JPH0653565B2 - 等電点が低い窒化硅素粉末及びその製造法 - Google Patents
等電点が低い窒化硅素粉末及びその製造法Info
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- JPH0653565B2 JPH0653565B2 JP1220487A JP22048789A JPH0653565B2 JP H0653565 B2 JPH0653565 B2 JP H0653565B2 JP 1220487 A JP1220487 A JP 1220487A JP 22048789 A JP22048789 A JP 22048789A JP H0653565 B2 JPH0653565 B2 JP H0653565B2
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- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/068—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with silicon
- C01B21/0687—After-treatment, e.g. grinding, purification
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- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は全酸素含量が1.8 重量%より低いSi3N4粉末及
びその製造法に関する。
びその製造法に関する。
Si3N4セラミックスから構造部材を製造する際、第1 工
程で粉末をつくり、次いでこれを適当な成形技術により
いわゆる生の緻密化成形体物に変え、次の工程で焼結さ
せて最終的なセラミックスにする。圧縮成形及び射出成
形の他に、最近ではスリップ注形法が適当な成形法とし
て次第に使用されるようになった。スリップ注形法は粉
末粒子が完全に凝集していない形で存在する懸濁液を使
用して実施できる利点をもっており、これに対し特に圧
縮成形法は微粉末の乾燥した粉末を用いて実施しなけれ
ばならないが、このような粉末は凝集することが避けら
れない。しかし焼結して後も、粉末中の凝集物はなお強
度を減少させ構造部材の信頼性を低下させるような悪影
響を及ぼす[ジェー・ピー・トア(J.P.Torre)、ワ
イ・ビゲイ(Y.Bigay)、セラミックエンジニアリング
・ソサイアティ・プロシーディング(Ceram.Eng.So
c.Proc)誌7巻(1986)893 〜899 頁]。
程で粉末をつくり、次いでこれを適当な成形技術により
いわゆる生の緻密化成形体物に変え、次の工程で焼結さ
せて最終的なセラミックスにする。圧縮成形及び射出成
形の他に、最近ではスリップ注形法が適当な成形法とし
て次第に使用されるようになった。スリップ注形法は粉
末粒子が完全に凝集していない形で存在する懸濁液を使
用して実施できる利点をもっており、これに対し特に圧
縮成形法は微粉末の乾燥した粉末を用いて実施しなけれ
ばならないが、このような粉末は凝集することが避けら
れない。しかし焼結して後も、粉末中の凝集物はなお強
度を減少させ構造部材の信頼性を低下させるような悪影
響を及ぼす[ジェー・ピー・トア(J.P.Torre)、ワ
イ・ビゲイ(Y.Bigay)、セラミックエンジニアリング
・ソサイアティ・プロシーディング(Ceram.Eng.So
c.Proc)誌7巻(1986)893 〜899 頁]。
スリップ注形における最も重要な工程は溶媒、一般的に
は水の中におけるSi3N4粉末の安定なフロッキュレーシ
ョンを起さない分散液をつくる工程である。少量ではあ
るが、コントロールできないイオン濃度の影響を除去す
るために、一般に一定の塩を加えて一定のイオン濃度を
つくっておく。この工程は一般に稀薄(0.001 モル)KN
O3溶液を用いて行われる。しかししばしばこの懸濁液中
で望ましくないフロッキュレーションが起る。これを防
ぐには有機性の分散助剤を加える。
は水の中におけるSi3N4粉末の安定なフロッキュレーシ
ョンを起さない分散液をつくる工程である。少量ではあ
るが、コントロールできないイオン濃度の影響を除去す
るために、一般に一定の塩を加えて一定のイオン濃度を
つくっておく。この工程は一般に稀薄(0.001 モル)KN
O3溶液を用いて行われる。しかししばしばこの懸濁液中
で望ましくないフロッキュレーションが起る。これを防
ぐには有機性の分散助剤を加える。
しかしSi3N4の場合には、粉末及び生の緻密化成形体は
両方共炭素を含んでいてはいけないことが知られている
[ゲー・チーグラー(G.Ziegler)、ヨット・ハインリ
ッヒ(J.Heinrich)、ゲー・ヴェティング(G.Woetin
g)、ジャーナル・オヴ・マテリアル・サイエンス(J.
Mater.Sci.)誌22巻、3041〜3086頁(1987)]。従っ
て有機性の分散助剤を加えてSi3N4を安定化させること
は有利ではない。該分散助剤からくる炭素残留物が成形
後も緻密化成形体の中に残留するからである。
両方共炭素を含んでいてはいけないことが知られている
[ゲー・チーグラー(G.Ziegler)、ヨット・ハインリ
ッヒ(J.Heinrich)、ゲー・ヴェティング(G.Woetin
g)、ジャーナル・オヴ・マテリアル・サイエンス(J.
