JPH065364U - 通気孔を備えたモータ - Google Patents

通気孔を備えたモータ

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JPH065364U
JPH065364U JP5016592U JP5016592U JPH065364U JP H065364 U JPH065364 U JP H065364U JP 5016592 U JP5016592 U JP 5016592U JP 5016592 U JP5016592 U JP 5016592U JP H065364 U JPH065364 U JP H065364U
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JP
Japan
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yoke
motor
inner yoke
outer yoke
vent hole
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Application number
JP5016592U
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English (en)
Inventor
雅司 中田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、あらゆるモータの取付け位
置或は取付け姿勢に対応して、浸水することなく下方向
に通気孔を設けることができる標準化を図った通気孔を
備えたモータを提供することにある。 【構成】 本考案に係るモータは、1か所の通気孔が形
成されたインナーヨーク17と、複数の通気孔が形成さ
れたアウターヨーク18と、を備えたヨークからなるモ
ータであって、アウターヨーク18の通気孔の一つとイ
ンナーヨーク17の通気孔を一致させてアウターヨーク
18内にインナーヨーク17を組付固定されてなる構成
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータに係り、特にあらゆる取付け位置に対応できる通気孔を備えた モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からモータのヨークには、ヨーク内外の圧力差を緩和させたり、モータ内 で発生した結露による水滴を排出するために、モータ内外の空気を流通可能にす る通気孔が形成されている。そして水滴を排出するために、一般に通気孔はモー タ取付け姿勢に対して常に下方向に位置させる必要があった。従って、取付け姿 勢がいろいろあるモータにおいては、各々について通気孔の位置が異なるヨーク を設定する必要があり、同じ機能及び動作をするモータであっても、各種取付け 位置及び取付け姿勢に対応したモータを数多く準備しなければならないという不 都合がある。
【0003】 これに対して、あらゆる取付け位置及び取付け姿勢に対応するために、モータ のヨーク全周にわたって通気孔を設けることも考えられるが、このようにヨーク の全周に通気孔を設けると、上方からの被水がある条件下では、水が通気孔から 浸入しモータ内アーマチャ及びアーマチャ軸受が被水してしまうという不都合が ある。
【0004】 そこで、モータが被水して通気孔からモータ内に浸水する不都合があるために 、通気孔に関して各種の技術が提案されている。例えば、モータのヨークに小孔 を形成し、この小孔に通気管を装着する際に、通気管の外気導入部の径を装着部 の径に比べ大径にすると共に先端部を斜めにカットする技術が提案されている( 例えば実開昭58−139868号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし上記提案技術では、モータの外部に通気管を取付けることが必要となり 、この通気管と小孔との連結作業が必要となるだけでなく、通気管を下方に向け て開口させて配設しなければならないという不都合がある。またモータの取付け 姿勢或は取付け位置においては、通気管の配設が困難になるという不都合もある 。
【0006】 本考案の目的は、あらゆるモータの取付け位置或は取付け姿勢に対応して、浸 水することなく下方向に通気孔を設けることができる標準化を図った通気孔を備 えたモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る通気孔を備えたモータは、1か所の通気孔が形成されたインナー ヨークと、複数の通気孔が形成されたアウターヨークと、を備えたヨークからな るモータであって、アウターヨークの通気孔の一つとインナーヨークの通気孔を 一致させてアウターヨーク内にインナーヨークを組付固定されてなる構成とする 。
【0008】 このとき、インナーヨークの通気孔と一致されるアウターヨークの通気孔は取 付け姿勢時における下側位置にあるようにすると好適である。またインナーヨー クをウアウターヨークに組付けた後で、一致した通気孔を除いてアウターヨーク 外表面を塗装するとより好適である。さらにインナーヨークを両側が開口した中 空円筒体とし、インナーヨークをアウターヨークより厚く形成すると良い。
【0009】
【作用】
本考案に係る通気孔を備えたモータは、1か所の通気孔が形成されたインナー ヨークと、複数の通気孔が形成されたアウターヨークを用いており、アウターヨ ークの通気孔の一つとインナーヨークの通気孔を一致させてアウターヨーク内に インナーヨークを組付固定されてなるので、インナーヨークの通気孔の位置を変 えて配置することで通気孔が被水されない位置とすることができ、アウターヨー クは配置位置を考慮することなく各種取付け位置或は取付け姿勢に対応でき、こ れら一種類のインナーヨークとアウターヨークを用いるだけでよいので、ヨーク の標準化を図ることができる。
【0010】 このとき、インナーヨークの通気孔と一致されるアウターヨークの通気孔は取 付け姿勢時における下側位置にあるようにすると、水滴の排出に好適である。ま たインナーヨークをアウターヨークに組付けた後で、一致した通気孔を除いてア ウターヨーク外表面を塗装すると、インナーヨークとアウターヨークとの間を塗 料によりシールできて、より好適である。
【0011】 さらに磁気回路として必要となるヨークの厚みは、インナーヨークとアウター ヨークの合計である。従って、磁気回路として必要となるヨークの厚みを確保す るに当り、インナーヨークを両端が開口した中空円筒体とし、かつインナーヨー クをアウターヨークより厚くすることにより、磁気回路となっていない、アウタ ヨークのヨーク部を薄くすることとなり、モータ全体として軽量化を図ることが できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。また以下の実施例においては通気孔を備えたモータ として自動車用ワイパモータを例にして説明する。
【0013】 図1はワイパモータの一部破断説明図、図2はアウターヨークとインナーヨー クの組付前の状態を示す断面図、図3はアウターヨークとインナーヨークとの組 付説明図、図4は図3のA−A断面図である。
【0014】 本例の自動車用ワイパモータSは、図1で示すように、モータ部10と減速装 置20を形成するハウジング23とから構成されており、モータ部10は永久磁 石を備えた固定子11と、巻線12aを備えたアーマチャ12と、アーマチャ1 2の回転軸13と、回転軸13を軸支する軸受部14と、回転軸13の一端側に 配設される整流子15と、整流子15と摺接するブラシ装置16と、を備えてい る。減速装置20はハウジング23内に、モータ部10の出力軸先端に取着され たウオームギヤ21と、このウオームギヤ21と噛合するホイールギヤ22と、 このホイールギヤ22に取着された出力軸と、を備えている。これら自動車用ワ イパモータSの構成は、従来公知の技術と同様であり、その詳細は省略する。
【0015】 本例のモータ部10における固定子11は、所定数の永久磁石が接着その他の 方法により、ヨークYの内側面に固着されている。そして本例のヨークYはイン ナーヨーク17と、アウターヨーク18とから構成されており、アウターヨーク 18内にインナーヨーク17を嵌入して一体に形成している。上記インナーヨー ク17及びアウターヨーク18は冷間圧延鋼板等の軟磁性材料から構成している 。
【0016】 本例のインナーヨーク17は、図2で示すように、両側が開口した中空円筒体 から構成されており、このインナーヨーク17の一端部側の周壁(即ち端部から 距離X位置)には、円形の通気孔17aが1か所形成されている。またインナー ヨーク17の外径は次に説明するアウターヨーク18の内側に嵌着できるように 、アウターヨーク18の内径とほぼ等しくなっている。
【0017】 本例のアウターヨーク18は、一端側に開口部18bが形成され、他端側にヨ ークエンド部19が形成された有底円筒状のものであり、このアウターヨーク1 8のヨークエンド部19側に近い周壁で前記インナーヨーク17の通気孔17a 位置と整合する位置(即ちヨークエンド側におけるアウターヨーク18を構成す る筒端部から距離Xの位置)には、通気孔18aが複数(本例では8箇所)形成 されている。上記ヨークエンド部19にはアーマチャ12の回転軸13を軸支す る軸受部14の軸受配設部19aが形成されている。またアウターヨーク18の 内径は上記インナーヨーク17の外径とほぼ等しく形成されて、インナーヨーク 17が嵌入できるように構成されている。
【0018】 次に、上記構成からなるワイパモータSの組付について説明する。まずアウタ ーヨーク18のヨークエンド部19の軸受配設部19aに軸受部14を取付け、 次に永久磁石が取付けられたインナーヨーク17をアウターヨーク18内に組み 付けるが、このとき、アウターヨーク18の通気孔18aの一つとインナーヨー ク17の通気孔17aを一致させて組み付ける。
【0019】 本例では、ワイパモータSの取付け姿勢時において、通気孔17a,18aが 下側位置にあるように、アウターヨーク18の下側位置にある通気孔18aとイ ンナーヨーク17の通気孔17aが一致するように組み付ける。インナーヨーク 17とアウターヨーク18との固定は、圧入,かしめ,接着,溶接等により行な われる。そして整流子15を取着したアーマチャ12をヨークY内に組み付ける 。
【0020】 アーマチャ12の組付は、軸受部14にアーマチャ12の回転軸13を軸支し 、次に軸受部14と反対側でブラシ装置16を保持したプレートPを取付ける。 このプレートPは、インナーヨーク17のハウジング23側端部で位置決めされ る。次にアーマチャ12の回転軸13をハウジング23内の出力軸受部(図示せ ず)に挿着しながら、アウターヨーク18の開口部18bが減速装置20を構成 するハウジング23に取付けられる。
【0021】 なお上記インナーヨーク17をウアウターヨーク18に組み付けた後で、アウ ターヨーク18外表面を塗装すると良い。このようにインナーヨーク17をアウ ターヨーク18に組み付けた後に、アウターヨーク18の外表面を塗装すること により、インナーヨーク17の通気孔17aと一致しないアウターヨーク18の 通気孔18aとインナーヨーク17の間の隙間は塗料で覆われて、防水は完全な ものとなる。
【0022】 また一般に、磁気回路として必要となるヨークYの厚みは、インナーヨーク1 7とアウターヨーク18の合計である。このため上記実施例では、インナーヨー ク17を両側が開口した中空円筒体とし,インナーヨーク17をヨークエンド部 19に関与させず、インナーヨーク17をアウターヨーク18より厚く形成して いる。これにより磁気回路として必要となるヨークの厚みを確保し、磁気回路と して必要としないヨークエンド部を薄くすることから、モータ全体として軽量化 を図ることができる。
【0023】 図5はインナーヨークの他の例であり、前記実施例ではインナーヨーク17の 通気孔17aを円形の孔としたが、本例では前記アウターヨーク18の通気孔1 8aを含む範囲まで切り欠いた切欠部31とした例を示すものである。なお他の 構成については前記実施例と同様である。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係る通気孔を備えたモータは、アウターヨークの通気孔に対して、イ ンナーヨークの通気孔の位置を変えて配置することで通気孔が被水されない位置 とすることができ、アウターヨークは配置位置を考慮することなく各種取付け位 置或は取付け姿勢に対応でき、これら一種類のインナーヨークとアウターヨーク を用いるだけでよいので、ヨークの標準化を図ることができる。そして通気孔を 取付け姿勢時における下側位置にあるようにすると、水滴の排出に好適である。
【0025】 またインナーヨークをウアウターヨークに組付けた後でアウターヨーク外表面 を塗装すると、インナーヨークとウアウターヨークとの間を塗料によりシールで きて、より好適である。さらにインナーヨークを両側が開口した中空円筒体とし 、インナーヨークをアウターヨークより厚く形成すると、磁気回路として必要と なるヨークの厚みを確保し、ヨークエンド部の重量を軽減して、モータ全体とし て軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る通気孔を備えたモータの実施例を
示す一部破断説明図である。
【図2】アウターヨークとインナーヨークの組付前の状
態を示す断面図である。
【図3】アウターヨークとインナーヨークとの組付説明
図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】インナーヨークの他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 モータ部 11 固定子 12 アーマチャ 12a 巻線 13 回転軸 14 軸受部 15 整流子 16 ブラシ装置 17 インナーヨーク 17a 通気孔 18 アウターヨーク 18a 通気孔 19 ヨークエンド部 20 減速装置 23 ハウジング Y ヨーク S 通気孔を備えたモータ(自動車用ワイパモータ)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1か所の通気孔が形成されたインナーヨ
    ークと、複数の通気孔が形成されたアウターヨークと、
    を備えたヨークからなるモータであって、前記アウター
    ヨークの通気孔の一つと前記インナーヨークの通気孔を
    一致させてアウターヨーク内にインナーヨークを組付固
    定されてなることを特徴とする通気孔を備えたモータ。
  2. 【請求項2】 前記インナーヨークの通気孔と一致され
    るアウターヨークの通気孔は取付け姿勢時における下側
    位置にある請求項1記載の通気孔を備えたモータ。
  3. 【請求項3】 前記インナーヨークをアウターヨークに
    組付けた後で、前記一致した通気孔を除いてアウターヨ
    ーク外表面を塗装してなる請求項1記載の通気孔を備え
    たモータ。
  4. 【請求項4】 前記インナーヨークを両側が開口した中
    空円筒体とし、前記アウターヨークのヨークエンド部を
    インナーヨークより薄く形成した請求項1,2,3記載
    の通気孔を備えたモータ。
JP5016592U 1992-06-25 1992-06-25 通気孔を備えたモータ Pending JPH065364U (ja)

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JPH065364U true JPH065364U (ja) 1994-01-21

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ID=12851597

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JP (1) JPH065364U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0949105A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 River Stone Kk 乳頭パッド
JP2014506109A (ja) * 2010-12-28 2014-03-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ファンモジュール駆動装置

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JPH0949105A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 River Stone Kk 乳頭パッド
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