JPH0652780B2 - 縦型絶縁コレクタpnpトランジスタ構造 - Google Patents

縦型絶縁コレクタpnpトランジスタ構造

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JPH0652780B2
JPH0652780B2 JP3043721A JP4372191A JPH0652780B2 JP H0652780 B2 JPH0652780 B2 JP H0652780B2 JP 3043721 A JP3043721 A JP 3043721A JP 4372191 A JP4372191 A JP 4372191A JP H0652780 B2 JPH0652780 B2 JP H0652780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスに関
し、特に出力段が上側PNPと下側NPNとの相補型バ
イポーラ・トランジスタからなるBICMOS回路にお
いて有効に使用可能である縦方向絶縁コレクタPNPト
ランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】典型的なBICMOS
論理回路は、一般に2つの異なる段、即ち所要の論理機
能を生じるCMOS FETからなる第1の段および一
般に1対のNPNバイポーラ・トランジスタからなり出
力駆動段として作動する第2の段で構成されている。N
PNバイポーラ・トランジスタは、単位面積当たり比較
的高い電流を供給し従って同様な作動条件においてMO
SFETよりも小さな占有空間で済むという作用効果を
有し、この論理回路はまた高い相互コンダクタンスを呈
するという作用も奏することができる。一方、FET
は、その優れた集積密度、低い許容損失および優れた論
理効率を有するので所要の論理機能を行うため第1段に
おいて使用される。
【0003】1対のNPNトランジスタで構成されたB
ICMOS出力段回路は、これまで広く使用されてお
り、文献に様々に記載されている。高性能、例えば高い
ベータ(電流利得)および遮断周波数を有するPNPト
ランジスタが提供されるならば、従来の出力段は、相補
型トランジスタを使用することにより速度性能あるいは
集積密度を改善することができる。相補型の縦型バイポ
ーラ・トランジスタで形成された出力段回路は、上記双
方の改善をもたらすことができる。
【0004】プルアップ用の上側NPNトランジスタと
プルダウン用の下側PNPトランジスタからなる出力段
回路は、当技術分野において公知であり、例えば、Mo
torola社に譲渡された文献1:US−A第3,5
41,353号において記載されているが、この回路は
用途が比較的限定されている。この文献には、1対の相
補型バイポーラ・トランジスタがエミッタ・フォロワ
(EF)形態で接続された構成が記載されており、所謂
BICMOSの分野において該トランジスタは「集積相
補型ロジック(ICL)」と呼ばれるものである。この
形態においては、2個のエミッタが一体に接続され、そ
の接続された共通ノードは出力端子に接続されている。
上側NPNトランジスタおよび下側PNPトランジスタ
のコレクタはそれぞれ正の電圧およびグラウンドと接続
されている。このような形態は、NPNトランジスタの
全てのコレクタが前記正の電圧に接続されているため、
当技術分野において従来より使用されていた。その結
果、コレクタが埋設されて一体化され、そのため極めて
高い集積密度を得ることができる。更に、このような縦
型コレクタ接地PNPトランジスタを製造することにつ
いては、以下に説明するように格別な問題点がない。ま
た、このような形態によれば、コレクタ−基板間のキャ
パシタンスCcsの影響は排除される。しかし、ICL
技術においては、別のバイアス手段を、文献2:F.M
ontegari著論文「相補型FETバイポーラ回路
(Complementary FET bipola
r circuit)」(IBM Technical
DisclosureBulletin、第29巻、
1986年9月発行、1857〜1858頁)に示され
るように出力トランジスタに対して接続しなければなら
ない。この文献に示されるように、これらのバイポーラ
出力トランジスタのベース間に接続された付加的なFE
Tは、適当な動作のための電圧シフタとして働く。最後
に、出力段の2個のトランジスタがエミッタ・フォロワ
形態で接続されているため、第1段は大きな電圧スイン
グを供給しなければならず、その結果BICMOS論理
回路は速度性能が制限される。
【0005】反対に、相補型の出力段回路の他の形態
