JPH0654203B2 - 住宅模型作成用定規 - Google Patents

住宅模型作成用定規

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JPH0654203B2
JPH0654203B2 JP3177987A JP3177987A JPH0654203B2 JP H0654203 B2 JPH0654203 B2 JP H0654203B2 JP 3177987 A JP3177987 A JP 3177987A JP 3177987 A JP3177987 A JP 3177987A JP H0654203 B2 JPH0654203 B2 JP H0654203B2
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繁 松岡
和博 湯口
司 中野
庸子 藤記
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、住宅模型を製作するための住宅模型作成用定
規に関する。
[背景技術] 通常一般の住宅需要者にとっては建築図面と接する機会
が少ないため、住宅を建てる際に、建築図面を見ても住
宅需要者の外観に対するイメージと実際の住まいとが異
なり、トラブルの原因になるという問題があった。また
住宅需要者に建築図面を示して日当たり、日影の位置、
隣家や道路からのプライバシー、北側斜線などを説明し
てもなかなか理解してもらえないのが現状である。この
ため住宅模型を製作して住宅模型を住宅需要者に示しな
がら説明して打ち合わせをすると上記の問題点がスムー
ズに解決できるものである。ところが従来にあっては、
住宅模型を形成するには住宅ごとに、住宅の各部を縮尺
したものを一々手作りで作り、これを接着して住宅模型
を形成しており、かなりの専門的技術が必要であった。
このため住宅模型の製作が面倒で、コストが高くなり、
更に専門的技術を持った人でなければ製作できず、また
製作者の技術の違いにより出来上がりにばらつきがあっ
た。
[発明の目的] 本発明は、上記の従来の問題点に鑑みて発明したもので
あって、その目的とするところは、専門的技術を持たな
くても簡単且つ正確に住宅模型の妻側壁部分の形成がで
き、住宅模型の製作コストを下げることができる住宅模
型作成用定規を提供するにある。
[発明の開示] 本発明の住宅模型作成用定規は、第1図にその構成を示
すように、透明の定規板1にグランドレベル線2とこの
グランドレベル線2に対して垂直な縦線3を施すと共に
縦線3と交差する妻側壁形成用孔部16を設け、妻側壁
形成用孔部16の孔縁を妻側壁の傾斜上縁の傾斜に対応
する傾斜をした型取り用線17a、17bとして成るこ
とを特徴とするものであって、このような構成を採用す
ることで、上記した従来の問題点を解決して本発明の目
的を達成したものである。すなわち、住宅模型の妻側壁
を形成すべき型紙を設計図に対応した大きさに計って切
断できるものである。
以下本発明を実施例により詳述する。第1図には本発明
の住宅模型作成用定規として、住宅模型の壁のみを形成
するためのものが示してあり、また、第2図には本発明
の住宅模型作成用定規として住宅模型の壁と屋根とを形
成するためのものが示してある。以下の実施例の説明は
第2図に示す住宅模型の壁と、屋根とを形成することの
できる住宅模型作成用定規に基づいて詳述する。定規板
1は透明な合成樹脂により形成してあり、下縁部がグラ
ンドレベル線2となっている。グランドレベル線2のや
や上方には1階床線31がグランドレベル線2に平行に
施してある。この1階床線31は後述の2階部分におけ
る型用孔部5を型取りする際には型取り際の基準となる
2階床線を兼用するものである。更に1階床線31の上
方にはグランドレベル線2に平行に2階床線32が施し
てある。2階床線32のやや下方には1階天井レベルを
示す1階天井レベル表示線33が施してある。また2階
床線32の上方には2階屋根仕上げ線6、7が施してあ