Mater.Sci.)誌22巻、3041〜3086頁(1987)]。従っ
て有機性の分散助剤を加えてSi3N4を安定化させること
は有利ではない。該分散助剤からくる炭素残留物が成形
後も緻密化成形体の中に残留するからである。
スリップ注形を行った後、生の緻密化成形体を焼結させ
て仕上げられたセラミックス構造部材を得る。焼結密度
を高くするにはSi3N4粉末中に或程度の酸素が含まれて
いる必要がある。しかし他方では酸素含量はあまり高過
ぎてはいけない。何故ならば酸素含量が高いと高温にお
ける強度が減少するからである[ゲー・チーグラー、ヨ
ット・ハインリッヒ、ゲー・ヴェティング、ジャーナル
・オヴ・マテリアル・サイエンス誌22巻、3041〜3086頁
(1987)]。全酸素含量は約1.5 重量%が最適とされてい
る。酸素含量が1.8 重量%を越えると、高温における特
性が劣化することが予想される。
て仕上げられたセラミックス構造部材を得る。焼結密度
を高くするにはSi3N4粉末中に或程度の酸素が含まれて
いる必要がある。しかし他方では酸素含量はあまり高過
ぎてはいけない。何故ならば酸素含量が高いと高温にお
ける強度が減少するからである[ゲー・チーグラー、ヨ
ット・ハインリッヒ、ゲー・ヴェティング、ジャーナル
・オヴ・マテリアル・サイエンス誌22巻、3041〜3086頁
(1987)]。全酸素含量は約1.5 重量%が最適とされてい
る。酸素含量が1.8 重量%を越えると、高温における特
性が劣化することが予想される。
本発明の目的は全酸素含量が1.8 重量%より少なく、良
好な分散特性をもつSi3N4粉末を提供することである。
好な分散特性をもつSi3N4粉末を提供することである。
本発明においては上記要請を満足する全酸素含量が1.8
重量%よりも少ないSi3N4粉末が見出だされた。分散助
剤を加えないで0.001 モルのKNO3溶液中に分散させた場
合、その等電点はpH4 よりも低い領域にある。このよう
な粉末は新規である。何故ならば従来公知の種々のSi3N
4粉末は等電点が約pH4 〜pH8 の範囲にあるζポテンシ
ャル曲線を示すからである[アール・ドゥ・ジョン(R.
de Jong)、アール・エー・マッコーレイ(R.A.McCaule
y)、セラミック・トランスアクションズ(Cermic Transa
ctions)誌 1巻(1988) 477〜484 頁]。
重量%よりも少ないSi3N4粉末が見出だされた。分散助
剤を加えないで0.001 モルのKNO3溶液中に分散させた場
合、その等電点はpH4 よりも低い領域にある。このよう
な粉末は新規である。何故ならば従来公知の種々のSi3N
4粉末は等電点が約pH4 〜pH8 の範囲にあるζポテンシ
ャル曲線を示すからである[アール・ドゥ・ジョン(R.
de Jong)、アール・エー・マッコーレイ(R.A.McCaule
y)、セラミック・トランスアクションズ(Cermic Transa
ctions)誌 1巻(1988) 477〜484 頁]。
等電点が低いと、安定な水性懸濁液を調製することがで
きるpH範囲が広くなる。このことは水性懸濁液を使用
するスリップ注形法において特に重要である。従って、
等電点がpH4より低いSi3N4粉末は成形工程の高い信
頼性を保証し、またこれによって得られる製品の改良さ
れた特性及び信頼性を保証する。
きるpH範囲が広くなる。このことは水性懸濁液を使用
するスリップ注形法において特に重要である。従って、
等電点がpH4より低いSi3N4粉末は成形工程の高い信
頼性を保証し、またこれによって得られる製品の改良さ
れた特性及び信頼性を保証する。
本発明は全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.001 モ
ルのKNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあ
ることを特徴とするSi3N4粉末及びその製造法に関す
る。
ルのKNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあ
ることを特徴とするSi3N4粉末及びその製造法に関す
る。
このような本発明のSi3N4粉末は全酸素含量は極めて低
い粉末を原料として得ることができる。このような粉末
及びその製造法は特許出願P3829503.2号の主
題である。この目的に使用されるSi3N4原料粉末は酸素
含量が0.4 重量%以下でなければならない。
い粉末を原料として得ることができる。このような粉末
及びその製造法は特許出願P3829503.2号の主
題である。この目的に使用されるSi3N4原料粉末は酸素
含量が0.4 重量%以下でなければならない。
本発明はまた本発明のSi3N4粉末の製造法に関する。本
発明の一方法においては、全酸素含量が0.4 重量%以下
のSi3N4粉末を酸素含有雰囲気中において温度700 〜120
0℃で15〜90分間焼鈍する。粉末の表面が酸化される
と、等電点がpH4 よりも低下することは、酸化熱処理が
ζポテンシャル曲線に、従ってSi3N4の懸濁液の等電点
にほとんど影響を与えないと従来仮定されてきた限りに
おいては驚くべきことである[エム・ジェー・クリンプ
(M.J.Crimp)、アール・イー・ジョンソン(R.E.Joh
nson)、ジェー・ダヴリュー・ハロラン(J.W.Hallora
n)、ディー・エル・フェーケ(D.L.FeKe)、サイエンス
・オヴ・セラミック・ケミカル・プロセッシング(Scien
ce of Cheramic Chemical Processing)(1986)539 〜54
9 頁]。もし全酸素含量が0.4 重量%より高い場合に
は、以後の工程を調節して最終酸素含量が1.8 重量%を
越えないようにするには、かなりの技術的な努力が必要
である。特に非常に微粉末で、従って反応性が高い粉末
の場合はそうである。
発明の一方法においては、全酸素含量が0.4 重量%以下
のSi3N4粉末を酸素含有雰囲気中において温度700 〜120
0℃で15〜90分間焼鈍する。粉末の表面が酸化される
と、等電点がpH4 よりも低下することは、酸化熱処理が
ζポテンシャル曲線に、従ってSi3N4の懸濁液の等電点
にほとんど影響を与えないと従来仮定されてきた限りに
おいては驚くべきことである[エム・ジェー・クリンプ
(M.J.Crimp)、アール・イー・ジョンソン(R.E.Joh
nson)、ジェー・ダヴリュー・ハロラン(J.W.Hallora
n)、ディー・エル・フェーケ(D.L.FeKe)、サイエンス
・オヴ・セラミック・ケミカル・プロセッシング(Scien
ce of Cheramic Chemical Processing)(1986)539 〜54
9 頁]。もし全酸素含量が0.4 重量%より高い場合に
は、以後の工程を調節して最終酸素含量が1.8 重量%を
越えないようにするには、かなりの技術的な努力が必要
である。特に非常に微粉末で、従って反応性が高い粉末
の場合はそうである。
窒化珪素は二酸化硅素に比べて熱力学的に不安定である
から、窒化硅素の粉末、特に酸素含量の低い粉末は非常
に容易に酸化及び加水分解され、或る時間を経過した後
には不動態層が生じるために、反応が幾分阻害されるこ
とが期待される。しかし驚くべきことには、全酸素含量
が0.4 重量%以下の粉末は、酸化及び加水分解反応で非
常にゆっくりしか反応せず、従って粉末の表面を酸化
し、0.001 モルのKNO3溶液中に分散させた場合の等電点
を低下させることは技術的に簡単である。他方低酸素含
量のSi3N4粉末は700 〜1200℃の温度範囲で15〜90分間
カ焼することにより表面を酸化することができる。この
際本発明方法において反応時間が短過ぎたり温度が低過
ぎる場合には、等電点はpH4 より上昇する。また反応時
間が長過ぎたり温度が高過ぎると、酸素含量は1.8 重量
%以上に増加する。従って全酸素含量が1.8 重量%より
低く、0.001 モルKNO3溶液中の分散物の等電点がpH4 よ
りも低い所にある所望のSi3N4粉末を得ようとするなら
ば、原料の酸素含量に従って反応時間及び反応温度を最
適化する必要がある。
から、窒化硅素の粉末、特に酸素含量の低い粉末は非常
に容易に酸化及び加水分解され、或る時間を経過した後
には不動態層が生じるために、反応が幾分阻害されるこ
とが期待される。しかし驚くべきことには、全酸素含量
が0.4 重量%以下の粉末は、酸化及び加水分解反応で非
常にゆっくりしか反応せず、従って粉末の表面を酸化
し、0.001 モルのKNO3溶液中に分散させた場合の等電点
を低下させることは技術的に簡単である。他方低酸素含
量のSi3N4粉末は700 〜1200℃の温度範囲で15〜90分間
カ焼することにより表面を酸化することができる。この
際本発明方法において反応時間が短過ぎたり温度が低過
ぎる場合には、等電点はpH4 より上昇する。また反応時
間が長過ぎたり温度が高過ぎると、酸素含量は1.8 重量
%以上に増加する。従って全酸素含量が1.8 重量%より
低く、0.001 モルKNO3溶液中の分散物の等電点がpH4 よ
りも低い所にある所望のSi3N4粉末を得ようとするなら
ば、原料の酸素含量に従って反応時間及び反応温度を最
適化する必要がある。
他の好適な具体化例においては、酸素含量が0.4 重量%
以下のSi3N4粉末を水及び/又はアルコール中で15〜120
分間摩砕することにより本発明の粉末をつくることが
できる。
以下のSi3N4粉末を水及び/又はアルコール中で15〜120
分間摩砕することにより本発明の粉末をつくることが
できる。
この方法に使用可能なアルコールは水と混合し得る低級
アルコールであり、炭素数1〜4のアルコールが含まれ
る。通常Si3N4粉末は水中で摩砕せず、有機溶媒中で摩
砕を行う。そうしないと酸素含量が高くなり過ぎるから