は、上側PNPと下側NPNバイポーラ・トランジスタ
で構成されている。この形態はまた、文献3:IBM社
に譲渡されたUS−A第3,879,619号に示され
る如く、当技術分野において早くから知られていた。該
文献に記載された2個の入力NAND論理機能を生じる
従来のBICMOS回路の電気的回路図が本出願の図1
に示されている。回路10は、論理機能を行うCMOS
論理ゲート・ブロック11を含み、その後段に出力段回
路として作動する駆動ブロック12が接続されている。
ブロック12は、それぞれTUPおよびTDNで示され
る上側PNPバイポーラ・トランジスタと下側NPNバ
イポーラ・トランジスタで構成されている。これらトラ
ンジスタのエミッタは、それぞれ第1の供給電圧即ち端
子13における正の電圧(VH)と、第2の供給電圧即
ち端子14におけるグラウンド(GND)とに接続され
る。論理ゲート・ブロック11は、VHおよびGND間
に接続されそれぞれ端子15、16を介して供給される
論理入力信号A1およびA2により駆動される6個のF
ET P1、P2、P3、N1、N2およびN3を含ん
でいる。FET P3およびN3は単に出力トランジス
タTUPおよびTDNのベースを静止状態にバイアスす
るために使用されるものである。回路出力信号VOUT
は端子17から出力され、該端子17は出力トランジス
タTUPおよびTDNのコレクタ領域間に形成される共
通出力ノードNと同じ電位にある。トランジスタTUP
およびTDNのベースは、論理ゲート・ブロック11の
ノード18および19と接続され、別々に駆動される。
この構成においては、電圧シフト手段は不要である。図
1に示される回路10は2入力NANDゲートである
が、異なる論理的機能を行う他の回路も同様に形成する
ことができる。更に、PNPトランジスタが高性能な、
例えばコレクタ抵抗が低くコレクタ−基板間キャパシタ
ンスCcsが低いトランジスタであるならば、このBI
CMOS論理回路は優れた速度特性を呈することになる
が、これは双方の出力トランジスタが増幅器として働く
ためである。更に、図1の回路10においては、出力ト
ランジスタが前記の形態と比較してより小さな入力電圧
スイングで充分であるから、全てのFETが非常に小さ
なデバイスで形成される。このような理由により、相補
型インバータ・タイプの回路10は非常に有用である。
【0006】しかし、図1の回路が合成タイプの標準的
なBICMOS技術、例えば、1つのバイポーラ・トラ
ンジスタと1つのFETデバイス(例えば、NPNトラ
ンジスタとPチャンネルFET)を同じウエル内に組合
わせる技術で集積しなければならない時には、幾つかの
問題が生じてしまう。これらの技術によれば、通常は、
図2に示した如き縦型コレクタ接地PNPトランジスタ
構造が提供される。図2の縦断面図においては、構造体
20は、P基板に形成されたNPNトランジスタ構造2
1とPNPトランジスタ構造22を含んでいる(各FE
Tデバイスは、簡単にするため示さない)。構造21お
よび22は、1つのリセス酸化物(ROX)領域24−
1により分離されている。PNPトランジスタ構造22
は、P+サブコレクタ層26とPコレクタ・リーチ・ス
ルー領域27(P+コレクタ接触領域27−1を含む)
の組合わせからなるポケットに埋設された低ドープ濃度
のP−ウエル25に形成される。コレクタの接触抵抗を
低下するため、コレクタ・リーチ・スルー領域27は略
々U字型である。エミッタおよびベース領域はそれぞれ
符号28および29で示されている。ベース領域29お
よびコレクタ接触領域27−1は、ROX領域24−2
により絶縁されている。一方、PNPトランジスタ構造
22は標準的なものである。NPNトランジスタ構造2
1は、N+エミッタ領域30と、Pベース領域31とを
含み、該ベース領域31は、N+サブコレクタ層33お
よびN+コレクタ接触領域34−1が設けられたNコレ
クタ・リーチ・スルー領域34の組合わせからなるポケ
ットに埋設されたN−ウエル領域32に形成されてい
る。図2から明らかなように、PNP構造の周囲には寄
生デバイスの問題は存在しない。しかしながら、絶縁コ
レクタPNPトランジスタ構造が必要とされる時は、図
2の構造は不適切であり、実際問題として、P基板23
は、グラウンドに接続されるので、PNPトランジスタ
のPコレクタ領域26、27もまたグラウンド電位とな
ってしまう。
【0007】縦型絶縁コレクタPNPトランジスタを設
計する問題を解決するには、図2に示される構造を製作
するため用いられる製造プロセスが適用し得る。NPN
トランジスタの製造に必要とされるN+サブコレクタ層
の存在を利用すればよい。図3には、縦型絶縁コレクタ
