JPH0723961U - 直流電動機 - Google Patents

直流電動機

Info

Publication number
JPH0723961U
JPH0723961U JP5348993U JP5348993U JPH0723961U JP H0723961 U JPH0723961 U JP H0723961U JP 5348993 U JP5348993 U JP 5348993U JP 5348993 U JP5348993 U JP 5348993U JP H0723961 U JPH0723961 U JP H0723961U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
water
holding plate
brush holding
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5348993U
Other languages
English (en)
Inventor
泰之 住田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP5348993U priority Critical patent/JPH0723961U/ja
Publication of JPH0723961U publication Critical patent/JPH0723961U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケース内への水の侵入を抑制するとともに、ケ
ース内に溜まった水を水抜き孔を通して完全に排出でき
るようにした直流電動機を提供する。 【構成】 回転子3と固定子2とを筒状のケース1内に
収納し、ケースの一端を閉じるエンドカバー11の内側
にブラシを保持したブラシ保持板17を固定する。ケー
スの周壁部のブラシ保持板17寄りの部分を貫通させて
水抜き孔1eを形成し、ケースの内側から水抜き孔に接
近した状態で対向する止水板17cをブラシ保持板17
に一体に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転子及び固定子を収納したケースの周壁部に水抜き孔が設けられ る直流電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
湿度が非常に多い所や、水の飛沫がふりかかるような環境で使用される直流電 動機では、結露や飛沫の侵入により電動機のケース内に水が溜まって絶縁低下や 発錆の原因となる恐れがある。そのため、このような場所で使用される直流電動 機では、該電動機が取り付けられたとき下側に位置する部分の電動機のケースの 周壁部に、該ケース内に溜まった水を外部へ流出させるための水抜き孔が設けら れている。
【0003】 図6及び図7は従来のこの種の直流電動機の構造を示したもので、図6は一部 を断面して示した側面図、図7は図6のA−A線断面図である。これらの図にお いて、1は円筒状に形成された電動機のケース、3は固定子2の内側に配置され た回転子で、回転子3は、電機子鉄心4に電機子巻線5を巻回したものからなっ ている。回転子3の回転軸6の一端は、ケース1の底部に設けられた軸受保持部 1a内に保持された軸受により支持されている。回転軸6の他端には整流子7と 軸受8の内輪とが取り付けられている。
【0004】 ケース1の開口部1b側から該ケースの内側に樹脂からなるブラシ保持板9が 挿入され、ブラシ保持板9には180度離れた対称位置に位置させた状態で1対 のブラシ10,10が保持されて、該ブラシが整流子7に接触させられている。 ケース1の開口端部内周には段部1cが形成されていて、該ケースの開口端部内 周に嵌合されたエンドカバー11の外周部が段部1cに当接され、ケースの開口 端部がかしめられてエンドカバー11がケース1に固定されている。エンドカバ ー11の中央部には軸受保持部11aが設けられ、該軸受保持部11a内に軸受 8の外輪が嵌合されている。
【0005】 1対のブラシ10,10はそれぞれ1対の端子ボルト12,12に電気的に接 続されている。各端子ボルト12は、ケース1の軸線方向に沿う状態でブラシ保 持板9に設けられた孔9aと、エンドカバー11に設けられた孔11bとを通し て外部に突出させられている。そして各端子ボルト12の外部に突出した部分に それぞれナット13が螺合されて、該ナット13と端子ボルト12とによりブラ シ保持板9がエンドカバー11に締結されている。端子ボルト12,12の少な くとも一方とエンドカバー11との間は、エンドプレートの孔11bに嵌合する ようにブラシ保持板9の裏面側に形成されたブッシング部9bと、ナット13側 に挿入された絶縁座14とにより電気的に絶縁されている。
【0006】 ケース1の周壁部1dのブラシ保持板9寄りの部分には水抜き孔1eが設けら れ、水抜き孔1eには外部からケース1内に水の飛沫が侵入するのを防ぐために ゴム製の水抜き孔用グロメット15が嵌装されている。このグロメット15は、 図8に示すように円筒状部15aの一端寄りの外周に設けられたつば部15b及 び15cの間に形成された環状溝15dをケース1の水抜き孔1eの周縁部に係 合させることにより、水抜き孔1eに嵌装されている。ケース1の内外間を連通 させるグロメット15の円筒状部15aの内側の孔15eには、円筒状部15a の内壁からほぼ直角方向に互い違いに延びる半開の隔壁15f及び15gが設け られていて、外部からの水の飛沫がグロメットの内側の孔を通して直接ケース1 内に侵入しないようにされている。
【0007】 図9は、ケース1の水抜き孔1eに嵌装されるグロメットの異なる例を示した もので、この例のグロメット16はケース1の水抜き孔1eに嵌合する円筒状部 16aの一端に設けられた係止部16bによりケース1に係止されている。ケー ス1の内外間を連通させてケース内に溜まった水を流出される孔16cは、軸線 がT字状をなす折れ曲がった通路となっていて、外部からの水の飛沫が直接ケー ス1内に侵入しないようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来の直流電動機では、水抜き孔1eを通してケースの周壁部 1dの外側から電動機の内部へ水の飛沫が直接侵入するのを防止するため、水抜 き孔1eに複雑な形状を有するグロメットが嵌装されていた。そのため、特別な グロメットを必要とするだけでなく、グロメットを水抜き孔1eに嵌装するのに 時間を要するという問題があった。また、ケースの周壁部1dの内壁の水抜き孔 1eの周縁部には、グロメットを係止するためのつば部(図8に示したグロメッ ト15のつば部15b)あるいは係止部(図9に示したグロメット16の係止部 16b)により、ケース1内に溜まった水の流出を阻害する障壁が形成されるた め、水抜きを完全に行わせることができないという問題があった。
【0009】 本考案の目的は、グロメット等の特別な部品を用いないで、水抜き孔を通して 外部から水の飛沫が電動機のケース内に奥深く侵入することがないようにすると ともに、ケース内に溜まった水を水抜き孔を通して完全に外部に流出させること ができるようにした直流電動機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、回転子と固定子とを筒状のケース内に収納し、ケースの一端を閉じ るエンドカバーの内側にブラシを保持したブラシ保持板を固定した構造を有する 直流電動機に係わるものである。
【0011】 本考案においては、ケースの周壁部のブラシ保持板寄りの部分を貫通させて水 抜き孔を形成し、ケースの内側から水抜き孔に接近した状態で対向する止水板を ブラシ保持板に一体に形成した。
【0012】
【作用】
上記のように、ケースの内側から水抜き孔に接近した状態で対向する止水板を 設けると、ケースの外側から水抜き孔を通してケース内に入った水の飛沫は止水 板によりはねかえされるためケース内の奥深くまでは侵入しない。また上記のよ うに構成すると、水抜き孔周辺のケース内壁に水の流出を阻止する障壁が形成さ れることがないため、ケース内に溜まった水を全て水抜き孔を通して外部に流出 させることができる。
【0013】 更に上記のように止水板をブラシ保持板に一体に形成すると、別個の特別な部 品を必要としないため、止水を図る部分を構成するために特別の組立時間を必要 としない。
【0014】
【実施例】
図1ないし図4は本考案の実施例を示したもので、本実施例において、ケース 1、固定子2、回転子3及びエンドカバー11等、止水部以外の構造は図6及び 図7に示した従来例と同様である。
【0015】 本実施例におけるブラシ保持板17は、従来例におけるブラシ保持板9と同様 に樹脂からなっている。ブラシ保持板17の180度離れた対称位置に保持され た1対のブラシ10,10は、ばね18により付勢されて整流子7に接触させら れている。各ブラシ10はそれぞれ端子ボルト12に電気的に接続されており、 各端子ボルト12は、ブラシ保持板17に設けられた孔17aと、エンドカバー 11に設けられた孔11bとを通して外部に突出させられている。各端子ボルト 12の外部に突出した部分にそれぞれナット13が螺合されて、該ナット13と 端子ボルト12とによりブラシ保持板17がエンドカバー11に締結されている 。端子ボルト12,12の少なくとも一方とエンドカバー11との間は、エンド プレートの孔11bに嵌合するようにブラシ保持板17の裏面側に形成されたブ ッシング部17bと、ナット13側に挿入された絶縁座14とにより電気的に絶 縁されている。
【0016】 本実施例においては、ケース1の周壁部1dのブラシ保持板17寄りの部分に 、該周壁部1dを貫通させて水抜き孔1eが形成され、ケース1の内側から水抜 き孔1eに接近した状態で対向する止水板17cがブラシ保持板17に一体に形 成されている。本実施例の止水板17cは、ブラシ保持板17の周縁部の一部か らケース1の周壁部1dの内周面と平行に延びるように断面円弧状に形成されて いる。
【0017】 止水板17cの水抜き孔1e側の面の広さは、ケース1の外側から水の飛沫が 水抜き孔1eを通して図3に鎖線で示すようにケース1内に侵入したときに、該 飛沫が止水板17cに当たる領域(図4に鎖線で示すほぼ円形の内側の領域)よ りも大きく選定されている。
【0018】 上記の直流電動機は、水抜き孔1eが該電動機の下側に位置する姿勢で取り付 けられて使用される。この状態では、ケース1の外側から水抜き孔1eを通して 水の飛沫がケース1内に侵入したとしても、飛沫は止水板17cにより阻止され るためケース内の奥深くまで侵入することはない。また水抜き孔1eの周縁のケ ース内壁には障壁となるものがないので、ケース1内に入った水は溜まることな く直ちに水抜き孔1eを通してケース1外へ流出する。
【0019】 上記の実施例では、止水板17cが、ブラシ保持板17の周縁部の一部から突 出してケース1の周壁部1dの内周面と平行に延びるように断面円弧状に形成さ れているが、この止水板は、直流電動機のケース1の内側から水抜き孔1eに接 近して対向する状態でブラシ保持板に一体に形成されていて、ケース1の外側か ら水抜き孔1eを通してケース内に侵入した飛沫をはねかえす作用を有するもの であればよく、上記の実施例で示されたものに限定されない。
【0020】 例えば、図5(A),(B)[(A)は(B)のY−Y線断面図、(B)は( A)のX−X線断面図]に示すように、止水板17cをブラシ保持板17の周縁 部寄りの部分からケース1の軸線と平行に延びる平板状に形成してもよい。
【0021】 上記の実施例では、ブラシ保持板に1対のブラシが保持されているが、ブラシ 保持板に2対以上のブラシを保持する構造の直流電動機にも本考案を適用できる のはもちろんである。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、ケースの周壁部のブラシ保持板寄りの部分に 水抜き孔を形成し、ケースの内側から水抜き孔に接近した状態で対向する止水板 をブラシ保持板に一体に形成したので、水抜き孔を通して水の飛沫がケース内に 奥深く侵入するのを防ぐことができ、電動機の部品が錆びたり、絶縁が劣化した りするのを防ぐことができる利点がある。
【0023】 また本考案によれば、ケース内に入った水の流出を妨げる障壁が形成されない ため、ケース内に水が溜まるのを防ぐことができる。
【0024】 更に本考案によれば、複雑な形状を有するグロメット等の部品を取り付ける必 要がないため、部品点数を削減し、組立工数を削減してコストの低減を図ること ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を一部断面して示した正面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施例の要部の拡大断面図である。
【図4】図3のZ方向矢視図である。
【図5】本考案の他の実施例の要部を示した断面図で、
(A)は(B)のY−Y線断面図、(B)は(A)のX
−X線断面図である。
【図6】従来の直流電動機を一部断面して示した正面図
である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】従来例に用いられていたグロメットの取付け構
造を示す断面図である。
【図9】従来例に用いられていた他のグロメットの取付
け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1d 周壁部 1e 水抜き孔 2 固定子 3 回転子 7 整流子 10 ブラシ 11 エンドカバー 12 端子ボルト 17 ブラシ保持板 17c 止水板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子と固定子とを筒状のケース内に収
    納し、前記ケースの一端を閉じるエンジカバーの内側に
    ブラシを保持したブラシ保持板を固定してなる直流電動
    機において、 前記ケースの周壁部の前記ブラシ保持板寄りの部分を貫
    通させて水抜き孔を形成し、 前記ケースの内側から前記水抜き孔に接近した状態で対
    向する止水板を前記ブラシ保持板に一体に形成したこと
    を特徴とする直流電動機。
JP5348993U 1993-10-01 1993-10-01 直流電動機 Pending JPH0723961U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5348993U JPH0723961U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 直流電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5348993U JPH0723961U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 直流電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723961U true JPH0723961U (ja) 1995-05-02

Family

ID=12944260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5348993U Pending JPH0723961U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 直流電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723961U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175750A1 (en) * 2012-05-22 2013-11-28 Niedc Corporation Motor
WO2013175749A1 (en) * 2012-05-22 2013-11-28 Nidec Corporation Motor

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175750A1 (en) * 2012-05-22 2013-11-28 Niedc Corporation Motor
WO2013175749A1 (en) * 2012-05-22 2013-11-28 Nidec Corporation Motor
JP2013243891A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Nippon Densan Corp モータ
JP2013243892A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Nippon Densan Corp モータ
US9960652B2 (en) 2012-05-22 2018-05-01 Nidec Corporation Motor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405428B2 (ja) モータ端子部構造
EP0715396B1 (de) Elektronisch gesteuerter Elektromotor, insbesondere mit einem Lüfterrad zum Ansaugen von Kühlluft für Kraftfahrzeuge
GB2194103A (en) Securing end cap brush base of an electric motor
JP3855762B2 (ja) 車両用交流発電機
JPH0623176Y2 (ja) フアンモータの防水構造
JP4089623B2 (ja) 回転電機
US7105966B2 (en) Electric motor
KR100830252B1 (ko) 소형 모터
JPH0723961U (ja) 直流電動機
JP4593832B2 (ja) モータの防水構造
JP3134244B2 (ja) モータの防水構造
US4978864A (en) Moisture drain arrangement for a vertical shaft engine starter
JPH0717244Y2 (ja) ファンモータの水抜き装置
JPS622905Y2 (ja)
JP2526538Y2 (ja) 電動モ−タファン
JPH0724923Y2 (ja) ファンモ−タの水抜き装置
JPH06335192A (ja) 車両用交流発電機
JPH0226205Y2 (ja)
JPH065364U (ja) 通気孔を備えたモータ
JPS622906Y2 (ja)
JP2006174589A (ja) 回転電機
JPH0751586Y2 (ja) パワーウインド用モータの防水構造
JP3781276B2 (ja) 車両用回転電機
JP2003116246A (ja) 開放モータ
JPH058781Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518