JPS5821911Y2 - 戸の隅部の安全カバ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特に開き戸の隅部において、框の切断端面
が外にあられにならないようにし、框の切断端面によっ
てケがしないようにした開き戸の隅部の安全カバー装置
に関するものであり、その目的は、框を枠組みした後で
も安全カバーを取付けることができ、その取付けが簡単
であるとともに、取付けた安全カバーが容易に外れるこ
とのない戸の隅部の安全カバー装置を提供することにあ
る。

アルミニウム等の金属製の框材で戸（たとえば開き戸）
を枠組むようになった今日、開き戸の隅部が尖ってあり
危険である。

そのため、従来では合成樹脂等のコーナーブロックを隅
部に取付けたものがあるが、これはコーナーブロックが
外れないようにするために、框の枠組み段階でコーナー
ブロックを隅部にあて、かかるコーナーブロックを介し
て枠組みしていたので、作業性がきわめて悪かった。

かくして、本考案はかかる従来の隘路を解消せんとして
案出されたものであり、前述したように、框を枠組みし
た後でも、安全カバーを取付けることができ、その取付
けも簡単であるとともに、容易には外れることのない開
き戸の隅部の安全カバー装置を提供せんとするものであ
る。

以下、本考案による戸の隅部の安全カバー装置を図面に
示す実施例に基づいて説明する。

第３図はこの考案の安全カバーＡを示す斜視図である。

当該安全カバーＡは合成樹脂等から形成されてあり、框
Ｂの切断端面１に当接する基部２と、当該基部２より突
出する第１突出部３と第２突出部４とからなっている。

また、前記第１突出部３には、框Ｂ内に嵌入したとき、
框Ｂ内壁に圧接すべき保合突起５が設けである。

さらに、第２突出部４には、前記框Ｂと框Ｂとを連結す
るビス６の頭部７に係合する保合部８を備えである。

また、本考案による安全カバーＡは、第１突出部３と第
２突出部４とで框Ｂの一側壁９を挾持できる間隔を有し
て、前記第１突出部３と第２突出部４とを設けである。

かかる第１突出部３と第２突出部４は弾力的に拡開可能
に形成しである。

ところで、第２突出部４の先端は、第１突出部３側に向
って下り斜面１０として形成しである。

なお、第４図は本考案の安全カバーＡの変形例を示す斜
視図であり、安全カバーＡは第４図に示す形状のもので
も構わない。

以上において、この考案による戸の隅部の安全カバー装
置の取付けにつき説明する。

先ず、框Ｂ・・・・・・を矩形状にビス６等によって連
結する。

その後、框Ｂの隅部に位置する切断端面１を塞ぐべく、
框Ｂ内に安全カバーＡを嵌入する。

この嵌入は、第２図ａに示す如く、あるいは第５図に示
す如く嵌入すればよい。

なお、第２突出部４の先端は下り斜面１０として形成し
であるから、前記嵌入もやりやすい。

ところで、安全カバーＡの第１突出部３には係合突起５
が設けであるから、安全カバーＡを嵌入したとき、当該
係合突起５が框Ｂの内壁に圧接して、安全カバーＡの離
脱を防止できることになる。

さらに、第２突出部４に設けた係合部８が框Ｂ、Ｂを連
結したビス６の頭部７に係合するから、安全カバーＡは
なおさら離脱するおそれがない。

かくして、この考案は以上の構成よりなる。

そしてこの考案による戸の隅部の安全カバー装置であれ
ば、従来のように框の枠組み段階でコーナーブロックす
なわち安全カバーを取付けることなく、框を枠組みした
後に安全カバーを、框の切断端面を塞ぐべく嵌入してゆ
けばよい。

よって、作業性を大いに向上できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示したもので、第１図はこの
考案による戸の隅部の安全カバー装置を開き戸に取付け
た状態を示す正面図、第２図ａは本考案による戸の隅部
の安全カバー装置を框の切断端面に取付けた状態を示す
要部拡大縦断面図、第２図すは第２図ａのＩ−Ｉ線断面
図、第２図Ｃは第２図ａのＩＩ −ＩＩ線断面図、第３
図は本考案による安全カバーを示す斜視図、第４図は安
全カバーの変形例を示す斜視図、第５図は第４図に示す
安全カバーを框の切断端面に取付けた状態を示す要部拡
大縦断面図である。 Ａ・・・・・・安全カバー、Ｂ・・・・・・框４．１・
・・・・・切断端面、２・・・・・・基部、３・・・・
・・第１突出部、４・・・・・・第２突出部、５・・・
・・・係合突起、６・・・・・・ビス、７・・・・・・
頭部、８・・・・・・係合部、９・・・・・・框の一側
壁、１０・・・・・・下り斜面。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）框Ｂと框Ｂとの連結隅部において、一方の框Ｂの
   切断端面１を被覆する安全カバーＡを、取付けた戸の隅
   部の安全カバー装置であって、前記安全カバーＡは框Ｂ
   の切断端面１に当接する基部２と、該基部２より突出す
   る第１突出部３と第２突出部４とを有し、第２突出部４
   には前記框Ｂと框Ｂとを連結するビス６の頭部７に係合
   する係合部８を備えてなり、かつ第１突出部３と第２突
   出部４とで框Ｂの一側壁９を挾持できる間隔を有しであ
   るとともに、第１突出部３と第２突出部４は弾力的に拡
   開可能にしてなることを特徴とする戸の隅部の安全カバ
   ー装置。
2. （２）前記第２突出部４の先端は、第１突出部３側に向
   って下り斜面１０となっていることを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の戸の隅部の安全カバー装
   置。