PNPトランジスタ構造35が示されており、該構造3
5は、エミッタとしてのP+領域36、ベースとしての
N−エピタキシャル層37の一部、およびコレクタとし
てのP+埋設サブコレクタ38とP+リーチ・スルー領
域39からなっている。この従来のPNP構造は、P基
板23からPNPトランジスタのコレクタ領域38およ
び39を絶縁するためのリング状のN+リーチ・スルー
領域41と接触するN+埋設サブコレクタ領域40から
なるN+ポケットに囲繞されている。ウエーハの表面に
おいては、アクティブ領域が適当なROX領域42−
1、42−2により分離されている。図3のPNPトラ
ンジスタ構造は、領域40、41により生じたシリコン
面積の損失による集積密度低下の観点から、また密な接
触状態にある2つの高ドープ濃度埋設領域38および4
0がPNPトランジスタ構造35の品質および機能性に
有害な転位を生じてしまうので、充分に満足できるもの
ではない。しかし、後者の問題は、埋設サブコレクタ領
域40およびリーチ・スルー領域41を低濃度にドープ
することにより回避することができるが、寄生デバイス
が生じてしまう。更に、図3のPNPトランジスタの製
造プロセスはまた、PNPトランジスタ構造の製造には
不要である領域、従ってPNPトランジスタ構造のみに
必要なP+サブコレクタ領域およびP+リーチ・スルー
領域39をの形成するステップを必要とする。しかし、
これらの余分なステップは、完全に絶縁されたPNPト
ランジスタ構造が得られるという大きな利点を有するた
めには不可欠なものである。
【0008】
【発明の概要】従って、本発明の基底となる技術上の問
題は、上記したようなP+埋設サブコレクタ領域40お
よびP+リーチ・スルー領域39がもはや不要である縦
型絶縁コレクタ・トランジスタ構造の提供にある。その
結果、PNPトランジスタの製造プロセスはより簡単に
なり、またNPNトランジスタの製造プロセスと完全に
共用し得ることになるが、このような簡素化により、デ
バイス性能の低下をもたらす寄生デバイスを生じてしま
うようなことにならないようにする必要がある。
【0009】本発明によれば、この問題は、エミッタと
してのP+領域と、ベースとしてのN領域と、コレクタ
としてのP−ウエル領域とを含むタイプの縦型絶縁コレ
クタPNPトランジスタ構造によって解決される。P−
ウエル・コレクタ領域は、リング形状のNリーチ・スル
ー領域と、P−ウエル・コレクタ領域を基板から絶縁す
るためのN+埋設層とからなるポケット内に囲繞され
る。P−ウエル・コレクタ領域およびNリーチ・スルー
領域にはそれぞれ、ウエーハ面にP+およびN+接触領
域が設けられる。N+リーチ・スルー接触領域およびP
+コレクタ接触領域は一緒に接続されてPNPトランジ
スタのコレクタ電極を形成する。望ましい実施態様にお
いては、これらの領域は隣接状態にされ、集積密度の増
加のため共通コレクタ接触電極が形成される。
【0010】上記のPNPトランジスタの特性を更に改
善するため、P−ウエル・コレクタ領域は、エミッタと
してのPNPトランジスタのNベース、ベースとしての
P−ウエル・コレクタ領域、およびコレクタとしてのN
+埋設層により形成される寄生NPNトランジスタがア
クティブ状態にされるように、充分に薄く形成される。
P−ウエル・コレクタ領域の厚さを小さくすることは、
PNPトランジスタの抵抗を増大し、それにより該トラ
ンジスタの特性が低下することになってしまう。しか
し、NPN寄生トランジスタはNPNトランジスタの特
性に対して全体的に好都合な作用を持つことが判明し
た。
【0011】また、本発明のPNPトランジスタ構造は
従来のNPNトランジスタと容易に合成でき、図1に関
して先に述べた相補型バイポーラ・タイプのBICMO
S論理回路の出力段回路として有効に使用することがで
きる密度の高いコンパクトな集積構造を形成することが
できる。
【0012】従って、本発明の主な目的は、絶縁コレク
タを有する高性能の縦型PNPトランジスタ構造の提供
にある。
【0013】本発明の別の目的は、特定のP+サブコレ
クタ領域とP+リーチ・スルー領域を必要としない縦型
絶縁コレクタPNPトランジスタ構造の提供にある。
【0014】本発明の他の目的は、製造プロセスが比較
的簡単でありかつNPNトランジスタの製造と完全に共
用し得る縦型絶縁コレクタPNPトランジスタ構造の提
供にある。
【0015】本発明の更に他の目的は、全ての相補型バ
イポーラおよびBICMOS論理回路の集積密度を更に
増加するため標準的なNPNトランジスタと一体化が可
能な縦型絶縁コレクタPNPトランジスタ構造の提供に
ある。
【0016】
