JPH0653843A - 逐次復号装置 - Google Patents
逐次復号装置Info
- Publication number
- JPH0653843A JPH0653843A JP20463092A JP20463092A JPH0653843A JP H0653843 A JPH0653843 A JP H0653843A JP 20463092 A JP20463092 A JP 20463092A JP 20463092 A JP20463092 A JP 20463092A JP H0653843 A JPH0653843 A JP H0653843A
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- JP
- Japan
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- bits
- bit
- bidirectional shift
- code symbol
- shift registers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】符号シンボル当りの処理時間を短縮する。
【構成】シリアル・パラレル変換器1は、入力する符号
シンボルSiを第1のビット群S1および第2のビット
群S2に分割する。枝選択器18は、双方向シフトレジ
スタ10,11からの連続した各2ビットおよび、これ
らビットに対応するレジスタ3,7からの各2ビットの
計8ビットを受け、次に尤度を計算する2組のビット、
すなわち、制御回路が正しいと判定した場合と誤りと判
定した場合の2組のビットを、所定のテーブルを参照し
て1時刻前に選択する。累積尤度計算器19,20は、
枝選択器18が選択した1時刻前の2組のビットについ
て、推定した符号シンボル列の累積尤度をそれぞれ計算
する。比較器22は、セレクタ21が選択した累積尤度
と現在のしきい値とを比較して比較結果を制御回路14
へ送出する。
シンボルSiを第1のビット群S1および第2のビット
群S2に分割する。枝選択器18は、双方向シフトレジ
スタ10,11からの連続した各2ビットおよび、これ
らビットに対応するレジスタ3,7からの各2ビットの
計8ビットを受け、次に尤度を計算する2組のビット、
すなわち、制御回路が正しいと判定した場合と誤りと判
定した場合の2組のビットを、所定のテーブルを参照し
て1時刻前に選択する。累積尤度計算器19,20は、
枝選択器18が選択した1時刻前の2組のビットについ
て、推定した符号シンボル列の累積尤度をそれぞれ計算
する。比較器22は、セレクタ21が選択した累積尤度
と現在のしきい値とを比較して比較結果を制御回路14
へ送出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逐次復号装置に関し、特
にディジタルデータの伝送誤りをファノアルゴリズムを
用いて逐次訂正して復号する逐次復号装置に関する。
にディジタルデータの伝送誤りをファノアルゴリズムを
用いて逐次訂正して復号する逐次復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータの伝送誤りを訂正する
ために、送信側で情報シンボルに対して畳込み符号化し
て符号シンボルとして送出し、受信側では、この符号シ
ンボルを受信し、逐次復号装置によりファノアルゴリズ
ムを用いて逐次訂正して復号することが行われている。
ために、送信側で情報シンボルに対して畳込み符号化し
て符号シンボルとして送出し、受信側では、この符号シ
ンボルを受信し、逐次復号装置によりファノアルゴリズ
ムを用いて逐次訂正して復号することが行われている。
【0003】このような逐次復号装置は、送信側で使用
される符号器と同一の符号器(符号器複製と称する)を
有しており、情報シンボルの全てのビット列を符号器複
製に入力して符号シンボルを再生し、この再生符号シン
ボルと受信した符号シンボルとを比較し、最も近い符号
シンボルを与える情報シンボルを正しい情報シンボルと
して推定する。
される符号器と同一の符号器(符号器複製と称する)を
有しており、情報シンボルの全てのビット列を符号器複
製に入力して符号シンボルを再生し、この再生符号シン
ボルと受信した符号シンボルとを比較し、最も近い符号
シンボルを与える情報シンボルを正しい情報シンボルと
