み
の薄いガラス板扉5は嵌入が容易であり、且つ圧入部材
(垂直板部22)2は、ガラス板扉5に対し全面で接触
し、且つヒンジ本体(水平板11)1に対し垂直板部2
2の上辺が平行状態のまま、側板12に沿って(側板1
2とガラス板扉5との間隙を)ガイド手段3により、安
定した状態で侵入していく。従って、圧入部材2の侵入
が容易であり、ヒンジ本体1に対する侵入が深くなる
程、この侵入度合に応じてガラス板扉5に対する圧接力
が漸次増大し、ガラス板扉5を傷つけることなく強固に
止着し得る。この完全な止着状態において、係合ピン3
2は長孔31の上端に定位している〔第3図(C)参
照〕。
この状態で、ヒンジ本体1の取付軸4をキャビネット本
体6の開口面(天板61突出壁及び底板62の突出壁)
のそれぞれの取付孔63に嵌合させる(第2図参照)。
第4図はキャビネット扉取付用ヒンジの他の実施例を示
す斜視図である。
先の実施例(第1図の実施例)では、ガイド手段3を長
孔31と係合ピン32により構成した例を示したが、こ
の実施例ではガイド手段3を、垂直板部22の両側辺上
端部に断面「L」字状の抱き込み片32を設け、側板1
2の面内下方に抱き込み片32に対応する係合突子33
を突設して構成している。圧入部材2は、この抱き込み
片32にて側板12を囲み状に取付けられ、側板12に
沿って圧入部材(抱き込み片32)2が上下動し、係合
突子33に抱き込み片32の下端が係止することで、圧
入部材2の脱落を阻止している。
この実施例の場合も、第1図の実施例の場合と同様に、
常態において垂直板部22の上端が水平板11に対し平
行状に配備され、垂直板部22がガラス板扉5に全面接
触した状態で、側板12に沿って上下方向へ移動する。
従って、第1図の実施例と同様に、簡易な操作でガラス
板扉5を傷つけることなく強固に止着し得る。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、ヒンジ本体の一方の側板
の内側に、圧入部材を取付け、この圧入部材の垂直板部
を傾斜肉厚形成すると共に、この圧入部材をガイド手段
により上下方向へ移動させることとしたから、圧入部材
はガイド手段により垂直板部の上辺がヒンジ本体の水平
板に対し平行状態のまま上下方向へ移動し、ガラス板扉
はヒンジ本体に侵入する垂直板部により対向する他方の
側板側へ強く圧接され、強固に取付けられる。
従って、この考案では、ガラス板扉がヒンジ本体に嵌入
し易く、しかもガラス板扉に対し全面接触する垂直板部
がヒンジ本体の水平板に対し平行状態のまま嵌入するた
め、ヒンジ本体に対し圧入部材を嵌入させる操作が極め
て容易である。また、垂直板部の侵入度合に応じて、ガ
ラス板扉が漸次圧接され、強く止着される。従って、止
着に際しガラス板扉を傷つけることがなく、簡易な作業
で強固に止着することが出来る等、考案目的を達成した
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例キャビネット扉取付用ヒンジを示す斜
視図、第2図は、実施例キャビネット扉取付用ヒンジに
てガラス板扉をキャビネットに取付けた状態を示す斜視
図、第3図(A)は、実施例キャビネット扉取付用ヒン
ジを示す説明用正面図、第3図(B)は、実施例キャビ
ネット扉取付用ヒンジにガラス板扉を嵌入させた状態を
示す説明用正面図、第3図(C)は、実施例キャビネッ
ト扉取付用ヒンジにてガラス板扉を止着した状態を示す
説明用正面図、第4図は、キャビネット扉取付用ヒンジ
の他の実施例を示す斜視図、第5図は、従来のキャビネ
ット扉取付用ヒンジを示す斜視図である。 1:ヒンジ本体、2:圧入部材、 3:ガイド手段、4:取付軸、 5:扉板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付軸を備えた水平板の両側辺に対向する
    側板を備えるヒンジ本体と、このヒンジ本体の一方の側
    板の内側に、上辺が前記水平板に対し平行状態で配備さ
    れる扉板止着用圧入部材と、この圧入部材と前記側板と
    の間に設けられ、上記圧入部材を水平板に平行状態のま
    ま側板に対し上下方向へ移動させるガイド手段とから成
    るキャビネット扉取付用ヒンジ。
JP8967588U 1988-07-06 1988-07-06 キャビネット扉取付用ヒンジ Expired - Lifetime JPH065483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8967588U JPH065483Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 キャビネット扉取付用ヒンジ

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Publication Number Publication Date
JPH0211984U JPH0211984U (ja) 1990-01-25
JPH065483Y2 true JPH065483Y2 (ja) 1994-02-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8853746B2 (en) 2006-06-29 2014-10-07 International Business Machines Corporation CMOS devices with stressed channel regions, and methods for fabricating the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8853746B2 (en) 2006-06-29 2014-10-07 International Business Machines Corporation CMOS devices with stressed channel regions, and methods for fabricating the same

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JPH0211984U (ja) 1990-01-25

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