【実施例】図4は、本発明の基本的原理を示すためのP
NPトランジスタ構造43を示している。本発明者は、
簡単な構造でありかつ図2のNPNトランジスタを作る
プロセスとコンパチブルなプロセスで製造できるものと
して、この構造を着想した。それぞれ44および45で
示されるNベースおよびP+エミッタ領域は、PNPト
ランジスタのコレクタを形成するP−ウエル領域46に
従来の方法で形成されている。P−ウエル領域46に
は、P+コレクタ接触領域46−1が設けられ、リング
状のNリーチ・スルー領域47、およびP基板23から
絶縁するためのN+埋設層48の組合わせにより囲繞さ
れている。後者は、GNDであるチップ上に得られる最
も大きな負側(本例においてはGND)電圧に接続され
ている。Nリーチ・スルー領域47には、接合絶縁目的
のために最も大きな正の電圧、例えばVHに接続される
N+接触領域47−1が設けられている。あるいはま
た、Nリーチ・スルー領域47は、N+埋設層48と同
じレベルでドーピングして形成することができる。領域
49−1および49−2を含む適当なROX領域によ
り、ウエーハ面におけるPNPトランジスタの隣接する
アクティブ領域間が電気的に絶縁されている。特に、P
+コレクタ接触領域46−1は、ROX領域49−2に
よりNベース領域44から、またROX領域49−1に
よりN+コレクタ接触領域47−1から分離されてい
る。ROX領域は、後で形成されるケイ素化合物(図示
せず)により潜在的に形成される回路の短絡を阻止する
ために必要である。P+コレクタ接触領域46−1はG
NDと接続されず、従って、図1の回路におけるブロッ
ク12の構造において必要とされる如く絶縁されてい
る。図4の構造43から明らかなように、電気的な観点
から、T1で示したPNPトランジスタとは別に、他の
寄生デバイスが形成されていることもまた明らかであろ
う。寄生NPNトランジスタT2は、3つの領域、即
ち、コレクタとしてのNベース領域44、ベースとして
のP−ウエル領域46およびエミッタとしてのN+埋設
層48により形成される。P−ウエル領域の厚さWに応
じて、このNPNトランジスタT2は作動可能状態ある
いは作動不可能状態にすることができる。P−ウエル領
域46とN+埋設層48間に形成されたPN接合ダイオ
ードは、符号Dで示されている。コレクタおよびサブコ
レクタの抵抗は、それぞれRcおよびRsubcoで現
されている。適正な作動を生じるためには、N+コレク
タ接触領域47−1はVHに接続される必要があり、そ
の結果ダイオードDは逆バイアスが与えられる。図4の
縦型絶縁コレクタPNPトランジスタがP+サブコレク
タ埋設層およびPリーチ・スルー領域を必要としないた
め、図4の構造は図3の構造よりも少ないプロセス・ス
テップで製造でき、また後者と共用し得る。しかし、P
−ウエル領域46の面積抵抗によるコレクタ抵抗は、P
+埋設サブコレクタ38が無いので、図3の構造のそれ
と比較して激増すし、その結果、図4のPNP構造は、
速度特性が制限される。実際問題として、図4に示した
構造の場合、標準的なBICMOS技術においては、拡
散ベース領域44では約200オーム/sq(平方)お
よびROX絶縁領域49−2では約3キロオーム/sq
の非常に大きなコレクタ抵抗が予測される。
【0017】このコレクタ抵抗Rcを下げるため、当業
者には、P−ウエル領域の厚さWを増やすことが通常の
方法であり、この厚さWを大きくすると寄生NPNトラ
ンジスタT2を不作動状態にして、図5Aに示されるよ
うに、ダイオードDを逆バイアスする。なお、図5A
は、図4のPNPトランジスタ構造43の等価の電気的
な態様を示すものである。
【0018】しかし、あまりにも高いコレクタ抵抗Rc
により生じる問題は、異なる方法で克服することができ
る。本発明によれば、P+コレクタ接触領域46−1お
よびN+コレクタ接触領域47−1は共に短絡されてい
る。この新しい等価コレクタ抵抗R'cは、抵抗Rcを
ダイオードDとサブコレクタ抵抗Rsubcoとの直列
接続体を並列接続したことによって得られるものであ
る。Rsubcoは非常に低く、R'c<<Rc(ダイ
オードDが通電状態にある時)であるため、等価コレク
タ抵抗R'cは著しく小さくなる。また、図4の構造で
は、VHの抑制による絶縁の問題は生じないことを知る
ことが重要である。しかし、寄生デバイスが生じてしま
い、これが当業者がこの解決法を実現することを妨げて
いた。P−ウエル領域の厚さWに従って2つの場合が可
能である。
【0019】もしこの厚さWがトランジスタ動作を不可
能とするほど大きなものであれば、トランジスタT2は
無視することができ、この場合のPNPトランジスタ構
造43の等価の電気的な態様が図5Bに示される。図5
Bから明らかなように、構造43は、並列の2つの要
素、即ち一方の分岐の抵抗Rcおよび他の分岐のダイオ
ードDと抵抗Rsubco、に直列接続された理想的な
PNPトランジスタT1で表わすことができる。
【0020】もしP−コレクタ・ウエル領域がNPNト
ランジスタT2を作動させることができるよううに充分
に薄ければ、PNPN(サイリスタ)構造がN+埋設層
48からP+エミッタ領域45へ形成される。図5C
は、このような場合、即ちトランジスタT1とT2が結合
された場合の図4のPNPトランジスタ構造43と等価
の電気回路を示している。
【0021】要約すれば、図5A乃至図5Bから、P−
ウエル領域の厚さWに従いNPNトランジスタT2が無
視し得る電流利得を持つかどうかに従って、PNPトラ
ンジスタ構造43がPNダイオードDの上部あるいはN
PNトランジスタT2の上部に接続されたPNPトラン
ジスタT1と見做すことができることが理解されよう。
【0022】潜在的に形成されるサイリスタ構造におい
てラッチ・アップ現象が生じるおそれがあるので、本発
明者は、この問題に関して前記寄生デバイス、即ちNP
NトランジスタT2およびダイオードDの影響を研究し
た。実験によれば、コレクタ抵抗Rcによる電圧降下が
0.7ボルトに達する時、トランジスタT2がターン・
オンした。トランジスタT2のコレクタ電流がPNPベ
ース電流に加えられ、PNPのターン・オン遷移を加速
する。(負荷が容量的なもののみであるBICMOS論
理回路における如く)出力電流が消滅する時、ループ利
得が1より大きいがサイリスタが遷移の終りに自動的に
オフとなるならば、局部的ラッチ・アップが生じる。
【0023】NPNトランジスタT2の異なるアウトラ
イン、即ちPNPベースの本来的領域、あるいは本来的
領域に外因的な領域を加えた領域(図4の各幅員X1お
よびX2参照)に従って、回路シミュレーションのため
の異なるモデルが考えられた。従って、トランジスタT
1およびT2に対して、平均的なパラメータを選定する
ことができる。理論的には、プロセスのパラメータおよ
び回路の動作に応じて、PNPトランジスタ構造および
厚さWの値に応じてPNPトランジスタ構造43が以下
の4つの異なる態様で考えられる。
【0024】(1)PNPトランジスタT1はコレクタ抵
抗Rcを有し、NPNトランジスタT2は無視され、ダ
イオードDは常にOFFとなる。この仮定は図5Aの回
路図と対応する。
【0025】(2)PNPトランジスタT1はコレクタ抵
抗Rcを有し、NPNトランジスタT2は無視し得るA
C利得を呈してダイオードDと等価になる。この仮定
は、図5Bの回路図と対応する。
【0026】(3)PNPトランジスタT1はコレクタ抵
抗Rcを有し、NPNトランジスタT2は機能する(即
ち、AC利得を無視できない)。この仮定は、図5Cの
回路図と対応する。
【0027】(4)PNPトランジスタT1はコレクタ抵
抗Rcをもたない理想的なものであり、NPNトランジ
スタT2は無視される。これは、図3の構造と広義に対
応する。
【0028】上記の仮定(1)乃至(3)は、PNPN構造
をなすデバイスの効果を示すために標準的なデバイス・
モデルを用いてシミュレートされた。シミュレーション
は、トランジスタT1のターン・オン遷移時における寄
生NPNトランジスタT2のインパクトを評価するのみ
ならず、(主として、サイリスタ動作が生じる時)その
ターン・オフ能力を調べるため行われた。ターン・オフ
時間が反対の遷移時において図1の回路の1対の相補型
バイポーラ・トランジスタTUPおよびTDNにクロス
・オーバー電流を生じるに充分な長さとなるまで、パル
ス幅は狭められた。
【0029】PNPトランジスタ構造43により供給さ
れる全電流Iおよび図1のトランジスタTUPと関連す
る出力電圧VOUTの波形が、1.0pFの容量的負荷
Cwに関してそれぞれ図6および図7に示される。図に
おけるカーブは、時間T(ns)に対応させて信号の強
さ(電流)I(mA)および信号の電圧V(ボルト)を
それぞれ表わしている。
【0030】図6においては、入力信号が符号50で示
されている。図1のPNPトランジスタTUPのコレク
タ電極より出力される全プルアップ電流Iの波形が、そ
れぞれ図5A、図5Bおよび図5CのトランジスタTU
Pの構成のため使用される等価の電気回路態様に応じて
符号51、52、53で示されている。
【0031】入力信号が符号54で示される図7におい
ては、図1のノードNの出力電圧VOUTの波形は、図
5A、図5Bおよび図5CのトランジスタTUPをそれ
ぞれ構成するため用いられる等価の電気回路態様に応じ
て、符号55、56、57により示されている。
【0032】図6および図7に示された波形を調べる
と、下記のことが判る。
【0033】−もしコレクタ抵抗Rcに並列にダイオー
ドDが無いか、あるいはサイリスタ動作が無ければ、P
NPトランジスタT1は飽和状態になる(カーブ51参
照)。この飽和状態は、出力電流Iを激しく減少させ、
ターン・オフ時間(図6においては、2〜3.5ns)
を増加させ、この1.5nsのターン・オフ時間は、1
pFの負荷がロードされる時は充分でなく、4nsで最
大となる大きなクロス・オーバー電流を生じる。
【0034】−短絡させた接続(図5Bおよび図5C参
照)およびダイオードDあるいは全サイリスタの効果
が、プルアップ電流を略々2または3のファクタだけ改
善する(図6参照)。後者の場合(カーブ53参照)、
この増加はほとんどコレクタ抵抗を持たない理想的なP
NPトランジスタにより与えられるレベルまで対応し、
その結果、トランジスタTUPが図5Cの態様と対応す
るトランジスタ構造43で構成される時、図1の回路の
動作速度と同様な速度が得られる。
【0035】要約すれば、N+埋設層48およびNリー
チ・スルー領域47がP−ウエル領域46(PNPトラ
ンジスタのコレクタを形成する)をP基板23から分離
する絶縁層として働くのみではなく、N+コレクタ接触
領域47−1およびP+コレクタ接触領域46−1間を
短絡するので、PNPトランジスタのコレクタ抵抗を低
下させるシャント経路を提供し、よってターン・オン遷
移時間が短縮される。更に、寄生NPNトランジスタT
2のトランジスタ動作は適切であり、最大の効率で切換
えられる。
【0036】図8は、本発明の望ましい実施態様による
縦型絶縁コレクタPNPトランジスタの構造を示してい
る。符号58で示されるこの構造は、図4の構造から得
られ、同じ参照符号が付されている。P−ウエル領域4
6は、依然として、N+埋設層48同じリング状のNリ
ーチ・スルー領域47によってP基板23から絶縁され
ている。接触領域46−1および47−1は一体化さ
れ、その結果コレクタ抵抗値が著しく低減するばかりで
なく、シリコン面積が著しく節減される。前記接触領域
を短絡する共通の金属コレクタ接点59が設けられてい
る。P−ウエル領域の厚さWは、図4の寄生NPNトラ
ンジスタT2のトランジスタ動作を許容するよう充分い
薄く形成されている。その結果、上記のサイリスタは、
PNP構造58が大きな容量的負荷を駆動できるように
するものである。これは、プルアップ電流が充分に低下
して、コレクタ抵抗Rcの両端の電圧が1Vbe(ベー
ス・エミッタ間電圧)よりも小さな電圧いなると、サイ
リスタが自己消滅することにより得ることができる。
【0037】図9Aは、図2の標準的なBICMOS技
術により形成された従来のNPNトランジスタとの本発
明のPNPトランジスタ(図8に示されたような)とを
集積して形成した合成構造60を示す。NPNトランジ
スタ61は、N+エミッタ領域62、Pベース領域63
およびN+埋設サブコレクタ層65と接触するN−コレ
クタ領域64を含んでいる。Nリーチ・スルー領域66
は、N+埋設サブコレクタ層65と接触してNPNトラ
ンジスタ構造のコレクタ領域を形成する。前記Nリーチ
・スルー領域66には、N+コレクタ接触領域66−1
が設けられることが望ましい。N+コレクタ接触領域6
6−1およびNリーチ・スルー領域66は一体化されて
1つのN+リーチ・スルー領域として形成することがで
きることに注意されたい。あるいはまた、Nリーチ・ス
ルー領域66およびN−コレクタ領域64は、1つのN
ウエル領域に一体化することができる。PNPトランジ
スタ67は、P+エミッタ領域68、PNPトランジス
タのコレクタとして働くP−ウエル領域70に形成され
たNベース領域69を含んでいる。P−ウエル領域に
は、例えばP+タイプの更にドープを施したコレクタ接
触領域70−1が設けられる。ROX領域71−1およ
び71−2は、合成された構造のアクティブ域間に充分
な絶縁を提供する。NPNトランジスタ構造は、PNP
トランジスタ67のP+コレクタ接触領域70−1をN
PNトランジスタ61のN+コレクタ接触領域66−1
と隣接させることにより、また合成したNPN/PNP
構造のコレクタ電極を形成するため共通金属接点72に
より両方の接触領域を短絡することにより、絶縁コレク
タPNPトランジスタと合成される。
【0038】このように合成された集積デバイスの利点
は下記の如くである。
【0039】−共通埋設サブコレクタ層65において合
成されるため、NPNトランジスタのN+サブコレクタ