である[ベー・ホフマン(B.Hoffmann)、ケラミッシ
ェ・ツァイトシュリフト(Keramische Zeitschrift)誌40
誌2 号(1988)90〜96頁]。しかし酸素含量が非常に低い
粉末を原料とすれば、摩砕時間を調節することにより、
全酸素含量を1.8 重量%以下に保ち、同時に粉末を0.00
1 モルのKNO3溶液中に分散させた場合の等電点をpH4 よ
り低く保つことができる。
アルコールであり、炭素数1〜4のアルコールが含まれ
る。通常Si3N4粉末は水中で摩砕せず、有機溶媒中で摩
砕を行う。そうしないと酸素含量が高くなり過ぎるから
である[ベー・ホフマン(B.Hoffmann)、ケラミッシ
ェ・ツァイトシュリフト(Keramische Zeitschrift)誌40
誌2 号(1988)90〜96頁]。しかし酸素含量が非常に低い
粉末を原料とすれば、摩砕時間を調節することにより、
全酸素含量を1.8 重量%以下に保ち、同時に粉末を0.00
1 モルのKNO3溶液中に分散させた場合の等電点をpH4 よ
り低く保つことができる。
Si3N4粉末の全酸素含量は不活性担体ガス流中での高温
抽出法により決定した。この際Si3N4試料を秤量してグ
ラファイトのルツボに入れ、ヘリウム気流中で1800℃以
上に加熱する。試料中に存在する酸素は反応してCOにな
り、これを赤外線測定用のセルで定量した。
抽出法により決定した。この際Si3N4試料を秤量してグ
ラファイトのルツボに入れ、ヘリウム気流中で1800℃以
上に加熱する。試料中に存在する酸素は反応してCOにな
り、これを赤外線測定用のセルで定量した。
pH値の関数としてのζポテンシャル曲線は電気的易動度
を測定して決定した。HNO3及びKOH を用いて種々のpH値
を得た。等電点はζポテンシャルが0 のpH値の所に存在
する。ζポテンシャル曲線に対するイオン強度の影響を
保持するため、0.001 モルのKNO3水溶液中で測定を行っ
た。
を測定して決定した。HNO3及びKOH を用いて種々のpH値
を得た。等電点はζポテンシャルが0 のpH値の所に存在
する。ζポテンシャル曲線に対するイオン強度の影響を
保持するため、0.001 モルのKNO3水溶液中で測定を行っ
た。
下記の実施例により本発明のSi3N4粉末及びその製造法
を例示するが、これらの実施例は本発明を限定するもの
ではない。
を例示するが、これらの実施例は本発明を限定するもの
ではない。
実施例1 ドイツ特許願明細書P 3 829 503.2 号実施例 2記載の方
法で得られた全酸素含量が0.22重量%のSi3N4粉末12.4g
を筒状の炉に入れ空気中で1 時間1000℃においてカ焼
する。重量増加は0.1gより少なかった。
法で得られた全酸素含量が0.22重量%のSi3N4粉末12.4g
を筒状の炉に入れ空気中で1 時間1000℃においてカ焼
する。重量増加は0.1gより少なかった。
カ焼した粉末の高温ガス抽出法により決定された全酸素
含量は0.45重量%であった。
含量は0.45重量%であった。
カ焼した粉末を0.001 モルのKNO3水溶液中に分酸させ、
pH値の関数としてζポテンシャル曲線を決定した(第1
図)。種々のpH値はHNO3及びKOH を用いて得た。等電点
はpH1.9 の所にある。
pH値の関数としてζポテンシャル曲線を決定した(第1
図)。種々のpH値はHNO3及びKOH を用いて得た。等電点
はpH1.9 の所にある。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1.全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.001 モルの
KNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあるSi
3N4粉末。
KNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあるSi
3N4粉末。
2.全酸素含量が0.4 重量%以下のSi3N4粉末を酸素含
有雰囲気中において温度700 〜1200℃で15〜90分間カ焼
する全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.001 モルの
KNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあるSi
3N4粉末の製造法。
有雰囲気中において温度700 〜1200℃で15〜90分間カ焼
する全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.001 モルの
KNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所にあるSi
3N4粉末の製造法。
3.上記第2 項記載の方法でつくられた全酸素含量が1.