り、2階屋根仕上げ線6が桁側を示し、2階屋根仕上げ
線7が妻側を示している。ここで1階床線31、2階床
線32、1階天井レベル表示線33、2階屋根仕上げ線
6、7等はそれぞれ実際の建物のグランドレベルから1
階床、2階床、1階天井、2階屋根仕上げ面までの高さ
を住宅模型の縮尺と同じ縮尺とした長さとなっている。
定規板1の上縁もグランドレベル線2′となっており、
このグランドレベル線2′は定規板1を上下逆にして使
用するものである。第2図においてグランドレベル線
2′の下方(すなわち定規板1を上下逆にして使用する
場合においてグランドレベル線2′よりも上方)に1階
床線31′がグランドレベル線2′に平行に施してあ
る。定規板1にはグランドレベル線2に垂直な縦線3が
定規板1の側縁から順次建物のモジュールに対応した長
さMを隔てて施してある。ここで、建物のモジュールを
今、仮に900mmとした場合、形成すべき住宅模型の長
さが実際の住宅の1/100の縮尺とすると、縦線3間
の長さMは9mmにしてあるが、必ずしもこれにのみ限定
されないのは勿論であり、建物のモジュールの違いや、
あるいは住宅模型の縮尺により長さMの寸法は変わって
くるものである。また縦線3と縦線3との中間には中間
縦線8が施してある。定規板1には複数種の窓や出入り
口等の壁用開口部4を形成するための型用孔部5をグラ
ンドレベル線2に沿って並べてあり、各型用孔部5の側
縁を任意の縦線3から任意の距離隔てた位置に位置させ
てある。ここで各型用孔部5は実際の建物に形成する種
々の窓や出入り口の縦横の長さを住宅模型の縮尺と同じ
縮尺としたものであって、グランドレベル線2または1
階床線31から各型用孔部5の上縁、下縁までの長さは
実際の建物におけるグランドレベルや1階床から各種窓
や出入り口の上縁または下縁までの長さを住宅模型の縮
尺と同じ縮尺としたものである。第2図において型用孔
部5は例えば、各種大きさの玄関開口用の型用孔部5
a、勝手口開口用の型用孔部5b、台所窓用の型用孔部5
c、設備窓用の型用孔部5d、浴室窓用の型用孔部5e、
洗面窓用の型用孔部5f、FIX窓用の型用孔部5g、地
窓用の型用孔部5h、採光窓用の型用孔部5i、一般窓用
の型用孔部5j、和室窓用の型用孔部5k、和室出入り口
用の型用孔部5n等が設けてある。
第2図に示す定規板1には2階の屋根半体を型取りする
ための屋根型取り用位置決め部9が形成してあり、この
屋根型取り用位置決め部9は定規板1の上縁から斜めに
引いた屋根桁側線10と屋根桁側線10に対して交差す
る複数本の下り棟線11とで構成してある。ここで屋根
桁側線10と各下り棟線11a、11b、11c、11d、
11e、11f、11gとの交差部分にはそれぞれ表示6
P、7P、8P、9P、10P、11P、12Pという
記号が施してある。この表示6P、7P、8P、9P、
10P、11P、12Pという記号は、例えば6Pはそ
れぞれ形成すべき住宅模型の桁側方向の壁の長さがモジ
ュールの6倍の長さのものの場合における屋根半体の型
取りのための位置決め部分を示しており、従って屋根桁
側線10の定規板1の上縁側端部から上記6Pと表示し
た部分までの長さは、建物の桁方向の長さがモジュール
の6倍であり、さらにそれに妻側の軒の出の長さである
モジュールの2倍の長さを加えた長さを住宅模型の縮尺
と同じ縮尺とした長さとなっている。つまり住宅模型の
モジュールはすでに述べたように縦線3間の距離Mであ
るので、屋根桁側線10の定規板1の上縁側端部から上
記6Pと表示した部分までの長さは6×M+2×M=8
Mとなっている。そして屋根桁側線10畳において6P
から7Pまでの距離、7Pから8Pまでの距離、8Pか
ら9Pまでの距離、9Pから10Pまでの距離、10P
から11Pまでの距離、11Pから12Pまでの距離は
それぞれ上記した寸法Mとなっていて、各7P、8P、
9P、10P、11P、12Pはそれぞれ住宅模型の桁
方向の壁の長さがモジュールの7倍の長さ、モジュール
の8倍の長さ、モジュールの9倍の長さ、モジュールの
