JPH0327199Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 ［産業上の利用分野］ この考案はブラインドのヘツドボツクスをカ−
テンボツクスや二重ガラス障子の上框内に取付け
るための取付金具に関するものである。

［従来の技術］ 従来、ブラインドのヘツドボツクスをカ−テン
ボツクスや二重ガラス障子の上框内に取付けるに
は、同ヘツドボツクスを窓の上枠等に取付けるた
めの通常の取付金具を使用して取付けていた。

［考案が解決しようとする問題点］ 上記のように通常の取付金具を使用してヘツド
ボツクスをカ−テンボツクスあるいは二重ガラス
障子の上框内に取付ける場合には、ヘツドボツク
スとカ−テンボツクスあるいは二重ガラス障子の
上框内面との間にその取付金具を収納するための
スペ−ス及びその取付金具に対するヘツドボツク
スの着脱操作に必要なスペ−スを確保する必要が
ある。従つて、カ−テンボツクスあるいは上框が
小形化された場合には取付けが困難となることが
あつた。

考案の構成 ［問題点を解決するための手段］ この考案は上記問題点を解決するために、ヘツ
ドボツクス５の両側面に取付金具６を挿通するた
めの透孔８を設け、ヘツドボツクス５を取付ける
ための取付枠体３，１０に取付金具６と係合する
係止部４，１１を設け、ヘツドボツクス５内側か
らその透孔８に挿通した取付金具６を前記係止部
４，１１に係合させてヘツドボツクス５を取付枠
体３，１０に取着したものである。

［作用］ 上記手段により、取付枠体３，１０内にヘツド
ボツクス５を収納した状態で取付金具６をヘツド
ボツクス５内側から透孔８に挿入し、その先端を
係止部４，１１に係合させれば、ヘツドボツクス
５が取付枠体３，１０内に支持される。

［実施例］ 以下、この考案を具体化した一実施例を第１図
及び第２図に従つて説明すると、二重ガラス障子
１は上下左右の各框に２枚のガラス板２が前後に
平行して支持され、そのガラス板２の間にはブラ
インドを収納するための空間Ｓ１が設けられてい
る。その二重ガラス障子１の上框３は各ガラス板
２の内側において先端が上方へ直角に屈曲された
係止部４が対向して形成され、その係止部４の間
にブラインドのヘツドボツクスを収納するための
空間Ｓ２が設けられている。そして、その空間Ｓ
２内にはヘツドボツクス５が取付金具６により係
止部４に掛止され、そのヘツドボツクス５からブ
ラインドのスラツト７がラダ−コ−ド７ａにより
吊下支持されている。

そのヘツドボツクス５及び取付金具６を第２図
に基いて説明すると、ヘツドボツクス５は端部両
側面に透孔８が形成されている。取付金具６は弾
性を有する鋼線等の線材が常にはＵ字状をなすよ
うに屈曲され、その上端はそれぞれ前方へ屈曲さ
れるとともにその先端がさらに外方へ直角に屈曲
されて、係止軸部９が形成されている。

さて、上記のような取付金具６を使用してヘツ
ドボツクス５を前記取付枠体としての上框３の空
間Ｓ２内に取着するには、まず、ヘツドボツクス
５を空間Ｓ２内に挿入するとともに、第１図に鎖
線で示すように取付金具６をその上部が互いに接
近するようにその弾性に抗して屈曲し、この状態
でヘツドボツクス５の内側から係止軸部９を同ヘ
ツドボツクス５両側の透孔８に挿通して同係止軸
部９先端を係止部４上に突出させる。このように
してヘツドボツクス５両端において取付金具６を
取着すれば、それらの係止軸部９の先端が係止部
４上縁に係合するので、ヘツドボツクス５は上框
３の空間Ｓ２内に支持される。

以上のように、この取付金具６は、ヘツドボツ
クス５と上框３との間に同取付金具６自身を収納
するためのスペ−スを確保する必要はなく、また
ヘツドボツクス５は上框３の空間Ｓ２内にその真
下から挿入すればよいので、同ヘツドボツクス５
と上框３との間に同ヘツドボツクス５の着脱作業
のためのスペ−スを確保する必要もない。従つ
て、このようなヘツドボツクス取付構造によれ
ば、ヘツドボツクス５の取付に際し、そのヘツド
ボツクス５の容積に相当する狭いスペ−スで同ヘ
ツドボツクス５を容易に取付けることができると
ともに、取付金具６は線材を屈曲して形成するこ
とにより低廉なコストで製造することができる。

また、この考案は第３図に示すように取付枠体
としてのカ−テンボツクスにヘツドボツクス５を
取付ける場合にも応用することができる。すなわ
ち、カ−テンボツクス１０の下縁にそれぞれ内側
へ対向して設けられた係止部１１に対し前記と同
様に取付金具６でヘツドボツクス５を支持させれ
ばよい。従つて、このカ−テンボツクス１０にヘ
ツドボツクス５を取付ける場合においても係止部
１１間にはヘツドボツクス５の幅に相当する間隔
を確保すればよく、小さなカ−テンボツクス１０
にヘツドボツクス５を容易に取付けることができ
る。

また、前記実施例においては一本の線材をＵ字
状に屈曲して取付金具６を形成したが、ヘツドボ
ツクス５両側の透孔８に対し、それぞれ別個の金
具を挿通するようにしてもよい。

［考案の効果］ 以上詳述したように、この考案はほぼヘツドボ
ツクス５の容積に相当する狭い空間が確保されて
いるにすぎない取付枠体３，１０にも同ヘツドボ
ツクス５を容易に取着することができる優れた効
果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を二重ガラス障子に内蔵され
たブラインドに具体化した一実施例を示す縦断面
図、第２図はそのヘツドボツクスと取付金具を示
す斜視図、第３図はこの考案の別の実施例を示す
斜視図である。 上框３、係止部４，１１、ヘツドボツクス５、
取付金具６、透孔８、カ−テンボツクス１０。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヘツドボツクス５の両側面に取付金具６を挿
   通するための透孔８を設け、ヘツドボツクス５
   を取付けるための取付枠体３，１０に取付金具
   ６と係合する係止部４，１１を設け、ヘツドボ
   ツクス５内側からその透孔８に挿通した取付金
   具６を前記係止部４，１１に係合させてヘツド
   ボツクス５を取付枠体３，１０に取着したこと
   を特徴とするブラインドのヘツドボツクス取付
   構造。 (2) 取付金具６は弾性を有する線材をＵ字状に屈
   曲し、その先端を外側へ屈曲したことを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項に記載のブ
   ラインドのヘツドボツクス取付構造。