8 重量%より少ないSi3N4粉末。
8 重量%より少ないSi3N4粉末。
4.全酸素含量が0.4 重量%以下のSi3N4粉末を水、低
級アルコールまたは水/アルコール混合物中で15〜120
分間摩砕する全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.00
1 モルのKNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所
にあるSi3N4粉末の製造法。
級アルコールまたは水/アルコール混合物中で15〜120
分間摩砕する全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.00
1 モルのKNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所
にあるSi3N4粉末の製造法。
5.上記第4 項記載の方法でつくられた全酸素含量が1.
8 重量%より少ないSi3N4粉末。
8 重量%より少ないSi3N4粉末。
第1 図はpH値の関数としての本発明の窒化硅素のζポテ
ンシャル曲線のグラフである。
ンシャル曲線のグラフである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−313308(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】全酸素含量が1.8 重量%より少なく、0.00
1 モルのKNO3水溶液中における等電点がpH4 より低い所
にあることを特徴とするSi3N4粉末。 - 【請求項2】全酸素含量が0.4 重量%以下のSi3N4粉末
を酸素含有雰囲気中において温度700 〜1200℃で15〜90
分間カ焼することを特徴とする全酸素含量が1.8 重量%
より少なく、0.001 モルのKNO3水溶液中における等電点
がpH4 より低い所にある Si3N4粉末の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3829502.4 | 1988-08-31 | ||
DE3829502A DE3829502A1 (de) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | Siliciumnitridpulver mit niedrigem isoelektrischen punkt sowie verfahren zu deren herstellung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107510A JPH02107510A (ja) | 1990-04-19 |
JPH0653565B2 true JPH0653565B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=6361957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1220487A Expired - Lifetime JPH0653565B2 (ja) | 1988-08-31 | 1989-08-29 | 等電点が低い窒化硅素粉末及びその製造法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5066473A (ja) |
EP (1) | EP0358012A3 (ja) |
JP (1) | JPH0653565B2 (ja) |
DE (1) | DE3829502A1 (ja) |
NO (1) | NO893293L (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3829504A1 (de) * | 1988-08-31 | 1990-03-01 | Bayer Ag | Siliciumnitridpulver mit verbesserten oberflaecheneigenschaften sowie verfahren zu deren herstellung |
JP2671535B2 (ja) * | 1989-12-27 | 1997-10-29 | 信越化学工業株式会社 | 窒化ケイ素粉末の処理方法 |
EP0554020B1 (en) * | 1992-01-24 | 1997-04-09 | Sumitomo Electric Industries, Limited | Silicon nitride powder and method for its manufacture |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4341874A (en) * | 1977-01-13 | 1982-07-27 | Tokyo Shibaura Electric Co., Ltd. | Si3 N4 Ceramic powder material and method for manufacturing the same |
SE427650B (sv) * | 1977-01-13 | 1983-04-25 | Tokyo Shibaura Electric Co | Kiselnitridpulvermaterial samt sett att framstella detsamma |
JPS6311572A (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-19 | 日本鋼管株式会社 | 非酸化物セラミツク粉体の精製方法 |
JPH01313308A (ja) * | 1988-06-09 | 1989-12-18 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 易焼結性アルフア窒化ケイ素粉末 |
-
1988
- 1988-08-31 DE DE3829502A patent/DE3829502A1/de not_active Withdrawn
-
1989
- 1989-08-16 NO NO89893293A patent/NO893293L/no unknown
- 1989-08-18 EP EP89115215A patent/EP0358012A3/de not_active Withdrawn
- 1989-08-29 JP JP1220487A patent/JPH0653565B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-04 US US07/579,236 patent/US5066473A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO893293L (no) | 1990-03-01 |
NO893293D0 (no) | 1989-08-16 |
JPH02107510A (ja) | 1990-04-19 |
DE3829502A1 (de) | 1990-03-01 |
US5066473A (en) | 1991-11-19 |
EP0358012A2 (de) | 1990-03-14 |
EP0358012A3 (de) | 1990-04-04 |
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