領域とPNPトランジスタの隣接するN+サブコレクタ
領域間の空隙(約5μm)がほとんど存在しない。
【0040】−前記N+サブコレクタ層65に近接する
唯一のリーチ・スルー領域66が設けられ、従ってNP
NトランジスタとPNPトランジスタ間のROX領域
(図1、24−1参照)は不要である。
【0041】−PNPおよびNPNのコレクタ接点をR
OX領域71−1および71−2に対して当接させて、
金属ケイ素化合物レベルで一緒に結合することができ
る。
【0042】約3のファクタでコレクタ抵抗を減少させ
るのに有効な図2の構造におけるU字型リーチ・スルー
領域27は不要である。図9Bに示したトポグラフィ
(topography)から明らかなように、棒状の
リーチ・スルー領域で充分であり、集積密度が向上す
る。他の利点は、両方のトランジスタのコレクタ−基板
間のキャパシタンスが短絡されそのサブコレクタ領域が
共通にサブコレクタ層において合成されるため、全コレ
クタ−基板間のキャパシタンスCcsが低減することで
ある。
【0043】下表によれば、この点が歴然としよう。 ─────────────────────────────────── デバイスの種類 全キャパシタンス(fF) シリコン面積(μm2 ) NPN 図2 82 193 PNP 図2 181 389 縮減PNP 図8 142 288 図2の合成デバイス 263 682 (絶縁域含む) 図9Aの合成デバイス 170 441 これらの値は、寄生キャパシタンスCcsが263f
Fから170fFへ、およびシリコン面積が682μm
2から441μm2へそれぞれ減少することを示してお
り、即ち、約35%の改善があることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】出力駆動段回路が上側PNPと下側NPNとか
らなる相補型バイポーラ・トランジスタ対で構成された
BICMOS2入力NAND論理回路の回路図である。
【図2】PNPトランジスタが、従来のBICMOS製
造プロセスにより得られる合成タイプの縦型グラウンド
−コレクタ・タイプである相補型バイポーラ・トランジ
スタの典型的な構造を示す断面図である。
【図3】従来の典型的な縦型絶縁コレクタPNPトラン
ジスタ構造の断面図である。
【図4】本発明の基本的原理を示すための縦型絶縁コレ
クタPNPトランジスタ構造の断面図である。
【図5】Aは、N+リーチ・スルー接触領域がVHに接
続された図4のPNPトランジスタ構造の等価回路図で
ある。Bは、本発明の第1の実施例により、N+および
P+接触領域が短絡されP−ウエル・コレクタ領域が比
較的厚く構成された場合の図4のPNPトランジスタ構
造の等価回路図である。Cは、本発明の第2の実施例に
より、N+およびP+接触領域が短絡されP−ウエル・
コレクタ領域が比較的薄く構成された場合の図4のPN
Pトランジスタ構造の等価回路図である。
【図6】トランジスタTUPが図5A、図5Bおよび図
5Cに示された態様と対応する場合の、ベースに加えら
れた入力信号に応答する図1のトランジスタTUPのコ
レクタにおける全プルアップ電流の波形を示すグラフで
ある。
【図7】トランジスタTUPが図5A、図5Bおよび図
5Cに示される態様と対応する場合の、トランジスタの
ベースに加えられる入力信号に応答する出力電圧VOU
Tの波形を示すグラフである。
【図8】本発明の望ましい実施態様による新規な縦型絶
縁コレクタPNPトランジスタ構造の断面図である。
【図9】Aは、従来のNPNトランジスタ構造と図8の
PNPトランジスタ構造を合成して得られた構造を示す
断面図である。Bは、Aで示された合成構造のレイアウ
ト形態を示すレイアウト図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミリアム・コムベ フランス国91000、エブリィ、リュー・ ア・ドーデ 17番地、アパルトマン ニュ メロ 11 (72)発明者 アンソニー・ジェイ・ダリー アメリカ合衆国12569、ニューヨーク州プ リーザント・ヴァレー、グレーソン・ブー ルバード 21番地 (72)発明者 ピエール・モリエ フランス国77310、ボワジース・ル・ロワ、 リュー・ドゥ・ポンティエリィ 15番地 (72)発明者 セイキ・オグラ アメリカ合衆国12533、ニューヨーク州ホ ープウェル・ジャンクション、ロングヒ ル・ロード 50番地 (72)発明者 パスカル・タンオフ フランス国77930、セリ・ヤン・ビエール、 ルート・ドゥ・フォンテーヌブロー 45番 地

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P基板(23)に形成される縦型絶縁コ
    レクタPNPトランジスタ構造(58)であって、前記
    PNPトランジスタのエミッタ、ベース、コレクタをそ
    れぞれ形成するP+領域(45)、N領域(44)、P
    −ウエル領域(46)を含むPNPトランジスタ構造に
    おいて、前記P−ウエル領域が、N+埋設層(48)と
    これと接触するリング状のNリーチ・スルー領域(4
    7)とからなるNタイプのポケット内に囲繞され、前記
    Nリーチ・スルー領域および前記P−ウエル領域が電気
    的結合により短絡されてコレクタ電極(C)を画成する
    ことを特徴とするトランジスタ構造。
  2. 【請求項2】 前記P−ウエル領域(46)には接触領
    域(46−1)が設けられ、前記Nリーチ・スルー領域
    (47)には接触領域(47−1)が設けられて前記電
    気的結合が接続されることを特徴とする請求項1記載の
    トランジスタ構造。
  3. 【請求項3】 前記Nリーチ・スルー領域(47)がN
    +タイプの導電性を呈することを特徴とする請求項1記
    載のトランジスタ構造。
  4. 【請求項4】 前記P−ウエル領域(46)は、共通金
    属接点(59)が接続され、前記N+リーチ・スルー領
    域と隣接して設けられた前記コレクタ電極を形成する接
    触領域(46−1)が設けられることを特徴とする請求
    項3記載のトランジスタ構造。
  5. 【請求項5】 前記接触領域(46−1、47−1)が
    隣接して形成されて、共通金属接点(59)を収受して
    前記コレクタ電極を形成することを特徴とする請求項2
    記載のトランジスタ構造。
  6. 【請求項6】 前記P−ウエル領域(46)の厚さ
    (W)が、NPNトランジスタのコレクタ、ベース、エ
    ミッタを形成するN領域、P−ウエル領域、N+埋設層
    により形成される埋設層寄生NPNトランジスタ(T
    2)がトランジスタ動作可能なように設定されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のトラ
    ンジスタ構造。
  7. 【請求項7】 エミッタとしてのN+領域(62)と、
    ベースとしてのP領域(63)と、コレクタとしてのN
    −領域(64)とで構成されるNPNトランジスタが形
    成されるN+埋設サブコレクタ層(65)を有するP基
    板(23)に形成される合成NPN/PNPトランジス
    タ構造(60)において、前記N+埋設サブコレクタ層
    (65)と接触するリング状のNリーチ・スルー領域
    (66)を更に含み、該サブコレクタ層はエミッタとし
    てのP+領域(68)と、ベースとしてのN領域(6
    9)と、コレクタとしてのP−ウエル領域(70)とに
    より形成されるPNPトランジスタ構造(67)を囲繞
    するポケットを形成し、前記Nリーチ・スルー領域(6
    6)および前記P−ウエル領域(70)が電気的結合に
    より短絡されてコレクタ電極(C)を画成することを特
    徴とするトランジスタ構造。
  8. 【請求項8】 前記P−ウエル領域(70)には、接触
    領域(70−1)が設けられ、前記Nリーチ・スルー領
    域(66)には、接触領域(66−1)が設けられ、前
    記電気的結合が接続されることを特徴とする請求項6記
    載のトランジスタ構造。
  9. 【請求項9】 前記接触領域(66−1、70−1)が
    隣接して設けられ、共通金属接点(72)により短絡さ
    れて前記コレクタ電極を形成することを特徴とする請求
    項8記載のトランジスタ構造。
  10. 【請求項10】 前記P−ウエル領域(70)の厚さ
    (W)が、NPNトランジスタのコレクタ、ベース、エ
    ミッタをそれぞれ形成する前記N領域、P−ウエル領
    域、N+埋設層により形成される寄生NPNトランジス
    タがトランジスタ動作可能なように設定されていること
    を特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載のトラン
    ジスタ構造。
JP3043721A 1990-04-10 1991-03-08 縦型絶縁コレクタpnpトランジスタ構造 Expired - Lifetime JPH0652780B2 (ja)

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