JPH06544A - プレスのncサーボダイクッション装置 - Google Patents

プレスのncサーボダイクッション装置

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JPH06544A
JPH06544A JP4178889A JP17888992A JPH06544A JP H06544 A JPH06544 A JP H06544A JP 4178889 A JP4178889 A JP 4178889A JP 17888992 A JP17888992 A JP 17888992A JP H06544 A JPH06544 A JP H06544A
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JP
Japan
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press
die cushion
pad
bed
die
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JP4178889A
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Masahide Sunada
正英 砂田
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多工程のプレス成形に対応できるダイクッシ
ョン装置を提供する。 【構成】 下方よりクッションピンを介して下型を支持
するパッド3にラック杆7を接続し、かつこのラック杆
7とサーボモータ10の間を減速ギヤ列8を介して接続
することによりダイクッション組立体1を構成すると共
に、上記ダイクッション組立体1をプレスの工程毎にベ
ッド2に装着することにより、多工程のプレス成形で
も、各工程毎にダイクッションを使用した成形が可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はユニット化されたダイ
クッション組立体を組合せることにより多工程のプレス
成形に使用できるようにしたプレスのNCサーボダイク
ッションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレスによりワークを絞り成形する
場合、ダイクッション装置を使用している。また従来の
ダイクッション装置はパッドをクッションさせるための
エアシリンダと、パッドの下降速度を制御する油圧シリ
ンダにより構成されていて、上記油圧シリンダより排出
される油圧流量を、NC制御されるサーボ弁により制御
することにより、成形に合せて任意なクッション力が得
られるように構成されている。例えば実公平2−255
38号公報など。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしエアシリンダ及
び油圧シリンダよりなるダイクッション装置は装置全体
が大型となるため、多工程のプレス成形を行う場合、各
工程毎にダイクッションを設けることはスペース上ほと
んど困難であると共に、高価なサーボ弁などを使用した
複雑な油圧回路を必要とするため、装置全体が高価とな
るなどの不具合があった。この発明はかかる不具合を改
善するためになされたもので、ユニット化されたダイク
ッション組立体を組合せることにより、多工程のプレス
成形に対応できるようにしたプレスのNCサーボダイク
ッション装置を比較的簡単な構成で安価に提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、下方よりクッションピンを介して下型を
支持するパッドにラック杆を接続し、かつこのラック杆
とサーボモータの間を減速ギヤ列を介して接続すること
によりダイクッション組立体を構成すると共に、上記ダ
イクッション組立体をプレスの工程毎にベッドに装着す
るようにしたものである。
【0005】
【作 用】上記構成により、多工程のプレス成形でも、
各工程毎にダイクッションを使用した成形が可能にな
る。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図において1はユニット化されたダイクッショ
ン組立体で、図示しないプレスのベッド2に取付けて使
用できるようになっている。上記ダイクッション組立体
1は上部に2分割されたパッド3を有していて、これら
パッド3毎にクッション機構4が設けられている。
【0007】上記クッション機構4は図4に示すよう
に、各パッド3毎に支持杆5を有していて、これら支持
杆5の上端は各パッド3に固着されていると共に、各支
持杆5の下端は、上記ベッド2に固着されたギヤケース
6に上下摺動自在に支承された2本のラック杆7の上端
に接続されている。上記各ラック杆7にはそれぞれラッ
ク7aが形成されていて、これらラック7aに減速ギヤ
列8の初段ギヤを構成するピニオン8aがそれぞれ噛合
されている。上記減速ギヤ列8は図5に示すように、各
ラック杆7毎に設けられていて、ギヤケース6内の上部
と下部にそれぞれ収容されている。
【0008】また上記減速ギヤ列8は、互に噛合する2
組の中間ギヤ8b,8cと、1個の終段ギヤ8dを有し
ていて、中間ギヤ8b,8cの一方8bはピニオン8a
の軸8eに固着されていると共に、他方は終段ギヤ8d
に噛合されている。上記終段ギヤ8dの各軸8fはギヤ
ケース6の側面に突設されていて、これら軸8fに、ギ
ヤケース6の側面にブラケット9を介して取付けられた
4基のサーボモータ10の各軸10aが継手11を介し
て図3に示すように接続されている。上記各サーボモー
タ10は図示しないNC装置に接続されていて、NC装
置により後述するよう位置及びトルクがNC制御される
ようになっている。
【0009】一方上記各ラック杆7の下端には、各ラッ
ク杆7毎にストッパ機構14が設けられている。上記ス
トッパ機構14は各パッド部材31 ないし34 の上限及
び下降位置を機械的に規定するもので、図5に示すよう
に上端がラック杆7の下端に接続されたストッパ杆14
aと、これらストッパ杆14aの下端に取付けられたス
トッパ14bよりなり、ラック杆7とストッパ杆14a