10倍の長さ、モジュールの11倍の長さ、モジュール
の12倍の長さを示してある。
第2図に示す定規板1の他の部分(添付図面の実施例で
は左上)には部分平屋用屋根を型取りするための部分平
屋根型取り部13が設けてある。この部分平屋根型取り
部13は左右の垂直線13a、13bと左右の垂直線13
a、13bからそれぞれ複数本引いた傾斜線14a、14b
と、垂直線13aと各傾斜線14aとの交点及び垂直線1
3bと各傾斜線14bの交点からそれぞれ引いた山折り表
示線15a、15bとにより構成してある。ここで、垂直
線13a及び13bに各傾斜線14a、14bとの交差部分
に2P、3P、4Pという表示がしてあるが、この2
P、3P、4Pという表示は、例えば2Pは形成すべき
住宅模型の部分平屋用屋根に対応する壁部の突出部分の
長さがモジュールの2倍の長さのものの場合における部
分平屋用屋根の型取りのための位置決め部分を示してお
り、従って垂直線13a、13bの定規板1の上縁側端部
から上記2Pと表示した部分までの長さは、建物の部分
平屋屋根部分における壁の突出長さがモジュールの2倍
であり、さらにそれに部分平屋屋根の軒の出の長さであ
るモジュールの1倍の長さを加えた長さを住宅模型の縮
尺と同ぢ縮尺とした長さとなっている。つまり住宅模型
のモジュールはすでに述べたように縦線3間の距離Mで
あるので、垂直線13a、13bの定規板1の上縁側端部
から上記2Pと表示した部分までの長さは2×M+1×
M=3Mとなっている。そして垂直線13a、13b上に
おいて2Pから3Pまでの距離、3Pから4Pまでの距
離はそれぞれ上記した寸法Mとなっていて、各3P、4
Pはそれぞれ住宅模型の平屋屋根部分における壁の突出
長さがモジュールの3倍の長さ、モジュールの4倍の長
さを示してある。
また、定規板1の略中央部分には妻側壁を形成するため
の妻側壁形成用孔部16が設けてある。この妻側壁形成
用孔部16は妻側壁の上縁の傾斜の勾配の異なるものを
複数種設けてあり、妻側壁形成用孔部16aにおいては
上傾斜縁が型取り用線17aとなり、妻側壁形成用孔部
16bにおいては下側傾斜縁が型取り用線17bとなって
いる。ここで各型取り用線17a、17bの下端部が軒の
出の端部を示す部分18a、18bとなっており、この軒
の出の端部を示す部分18a、18bはそれぞれグランド
レベル線2からの長さが、実際の建物においてグランド
レベルからの軒の出の端部までの長さを住宅模型の縮尺
と同じ縮尺とした長さとなっている。そして各型取り用
線17a、17bと2階屋根仕上げ線6、7とが交差して
い。
上記のような構成の定規板1を用いて住宅の模型を形成
するのであるが、定規板1における住宅の模型の屋根、
壁等の型取りを容易にするため、予め屋根用型紙の半製
品20、壁用型紙の半製品21を用意しておくものであ
る。
屋根用型紙の半製品20は半屋根型紙20aと平屋根型
紙20bとがある。半屋型紙20aは例えば寄棟屋根を住
宅模型の縮尺に対応して縮尺したものを下り棟、棟、下
り棟と結んだ線で対称形に2分割したものを展開したも
のである。第4図において想像線の部分が2分割したも
ののうち残りの半分を示している。第4図の実施例にお
いては妻方向の長さが10Mであり、桁方向の長さが1
0Mであり、これに対応した模型の壁の妻方向の長さは
8M、桁方向の長さは6Mである。また平屋根型紙20
bは平屋根を住宅模型と同じ縮尺に対応して縮尺したも
のを展開したもので、例えば妻側の長さが8Mで平屋根
の突出方向の長さが4Mであり、これに対応した住宅模
型の平屋根部分の妻側の壁は長さが6M、突出方向の壁
は長さが3Mとなっている。
半屋根型紙20aと平屋根型紙20bにはそれぞれ下り棟
形成用の山折り線25が設けてある。
壁用壁紙の半製品21は妻側壁型紙21aと桁側壁型紙
21bと、平屋根用壁型紙21cとがある。妻側壁型紙2
1a、桁側壁型紙21bにはそれぞれ1階床対応線22、
幕板下線23、幕板上線24が設けてあり、また平屋根
用壁型紙21cには1階床対応線22、幕板下線23が
設けてある。ここで妻側壁型紙21a、桁側壁型紙21
b、平屋根用壁型紙21cの下端縁からそれぞれ1階床対
応線22までの距離は、それぞれ定規板1のグランドレ
ベル線2から1階床線31までの距離と等しくしてあ
る。また妻側壁型紙21a、桁側壁型紙21bの下端縁か
らそれぞれ幕板上縁23までの長さ及び平屋根用壁型紙
21cの下端縁から上端縁までの長さは、それぞれ定規
板1のグランドレベル線2から2階床線32までの長さ
と等しくなっている。これら1階床対応線22、幕板下
線23、幕板上線24は線を描いてあってもよいが、あ
るいは線溝を刻設してあってもよい。
また妻側壁型紙21aの下端縁から上端縁までの長さは
定規板1におけるグランドレベル線2から妻側の2階屋
根仕上げ線7までの長さに等しいものである。また桁側
壁型紙21bは下端縁から上端縁までの長さは定規板1
におけるグランドレベル線2から桁側の2階屋根仕上げ
線6までの長さに等しいものである。妻側壁型紙21a
の両側上端は屋根の傾斜に対応した傾斜で切欠してあっ
て切欠縁27となっている。この切欠縁27は例えば妻
側壁型紙21aの下縁を定規板1のグランドレベル線2
に合わせ、妻側壁型紙21aの側縁を任意の縦線3に合
わせ、妻側壁型紙21aの上端角部を妻側壁形成用孔部
16の傾斜した型取り用線17aまたは17bを利用して
カッターなどで切り取るものである。さらに、平屋根用
壁型紙21cには折り曲げ線28が設けてあってコ字状
に折り曲げられるようになっている。ここで添付図面の
実施例においては折り曲げ線28間の距離は8Mとなっ
ている。また折り曲げ線28から側端までの長さは4M
となっている。
しかして、上記の定規板1を用いて、上記の屋根用型紙
の半製品20、壁用型紙の半製品21を採寸して住宅模
型の壁や屋根を形成するものである。
すなわち、例えば第5図に示すような平面図の建物の住
宅模型を作成する場合(第5図中35は壁、36は開口
部を示す)、まず壁用壁紙の半製品21である妻側壁型
紙21aと桁側壁型紙21bと平屋根用壁型紙21cとを
それぞれ所定の横長さに切断する。すなわち第5図の図
面においては桁壁は7Mであるため、定規板1の下に桁
側壁型紙21bを位置させた状態で定規板1の側端から
7Mのところにある縦線3に桁側壁型紙21bの側縁を
合わせ、定規板1の側端縁にそってカッターで移動させ
て桁側壁型紙21bの側部の定規板1より突出した部分
を切断する。この場合、鉛筆等で印をしたのちカッター
等で切断してもよい。同様にして妻側壁型紙21aも定
規板1を用いて所定の寸法に切断し、妻側壁型紙21a
の切断した方の端縁を任意の縦線3に合わせると共に妻
側壁型紙21aの下縁をグランドレベル線2に合わせ、
妻側壁形成用孔部16の傾斜した型取り用線17aまた
は17bを利用してカッターなどで切り取って、切欠縁
27を形成するものであるが、実施例では8Mであるた
め、切断しないでそのまま使用する。また同様にして平
屋根用壁型紙21の折り曲げ線28から側方の部分の長
さを所定の長さとなるように切断する。実施例では1M
である。一方、各壁用壁紙の半製品21である妻側壁型
紙21a、桁側壁型紙21b、平屋根用壁型紙21cには
所定の位置に窓や出入り口等の壁用開口部4を形成する
のである。壁用開口部4の形成に当たっては、例えば、
妻側壁型紙21aにおいて玄関としての壁用開口部4を
形成する場合の例について述べると、定規板1の下に妻
側壁型紙21aを重ね、この状態で妻側壁型紙21aの下
縁と定規板1のグランドレベル線2とを合わせるととも
に任意の縦線3に妻側壁型紙21aの側端縁を合わせて
任意の玄関開口用の型用孔部5aが妻側壁型紙21aの所
定の位置にくるようにし、任意の玄関開口用の型用孔部
5aの孔縁にそってカッターを移動させて妻側壁型紙2
1aに玄関としての壁用開口部4を形成するのである。
この場合玄関開口用の型用孔部5aの孔縁にそって鉛筆
等を移動させて妻側壁型紙21aに開口部用のくり抜き
線を描き、このくり抜き線に沿ってカッター等で切断し
