JPH0653491B2 - 作業車の走行制御装置 - Google Patents
作業車の走行制御装置Info
- Publication number
- JPH0653491B2 JPH0653491B2 JP61267183A JP26718386A JPH0653491B2 JP H0653491 B2 JPH0653491 B2 JP H0653491B2 JP 61267183 A JP61267183 A JP 61267183A JP 26718386 A JP26718386 A JP 26718386A JP H0653491 B2 JPH0653491 B2 JP H0653491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neutral
- transmission
- neutral position
- brake
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧式無段変速装置、走行用ブレーキ、前記
変速装置がニュートラル位置近傍範囲内にある否かを検
出するニュートラル検出手段、及び、前記変速装置がニ
ュートラル位置近傍範囲内にある場合は制動作用状態と
なるように、且つ、ニュートラル位置近傍範囲外では制
動解除状態となるように、前記ニュートラル検出手段の
検出情報に基づいて前記走行用ブレーキの作動を制御す
るブレーキ制御手段を設けてある作業車の走行制御装置
に関する。
変速装置がニュートラル位置近傍範囲内にある否かを検
出するニュートラル検出手段、及び、前記変速装置がニ
ュートラル位置近傍範囲内にある場合は制動作用状態と
なるように、且つ、ニュートラル位置近傍範囲外では制
動解除状態となるように、前記ニュートラル検出手段の
検出情報に基づいて前記走行用ブレーキの作動を制御す
るブレーキ制御手段を設けてある作業車の走行制御装置
に関する。
上記この種の作業車の走行制御装置は、油圧式無段変速
装置が、その操作位置をニュートラル位置に保持し難い
ことから、走行用ブレーキを設けると共に、その走行用
ブレーキを、変速操作がニュートラル位置近傍範囲内に
ある場合に、自動的に制動作用状態となるようにしたも
のである(実願昭61-3213号参照)。
装置が、その操作位置をニュートラル位置に保持し難い
ことから、走行用ブレーキを設けると共に、その走行用
ブレーキを、変速操作がニュートラル位置近傍範囲内に
ある場合に、自動的に制動作用状態となるようにしたも
のである(実願昭61-3213号参照)。
ところで、この種の作業車の走行制御装置においては、
変速装置がニュートラル位置近傍範囲外にある場合に
は、走行用ブレーキが自動的に制動解除状態となるため
に、変速装置をニュートラル位置近傍範囲外に操作した
状態でエンジンを始動すると、そのエンジンの始動に伴
って車体が突然走行する虞れがあることから、従来で
は、例えば、変速操作用ペダル等の変速操作手段の操作
位置がニュートラル位置にある場合にON作動するスイ
ッチ等の操作位置検出手段を別に設けて、変速操作手段
の操作位置がニュートラル位置範囲外にある場合には、
始動用のスタータモータへの通電を遮断して、エンジン
の始動を禁止するようにしてあった。
変速装置がニュートラル位置近傍範囲外にある場合に
は、走行用ブレーキが自動的に制動解除状態となるため
に、変速装置をニュートラル位置近傍範囲外に操作した
状態でエンジンを始動すると、そのエンジンの始動に伴
って車体が突然走行する虞れがあることから、従来で
は、例えば、変速操作用ペダル等の変速操作手段の操作
位置がニュートラル位置にある場合にON作動するスイ
ッチ等の操作位置検出手段を別に設けて、変速操作手段
の操作位置がニュートラル位置範囲外にある場合には、
始動用のスタータモータへの通電を遮断して、エンジン
の始動を禁止するようにしてあった。
しかしながら、上記従来手段においては、走行用ブレー
キの作動を制御するためのニュートラル位置検出と、エ
ンジンの始動を制御するためのニュートラル位置検出と
を別々に行うように構成してあったので、以下に示すよ
うな不利があり、改善の余地があった。
キの作動を制御するためのニュートラル位置検出と、エ
ンジンの始動を制御するためのニュートラル位置検出と
を別々に行うように構成してあったので、以下に示すよ
うな不利があり、改善の余地があった。
すなわち、各部の調整不良等によって、実際には変速装
置がニュートラル位置近傍範囲内に無いにも拘らず、変
速操作手段の操作位置がニュートラル位置にある虞れが
あり、その場合には、走行用ブレーキが制動解除状態の
ままでエンジンが始動されて、車体が突然走行する虞れ
がある。
置がニュートラル位置近傍範囲内に無いにも拘らず、変
速操作手段の操作位置がニュートラル位置にある虞れが
あり、その場合には、走行用ブレーキが制動解除状態の
ままでエンジンが始動されて、車体が突然走行する虞れ
がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、変速装置がニュートラル位置近傍範囲内に無
い場合には、エンジンを始動できないようにして、エン
ジン始動時の安全性を向上させることにある。
の目的は、変速装置がニュートラル位置近傍範囲内に無
い場合には、エンジンを始動できないようにして、エン
ジン始動時の安全性を向上させることにある。
本発明による作業車の走行制御装置の特徴構成は、前記
変速装置がニュートラル位置近傍範囲外にある場合は、
エンジン始動手段が作動しないように、前記ニュートラ
ル検出手段による検出情報に基づいて前記エンジン始動
手段の作動を禁止するエンジン始動禁止手段を設けてあ
る点にあり、その作用並びに効果は以下の通りである。
変速装置がニュートラル位置近傍範囲外にある場合は、
エンジン始動手段が作動しないように、前記ニュートラ
ル検出手段による検出情報に基づいて前記エンジン始動
手段の作動を禁止するエンジン始動禁止手段を設けてあ
る点にあり、その作用並びに効果は以下の通りである。
すなわち、変速装置がニュートラル位置近傍範囲内にあ
る場合に走行用ブレーキを制動状態に操作するためのニ
ュートラル検出手段を、エンジン始動手段の作動を制御
する検出手段に兼用することにより、走行用ブレーキが
制動解除状態になったままで、エンジンが始動されるこ
とを防止するのである。
る場合に走行用ブレーキを制動状態に操作するためのニ
ュートラル検出手段を、エンジン始動手段の作動を制御
する検出手段に兼用することにより、走行用ブレーキが
制動解除状態になったままで、エンジンが始動されるこ
とを防止するのである。
従って、走行用ブレーキの作動を制御するための制御情
報を検出するニュートラル検出手段の検出情報に基づい
て、エンジン始動手段の作動を制御するので、走行用ブ
レーキが制動解除状態になったままでエンジンが始動さ
れて車体が突然走行する虞れを回避できるに至った。
報を検出するニュートラル検出手段の検出情報に基づい
て、エンジン始動手段の作動を制御するので、走行用ブ
レーキが制動解除状態になったままでエンジンが始動さ
れて車体が突然走行する虞れを回避できるに至った。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、遠隔操縦並びに搭乗操縦の何れを
も可能な車体(V)の下腹部に、エンジン(E)の出力にて駆
動される芝刈り装置(1)を、上下動自在に懸架して、芝
や雑草等の刈取作業に使用する作業車を構成してある。
も可能な車体(V)の下腹部に、エンジン(E)の出力にて駆
動される芝刈り装置(1)を、上下動自在に懸架して、芝
や雑草等の刈取作業に使用する作業車を構成してある。
前記車体(V)の構成について説明すれば、第2図及び第
3図に示すように、左右一対の前輪(2)及び後輪(3)を設
けると共に、それら一対の前後輪(2),(3)を各別に操作
するステアリング用の油圧シリンダ(4),(5)、及び、そ
れに対する制御弁(6),(7)を設けてある。そして、前後
進切り換え自在で且つ前進変速並びに後進変速自在な油
圧式無段変速装置(8)を、前記エンジン(E)に連動連結す
ると共に、搭乗操縦用の変速ペダル(9)、遠隔操縦用の
変速モータ(10)、前記変速装置(8)がニュートラル位置
(N)近傍範囲内にある場合に制動作用状態となり、且
つ、ニュートラル位置(N)近傍範囲外にある場合に制動
解除状態となるように、前記変速装置(8)の操作状態に
応じて自動的に作動する走行用ブレーキ(11)、その操作
用油圧シリンダ(12)、及び、それに対する電磁操作式の
制御弁(13)の夫々を設けてある。尚、第3図中、(H)は
搭乗操縦用のステアリング操作用のハンドルである。
3図に示すように、左右一対の前輪(2)及び後輪(3)を設
けると共に、それら一対の前後輪(2),(3)を各別に操作
するステアリング用の油圧シリンダ(4),(5)、及び、そ
れに対する制御弁(6),(7)を設けてある。そして、前後
進切り換え自在で且つ前進変速並びに後進変速自在な油
圧式無段変速装置(8)を、前記エンジン(E)に連動連結す
ると共に、搭乗操縦用の変速ペダル(9)、遠隔操縦用の
変速モータ(10)、前記変速装置(8)がニュートラル位置
(N)近傍範囲内にある場合に制動作用状態となり、且
つ、ニュートラル位置(N)近傍範囲外にある場合に制動
解除状態となるように、前記変速装置(8)の操作状態に
応じて自動的に作動する走行用ブレーキ(11)、その操作
用油圧シリンダ(12)、及び、それに対する電磁操作式の
制御弁(13)の夫々を設けてある。尚、第3図中、(H)は
搭乗操縦用のステアリング操作用のハンドルである。
但し、前記走行用ブレーキ(11)は、差動装置によって接
続された左右の後輪(3)の夫々を各別に制動するよう
に、左右一対設けられると共に、制動作用状態側に付勢
されるものであって、前記制御弁(13)が非通電状態にあ
る場合において制動作用状態となり、且つ、通電状態に
おいて油圧シリンダ(12)の作動により制動解除状態に操
作されるように構成してある。
続された左右の後輪(3)の夫々を各別に制動するよう
に、左右一対設けられると共に、制動作用状態側に付勢
されるものであって、前記制御弁(13)が非通電状態にあ
る場合において制動作用状態となり、且つ、通電状態に
おいて油圧シリンダ(12)の作動により制動解除状態に操
作されるように構成してある。
前記一対の前後輪(2),(3)を向き変更させて操向させる
に、前記前後輪(2),(3)を同じ方向に向き変更させる平
行ステアリング形式、前後輪(2),(3)を逆方向に向き変
更させて急旋回させる4輪ステアリング形式、及び、前
輪(2)のみを向き変更させる2輪ステアリング形式を用
いることができるようにしてある。但し、遠隔操縦時に
は、前記平行ステアリング形式と4輪ステアリング形式
とを選択使用できるように構成してあり、且つ、搭乗操
縦時には、上記3種類のステアリング形式の何れをも選
択使用できるように構成してある。
に、前記前後輪(2),(3)を同じ方向に向き変更させる平
行ステアリング形式、前後輪(2),(3)を逆方向に向き変
更させて急旋回させる4輪ステアリング形式、及び、前
輪(2)のみを向き変更させる2輪ステアリング形式を用
いることができるようにしてある。但し、遠隔操縦時に
は、前記平行ステアリング形式と4輪ステアリング形式
とを選択使用できるように構成してあり、且つ、搭乗操
縦時には、上記3種類のステアリング形式の何れをも選
択使用できるように構成してある。
遠隔操縦の構成について説明すれば、第2図に示すよう
に、前記ステアリング用の油圧シリンダ(4),(5)の制御
弁(6),(7)及び変速モータ(10)の夫々に作動指令を与え
る制御装置(14)、及び、遠隔操縦用の送信機(15)からの
指示情報を受信して前記制御装置(14)に伝達する受信機
(16)を設けてある。
に、前記ステアリング用の油圧シリンダ(4),(5)の制御
弁(6),(7)及び変速モータ(10)の夫々に作動指令を与え
る制御装置(14)、及び、遠隔操縦用の送信機(15)からの
指示情報を受信して前記制御装置(14)に伝達する受信機
(16)を設けてある。
前記送信機(15)の構成について説明すれば、前後動によ
って前記変速装置(8)の目標変速位置を指示する変速レ
バー(17)、及び、前後動によって用いるステアリング形
式を指示し、且つ、左右動によって前記前後輪(2),(3)
の目標ステアリング位置を指示するステアリングレバー
(18)を設けてある。そして、前記各レバー(17),(18)の
操作状態や操作位置を検出するセンサ等の検出手段を設
けると共に、その検出情報を前記受信機(16)に向けて送
信するための各種送信用機器を設けてある。尚、安全の
ために、前記変速レバー(17)は、その操作を止めると自
動的に中立状態つまり前記変速装置(8)が操向停止位置
であるニュートラル位置(N)に復帰するように付勢して
設けてある。
って前記変速装置(8)の目標変速位置を指示する変速レ
バー(17)、及び、前後動によって用いるステアリング形
式を指示し、且つ、左右動によって前記前後輪(2),(3)
の目標ステアリング位置を指示するステアリングレバー
(18)を設けてある。そして、前記各レバー(17),(18)の
操作状態や操作位置を検出するセンサ等の検出手段を設
けると共に、その検出情報を前記受信機(16)に向けて送
信するための各種送信用機器を設けてある。尚、安全の
ために、前記変速レバー(17)は、その操作を止めると自
動的に中立状態つまり前記変速装置(8)が操向停止位置
であるニュートラル位置(N)に復帰するように付勢して
設けてある。
又、前記一対の前輪(2)のステアリング位置を検出する
前輪用のステアリング位置検出用ポテンショメータ
(R1)、前記一対の後輪(3)のステアリング位置を検出す
る後輪用のステアリング位置検出用ポテンショメータ(R
2)、及び、前記変速装置(8)の変速アーム(19)の位置つ
まり変速位置を検出する変速位置検出用ポテンショメー
タ(R3)の夫々を設け、それらポテンショメータ(R1)〜(R
3)による検出信号を前記制御装置(14)に入力してある。
前輪用のステアリング位置検出用ポテンショメータ
(R1)、前記一対の後輪(3)のステアリング位置を検出す
る後輪用のステアリング位置検出用ポテンショメータ(R
2)、及び、前記変速装置(8)の変速アーム(19)の位置つ
まり変速位置を検出する変速位置検出用ポテンショメー
タ(R3)の夫々を設け、それらポテンショメータ(R1)〜(R
3)による検出信号を前記制御装置(14)に入力してある。
つまり、前記送信機(15)から指示される目標変速位置と
前記変速位置検出用ポテンショメータ(R3)の検出位置と
が一致するように前記変速モータ(10)の作動を制御する
ように構成し、又、前記送信機(15)から指示されるステ
アリング形式指示情報及び目標ステアリング位置と前記
前後輪(2),(3)夫々のステアリング位置検出用ポテンシ
ョメータ(R1),(R2)の検出情報とに基づいて、前記ステ
アリング用の油圧シリンダ(4),(5)の制御弁(6),(7)の作
動を制御するように構成して、指示された変速位置つま
り車体(V)が指示された車速で自動走行すると共に、前
記前後輪(2),(3)のステアリング位置が指示されたステ
アリング形式で且つ目標ステアリング位置となるよう
に、車体(V)の走行を遠隔操作できるように構成してあ
る。
前記変速位置検出用ポテンショメータ(R3)の検出位置と
が一致するように前記変速モータ(10)の作動を制御する
ように構成し、又、前記送信機(15)から指示されるステ
アリング形式指示情報及び目標ステアリング位置と前記
前後輪(2),(3)夫々のステアリング位置検出用ポテンシ
ョメータ(R1),(R2)の検出情報とに基づいて、前記ステ
アリング用の油圧シリンダ(4),(5)の制御弁(6),(7)の作
動を制御するように構成して、指示された変速位置つま
り車体(V)が指示された車速で自動走行すると共に、前
記前後輪(2),(3)のステアリング位置が指示されたステ
アリング形式で且つ目標ステアリング位置となるよう
に、車体(V)の走行を遠隔操作できるように構成してあ
る。
搭乗操縦手段の構成について説明すれば、ステアリング
形式選択用スイッチ(20)の情報及び前記ハンドル(H)の
操作位置つまり搭乗操縦時における目標ステアリング位
置を検出する目標ステアリング位置検出用ポテンショメ
ータ(R0)の検出情報夫々を、前記制御装置(14)に入力
し、そして、それらの情報に基づいて前記ステアリング
用の油圧シリンダ(4),(5)の制御弁(6),(7)の作動を制御
して、前記前後輪(2),(3)を指示されたステアリング形
式で且つ目標ステアリング位置に操作できるように構成
してある。但し、搭乗操縦時における前記変速装置(8)
の操作つまり車速の調整は、前記変速ペダル(9)にて前
記変速アーム(19)を直接操作して行うことになる。
形式選択用スイッチ(20)の情報及び前記ハンドル(H)の
操作位置つまり搭乗操縦時における目標ステアリング位
置を検出する目標ステアリング位置検出用ポテンショメ
ータ(R0)の検出情報夫々を、前記制御装置(14)に入力
し、そして、それらの情報に基づいて前記ステアリング
用の油圧シリンダ(4),(5)の制御弁(6),(7)の作動を制御
して、前記前後輪(2),(3)を指示されたステアリング形
式で且つ目標ステアリング位置に操作できるように構成
してある。但し、搭乗操縦時における前記変速装置(8)
の操作つまり車速の調整は、前記変速ペダル(9)にて前
記変速アーム(19)を直接操作して行うことになる。
尚、第2図中、(21)は、搭乗操縦モードと前記送信機(1
5)による遠隔操縦モードとを択一的に選択する操縦モー
ド切り換え用のスイッチ、(22)はエンジン始動手段とし
てのスタータモータである。
5)による遠隔操縦モードとを択一的に選択する操縦モー
ド切り換え用のスイッチ、(22)はエンジン始動手段とし
てのスタータモータである。
又、搭乗操縦時及び遠隔操縦時の何れにおいても、前記
変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にある場
合には、前記走行用ブレーキ(11)が制動作用状態とな
り、ニュートラル位置(N)近傍範囲外にある場合には、
制動解除状態となるように、前記変速位置検出用ポテン
ショメータ(R3)による検出情報に基づいて前記変速装置
(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にあるか否かを検
出するニュートラル検出手段(100)、及び、前記ニュー
トラル検出手段(100)による検出情報に基づいて前記走
行用ブレーキ(11)の操作用油圧シリンダ(12)の制御弁(1
3)の作動を制御するブレーキ制御手段(101)を設けてあ
る。又、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範
囲内にない場合は前記スタータモータ(22)の作動を禁止
するエンジン始動禁止手段(102)を設けてある。
変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にある場
合には、前記走行用ブレーキ(11)が制動作用状態とな
り、ニュートラル位置(N)近傍範囲外にある場合には、
制動解除状態となるように、前記変速位置検出用ポテン
ショメータ(R3)による検出情報に基づいて前記変速装置
(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にあるか否かを検
出するニュートラル検出手段(100)、及び、前記ニュー
トラル検出手段(100)による検出情報に基づいて前記走
行用ブレーキ(11)の操作用油圧シリンダ(12)の制御弁(1
3)の作動を制御するブレーキ制御手段(101)を設けてあ
る。又、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範
囲内にない場合は前記スタータモータ(22)の作動を禁止
するエンジン始動禁止手段(102)を設けてある。
つまり、前記制御装置(14)にて、前記変速位置検出用ポ
テンショメータ(R3)から入力される検出情報に基づいて
前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にあ
るか否かを検出させると共に、その検出情報に基づい
て、前記走行用ブレーキ(11)の作動及び前記スタータモ
ータ(22)の作動の夫々を制御するように構成してある。
テンショメータ(R3)から入力される検出情報に基づいて
前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲内にあ
るか否かを検出させると共に、その検出情報に基づい
て、前記走行用ブレーキ(11)の作動及び前記スタータモ
ータ(22)の作動の夫々を制御するように構成してある。
次に、第1図に示すブロック図に基づいて、前記ニュー
トラル検出手段(100)、ブレーキ制御手段(101)、及び、
エンジン始動禁止手段(102)夫々の構成について詳述す
る。
トラル検出手段(100)、ブレーキ制御手段(101)、及び、
エンジン始動禁止手段(102)夫々の構成について詳述す
る。
前記ニュートラル検出手段(100)について説明すれば、
前記制御装置(14)に入力される前記変速位置検出用ポテ
ンショメータ(R3)の出力が、前記ニュートラル位置(N)
に対応して予め設定してあるニュートラル位置近傍範囲
に対応する電圧範囲内にあるか否かを検出する一対のコ
ンパレータ(A0),(A0)及びANDゲート(G1)を設けてあ
り、前記変速位置検出用ポテンショメータ(R3)の出力
が、前記ニュートラル位置(N)近傍範囲内にある場合に
“H”レベルとなり、且つ、ニュートラル位置(N)近傍
範囲外にある場合に“L”レベルとなるニュートラル信
号(P1)を出力するように構成してある。
前記制御装置(14)に入力される前記変速位置検出用ポテ
ンショメータ(R3)の出力が、前記ニュートラル位置(N)
に対応して予め設定してあるニュートラル位置近傍範囲
に対応する電圧範囲内にあるか否かを検出する一対のコ
ンパレータ(A0),(A0)及びANDゲート(G1)を設けてあ
り、前記変速位置検出用ポテンショメータ(R3)の出力
が、前記ニュートラル位置(N)近傍範囲内にある場合に
“H”レベルとなり、且つ、ニュートラル位置(N)近傍
範囲外にある場合に“L”レベルとなるニュートラル信
号(P1)を出力するように構成してある。
前記ブレーキ制御手段(101)について説明すれば、前記
ニュートラル信号(P1)が“H”レベルにある場合に、前
記ブレーキ操作用油圧シリンダ(12)の制御弁(13)に対す
る通電を遮断して、前記走行用ブレーキ(11)を制動作用
状態にし、且つ、前記ニュートラル信号(P1)が“L”レ
ベルにある場合に、前記制御弁(13)に通電して、前記走
行用ブレーキ(11)を制動解除状態にする駆動回路(A1)を
設けてある。
ニュートラル信号(P1)が“H”レベルにある場合に、前
記ブレーキ操作用油圧シリンダ(12)の制御弁(13)に対す
る通電を遮断して、前記走行用ブレーキ(11)を制動作用
状態にし、且つ、前記ニュートラル信号(P1)が“L”レ
ベルにある場合に、前記制御弁(13)に通電して、前記走
行用ブレーキ(11)を制動解除状態にする駆動回路(A1)を
設けてある。
前記エンジン始動禁止手段(102)について説明すれば、
前記制御装置(14)に対する作動用電力の供給をON/O
FFするためのメインスイッチ兼用のキースイッチ(S
W0)から前記スタータモータ(22)への通電を遮断するリ
レー(23)を設けると共に、前記リレー(23)を、前記ニュ
ートラル信号(P1)が“H”レベルにある場合にのみ、閉
成作動するように駆動する駆動回路(A2)を設けてあり、
もって、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範
囲外にある場合は、エンジン始動手段が作動しないよう
に、前記ニュートラル検出手段(100)による検出情報に
基づいて前記スタータモータ(22)の作動が自動的に禁止
されるように構成してある。
前記制御装置(14)に対する作動用電力の供給をON/O
FFするためのメインスイッチ兼用のキースイッチ(S
W0)から前記スタータモータ(22)への通電を遮断するリ
レー(23)を設けると共に、前記リレー(23)を、前記ニュ
ートラル信号(P1)が“H”レベルにある場合にのみ、閉
成作動するように駆動する駆動回路(A2)を設けてあり、
もって、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範
囲外にある場合は、エンジン始動手段が作動しないよう
に、前記ニュートラル検出手段(100)による検出情報に
基づいて前記スタータモータ(22)の作動が自動的に禁止
されるように構成してある。
尚、第1図中、(B)は各部への作動用電力を供給するた
めのバッテリである。
めのバッテリである。
従って、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範
囲内にあり、且つ、前記走行用ブレーキ(11)が制動作用
状態にある安全状態にある場合にのみ、前記エンジン
(E)を始動できるのであり、エンジン(E)の始動に伴っ
て、車体(V)が突然走行する虞れがないものにできたの
である。
囲内にあり、且つ、前記走行用ブレーキ(11)が制動作用
状態にある安全状態にある場合にのみ、前記エンジン
(E)を始動できるのであり、エンジン(E)の始動に伴っ
て、車体(V)が突然走行する虞れがないものにできたの
である。
上記実施例では、エンジン始動手段をスタータモータ(2
2)にて構成し、エンジン始動禁止手段(102)を、前記ス
タータモータ(22)への通電を遮断するリレー(23)にて構
成した場合を例示したが、例えば、エンジン始動禁止手
段(102)を、エンジン(E)に対する燃料供給を遮断するこ
とによりエンジン(E)の始動を禁止するように構成して
もよく、エンジン始動手段並びにエンジン始動禁止手段
(102)の具体構成は、各種変更できる。
2)にて構成し、エンジン始動禁止手段(102)を、前記ス
タータモータ(22)への通電を遮断するリレー(23)にて構
成した場合を例示したが、例えば、エンジン始動禁止手
段(102)を、エンジン(E)に対する燃料供給を遮断するこ
とによりエンジン(E)の始動を禁止するように構成して
もよく、エンジン始動手段並びにエンジン始動禁止手段
(102)の具体構成は、各種変更できる。
又、上記実施例では、作業車を搭乗操縦並びに遠隔操縦
の何れによっても操作できるように構成し、又、ステア
リング形式を選択できるように構成した場合を例示した
が、各部の構成は、本発明を適用する作業車の構成に応
じて各種変更できる。
の何れによっても操作できるように構成し、又、ステア
リング形式を選択できるように構成した場合を例示した
が、各部の構成は、本発明を適用する作業車の構成に応
じて各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
図面は本発明に係る作業車の走行制御装置の実施例を示
し、第1図はエンジン始動禁止手段の構成を示すブロッ
ク図、第2図は制御構成の概略を示すブロック図、第3
図は作業車の全体側面図である。 (8)……油圧式無段変速装置、(11)……走行用ブレー
キ、(22)……エンジン始動手段、(N)……ニュートラル
位置、(100)……ニュートラル検出手段、(101)……ブレ
ーキ制御手段、(102)……エンジン始動禁止手段。
し、第1図はエンジン始動禁止手段の構成を示すブロッ
ク図、第2図は制御構成の概略を示すブロック図、第3
図は作業車の全体側面図である。 (8)……油圧式無段変速装置、(11)……走行用ブレー
キ、(22)……エンジン始動手段、(N)……ニュートラル
位置、(100)……ニュートラル検出手段、(101)……ブレ
ーキ制御手段、(102)……エンジン始動禁止手段。
Claims (1)
- 【請求項1】油圧式無段変速装置(8)、走行用ブレーキ
(11)、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍範囲
内にあるか否かを検出するニュートラル検出手段(10
0)、及び、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近傍
範囲内にある場合は制動作用状態となるように、且つ、
ニュートラル位置(N)近傍範囲外では制動解除状態とな
るように、前記ニュートラル検出手段(100)の検出情報
に基づいて前記走行用ブレーキ(11)の作動を制御するブ
レーキ制御手段(101)を設けてある作業車の走行制御装
置であって、前記変速装置(8)がニュートラル位置(N)近
傍範囲外にある場合は、エンジン始動手段(22)が作動し
ないように、前記ニュートラル検出手段(100)による検
出情報に基づいて前記エンジン始動手段(22)の作動を禁
止するエンジン始動禁止手段(102)を設けてある作業車
の走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61267183A JPH0653491B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 作業車の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61267183A JPH0653491B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 作業車の走行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63121561A JPS63121561A (ja) | 1988-05-25 |
JPH0653491B2 true JPH0653491B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=17441262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61267183A Expired - Lifetime JPH0653491B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 作業車の走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653491B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109723595B (zh) * | 2018-12-30 | 2021-03-16 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种发动机启动保护控制方法、装置以及车辆 |
-
1986
- 1986-11-10 JP JP61267183A patent/JPH0653491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63121561A (ja) | 1988-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0653491B2 (ja) | 作業車の走行制御装置 | |
JPH0427225Y2 (ja) | ||
JPH0411866Y2 (ja) | ||
JPH0536733Y2 (ja) | ||
JPH057604Y2 (ja) | ||
JPH0542704Y2 (ja) | ||
JPH0544184Y2 (ja) | ||
JPH0418563B2 (ja) | ||
JP2507944B2 (ja) | 四輪駆動型動力車両における前輪駆動制御装置 | |
JPH0447013Y2 (ja) | ||
JPH0611861Y2 (ja) | 遠隔操縦式作業車の非常停止装置 | |
JPS63162355A (ja) | 作業車の制動装置 | |
JP3903551B2 (ja) | 作業車両の操向制御装置 | |
JPH0319686Y2 (ja) | ||
JP2542468B2 (ja) | 遠隔操縦作業車の走行制御装置 | |
JPS63162338A (ja) | 作業車の走行制御装置 | |
JPH0330884Y2 (ja) | ||
JPH0547562Y2 (ja) | ||
JP2577189Y2 (ja) | トラクタの変速装置 | |
JP3796812B2 (ja) | 動力車両のエンジン回転制御装置 | |
JPS63170137A (ja) | 作業車の制動装置 | |
JP2504658Y2 (ja) | トラクタの前輪増速装置における安全装置 | |
JPS6324806A (ja) | 遠隔操縦式作業車の操向制御装置 | |
JPH0541055Y2 (ja) | ||
JPH0542881B2 (ja) |