の間及びストッパ杆14aとストッパ14bの間にスト
ローク調整用のシム14cが介在されていて、これらシ
ム14cにより各パッド部材31 ないし34 毎に上限及
び下限位置が調整できるようになっている。なお、この
ストローク調整については、パッド3の位置制御によっ
ても自由に設定することが可能である。
【0010】次に作用を説明すると、ユニット化された
ダイクッション組立体1には2個のパッド3が設けられ
ていて、それぞれパッド3にクッション機構4が設けら
れているため、ダイクッション組立体1を1基プレスの
ベッド2に装着することにより2工程の成形に対応する
ことができ、各クッション機構4のサーボモータ10を
同期制御することにより2個のパッド3を使用して1工
程の成形にも対応することができる。
【0011】いま例えば図6に示すようにW1 からW6
の6工程の成形工程に対して、各工程毎にクッョン作用
を得ようとする場合は、プレスのベッド2に3基のダイ
クッション組立体1を、各パッド3の中心が等間隔とな
るように装着して作業を開始する。各ダイクッション組
立体1のパッド3には、各工程毎に設けられた金型の下
型がクッションピン(ともに図示せず)を介して下方よ
り支持されており、スライドに取付けられた上型(とも
に図示せず)がスライドとともに下降されて、上型とブ
ランクホルダの間でワークがクランプされる。このとき
タッチ音が発生して騒音の原因となることから、NC装
置は上型がブランクホルダ上のワークと接する直前にサ
ーボモータ10の回転を開始して減速ギヤ列8を介して
ラック杆7を下降させ、各パッド部材31 ないし34
下方へ予備加速する。この予備加速はワークや金型の種
類などに応じて予め入力されたデータを基に行われる。
この後上型とブランクホルダの間でワークの周辺が挟着
された状態でさらに上型が下降されることにより、上型
と下型の間で絞り成形が行われる共に、絞り成形の進行
とともにサーボモータ10の回転がNC制御装置により
制御され、絞り成形に必要なクッション作用がパッド3
に得られるようにしてパッド3がさらに下降される。そ
してプレスの図示しないスライドが下死点に達して成形
が終了すると、スライドの上昇とともにサーボモータ1
0が逆転され、パッド3も上昇を開始する。
【0012】このとき成形によっては、パッド3の上昇
を一時停止させるロッキングを行うことがあるが、サー
ボモータ10を停止させることによりこのロッキング動
作が簡単に得られるようになる。また成形の終了したワ
ークをトランスファフィーダにより搬出する場合、トラ
ンスファフィーダの搬送高さで一時ワークを停止させる
予備リフトを行うが、サーボモータ10の回転位置を制
御することにより、この予備リフトや予備リフト量の設
定などが容易に行える。
【0013】以上のようにしてサーボモータ10を制御
するだけで、パッド3のクッション作用が得られるよう
になる。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ユニッ
ト化されたダイクッション組立体を工程数に応じてプレ
スのベッドに装着することにより、1工程から多工程ま
でのプレス成形に対応できると共に、エアシリンダや油
圧シリンダを使用しないため、プレスのベッド内に容易
かつコンパクトに収容することができると共に、工程間
ピッチの短縮も容易に行えるため、多工程の成形に対し
ても全工程間の距離が短かくできる。また多工程のプレ
ス成形の場合、各工程毎に成形荷重が変化するが、これ
に応じて各工程のサーボモータを制御することにより、
最適な仕事量でのプレス成形が可能となり、これによっ
てより小型のメインモータやフライホィールが使用でき
るなど、プレスエネルギーや消費電力の低減が図れるな
ど、省エネルギー化が可能になる。さらにプレス成形中
はパッドの下降によりサーボモータが強制駆動されるこ
とにより発生する回生エネルギーをパッドの上昇時に利
用したり、他の動力源として利用することにより、省エ
ネルギーシステムを構築することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になるNCサーボダイクッ
ション装置の平面図である。
【図2】この発明の一実施例になるNCサーボダイクッ
ション装置の側面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】減速ギヤ列の拡大断面図である。
【図6】この発明の一実施例になるダイクッション組立
体を複数基配置した状態の説明図である。
【符号の説明】
1…ダイクッション組立体、2…ベッド、3…パッド、
7…ラック杆、8…減速ギヤ列、10…サーボモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方よりクッションピンを介して下型を
    支持するパッド3にラック杆7を接続し、かつこのラッ
    ク杆7とサーボモータ10の間を減速ギヤ列8を介して
    接続することによりダイクッション組立体1を構成する
    と共に、上記ダイクッション組立体1をプレスの工程毎
    にベッド2に装着することを特徴とするプレスのNCサ
    ーボクッション装置。
JP17888992A 1991-07-01 1992-06-15 プレスのncサーボダイクッション装置 Expired - Lifetime JP3211904B2 (ja)

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JP17888992A JP3211904B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 プレスのncサーボダイクッション装置
DE4292190T DE4292190T1 (de) 1991-07-01 1992-06-29 Ziehkissen-Vorrichtung für Presse
US08/150,201 US5435166A (en) 1991-07-01 1992-06-29 Die cushion device for press
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