て妻側壁型紙21aに玄関としての壁用開口部4を形成
してもよいものである。同様にして定規板1の種々の型
用孔部5を利用して妻側壁型紙21a、桁側壁型紙21
b、平屋根用壁型紙21cに種々の壁用開口部4を切り抜
き形成するのである。ここで、妻側壁型紙21a、桁側
壁型紙21bの2階部分に壁用開口部を切り抜き形成す
るには、定規板1の下に妻側壁型紙21aまたは桁側壁
型紙21bを位置させ、定規板1の1階床線31に妻側
壁型紙21aまたは桁側壁型紙21bの幕板上縁23を合
わせ、また妻側壁型紙21aまたは桁側壁型紙21bの側
縁と任意の縦線3とを合わせ、この状態で任意の型用孔
部5に合わせてカッターで2階の壁用開口部4を形成し
たり、あるいは鉛筆で線を描いた後にカッターで線にそ
って切断したりするものである。また定規板1を上下逆
にして(つまり上縁がしたになるようにして)グランドレ
ベル線2′、1階床線31′を基準として上記と同様に
して定規板1の上部に形成した各種型用孔部5を利用し
て妻側壁型紙21a、桁側壁型紙21b、平屋根用壁型紙
21cに種々の壁用開口部4を切り抜き形成するのであ
る。
次に住宅模型における2階の屋根の形成の例について説
明する。まず、第5図の図面に示されたものの場合壁は
妻側が8M、桁側が7Mであるため、半屋根型紙20a
を定規板1の下に位置させ、半屋根型紙20aの桁側縁
を定規板1の屋根桁側線10に合わせ、また桁側が上記
のように7Mであるため、屋根桁側線10に設けた7P
の位置に半屋根型紙20aの桁側縁と妻側縁とのなす角
部を合わせ、この状態で定規板1の上端縁から飛び出し
た半屋根型紙20aの飛び出し部分を、カッターを定規
板1の上端縁に沿って移動させることで切断するもので
ある。もちろん、定規板1の上端縁に沿って鉛筆等を移
動させて半屋根型紙20aに線を描き、後で線に沿って
カッターで切断してもよいものである。このようにし
て、2個の半屋根型紙20cを切断するのである。
次に住宅模型における部分平屋根の形成例について説明
する。
第5図の実施例では部分平屋根の突出長さは3Mである
ため、まず垂直線13aに平屋根型紙20bの一方の側縁
を合わせるとともに垂直線13aに施した3Pの表示位
置に平屋根型紙20bの側縁と下縁とのなすコーナ部分
を合わせ(この場合平屋根型紙20bの下縁は傾斜線14
aに合致する)、この状態で定規板1の上端縁に沿ってカ
ッターを移動させて平屋根型紙20bの定規板1の上端
縁から突出した部分を切断し(あるいは鉛筆で線を引い
た後に切断し)、次に垂直線13bに平屋根型紙20bの
他方の側縁を合わせるとともに垂直線13bに施した3
Pの表示位置に平屋根型紙20bの他方の側縁と下縁と
のなすコーナ部分を合わせ(この場合平屋根型紙20bの
下縁は傾斜線14bに合致する)、この状態で定規板1の
上端縁に沿ってカッターを移動させて平屋根型紙20b
の定規板1の上端縁から突出した部分を切断し(あるい
は鉛筆で線を引いた後に切断し)、上記カッターによる
切断線と2つの下り棟形成用の山折り線25との交わる
点同士を結んだ線でカッターにて切断して第6図のよう
な展開図のものを形成するのである。
しかして、上記のようにして切り取った妻側壁型紙21
a、桁側壁型紙21b、平屋根用壁型紙21c、半屋根型
紙20a、平屋根型紙20bを組み合わせて(平屋根用壁
型紙21c、半屋根型紙20a、平屋根型紙20bをそれ
ぞれ折り曲げ線28、山折り線25で折り曲げ)各部材
を接着剤で接着して第7図に示すような住宅模型を形成
するのである。上記の住宅模型においては更に煙突、バ
ルコニー、あるいはその他の部材を接着するものであ
り、また上記の住宅模型は外構図面を記載した基台30
の外構図面の所定の位置に載設されるものである。
なお、上記実施例では妻方向の壁の長さが8Mの建物に
ついて説明したが、妻方向の壁の長さが7M、6M等の
場合には第10図(a)(b)のように半屋根型紙20a、平
屋根型紙20bとして妻方向の長さが9M、8Mのもの
