JPH0751586Y2 - パワーウインド用モータの防水構造 - Google Patents

パワーウインド用モータの防水構造

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JPH0751586Y2
JPH0751586Y2 JP17128888U JP17128888U JPH0751586Y2 JP H0751586 Y2 JPH0751586 Y2 JP H0751586Y2 JP 17128888 U JP17128888 U JP 17128888U JP 17128888 U JP17128888 U JP 17128888U JP H0751586 Y2 JPH0751586 Y2 JP H0751586Y2
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JP
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motor
drum
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outer peripheral
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JP17128888U
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Inventor
靖 吉田
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両に取付けパワーウインド用モ
ータの防水構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、この種パワーウインド装置では、車内においてド
アのウインドレギユレータのレギユレータシヤフトに後
付け用のパワーウインドモータを組み込むようになつて
いた。
そこで、車内スペースをさらに有効に使用するため、ド
アパネルにモータを取付けることが考えられるが、前記
モータには防水構造は施されておらず、しかもドアには
雨水が直接掛るため、モータ内の含浸軸受とドラムフラ
ンジ間から浸水すると言う問題が生じる。そしてこのた
めオーリングやパツキン等を用いた防水機構にするとモ
ータフレームがどうしても大型化してしまい、ドアパネ
ルへの取付けには不向きとなるという問題もある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるパワーウインドモータの防水構造を提供
することを目的として創案されたものであつて、ウイン
ドレギユレータシヤフトが嵌入される凹状の嵌入部を備
えたドラム付きのパワーウインド用モータにおいて、該
ドラムの外周側を囲む外周壁とドラムが軸方向に突出す
るよう開口のある底部とが形成されたモータフレームの
前記底部に、ドラムに設けた円板状フランジの外端部に
対向する仕切り壁を突設すると共に、前記モータフレー
ム底部を側面から覆うべく設けられるボトムカバーの内
面に、上記仕切り壁の先端縁を当接させて、該仕切り壁
の外周面とこれに対向するボトムカバー内面とのあいだ
に形成される空間部を、前記モータフレームとボトムカ
バーとの間に進入した水を排出するための排出経路に構
成したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、水が直接かかる車
両ドア部位にもパワーウインドモータを取付けられるよ
う防水構造にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図面
において、1はパワーウインド用のモータ、2は該モー
タ1のヨーク、3はキヤツプ状をしたモータフレームで
あつて、該モータフレーム3は、後述するドラム4の外
周側を覆う外周壁3cと底部3dとを有するものであるが、
底部3dには、ドラム4が軸方向に貫通する開口3eが開設
されていると共に、該開口3eを囲繞するようにしてウオ
ームギア7の軸芯に平行な筒状の仕切り壁3bが一体的に
設けられており、この仕切り壁3bの下方には下向きの水
抜き孔3aが形成されている。
前記ドラム4は略円筒状であつて、該ドラム4の外周側
には円周方向に突出するドラムフランジ4bと軸方向に突
出する縁部4aとが形成されており、ドラム4の中心部に
はウインドレギユレータシヤフト(図示しない)が嵌入
される嵌入部4cが形成されているが、前記ドラムフラン
ジ4bの外端部は上記仕切り壁3bの内周面に対向してい
る。
5はモータフレーム3の底部3dを側面から覆うボトムカ
バーであるが、該ボトムカバー5の内側面が前記仕切り
壁3bの先端縁に接当し、これによつて仕切り壁3bの外周
面とこれに対向するボトムカバー5の内面とのあいだに
空間部が形成され、この空間部が、モータフレームとボ
トムカバー5との間に進入した排出するための排出経路
となり、そしてボトムカバー5の下部に設けた水抜き孔
5aから外部に排出される構成になつている。更に、仕切
り壁3bの前記水抜き孔5aに対応する部位にも水抜き孔3a
が形成されているが、この水抜き孔3cはドラムフランジ
4bの外側面に浸入付着した水を排出するものである。図
中、6は含油軸受、8はCリング、9はガスケツトであ
る。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、先ず、
パワーウインド用のモータ1に水が掛つたような場合
に、若しボトムカバー5とモータフレーム3との間Bか
ら水が浸水したとして、該浸水した水は、モータフレー
ム3に設けられる仕切り壁3bの外周面とこれに対向する
ボトムカバー5の内面とのあいだの空間部が排出経路と
なつて、ここを流れ落ちることになり、そして流れ落ち
た水は、ボトムカバー5に設けた水抜き孔5aを経由して
外部へ排出されることになる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、モータ
フレーム3とボトムカバー5との間に浸入した水は、仕
切り壁3bの外周面とボトムカバー5の内面とによつて形
成される排水経路を流れ落ちて排水されることとなつ
て、内部への浸入を、パツキン等の部材を設けることな
く確実に防止できることになる。従つて構造が簡単であ
りながら、防水性の優れたものにできる。
またドラムフランジ4b部位にはボトムカバー5で直接水
が掛らないようにカバーされているが、ドラム縁部4aと
ボトムカバー5との間隙Cから浸水が考えられる。本実
施例においては、該浸水した水はドラムフランジ4bの下
方の縁部4aに沿い下方に流れ、下方に溜つた水は、モー
タフレーム3の下方に設けた水抜き孔3aからボトムカバ
ー5の内側に向かつて流出し、更にボトムカバー5に設
けた水抜き孔5aを経由して外部へ排出されることにな
り、問題はない。
又、上記水抜き孔3a、5aは下方向からの水浸入に対して
は、ボトムカバー5、モータフレーム3、仕切り壁3b、
ドラム縁部4a、ドラムフランジ4b等々同志の密着方向
が、互いにジグザク状や迷路状に形成されたラビリンス
構造となつているので、含油軸受6への直接被水するこ
とはない。しかも、これらが、ラビリンス構造に形成さ
れているので水抜き孔3a、5aから水が浸入することもな
い。この結果、従来できなかつたパワーウインドモータ
のドア取付けを、安心して可能にしたものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、パワーウインドモータのモータフレームとボト
ムカバーとの間において、モータフレーム側からドラム
外周面と対向するよう突設した仕切り壁の外周面とボト
ムカバー内面とのあいだに排水経路が形成されることと
なり、従つて、モータフレームとボトムカバーとのあい
だから浸入した水は前記形成される排水経路を流れ落ち
て排出されることとなり、もつて防水性の向上が計れ
て、安心して、水がかかる車両ドアにパワーウインドモ
ータを組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るパワーウインド用モータの防水構
造の実施例を示したものであつて、第1図はモータ内部
の一部を示す正面図、第2図は第1図の点線部で破断し
たX矢視図、パワーウインド装置の一部切欠き正面図、
第3図は第1図の下要部縦断面図である。 図中、1はモータ、3はモータフレーム、3bは仕切り
壁、3cは外周壁、3dは底部、3eは開口、4はドラム、4a
は縁部、4bはドラムフランジ、5はボトムカバー、3a、
5aは水抜き孔、6は含油軸受である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドレギユレータシヤフトが嵌入され
    る凹状の嵌入部を備えたドラム付きのパワーウインド用
    モータにおいて、該ドラムの外周側を囲む外周壁とドラ
    ムが軸方向に突出するよう開口のある底部とが形成され
    たモータフレームの前記底部に、ドラムに設けた円板状
    フランジの外端部に対向する仕切り壁を突設すると共
    に、前記モータフレーム底部を側面から覆うべく設けら
    れるボトムカバーの内面に、上記仕切り壁の先端縁を当
    接させて、該仕切り壁の外周面とこれに対向するボトム
    カバー内面とのあいだに形成される空間部を、前記モー
    タフレームとボトムカバーとの間に進入した水を排出す
    るための排出経路に構成したことを特徴とするパワーウ
    インド用モータの防水構造。
JP17128888U 1988-12-29 1988-12-29 パワーウインド用モータの防水構造 Expired - Fee Related JPH0751586Y2 (ja)

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JPH0291889U JPH0291889U (ja) 1990-07-20
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