JP2526538Y2 - 電動モ−タファン - Google Patents
電動モ−タファンInfo
- Publication number
- JP2526538Y2 JP2526538Y2 JP1987119160U JP11916087U JP2526538Y2 JP 2526538 Y2 JP2526538 Y2 JP 2526538Y2 JP 1987119160 U JP1987119160 U JP 1987119160U JP 11916087 U JP11916087 U JP 11916087U JP 2526538 Y2 JP2526538 Y2 JP 2526538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- motor
- draining
- electric motor
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のラジエータ用およびクーラーのコン
デンサ冷却用等に使用される電動モータファンに関する
ものである。
デンサ冷却用等に使用される電動モータファンに関する
ものである。
従来の技術 従来の電動モータファンを第３図に示し説明する。
第３図において１は電動モータ、２はモータ軸受、３は
軸受２を保持するモータ軸受ハウジング、４はモータ軸
で、出力軸側にファンボス８が固着されている。５はフ
ァン部で、放射状にファングレード７を一体に具備して
いる。９はファン部５に配設された穴で、電動モータ１
を冷却するための通風用としてだけでなく、内部に侵入
した水を排出する水抜き用としても兼用する。６は水切
リングで、モータ軸４を中心に軸受２とファンボス８と
の間に挿入挟持されて取付ナット10で締付られ固定され
ている。
軸受２を保持するモータ軸受ハウジング、４はモータ軸
で、出力軸側にファンボス８が固着されている。５はフ
ァン部で、放射状にファングレード７を一体に具備して
いる。９はファン部５に配設された穴で、電動モータ１
を冷却するための通風用としてだけでなく、内部に侵入
した水を排出する水抜き用としても兼用する。６は水切
リングで、モータ軸４を中心に軸受２とファンボス８と
の間に挿入挟持されて取付ナット10で締付られ固定され
ている。
考案が解決しようとする問題点 ところがこの様な構造では、ファン下向きあるいは斜
め下向きにて使用されると、水切リング６に水たまりが
発生し、モータ軸受２を伝わってモータ内部へ浸水する
という問題があった。
め下向きにて使用されると、水切リング６に水たまりが
発生し、モータ軸受２を伝わってモータ内部へ浸水する
という問題があった。
特にコンデンサ冷却用電動モータファンに於いては、
取付姿勢を規定しても誤った取付がなされている場合が
しばしばある。従ってモータ内部への浸水によりモータ
不動作という問題が少なくない。
取付姿勢を規定しても誤った取付がなされている場合が
しばしばある。従ってモータ内部への浸水によりモータ
不動作という問題が少なくない。
本考案はこのような従来の問題点を解決したもので、
電動モータファンの耐久性を高めたものである。
電動モータファンの耐久性を高めたものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために本考案は、電動モータの
モータ軸を回転自在に支持する軸受と、この軸受を保持
するモータ軸受ハウジングと、前記モータ軸に固着した
ファンとからなり、同ファンのモータ軸受ハウジング側
には、それぞれが水抜き用スリットを有する複数の異径
の水切りリングをモータ軸の軸芯と同心的に一体に突設
するとともに、隣接する水切りリングの水抜き用スリッ
トは同一中心線上に位置しないように周方向にずらして
設け、さらに最外周の水切りリングの外側に位置するフ
ァンの一部には水抜き用の穴を設けたものである。
モータ軸を回転自在に支持する軸受と、この軸受を保持
するモータ軸受ハウジングと、前記モータ軸に固着した
ファンとからなり、同ファンのモータ軸受ハウジング側
には、それぞれが水抜き用スリットを有する複数の異径
の水切りリングをモータ軸の軸芯と同心的に一体に突設
するとともに、隣接する水切りリングの水抜き用スリッ
トは同一中心線上に位置しないように周方向にずらして
設け、さらに最外周の水切りリングの外側に位置するフ
ァンの一部には水抜き用の穴を設けたものである。
作用 上記構成によれば、水切りリングにより水の内部侵入
が防止され、万一、内部に水が侵入したとしても、この
水は回転遠心力により水抜き用スリットを介して外部に
排出される。
が防止され、万一、内部に水が侵入したとしても、この
水は回転遠心力により水抜き用スリットを介して外部に
排出される。
また隣接する水切りリングの水抜き用スリットは同一
中心線上に位置しないように周方向にずらして設けてあ
るため、モータ軸内部にまで水が侵入することがない。
中心線上に位置しないように周方向にずらして設けてあ
るため、モータ軸内部にまで水が侵入することがない。
実施例 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第１図に示す様に従来例の第３図と異なる点は、ファ
ン部５の中心部に設けた水切リングで、モータ軸受ハウ
ジング部３の外側に第１の水切リング5aを、更に第１の
水切リング5aの外側に第２の水切リング5bをファンと一
体に形成し、第２図に示す様にこれら第１の水切リング
5aおよび第２の水切リング5bには水抜き用スリット11を
形成する。この様にすればファン下向きおよび斜め下向
きに取付を行っても水切リング内部への水たまりの発生
がないため、モータ軸受２を伝わってモータ内部へ水を
引き込まない。
ン部５の中心部に設けた水切リングで、モータ軸受ハウ
ジング部３の外側に第１の水切リング5aを、更に第１の
水切リング5aの外側に第２の水切リング5bをファンと一
体に形成し、第２図に示す様にこれら第１の水切リング
5aおよび第２の水切リング5bには水抜き用スリット11を
形成する。この様にすればファン下向きおよび斜め下向
きに取付を行っても水切リング内部への水たまりの発生
がないため、モータ軸受２を伝わってモータ内部へ水を
引き込まない。
また、軸水平に取付を行っても第１の水切リング5aと
第２の水切リング5bの水抜き用スリット11の角度が異な
っているため、この水抜き用スリットより浸水すること
はない。この様に取付姿勢を制限せずに品質の安定が図
れるものである。
第２の水切リング5bの水抜き用スリット11の角度が異な
っているため、この水抜き用スリットより浸水すること
はない。この様に取付姿勢を制限せずに品質の安定が図
れるものである。
尚、この実施例では、第１の水切リング5aおよび第２
の水切リング5bはファンと一体で形成されているため、
部品点数が削減でき組立能率の向上、およびコスト低減
を図ることができ有利である。
の水切リング5bはファンと一体で形成されているため、
部品点数が削減でき組立能率の向上、およびコスト低減
を図ることができ有利である。
考案の効果 このように本考案の電動モータファンは、ファンのモ
ータ軸受ハウジング側に、それぞれが水抜き用スリット
を有する複数の異径の水切りリングをモータ軸の軸芯と
同心的に一体に突設するとともに、隣接する水切りリン
グの水抜き用スリットは同一中心線上に位置しないよう
に周方向にずらして設け、さらに最外周の水切りリング
の外側に位置するファンの一部には水抜き用の穴を設け
たものであるから、ファン内部への水溜まりの発生がな
くなり、その結果、ショートなどによるモータの故障を
確実に防止することができるものである。またファンの
取付方向に制限がなくなるので、汎用性の高いモータフ
ァンを提供できる。
ータ軸受ハウジング側に、それぞれが水抜き用スリット
を有する複数の異径の水切りリングをモータ軸の軸芯と
同心的に一体に突設するとともに、隣接する水切りリン
グの水抜き用スリットは同一中心線上に位置しないよう
に周方向にずらして設け、さらに最外周の水切りリング
の外側に位置するファンの一部には水抜き用の穴を設け
たものであるから、ファン内部への水溜まりの発生がな
くなり、その結果、ショートなどによるモータの故障を
確実に防止することができるものである。またファンの
取付方向に制限がなくなるので、汎用性の高いモータフ
ァンを提供できる。
また、複数個の水切リングはファンと一体で形成され
ているため、部品点数の削減ができ、組立能率の向上お
よびコスト低減が図れる実用上極めて有利なものであ
る。
ているため、部品点数の削減ができ、組立能率の向上お
よびコスト低減が図れる実用上極めて有利なものであ
る。
第１図は本考案の一実施例における断面図、第２図は同
実施例におけるスリット部の平面図、第３図は従来例に
おける断面図である。 ５……ファン部、5a……第１の水切リング、5b……第２
の水切リング、11……水抜き用スリット。
実施例におけるスリット部の平面図、第３図は従来例に
おける断面図である。 ５……ファン部、5a……第１の水切リング、5b……第２
の水切リング、11……水抜き用スリット。
Claims (1)
- 【請求項１】電動モータと、前記電動モータのモータ軸
を回転自在に支持する軸受と、前記軸受を保持するモー
タ軸受ハウジングと、前記モータ軸に固着したファンと
からなり、前記ファンのモータ軸受ハウジング側には、
それぞれが水抜き用スリットを有する複数の異径の水切
りリングをモータ軸の軸芯と同心的に一体に突設すると
ともに、隣接する水切りリングの水抜き用スリットは同
一中心線上に位置しないように周方向にずらして設け、
さらに最外周の水切りリングの外側に位置するファンの
一部には水抜き用の穴を設けた電動モータファン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987119160U JP2526538Y2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | 電動モ−タファン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987119160U JP2526538Y2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | 電動モ−タファン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6425497U JPS6425497U (ja) | 1989-02-13 |
| JP2526538Y2 true JP2526538Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=31364151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987119160U Expired - Lifetime JP2526538Y2 (ja) | 1987-08-03 | 1987-08-03 | 電動モ−タファン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526538Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0623176Y2 (ja) * | 1990-01-19 | 1994-06-15 | 株式会社三ツ葉電機製作所 | フアンモータの防水構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5765549U (ja) * | 1980-10-06 | 1982-04-19 | ||
| JPS6112995U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-25 | カルソニックカンセイ株式会社 | フアン装置の防水構造 |
-
1987
- 1987-08-03 JP JP1987119160U patent/JP2526538Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6425497U (ja) | 1989-02-13 |
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