を使用し、また妻側壁型紙21a、平屋根用壁型紙21c
として妻方向の長さが7M、6Mのものを使用し、桁方
向のみを上記実施例と同様住宅模型の桁方向の長さに合
わせて定規板1を用いて型取りして切断するものであ
る。第10図(a)は7M用を示し、(b)は6M用を示して
いる。
次に切り妻屋根の住宅模型を形成する例について述べ
る。
この場合、桁側壁型紙21b′は上記寄棟屋根の場合と
同様にして形成する。また妻側壁型紙21a′は型紙を
定規板1の下面に位置させ、型紙の下端縁と定規板1の
グランドレベル線2とを合わせ、この状態で妻側壁形成
用孔部16a、16bの型取り用線17a、17bに沿って
カッターで切断したり、鉛筆等で線を引いて後でカッタ
ーで切断したりし、更に縦線3を利用して妻側壁型紙2
1a′の側縁の位置を決めて切断し、第8図に示すよう
な妻側壁型紙21a′を型取りするものである。さらに
切妻屋根型紙20c′はあらかじめ妻方向の長さの異な
る複数種のものを用意し、住宅模型の妻方向の長さに対
応する長さの切妻屋根型紙20c′を選択し、この切妻
屋根型紙20c′を住宅模型の桁方向の長さに対応して
定規板1の縦線3を利用して桁方向の長さを任意の長さ
に切断して使用するようになっている。そしてこれらの
妻側壁型紙21a′、桁側壁型紙21b′、切妻屋根型紙
20c′を組み合わせて接着剤で接着して第9図に示す
ような住宅模型を形成するものである。
上記各実施例では、本発明の定規板1を使用して住宅模
型の各部材の型取りして住宅模型を形成するに当たり、
型紙として半製品のものを用いて型取りした実施例を示
したが、あらかじめ予備的に型取りした半製品でなく、
型紙から直接定規板1を用いて型取りするようにしても
よいものである。また、住宅模型の壁のみを形成する場
合には第1図に示す住宅模型作成用定規を用いることに
よっても形成することができる。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように透明の定規板にグラン
ドレベル線とこのグランドレベル線に対して垂直な縦線
を施すと共に縦線と交差する妻側壁形成用孔部を設け、
妻側壁形成用孔部の孔線を妻側壁の傾斜上縁の傾斜に対
応する傾斜をした型取り用線としたので、妻側壁用型紙
の側縁を縦線に合わせた状態で型取り用線を利用して妻
側壁型紙の上端角部をカットすることで簡単に住宅の妻
側壁を形成すべき壁用型紙の上端を傾斜して切断できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の住宅模型作成用定規を示すもので、住
宅模型の壁のみを形成するための定規の平面図、第2図
は本発明において住宅模型の壁と屋根を形成できるよう
にした住宅模型作成用定規を示す平面図、第3図(a)
は第2図のX−X線断面図、第3図(b)は第2図のY
−Y線断面図、第4図は同上の定規板を用いて形成する
住宅模型の型紙の半製品を示す平面図、第5図(a)(b)は
住宅模型を形成すべき建物の1階及び2階の平面図、第
6図は第4図の型紙の半製品を定規板を用いて所定の大
きさに切断したものの平面図、第7図は同上のものを組
立て形成した住宅模型の斜視図、第8図は切妻屋根模型
用に切断した型紙の平面図、第9図は同上のものを組立
てて形成した斜視図、第10図(a)(b)は型紙の半製品の
他の実施例の平面図であって、1は定規板、3は縦線、
16は妻側壁形成用孔部、17a、17bはそれぞれ型取
り用線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明の定規板にグランドレベル線とこのク
    ランドレベル線に対して垂直な縦線を施すと共に縦線と
    交差する妻側壁形成用孔部を設け、妻側壁形成用孔部の
    孔縁を妻側壁の傾斜上縁の傾斜に対応する傾斜をした型
    取り用線として成ることを特徴とする住宅模型作成用定
    規。
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