JPH0654401B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0654401B2 JPH0654401B2 JP30347986A JP30347986A JPH0654401B2 JP H0654401 B2 JPH0654401 B2 JP H0654401B2 JP 30347986 A JP30347986 A JP 30347986A JP 30347986 A JP30347986 A JP 30347986A JP H0654401 B2 JPH0654401 B2 JP H0654401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- charger
- photoconductor
- photosensitive drum
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真装置特に画像形成プロセスユニット
を形成する感光ドラム、帯電器、現像器、クリーニング
器などの一体化構造に関するものである。通常用いられ
る電子写真複写装置の構造は感光体の周辺に沿って、帯
電器、像露光器、現像器、除電器等を配置し感光体上に
原稿像に従った静電像を形成してトナー粒子によって現
像を行なう。現像後、感光体上に得られたトナー像は静
電的に普通紙等の転写材に転写され、熱あるいは溶媒等
で定着されて利用する。又、感光体は転写クリーニング
器により残存トナーが除去され、次の複写工程に備え
る。一方、上記電子写真プロセスに於いて、良好な画像
品質を得るためには帯電器より感光体に電荷注入が行な
われる帯電工程、転写工程、剥離工程、除電工程等に於
いて感光体への電荷注入量が精度良く所望の値に設定さ
れなければならない。特に所定の画像濃度を得る為、感
光体に一定の表面電位を帯電させる帯電工程や感光体上
のトナー顕画像を転写紙に転写する転写工程等では、帯
電器から感光体へ注入される電荷量が最終画像品質を大
きく左右することは周知の通りである。この帯電器とし
てコロナ放電を用いたコロナ帯電器等が上げられるが、
このコロナ帯電器はコロナ放電を発生させるために高い
電圧を発生する高圧電源を必要とするばかりか、コロナ
放電によるオゾンの発生で感光体の寿命を短縮し、しか
もコロナワイヤーが断線する れがある。
を形成する感光ドラム、帯電器、現像器、クリーニング
器などの一体化構造に関するものである。通常用いられ
る電子写真複写装置の構造は感光体の周辺に沿って、帯
電器、像露光器、現像器、除電器等を配置し感光体上に
原稿像に従った静電像を形成してトナー粒子によって現
像を行なう。現像後、感光体上に得られたトナー像は静
電的に普通紙等の転写材に転写され、熱あるいは溶媒等
で定着されて利用する。又、感光体は転写クリーニング
器により残存トナーが除去され、次の複写工程に備え
る。一方、上記電子写真プロセスに於いて、良好な画像
品質を得るためには帯電器より感光体に電荷注入が行な
われる帯電工程、転写工程、剥離工程、除電工程等に於
いて感光体への電荷注入量が精度良く所望の値に設定さ
れなければならない。特に所定の画像濃度を得る為、感
光体に一定の表面電位を帯電させる帯電工程や感光体上
のトナー顕画像を転写紙に転写する転写工程等では、帯
電器から感光体へ注入される電荷量が最終画像品質を大
きく左右することは周知の通りである。この帯電器とし
てコロナ放電を用いたコロナ帯電器等が上げられるが、
このコロナ帯電器はコロナ放電を発生させるために高い
電圧を発生する高圧電源を必要とするばかりか、コロナ
放電によるオゾンの発生で感光体の寿命を短縮し、しか
もコロナワイヤーが断線する れがある。
そこで、近年、以上のような問題を解決する接触帯電器
が提案されている。これは導電性の細い繊維により接触
子を構成し、この接触子にバイアス電圧を印加して感光
体の表面に接触させることにより感光体の表面を帯電さ
せるものである。しかしながら、上記接触子はその抵抗
が湿度によって大きく変化するばかりか抵抗にバラツキ
があり、安定かつ均一な帯電を行なうことができないと
う欠点がある。
が提案されている。これは導電性の細い繊維により接触
子を構成し、この接触子にバイアス電圧を印加して感光
体の表面に接触させることにより感光体の表面を帯電さ
せるものである。しかしながら、上記接触子はその抵抗
が湿度によって大きく変化するばかりか抵抗にバラツキ