して推定する。
【0004】また、ファノメトリックと呼ばれる尤度を
算出し、現在推定している情報シンボル列までの累積尤
度が、その時点のしきい値より大きければ、正しい復号
が実行されているとして復号を継続し、もし、その時点
のしきい値より小さければ、過去において誤ったと判断
して、符号器複製の内部状態を過去の状態に戻した後、
累積尤度がしきい値より大きな情報シンボルを試行錯誤
的に推定していく。
算出し、現在推定している情報シンボル列までの累積尤
度が、その時点のしきい値より大きければ、正しい復号
が実行されているとして復号を継続し、もし、その時点
のしきい値より小さければ、過去において誤ったと判断
して、符号器複製の内部状態を過去の状態に戻した後、
累積尤度がしきい値より大きな情報シンボルを試行錯誤
的に推定していく。
【0005】このような計算アルゴリズムはファノアル
ゴリズムと呼ばれ、米国人ファノ(R.M.Fano)
氏が考案したものであり、IEEE Transact
ions on Information Theor
y,IT−9,1963年に記載されている。
ゴリズムと呼ばれ、米国人ファノ(R.M.Fano)
氏が考案したものであり、IEEE Transact
ions on Information Theor
y,IT−9,1963年に記載されている。
【0006】図2は、従来の逐次復号装置の一例を示す
ブロック図であり、情報シンボルが長くなっても高速処
理が可能となるように、ビットシリアル復号を行ってい
る。このビットシリアル復号の原理は、情報シンボルの
各ビットを長さ1ビットの情報シンボルに対する符号シ
ンボルと見做し、受信信号列をビット毎に逐次復号化す
ることにある。従って、長さ1ビットの情報シンボル
は、0,1の2通りであるから、1回の復号操作のため
に2通りの尤度を計算して1回の比較演算をすればよい
ので、高速化できる。
ブロック図であり、情報シンボルが長くなっても高速処
理が可能となるように、ビットシリアル復号を行ってい
る。このビットシリアル復号の原理は、情報シンボルの
各ビットを長さ1ビットの情報シンボルに対する符号シ
ンボルと見做し、受信信号列をビット毎に逐次復号化す
ることにある。従って、長さ1ビットの情報シンボル
は、0,1の2通りであるから、1回の復号操作のため
に2通りの尤度を計算して1回の比較演算をすればよい
ので、高速化できる。
【0007】ここで、情報シンボルの長さはn−1(n
は2以上の整数)ビット、冗長ビットは1ビットとし、
符号シンボルの長さはnビットとしている。また、修正
処理を容易にするために、符号シンボルの中の冗長ビッ
トの位置が予め設定されている組織符号を用いている。
は2以上の整数)ビット、冗長ビットは1ビットとし、
符号シンボルの長さはnビットとしている。また、修正
処理を容易にするために、符号シンボルの中の冗長ビッ
トの位置が予め設定されている組織符号を用いている。
【0008】さて、入力端子101に1ビットずつ入力
する符号シンボルは、一旦バッファ111に蓄えられ、
制御回路115の制御によって双方向シフトレジスタ1
02の左端およびレジスタ112に保持される。
する符号シンボルは、一旦バッファ111に蓄えられ、
制御回路115の制御によって双方向シフトレジスタ1
02の左端およびレジスタ112に保持される。
【0009】制御回路115は、尤度計算機能およびし
きい値との比較機能を有しており、過去の推定が正しい
と判断したとき、双方向シフトレジスタ102の内容を
右にシフトし、はみ出したビットをバッファ114に入
力すると共に、レジスタ112の内容をバッファ113
へ入力する。また、過去の推定が間違っていると判断し
たとき、双方向シフトレジスタ102の内容を左にシフ
トし、バッファ114から過去のビットを取り出して双
方向シフトレジスタ102の右端に保持させ、双方向シ
フトレジスタ102の内容を過去の状態に戻すと共に、
レジスタ112の内容をバッファ111に戻し、更に、
バッファ113から過去のビット列を取り出してレジス
タ112に保持させてビット修正を行う。
きい値との比較機能を有しており、過去の推定が正しい
と判断したとき、双方向シフトレジスタ102の内容を
右にシフトし、はみ出したビットをバッファ114に入
力すると共に、レジスタ112の内容をバッファ113
へ入力する。また、過去の推定が間違っていると判断し
たとき、双方向シフトレジスタ102の内容を左にシフ
トし、バッファ114から過去のビットを取り出して双
方向シフトレジスタ102の右端に保持させ、双方向シ
フトレジスタ102の内容を過去の状態に戻すと共に、
レジスタ112の内容をバッファ111に戻し、更に、
バッファ113から過去のビット列を取り出してレジス
タ112に保持させてビット修正を行う。
【0010】次にビット修正の処理動作について説明す
る。
る。
【0011】制御回路115は、まず、双方向シフトレ
ジスタ102の左端のビットをレジスタ112を介して
反転回路109に入力し、反転させて再び左端に保持さ
せる。このビットが過去に修正されていない場合はレジ
スタ112の内容と一致するので、排他的論理和回路1
07の出力は「0」となる。従って、排他的論理和回路
107の出力が「0」か「1」かによって、過去に修正
されたビットであるか否かを判断できる。
ジスタ102の左端のビットをレジスタ112を介して
反転回路109に入力し、反転させて再び左端に保持さ
せる。このビットが過去に修正されていない場合はレジ
スタ112の内容と一致するので、排他的論理和回路1
07の出力は「0」となる。従って、排他的論理和回路
107の出力が「0」か「1」かによって、過去に修正
されたビットであるか否かを判断できる。
【0012】ところで、関数発生器103は、送信側の
符号器で使用される関数発生器と同じものであり、双方
向シフトレジスタ102が保持する情報ビットから冗長
ビットを生成する。カウンタ105は、モジュロnのn
進カウンタであり、双方向シフトレジスタ102の内容
が左右にシフトする毎に1だけ増減して、尤度計算中の
符号シンボルのビット位置を算出する。識別器106
は、カウンタ105のカウント値が所定値、すなわち冗
長ビット位置を示したときに「1」、それ以外では
「0」を出力する。セレクタ110は、識別器106の
出力が「1」のとき関数発生器103からの冗長ビット
を選択し、「0」のときは双方向シフトレジスタ102
の左端の情報ビットを選択する。
符号器で使用される関数発生器と同じものであり、双方
向シフトレジスタ102が保持する情報ビットから冗長
ビットを生成する。カウンタ105は、モジュロnのn
進カウンタであり、双方向シフトレジスタ102の内容
が左右にシフトする毎に1だけ増減して、尤度計算中の
符号シンボルのビット位置を算出する。識別器106
は、カウンタ105のカウント値が所定値、すなわち冗
長ビット位置を示したときに「1」、それ以外では
「0」を出力する。セレクタ110は、識別器106の
出力が「1」のとき関数発生器103からの冗長ビット
を選択し、「0」のときは双方向シフトレジスタ102
の左端の情報ビットを選択する。
【0013】制御回路115は、排他的論理和回路10
7の出力と識別器106の出力との論理和である論理和
回路108の出力によって、ビット修正ができるか否か
を判断でき、このような操作を行うことにより、修正し
た情報ビットをバッファ114に蓄積して出力端子10
4から出力させる。
7の出力と識別器106の出力との論理和である論理和
回路108の出力によって、ビット修正ができるか否か
を判断でき、このような操作を行うことにより、修正し
た情報ビットをバッファ114に蓄積して出力端子10
4から出力させる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の逐次復
号装置では、符号化率(n−1)/nの組織符号を用い
ており、制御回路は、冗長ビットの位置になるまで正し
い修正処理が行われているか否かを判断できないので、
双方向シフトレジスタに無駄な動作が生じる。すなわ
ち、情報シンボルのあるビットを修正したとき、双方向
シフトレジスタを冗長ビットに対応する位置まで強引に
進めて判断し、もし、修正誤りと判断したときは、双方
向シフトレジスタを過去に戻るように後退させなければ
ならない。従って、符号シンボル当りの処理時間が長く
なる。また、制御回路は、累積尤度を計算し、しきい値
と比較して判断する一連の処理を行うので、制御回路の
動作速度がネックになるという問題点を有している。
号装置では、符号化率(n−1)/nの組織符号を用い
ており、制御回路は、冗長ビットの位置になるまで正し
い修正処理が行われているか否かを判断できないので、
双方向シフトレジスタに無駄な動作が生じる。すなわ
ち、情報シンボルのあるビットを修正したとき、双方向
シフトレジスタを冗長ビットに対応する位置まで強引に
進めて判断し、もし、修正誤りと判断したときは、双方
向シフトレジスタを過去に戻るように後退させなければ
ならない。従って、符号シンボル当りの処理時間が長く
なる。また、制御回路は、累積尤度を計算し、しきい値
と比較して判断する一連の処理を行うので、制御回路の
動作速度がネックになるという問題点を有している。
【0015】本発明の目的は、符号シンボル当りの処理
時間を短縮でき、誤り訂正能力を向上できる逐次復号装
置を提供することにある。
時間を短縮でき、誤り訂正能力を向上できる逐次復号装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の逐次復号装置
は、情報シンボルが畳み込み符号化されたnビット(n
は偶数)の符号シンボルを受信し、ファノアルゴリズム
を用いて逐次訂正して復号する逐次復号装置であって、
受信した前記符号シンボルをシリアル・パラレル変換し
て第1および第2のビット群に分割する手段と、前記第
1および第2のビット群を1ビットずつ入力してそれぞ
れ保持する2つの双方向シフトレジスタと、前記2つの
双方向シフトレジスタに保持されている情報シンボルの
冗長ビットを生成する手段と、前記第1および第2のビ
ット群からの符号シンボルを一旦それぞれ保持する2つ
の記録手段と、前記2つの双方向シフトレジスタにそれ
ぞれ入力した連続する各2ビット、並びに前記各2ビッ
トに対応する前記2つの記録手段に保持された各2ビッ
トをそれぞれ受け、正しいと判定される場合と誤りと判
定される場合の2組のビットを尤度計算の1時刻前に選
択する手段と、前記2組のビットの累積尤度をそれぞれ
計算する2つの計算手段と、前記2つの計算手段の計算
結果をしきい値と比較する比較手段と、前記比較手段の
比較結果により前記2つの双方向シフトレジスタおよび
前記2つの記録手段を制御してビット修正を行う制御手
段とを備えて構成されている。
は、情報シンボルが畳み込み符号化されたnビット(n
は偶数)の符号シンボルを受信し、ファノアルゴリズム
を用いて逐次訂正して復号する逐次復号装置であって、
受信した前記符号シンボルをシリアル・パラレル変換し
て第1および第2のビット群に分割する手段と、前記第
1および第2のビット群を1ビットずつ入力してそれぞ
れ保持する2つの双方向シフトレジスタと、前記2つの
双方向シフトレジスタに保持されている情報シンボルの
冗長ビットを生成する手段と、前記第1および第2のビ
ット群からの符号シンボルを一旦それぞれ保持する2つ
の記録手段と、前記2つの双方向シフトレジスタにそれ
ぞれ入力した連続する各2ビット、並びに前記各2ビッ
トに対応する前記2つの記録手段に保持された各2ビッ
トをそれぞれ受け、正しいと判定される場合と誤りと判
定される場合の2組のビットを尤度計算の1時刻前に選
択する手段と、前記2組のビットの累積尤度をそれぞれ
計算する2つの計算手段と、前記2つの計算手段の計算
結果をしきい値と比較する比較手段と、前記比較手段の
比較結果により前記2つの双方向シフトレジスタおよび
前記2つの記録手段を制御してビット修正を行う制御手
段とを備えて構成されている。
【0017】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0018】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。ここで、情報シンボルの長さをn−1(nは偶
数)ビットとし、冗長ビットを1ビットとし、符号シン
ボルの長さをnビットとしている。また、符号シンボル
の中の冗長ビットの位置が予め設定されている組織符号
を用いている。
である。ここで、情報シンボルの長さをn−1(nは偶
数)ビットとし、冗長ビットを1ビットとし、符号シン
ボルの長さをnビットとしている。また、符号シンボル
の中の冗長ビットの位置が予め設定されている組織符号
を用いている。
【0019】1ビットずつ入力する符号シンボルSi
は、シリアル・パラレル変換器1によって交互に選択さ
れ、第1のビット群S1および第2のビット群S2に分
割される。この場合、符号シンボルSiは偶数ビットで
あるので、第1のビット群S1には冗長ビットが含まれ
るが、第2のビット群S2は情報ビットのみとなる。
は、シリアル・パラレル変換器1によって交互に選択さ
れ、第1のビット群S1および第2のビット群S2に分
割される。この場合、符号シンボルSiは偶数ビットで
あるので、第1のビット群S1には冗長ビットが含まれ
るが、第2のビット群S2は情報ビットのみとなる。
【0020】第1および第2のビット群S1,S2は、
それぞれバッファ2,6に一旦蓄えられた後、制御回路
14の制御によって、双方向シフトレジスタ10の左端
およびレジスタ3、並びに双方向シフトレジスタ11の
右端およびレジスタ7にそれぞれ保持される。このよう
に2つのビット群に分割することにより、2ビット単位
での処理が可能になる。
それぞれバッファ2,6に一旦蓄えられた後、制御回路
14の制御によって、双方向シフトレジスタ10の左端
およびレジスタ3、並びに双方向シフトレジスタ11の
右端およびレジスタ7にそれぞれ保持される。このよう
に2つのビット群に分割することにより、2ビット単位
での処理が可能になる。
【0021】ところで、関数発生器9は、送信側の符号
器で使用される関数発生器と同じものであり、双方向シ
フトレジスタ10および11が保持する情報ビットから
冗長ビットを生成する。カウンタ15は、n/2進カウ
ンタであり、双方向シフトレジスタ10,11の内容が
左右にシフトする毎に1だけ増減して、尤度計算中の符
号シンボルのビット位置を算出する。識別器16は、カ
ウンタ15のカウント値が所定値、すなわち冗長ビット
位置を示したときに「1」、それ以外では「0」を出力
する。セレクタ17は、識別器16の出力が「1」のと
き関数発生器9からの冗長ビットを選択し、「0」のと
きは双方向シフトレジスタ10の左端の情報ビットを選
択する。
器で使用される関数発生器と同じものであり、双方向シ
フトレジスタ10および11が保持する情報ビットから
冗長ビットを生成する。カウンタ15は、n/2進カウ
ンタであり、双方向シフトレジスタ10,11の内容が
左右にシフトする毎に1だけ増減して、尤度計算中の符
号シンボルのビット位置を算出する。識別器16は、カ
ウンタ15のカウント値が所定値、すなわち冗長ビット
位置を示したときに「1」、それ以外では「0」を出力
する。セレクタ17は、識別器16の出力が「1」のと
き関数発生器9からの冗長ビットを選択し、「0」のと
きは双方向シフトレジスタ10の左端の情報ビットを選
択する。
【0022】また、枝選択器18は、双方向シフトレジ
スタ10,11からの連続した各2ビットおよび、これ
らビットに対応するレジスタ3,7からの各2ビットの
計8ビットを受け、次に尤度を計算する2組のビット、
すなわち、制御回路が正しいと判定した場合と誤りと判
定した場合の2組のビットを、所定のテーブルを参照し
て1時刻前に選択する。累積尤度計算器19,20は、
枝選択器18が選択した1時刻前の2組のビットについ
て、推定した符号シンボル列の累積尤度をそれぞれ計算
する。セレクタ21は、制御回路14によって制御され
て、累積尤度計算器19,20の計算結果の内、処理時
刻になったときに該当するものを選択する。比較器22
は、セレクタ21が選択した累積尤度と現在のしきい値
とを比較して比較結果を制御回路14へ送出する。
スタ10,11からの連続した各2ビットおよび、これ
らビットに対応するレジスタ3,7からの各2ビットの
計8ビットを受け、次に尤度を計算する2組のビット、
すなわち、制御回路が正しいと判定した場合と誤りと判
定した場合の2組のビットを、所定のテーブルを参照し
て1時刻前に選択する。累積尤度計算器19,20は、
枝選択器18が選択した1時刻前の2組のビットについ
て、推定した符号シンボル列の累積尤度をそれぞれ計算
する。セレクタ21は、制御回路14によって制御され
て、累積尤度計算器19,20の計算結果の内、処理時
刻になったときに該当するものを選択する。比較器22
は、セレクタ21が選択した累積尤度と現在のしきい値
とを比較して比較結果を制御回路14へ送出する。
【0023】次にビット修正の動作を説明する。
【0024】制御回路14は、比較器22の比較結果を
受けて過去の推定が正しいと判断したときは、バッファ
2,6の内容をそれぞれ取り出してレジスタ3,7の右
端にそれぞれ保持させると共に、レジスタ3,7の右端
の内容をバッファ4,8にそれぞれ保持させる。また、
双方向シフトレジスタ10および11の内容を、それぞ
れ右および左にシフトし、はみ出したビットをそれぞれ
バッファ12に入力する。
受けて過去の推定が正しいと判断したときは、バッファ
2,6の内容をそれぞれ取り出してレジスタ3,7の右
端にそれぞれ保持させると共に、レジスタ3,7の右端
の内容をバッファ4,8にそれぞれ保持させる。また、
双方向シフトレジスタ10および11の内容を、それぞ
れ右および左にシフトし、はみ出したビットをそれぞれ
バッファ12に入力する。
【0025】過去の推定が間違っていると判断したと
き、双方向シフトレジスタ10および11の内容を、そ
れぞれ左および右にシフトし、バッファ12から過去の
ビットを取り出して双方向シフトレジスタ10および1
1の右端および左端にそれぞれ保持させると共に、レジ
スタ3,7の左端の内容をバッファ2,6にそれぞれ戻
し、更に、バッファ4,8から過去のビットを取り出し
てレジスタ3,7の右端に保持させて、過去の状態に戻
す。
き、双方向シフトレジスタ10および11の内容を、そ
れぞれ左および右にシフトし、バッファ12から過去の
ビットを取り出して双方向シフトレジスタ10および1
1の右端および左端にそれぞれ保持させると共に、レジ
スタ3,7の左端の内容をバッファ2,6にそれぞれ戻
し、更に、バッファ4,8から過去のビットを取り出し
てレジスタ3,7の右端に保持させて、過去の状態に戻
す。
【0026】また、制御回路14は、双方向シフトレジ
スタ10,11に保持された情報ビットが正しい値でな
いと判断したとき、セレクタ21が選択した累積尤度に
対応するビットに等しくなるように、双方向シフトレジ
スタ10および11の斜線部分のビットを修正する。
スタ10,11に保持された情報ビットが正しい値でな
いと判断したとき、セレクタ21が選択した累積尤度に
対応するビットに等しくなるように、双方向シフトレジ
スタ10および11の斜線部分のビットを修正する。
【0027】この場合、制御回路14は、修正するビッ
トが冗長ビットであるか否かを調べ、また、双方向シフ
トレジスタ10の左端2つの内容および双方向シフトレ
ジスタ11の右端2つの内容と、レジスタ3および7の
対応する内容とを比較し、修正可能か否かを判断する。
トが冗長ビットであるか否かを調べ、また、双方向シフ
トレジスタ10の左端2つの内容および双方向シフトレ
ジスタ11の右端2つの内容と、レジスタ3および7の
対応する内容とを比較し、修正可能か否かを判断する。
【0028】もし、修正するビットが冗長ビットであ
り、また、双方向シフトレジスタの内容と一致しない場
合は、修正不能と判断して過去の判定を修正する。この
ような操作を行うことにより、修正した情報ビットをバ
ッファ12に蓄積し、出力端子13から出力させる。
り、また、双方向シフトレジスタの内容と一致しない場
合は、修正不能と判断して過去の判定を修正する。この
ような操作を行うことにより、修正した情報ビットをバ
ッファ12に蓄積し、出力端子13から出力させる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、符
号シンボルの長さがn(nは偶数)ビットの組織符号を
用い、入力する符号シンボルをシリアル・パラレル変換
して、第1および第2のビット群に分割し、2ビット単
位で処理すると共に、2つの累積尤度計算器を設けて、
正しいと判定した場合と誤りと判定した場合の2組のビ
ットについて1時刻内で処理することにより、双方向シ
フトレジスタの無駄な動作を緩和して内部処理速度を高
めることができるので、符号シンボル当りの処理時間を
短縮でき、誤り訂正能力を向上できる。また、誤り訂正
能力を従来と同じとすれば、従来よりもメモリ容量を少
なくできるので、回路規模を小型化でき、コスト低減で
きる。
号シンボルの長さがn(nは偶数)ビットの組織符号を
用い、入力する符号シンボルをシリアル・パラレル変換
して、第1および第2のビット群に分割し、2ビット単
位で処理すると共に、2つの累積尤度計算器を設けて、
正しいと判定した場合と誤りと判定した場合の2組のビ
ットについて1時刻内で処理することにより、双方向シ
フトレジスタの無駄な動作を緩和して内部処理速度を高
めることができるので、符号シンボル当りの処理時間を
短縮でき、誤り訂正能力を向上できる。また、誤り訂正
能力を従来と同じとすれば、従来よりもメモリ容量を少
なくできるので、回路規模を小型化でき、コスト低減で
きる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の逐次復号装置の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
1 シリアル・パラレル変換器 2,4,6,8,12 バッファ 3,7 レジスタ 9 関数発生器 10,11 双方向シフトレジスタ 14 制御回路 15 カウンタ 16 識別器 17,21 セレクタ 18 枝選択器 19,20 累積尤度計算器 22 比較器 Si 符号シンボル S1,S2 ビット群
Claims (1)
- 【請求項1】 情報シンボルが畳み込み符号化されたn
ビット(nは偶数)の符号シンボルを受信し、ファノア
ルゴリズムを用いて逐次訂正して復号する逐次復号装置
であって、 受信した前記符号シンボルをシリアル・パラレル変換し
て第1および第2のビット群に分割する手段と、 前記第1および第2のビット群を1ビットずつ入力して
それぞれ保持する2つの双方向シフトレジスタと、 前記2つの双方向シフトレジスタに保持されている情報
シンボルの冗長ビットを生成する手段と、 前記第1および第2のビット群からの符号シンボルを一
旦それぞれ保持する2つの記録手段と、 前記2つの双方向シフトレジスタにそれぞれ入力した連
続する各2ビット、並びに前記各2ビットに対応する前
記2つの記録手段に保持された各2ビットをそれぞれ受
け、正しいと判定される場合と誤りと判定される場合の
2組のビットを尤度計算の1時刻前に選択する手段と、 前記2組のビットの累積尤度をそれぞれ計算する2つの
計算手段と、 前記2つの計算手段の計算結果をしきい値と比較する比
較手段と、 前記比較手段の比較結果により前記2つの双方向シフト
レジスタおよび前記2つの記録手段を制御してビット修
正を行う制御手段とを備えることを特徴とする逐次復号
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20463092A JPH0653843A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 逐次復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20463092A JPH0653843A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 逐次復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653843A true JPH0653843A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16493659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20463092A Withdrawn JPH0653843A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 逐次復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653843A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996008875A1 (en) * | 1994-09-16 | 1996-03-21 | Cirrus Logic, Inc. | Multipurpose error correction calculation circuit |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP20463092A patent/JPH0653843A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996008875A1 (en) * | 1994-09-16 | 1996-03-21 | Cirrus Logic, Inc. | Multipurpose error correction calculation circuit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |