JPH0653484A - 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び半導体装置の製造方法

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JPH0653484A
JPH0653484A JP4223393A JP22339392A JPH0653484A JP H0653484 A JPH0653484 A JP H0653484A JP 4223393 A JP4223393 A JP 4223393A JP 22339392 A JP22339392 A JP 22339392A JP H0653484 A JPH0653484 A JP H0653484A
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JP
Japan
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based material
layer
material layer
silicon
semiconductor device
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JP4223393A
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Takeshi Yokoyama
武 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段差を緩和して平坦性を上げ、高集積化構造
を可能とし、セルフアラインコンタクト形成可能な半導
体装置及び半導体装置の製造方法の提供。 【構成】 Si系材料層3,4上に絶縁層5を形成し
た積層構造の電極部と、Si系材料層のみから成る構造
の電極部とを有し、両Si系材料層は同層の材料層によ
り形成される。Si系材料層を形成し、絶縁層を形成
し、コンタクト形成領域において該絶縁層を残し、その
他の部分で除去する。Si系材料層上に絶縁層を形成
し、更にその上にポリSi等の上層シリコン系材料層を
形成した積層構造の電極部と、Si系材料層のみ、又は
Si系材料層とこの上の絶縁層とから成る構造の電極部
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、及び半導
体装置の製造方法に関する。本発明は、自己整合的にコ
ンタクトを形成できる半導体装置、及び半導体装置の製
造方法として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来の電極構造、特に自己整合コンタク
トを用いた電極構造の形成方法として、図6に示すもの
がある。図6は、文献IEDM’92の17.5記載の
16MbSRAMの断面模式図(Fig2)を示したも
のである。図中、基板1A上のW−ポリシリサイド電極
7′はSiO2 /WSix/ポリSi(x=1〜3)の
積層構造となっており、上層のSiO2 でGNDW−シ
リサイドからの距離をGND−W基板間シリサイドより
大きくとることで、GNDW−シリサイドと基板を接続
する際、コンタクトホールをW−ポリサイドにオーバラ
ップさせてもGNDW−シリサイドとW−ポリサイドが
ショートしないですむので、セルフアラインにコンタク
トホールを形成できる。このような自己整合コンタクト
は、現在広く一般に用いられている。図中、2はフィー
ルド酸化膜である。
【0003】ところがここで、ショート対策で設けたS
iO2 のため、デバイスの平坦性は悪くなり、GNDW
−シリサイドを加工する際、段差のきつい箇所でエッチ
ング残りが生じ易くなる。
【0004】図5は従来技術を用いて作製したSRAM
のビットコンタクト部(自己整合コンタクト)の断面模
式図であるが、図中xが大きく、12で示す段差部がき
つく、第2層ポリサイド加工時にエッチング残りが生じ
易い。これは図5のSiO25が厚いことに起因し、S
iO2 を用いる限り避けられない。即ち図5でビットコ
ンタクト開口するため層間膜8(SiO2 )を除去する
際、ゲート上SiO25も削られるため、余裕を含めな
ければならないからである。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記問題点を解決して、段差を
緩和して半導体装置の平坦性を上げることができ、これ
によって、より高集積化した微細構造を可能とし、しか
もセルフアラインコンタクト形成が可能である半導体装
置、及び半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、シリコン系材料層上に絶縁層を形成した積層構造
の電極部と、シリコン系材料層のみから成る構造の電極
部とを有し、前記両シリコン系材料層は同層の材料層に
より形成されたものであることを特徴とする半導体装置
であって、これにより上記問題点を解決するものであ
る。
【0007】本出願の請求項2の発明は、シリコン系材
料層を形成し、該シリコン系材料層上に絶縁層を形成
し、コンタクト形成領域において該絶縁層を残し、その
他の部分の絶縁層を除去して電極部を形成する工程を備
えることを特徴とする半導体装置の製造方法であって、
これにより上記問題点を解決するものである。
【0008】本出願の請求項3の発明は、シリコン系材
料層が、ポリシリコンから成ることを特徴とする請求項
2に記載の半導体装置の製造方法であって、これにより
上記問題点を解決するものである。
【0009】本出願の請求項4の発明は、ポリシリコン
が、n+ ポリシリコンである請求項3に記載の半導体装
置の製造方法であって、これにより上記問題点を解決す
るものである。
【0010】本出願の請求項5の発明は、シリコン系材
料層が、シリサイド/ポリシリコン積層構造から成るこ
とを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法
であって、これにより上記問題点を解決するものであ
る。
【0011】本出願の請求項6の発明は、シリサイド
が、WSix、MoSix、TaSix、TiSix、
CoSix、NiSix(但しxは1〜3)からなる群
から任意に選ばれたものである請求項5に記載の半導体
装置の製造方法であって、これにより上記問題点を解決
するものである。
【0012】本出願の請求項7の発明は、シリコン系材
料層上に絶縁層を形成し、更にその上に上層シリコン系
材料層を形成した積層構造の電極部と、シリコン系材料
層のみ、あるいはシリコン系材料層とこの上の絶縁層と
から成る構造の電極部とを有し、前記両シリコン系材料
層は同層の材料層により形成されたものであることを特
徴とする半導体装置であって、これにより上記問題点を
解決するものである。
【0013】本出願の請求項8の発明は、シリコン系材
料層を形成し、該シリコン系材料層上に絶縁層を形成
し、更にシリコン系材料層を形成し、コンタクト形成領
域において前記上層シリコン系材料層または上層シリコ
ン系材料層及び絶縁層を残し、その他の部分の絶縁層を
除去して電極部を形成する工程を備えることを特徴とす
る半導体装置の製造方法であって、これにより上記問題
点を解決するものである。
【0014】本出願の請求項9の発明は、シリコン系材
料層が、ポリシリコンから成ることを特徴とする請求項
2に記載の半導体装置の製造方法であって、これにより
上記問題点を解決するものである。
【0015】本出願の請求項10の発明は、ポリシリコ
ンが、n+ ポリシリコンである請求項9に記載の半導体
装置の製造方法であって、これにより上記問題点を解決
するものである。
【0016】本出願の請求項11の発明は、シリコン系
材料層が、シリサイド/ポリシリコン積層構造から成る
ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方
法であって、これにより上記問題点を解決するものであ
る。
【0017】本出願の請求項12の発明は、シリサイド
が、WSix、MoSix、TaSix、TiSix、
CoSix、NiSix(但しxは1〜3)からなる群
から任意に選ばれたものである請求項11に記載の半導
体装置の製造方法であって、これにより上記問題点を解
決するものである。
【0018】
【作用】本出願の請求項1ないし6の発明によれば、電
極部を構成する絶縁部(SiO2 等)について、セルフ
アラインコンタクトを形成すべき部分にはこれを残す
が、その他の部分についてはこれを除去する構成にで
き、段差を緩和できて、例えば、第2導電層(上層ポリ
Si等)のエッチング除去の際にも、残渣が残らないよ
うにできる。
【0019】本出願の請求項7ないし12の発明によれ
ば、電極部、特にセルフアラインコンタクトを形成すべ
き部分について、最上層にシリコン系材料層として例え
ばポリSi層が形成されているので、これが下層絶縁膜
(SiO2 等)のエッチングの際の耐エッチングマスク
として機能でき、これにより下層絶縁膜を薄くできる結
果、段差を緩和できる。また、このために要する以外の
部分のポリSiは除去するので、ショート等の問題を防
止できる。
【0020】また、段差が緩和される結果、エッチング
残渣の問題を解決できるほか、微細化にも適合させるこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。なお当然のことではあるが、本発明は実施
例により限定されるものではない。
【0022】実施例1 この実施例は、本発明を、高集積化されたSRAMを構
成する半導体装置について、具体化したものである。
【0023】図1は、本実施例のSRAMのビットコン
タクト部(図1(a))と、第2ポリサイドのない箇所
(ビットコンタクトを外れた領域部。図1(b))の断
面模式図である。図2にこの断面に相当する平面図を示
す。図1(a)は図2のX−X′断面、図1(b)は図
2のY−Y′断面に相当する。
【0024】即ち、第2層ポリサイド10B(図2参
照)をエッチング除去する箇所では、ゲート段差を低減
すべく、ゲート上SiO2 を除去し、ビットコンタクト
部11Aでは、ゲート上SiO2 を利用して自己整合コ
ンタクトを形成するものである。
【0025】本実施例の半導体装置の製造工程を、以下
に記す。図3を参照する。
【0026】従来と同様の手法により、Pウェル1、N
ウェル、チャネルストップイオン注入、LOCOSによ
るフィールド酸化、ゲート酸化、Vthアジャストイオ
ン注入、第1コンタクト形成、ポリSi層3形成(40
nm)、WSix層4形成(70nm)、SiO2 膜5
形成(150nm)用の堆積を行う(図3(a))。次
に、ビットコンタクト以外の箇所、即ち自己整合コンタ
クト部以外の、ゲート上SiO2 を必要としない箇所の
SiO2 をエッチング除去する。ここでこのエッチング
は、ホトリソグラフィー工程によりレジストパターン形
成し、これをコンタクトドライエッチングで処理するよ
うに行う。このSiO2 除去ホトマスクと、拡散層ゲー
ト、ビットコンタクト、第2層ポリサイドのホトマスク
の関係を理解し易くするため、図4に各レイヤーで示
す。
【0027】図4に示すSiO2 除去レイヤーは、その
1例で、図中A−A′,B−B′,C−C′領域のゲー
ト上SiO2 の除去を行う。これにより、この領域でゲ
ート段差がSiO2 の分だけ低減され、続く第2層ポリ
サイドのエッチングが容易になる。
【0028】プロセスの説明に戻ると、次のとおりであ
る。第1層ポリサイドをホトリソグラフィー工程を経て
所定の形状にドライエッチングで加工する。このドライ
エッチングでは、SiO2 、Wポリサイドと、連続的に
行う。初めのSiO2 エッチングでは、図4のD−
D′,E−E′のW−ポリサイド上SiO2 を除去す
る。このとき、すでにSiO2 を除去してある領域(図
4のA−A′,B−B′,C−C′の領域)も、SiO
2 エッチングされるが、WSixはSiO2 をエッチン
グする条件では全くエッチングされないので、問題な
い。以下説明の簡略化のため、nMOS部分についての
み、説明する。
【0029】リンを中ドーズ量でイオン注入し、n-
を形成し、CVDSiO2 を150nm堆積し、エッチ
バックによりサイドウォール6(SiO2 )を形成する
(図3(a),(b)参照)。
【0030】次にAsを高ドーズ量でイオン注入し、ド
ライブインを行い、n+ 層を形成する。次に層間絶縁膜
としてSiO2 8を50nm堆積し、ホトリソグラフィ
ー工程を経て、ビットコンタクト11(図2において1
1A)を開口する(図1参照)。
【0031】ここでビットコンタクト開口のドライエッ
チングで、層間SiO2 の膜厚バラツキ、ドライエッチ
ング面内均一性を補償するため、オーバーエッチングを
かけるので、ゲート上SiO2 のコンタクトがオーバー
ラップする箇所で膜減りを生じ、小さい段差ができる。
ゲート上SiO2 は、このオーバーエッチングによる膜
減りを十分補償し、かつ、第2層ポリサイドとゲートポ
リサイドを絶縁するよう、膜厚を設定する。
【0032】次にn+ ポリSi9を50nm膜で、WS
ix10を100nm厚で堆積し、ホトリソグラフィー
を経て、ドライエッチングにより所定形状に加工し、図
1に示すような構造を得る。ここで図1(a)の段差1
(12)は急峻なため2ポリサイドでエッチング残渣が
生じ易いが、図1(b)の段差2(13)は緩やかなた
め、第2層ポリサイドで、エッチング残渣が生じない。
【0033】ここで本実施例において、図4に示すよう
なSiO2 除去レイヤー5Bを入れているので、図1
(a)の段差1(12)に第2層ポリサイドが残渣とし
て残っても、第2層ポリサイド同士のショートはない。
これは、図4B−B′,A−A′,C−C′の範囲で、
第2層ポリサイドの残渣がないためである。
【0034】本実施例によれば、第2導電層をエッチン
グ除去する際、エッチング残渣が生じず、かつ自己整合
コンタクトが可能であるという効果がもたらされる。
【0035】実施例2 本実施例は、実施例1と同様な適用分野に、本出願の発
明を適用したものである。
【0036】以下に図7ないし図12を参照して本実施
例を説明する。以下の本実施例の説明は、主として、S
RAMビットコンタクト部周辺を例に説明するものとす
る。
【0037】図7は、ビットコンタクト部周辺の断面を
示し、本実施例におけるポリSi5a、絶縁膜SiO2
5、WSix4、n+ ポリSi3構造のゲート電極を用
いた場合のセルフアラインビットコンタクト(または第
2コンタクト)部の断面模式図である。図中、12はゲ
ート段差部で、従来例を示す図5の段差部12と同様の
箇所と比較してみると、明らかに段差が低減し、デバイ
スの平坦性が良くなっている。これは、ゲート上ポリS
i3〜SiO2 5の構成が、従来例のゲート上SiO2
(図5の符号5)より格段に薄くできるからである。例
えば図中の各部の膜厚は、次のように与えられる。 図1 本実施例 図5 従来例 2 フィールド酸化膜 2 フィールド酸化膜 250nm 250nm 3 リンドープポリシリコン 3 リンドープポリシリコン 50nm 50nm 4 WSix 70nm 4 WSix 70nm 5 SiO2 50nm 5 SiO2 200nm 5a ポリシリコン 30nm 8 層間SiO2 80nm 8 層間SiO2 80nm 従ってゲート電極部の段差xは、図7(本実施例)、図
5(従来例)で、それぞれ200nm、320nmであ
る。
【0038】ゲート上ポリSi3/SiO2 5(図
7)、SiO2 5(図5)の膜厚は、層間膜8(図7,
図5)のSiO2 80nmで決まる。コンタクト開口
時、この80nmのSiO2 8を除去するのに、ホトリ
ソグラフィーによりコンタクトパターン形成後、一般に
ドライエッチングで40%程度オーバーエッチングをか
ける。これは膜の不均一性やエッチングレート不均一性
を補償するためである。また、サイドウォールSiO2
6を形成する際、CVDSiO2 を200nm堆積し
て、エッチバックで行うが、このときも同様の理由で、
20%程度オーバーエッチングする。更に、第2層ポリ
シリコン9を堆積する直前、コンタクトホール部シリコ
ン表面上の自然酸化膜を除去するため希フッ酸で全面デ
ィップし、ここでも図5のSiO2 5の露出部はエッチ
ングされる。従って従来技術を用いる場合、これら3つ
の要因を考慮しなければならず、図5のSiO2 5は厚
くせざるを得ない。
【0039】これに対し、図7の本発明適用の実施例の
場合には、最上層のポリシリコン5aが、SiO2 ドラ
イエッチング時のこれに対するエッチング耐性が桁違い
に良いこと、また、希フッ酸でエッチングされないこと
から、ポリSi3/SiO25ともに薄膜化が可能とな
るのである。
【0040】次に、図7は、ワードライン(第1層ポリ
サイド3,4)部分の一断面で、紙面に垂直な方向で同
様の断面を得るところがあり、その箇所と第2層ポリサ
イドがゲート上ポリシリコンを介してショートしてしま
うことを回避しなければならない。このための手法を製
造工程を示しながら説明する。
【0041】図8は、図7のような断面構造を持つSR
AMのビットコンタクト部のレイヤーを示す模式図であ
る。図8のX−X′断面に相当するのが、図7である。
図8はパターニングのレイヤーを示しており、加工後の
デバイスを示すものではない。
【0042】製造工程で図2の各レイヤーは、〜を
付した順に使用する。即ち、拡散層レイヤー7Aを用
い、次にゲート上ポリシリコン層10Aパターニング
レイヤーを用いる。これはゲートがポリSi5a/Si
2 5/WSix4/n+ ポリSi3構造で、その最上
層のポリSi5aのみをパターニングするものである。
【0043】次にゲートポリサイドレイヤー4Aを用
いて、ゲート加工する。この段階で、図8ののレイ
ヤーのうち、レイヤーに重なったレイヤーの部分
(ゲートポリサイドレイヤーに重なったゲート上ポリ
Siレイヤー10A)のみ残り、その他の箇所はゲート
加工と同時に無くなる。
【0044】次に第2コンタクトレイヤー11Aを用
い、次に第2層ポリサイドレイヤー10Bを用いる。
【0045】次に図9ないし図12を用いて、実際のプ
ロセスフローを説明する。
【0046】図9は、図2のレイヤーを用いて、ゲート
加工まで行った後の模式図である。9a,9bで、ゲー
ト電極A、ゲート電極Bを示す。
【0047】図10は、図9の断面X−X′,Y−Y′
に相当する断面模式図である。この図10に示すよう
に、まず従来と同様の方法でPウェル、Nウェルを形成
し、LOCOS法を経て、チャネルストップイオン注
入、フィールド酸化膜2を形成し、ゲート酸化膜1′を
形成し、Vth調整イオン注入を行う。
【0048】次に、全面にリンドープポリシリコン3、
WSi4、SiO2 5、ポリシリコン5aを各々50n
m、70nm、50nm、30nm堆積し、図8中番号
で示すポリSiパターニングレイヤー10Aを用い
て、ポリシリコン5aを図8に示すような形状にドライ
エッチングを用いて、パターニングする。
【0049】次に図8中番号で示すゲートパターニン
グレイヤー4Aを用いて、図8に示すような形状にホト
リソグラフィーによりレジスト加工し、順番に、ポリS
i5a、SiO2 5、WSix4、n+ ポリSi3をエ
ッチングする。ここでゲート加工時に最上層にポリSi
が堆積した箇所(図9の上の部分)と、ポリSiが無い
箇所(図9の下の部分)が同時に形成される。このポリ
Siが無い箇所の存在により、前述した、第2層ポリサ
イドのポリSiを介してのショートが回避できるのであ
る。
【0050】次に、n- イオン注入を行い、全面にCV
DでSiO2 を200nm堆積し、全面エッチバックを
20%オーバーエッチング条件で行い、サイドウォール
6(図11参照)を形成する。
【0051】次にn+ イオン注入を行い、層間SiO2
8(図11)を80nm堆積し、ドライブインを行い、
拡散層7(図11)を形成する。ここで図10(b)の
Y−Y′断面で、SiO2 5aが、サイドウォール形成
のエッチバックオーバーエッチングで無くなってよい。
【0052】次に、ホトリソグラフィー工程を経て、レ
ジスト13を用い、第2コンタクト(またはビットコン
タクト)11(図12)(a))をドライエッチングに
より開口する。
【0053】次に、n+ ポリSi、WSixを堆積し、
所定の形状に加工し、図12(b)に示す断面形状を持
つビットコンタクト部を形成する。
【0054】ここで、ゲート段差部は、断面X−X′,
Y−Y′でそれぞれ図12(b)で17、図11(b)
で12で示すように表され、段差はそれぞれ50+70
+50+30=200(nm)、50+70+〜50=
170(nm)となる。
【0055】ここで断面X−X′での段差で第2層ポリ
サイドは残渣として残っても、第2層ポリサイドのショ
ートに無関係で、関係あるのは断面Y−Y′の方であ
る。断面X−X′は第2層ポリサイドより上層の導電層
の加工に関係してくる。いずれをとっても従来例で示し
たもの(320nm程度。前記説明参照)より段差は格
段に抑えられている。
【0056】このような段差は、微細化に伴い、ワード
ライン間のすきまのような溝、四方第1層ポリサイドで
囲まれたようなホール状になっているところで、パター
ニングに影響してくる。ここでデバイスの縦方向のサイ
ズ、即ち、今の場合、段差をx、溝状またはホール状の
平坦部の横方向のサイズをyとすると、x/yの比が大
きい程、この領域上の導電層の加工が困難となる。x,
yの比が大きい箇所ではCVDSiO2 がオーバーハン
グ形状になりやすいからである。従って段差を抑えた本
実施例の技術は、微細化にも適している。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、段差を緩和して半導体
装置の平坦性を上げることができ、これによって、より
高集積化した微細構造を可能とし、しかもセルフアライ
ンコンタクト形成が可能である半導体装置、及び半導体
装置の製造方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置の構造を示す断面図であ
る。
【図2】実施例1の半導体装置の平面構造を示す図であ
る。
【図3】実施例1の製造工程を説明する断面図である。
【図4】実施例1のビットコンタクト周辺ホトマスクレ
イヤーの構造を示す図である。
【図5】従来技術のSRAMビットコンタクト部の断面
模式図である。
【図6】従来技術を示す断面図である。
【図7】実施例2のSRAMビットコンタクト部を示す
断面図である。
【図8】実施例2におけるSRAMビットコンタクト部
のパターニングレイヤーの構造を示す図である。
【図9】実施例2におけるゲートポリサイド加工後の平
面構造を示す模式図である。
【図10】実施例2におけるゲートポリサイド加工後の
断面図である。
【図11】実施例2における層間SiO2 堆積後の断面
図である。
【図12】実施例2における第2コンタクト開口レジス
トパターニング時の断面図である。
【符号の説明】
3 シリコン系材料層(ポリSi) 4 シリコン系材料層(シリサイド) 5 絶縁層(SiO2 ) 5a 絶縁層5の上層に形成されるシリコン系材料層
(ポリSi)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108 27/11 8728−4M H01L 27/10 381

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン系材料層上に絶縁層を形成した積
    層構造の電極部と、シリコン系材料層のみから成る構造
    の電極部とを有し、 前記両シリコン系材料層は同層の材料層により形成され
    たものであることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】シリコン系材料層を形成し、 該シリコン系材料層上に絶縁層を形成し、 コンタクト形成領域において該絶縁層を残し、その他の
    部分の絶縁層を除去して電極部を形成する工程を備える
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】シリコン系材料層が、ポリシリコンから成
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】ポリシリコンが、n+ ポリシリコンである
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】シリコン系材料層が、シリサイド/ポリシ
    リコン積層構造から成ることを特徴とする請求項3に記
    載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】シリサイドが、WSix、MoSix、T
    aSix、TiSix、CoSix、NiSix(但し
    xは1〜3)からなる群から任意に選ばれたものである
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】シリコン系材料層上に絶縁層を形成し、更
    にその上に上層シリコン系材料層を形成した積層構造の
    電極部と、シリコン系材料層のみ、あるいはシリコン系
    材料層とこの上の絶縁層とから成る構造の電極部とを有
    し、 前記両シリコン系材料層は同層の材料層により形成され
    たものであることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】シリコン系材料層を形成し、 該シリコン系材料層上に絶縁層を形成し、 更にシリコン系材料層を形成し、 コンタクト形成領域において前記上層シリコン系材料層
    または上層シリコン系材料層及び絶縁層を残し、その他
    の部分の絶縁層を除去して電極部を形成する工程を備え
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】シリコン系材料層が、ポリシリコンから成
    ることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】ポリシリコンが、n+ ポリシリコンであ
    る請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】シリコン系材料層が、シリサイド/ポリ
    シリコン積層構造から成ることを特徴とする請求項9に
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】シリサイドが、WSix、MoSix、
    TaSix、TiSix、CoSix、NiSix(但
    しxは1〜3)からなる群から任意に選ばれたものであ
    る請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6632716B2 (en) 1996-11-01 2003-10-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and manufacturing method thereof

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