があり、安定かつ均一な帯電を行なうことができないと
う欠点がある。
又、セレン等の無機半導体材料より成る感光層を有する
感光体は周知のように暗抵抗（１０15〜16Ω）と明抵抗
（１０３Ω）の差が大きいため、上記の接触帯電器を使
用する場合には（誤動作等により）明時に電圧を印加す
ると該帯電器と感光体との間で絡電（ショート）を生じ
危険であるばかりか感光体を損傷する等の問題がある。
本発明は上述の問題点を解消し、感光体への帯電を安定
且つ均一化すると共に高品位の画像を得ることの可能な
安価なユニットを提供するものである。第１図は本発明
の一実施例構造図で、２は固定シャフト等によって支持
された矢印方向に回転可能な感光ドラムでその周辺に
は、接触型帯電器１、像露光器１７、現像器１８、除電
ランプ１９、クリーニングケース２０がそれぞれユニッ
トケース１１に配設されており、一体化されて本体（図
示せず）より脱着できる。さらに上記各部品をケース１
１から個々に抜差し可能となっておりユニット内の消耗
部品の交換、保守を容易にしている。又１４は転写器、
１５は剥離器で本体側に取付けられており脱着可能であ
る。
感光体は周知のように暗抵抗（１０15〜16Ω）と明抵抗
（１０３Ω）の差が大きいため、上記の接触帯電器を使
用する場合には（誤動作等により）明時に電圧を印加す
ると該帯電器と感光体との間で絡電（ショート）を生じ
危険であるばかりか感光体を損傷する等の問題がある。
本発明は上述の問題点を解消し、感光体への帯電を安定
且つ均一化すると共に高品位の画像を得ることの可能な
安価なユニットを提供するものである。第１図は本発明
の一実施例構造図で、２は固定シャフト等によって支持
された矢印方向に回転可能な感光ドラムでその周辺に
は、接触型帯電器１、像露光器１７、現像器１８、除電
ランプ１９、クリーニングケース２０がそれぞれユニッ
トケース１１に配設されており、一体化されて本体（図
示せず）より脱着できる。さらに上記各部品をケース１
１から個々に抜差し可能となっておりユニット内の消耗
部品の交換、保守を容易にしている。又１４は転写器、
１５は剥離器で本体側に取付けられており脱着可能であ
る。
上記装置の複写像形成プロセスは、先ず帯電器１によっ
て所定の電位に接触帯電された感光ドラム２は光学ミラ
ー１７からの反射光によって、静電潜像を表面に形成す
る。
て所定の電位に接触帯電された感光ドラム２は光学ミラ
ー１７からの反射光によって、静電潜像を表面に形成す
る。
ドラム表面に形成された静電潜像は、現像器１８によっ
てトナー現像され、転写器１４によって転写材に転写さ
れる。次に転写材は剥離器１５によって感光ドラム２よ
り剥離され、搬送ローラ２１によって定着器に送られ、
定着されてトレイに排出される。一方感光ドラム２は転
写後クリーニング器２２、２３により残存トナーが除去
され、以下次の複写工程に備えられる。
てトナー現像され、転写器１４によって転写材に転写さ
れる。次に転写材は剥離器１５によって感光ドラム２よ
り剥離され、搬送ローラ２１によって定着器に送られ、
定着されてトレイに排出される。一方感光ドラム２は転
写後クリーニング器２２、２３により残存トナーが除去
され、以下次の複写工程に備えられる。
第２図、第３図は、本実施例に適用される有機感光体２
及び接触帯電器１の夫々断面構造図で先ず感光体２にお
いて、ｉはアルミ（Ａｌ）等の導電性基体、iiは該基体
ｉ上に蒸着法等により形成された電荷発生層（ＣＧＬ）
でアルミニウム（Ａｌ）、タンタル（Ｔａ）、チタン
（Ｔｉ）或はインジウム（Ｉｎ）等の金属を含有するフ
タロシアニン化合物等により形成される。又、iiiは前
記電荷発生層ii上に蒸着或は塗布法等により積層された
電荷移動層（ＣＴＬ）でポリカーボネィト、スチルベ
ン、ポリエステル或はヒドラゾン等の有機物質が利用で
きる。尚、上記の構成では、感光層として所謂機能分離
電の２層構造の例について説明したが、上記材料等を利
用した一層構造でもよい。係る感光体を実機に適用する
場合には表面電位は１Ｋｖ〜２Ｋｖが帯電されることに
なり、これに耐えるためには該感光層の受容電位耐圧を
５０ｖ／μｍ以上とするとその厚さは少くとも２０μ以
上必要である。又、上記の有機感光層は、セレン等の無
機感光層に比し明時、及び暗時の抵抗の変化が少くほぼ
一定の抵抗値（１０14Ω）を保持するために接触帯電が
よく、有機光導電材料として金属フタロシアニンが特に
好適である。次に接触帯電器１において１ａは導電性基
体でその周面を包容するように接触子１ｂ（ブラシ）が
接着されている。ここで接触子１ｂには、レーヨンにカ
ーボンを含有せしめて導電化したものを使用した。この
帯電器は第１図に示すように直流電源（Ｅ）より基体１
ａを介して（−）電位が与えられる。なお、感光ドラム
２はアース（＋）されている。因みに第４図は、この接
触帯電器１の絶縁抵抗と温度／相対湿度の関係を示す特
性図で予めレーヨンの線径或はカーボンの含有量等の選
定により２種形成し、その抵抗値の変化を示す。実験で
は印加電圧を1000Ｖ／cmとして測定したもので資料(I)
では２０℃／１５％で抵抗値１０４ＭΩのものが２８℃
／８５％では１０３ＭΩとほぼ１桁低下することを示し
ている。又、資料(II)でもほぼ１桁低下することを示
す。このことは換言すれば感光体の表面帯電々位は同一
直流電圧（例えば1000Ｖ）を印加した時２０℃／１５％
時に900Ｖ程度帯電されるものが２８℃／８５％の状態
では７００Ｖ程度しか帯電されないことを意味する。こ
の結果最終画像濃度が相対湿度により変化し画像品質が
安定しない。そこで本発明者は、予めカーボンを含有せ
しめたレーヨン（ユニチカ社商品名ＲＥＣ）を塩化ベン
ジルで処理してブラシを構成した。この抵抗変化を測定
した結果、第４図中点線(I′)（II′）で示す如く相対
湿度に対する抵抗変化を大巾（約５０％）に改善できる
ことが確認できた。
及び接触帯電器１の夫々断面構造図で先ず感光体２にお
いて、ｉはアルミ（Ａｌ）等の導電性基体、iiは該基体
ｉ上に蒸着法等により形成された電荷発生層（ＣＧＬ）
でアルミニウム（Ａｌ）、タンタル（Ｔａ）、チタン
（Ｔｉ）或はインジウム（Ｉｎ）等の金属を含有するフ
タロシアニン化合物等により形成される。又、iiiは前
記電荷発生層ii上に蒸着或は塗布法等により積層された
電荷移動層（ＣＴＬ）でポリカーボネィト、スチルベ
ン、ポリエステル或はヒドラゾン等の有機物質が利用で
きる。尚、上記の構成では、感光層として所謂機能分離
電の２層構造の例について説明したが、上記材料等を利
用した一層構造でもよい。係る感光体を実機に適用する
場合には表面電位は１Ｋｖ〜２Ｋｖが帯電されることに
なり、これに耐えるためには該感光層の受容電位耐圧を
５０ｖ／μｍ以上とするとその厚さは少くとも２０μ以
上必要である。又、上記の有機感光層は、セレン等の無
機感光層に比し明時、及び暗時の抵抗の変化が少くほぼ
一定の抵抗値（１０14Ω）を保持するために接触帯電が
よく、有機光導電材料として金属フタロシアニンが特に
好適である。次に接触帯電器１において１ａは導電性基
体でその周面を包容するように接触子１ｂ（ブラシ）が
接着されている。ここで接触子１ｂには、レーヨンにカ
ーボンを含有せしめて導電化したものを使用した。この
帯電器は第１図に示すように直流電源（Ｅ）より基体１
ａを介して（−）電位が与えられる。なお、感光ドラム
２はアース（＋）されている。因みに第４図は、この接
触帯電器１の絶縁抵抗と温度／相対湿度の関係を示す特
性図で予めレーヨンの線径或はカーボンの含有量等の選
定により２種形成し、その抵抗値の変化を示す。実験で
は印加電圧を1000Ｖ／cmとして測定したもので資料(I)
では２０℃／１５％で抵抗値１０４ＭΩのものが２８℃
／８５％では１０３ＭΩとほぼ１桁低下することを示し
ている。又、資料(II)でもほぼ１桁低下することを示
す。このことは換言すれば感光体の表面帯電々位は同一
直流電圧（例えば1000Ｖ）を印加した時２０℃／１５％
時に900Ｖ程度帯電されるものが２８℃／８５％の状態
では７００Ｖ程度しか帯電されないことを意味する。こ
の結果最終画像濃度が相対湿度により変化し画像品質が
安定しない。そこで本発明者は、予めカーボンを含有せ
しめたレーヨン（ユニチカ社商品名ＲＥＣ）を塩化ベン
ジルで処理してブラシを構成した。この抵抗変化を測定
した結果、第４図中点線(I′)（II′）で示す如く相対
湿度に対する抵抗変化を大巾（約５０％）に改善できる
ことが確認できた。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、有機感
光体（ドラム）と接触帯電器を巧みに結合してユニット
化を可能にしたのでユニット交換によりメンテナンスを
容易にし、しかも湿度等の環境条件の変化に係わらず表
面帯電電位を常に安定化した高品位の画像が得られ、電
子写真装置用として好適である等実用上の効果は大き
い。
光体（ドラム）と接触帯電器を巧みに結合してユニット
化を可能にしたのでユニット交換によりメンテナンスを
容易にし、しかも湿度等の環境条件の変化に係わらず表
面帯電電位を常に安定化した高品位の画像が得られ、電
子写真装置用として好適である等実用上の効果は大き
い。
第１図は本発明の一実施例構造図、第２図、第３図は本
発明に適用する有機感光体（ドラム）及び接触型帯電器
の夫々断面図、第４図は接触帯電器の特性説明図であ
る。図において１は接触型帯電器１ａはその基体１ｂは
接触子（ブラシ）２は有機感光体（ドラム）、ｉ、ii、
iiiはその基体、電荷発生層及び電荷移動層。１１はユ
ニットケース枠、Ｇは接地部、１４は転写器、１５は剥
離器、１７は露光器、１８は現像器、１９は除電ラン
プ、２０はクリーニングケース、２１は搬送ローラ、２
２、２３はクリーニング器、Ｅは直流電源である。
発明に適用する有機感光体（ドラム）及び接触型帯電器
の夫々断面図、第４図は接触帯電器の特性説明図であ
る。図において１は接触型帯電器１ａはその基体１ｂは
接触子（ブラシ）２は有機感光体（ドラム）、ｉ、ii、
iiiはその基体、電荷発生層及び電荷移動層。１１はユ
ニットケース枠、Ｇは接地部、１４は転写器、１５は剥
離器、１７は露光器、１８は現像器、１９は除電ラン
プ、２０はクリーニングケース、２１は搬送ローラ、２
２、２３はクリーニング器、Ｅは直流電源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 今井 勲 審判官 池田 裕一 審判官 高橋 武彦 (56)参考文献 特開 昭61−252568（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−199365（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−72464（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】画像形成プロセスユニットを形成する感光
ドラム、帯電器、現像器及びクリーニング器などを一体
に構成した画像形成装置において、前記感光ドラムの感
光層は厚さ２０μ以上の有機光導電材料により形成さ
れ、前記帯電器はカーボンを含有せしめたレーヨンを塩
化ベンジルで処理した繊維により形成されたブラシ電極
を有する接触型帯電器であることを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項２】有機光導電材料として金属フタロシアニン
系化合物を使用することを特徴とする特許請求の範囲第
（１）項記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30347986A JPH0654401B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30347986A JPH0654401B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63155159A JPS63155159A (ja) | 1988-06-28 |
| JPH0654401B2 true JPH0654401B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=17921449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30347986A Expired - Fee Related JPH0654401B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0654401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0527557A (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-05 | Sharp Corp | 帯電装置 |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP30347986A patent/JPH0654401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63155159A (ja) | 1988-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |