JPH0652720U - 電磁誘導加熱調理器用の調理鍋 - Google Patents
電磁誘導加熱調理器用の調理鍋Info
- Publication number
- JPH0652720U JPH0652720U JP8924192U JP8924192U JPH0652720U JP H0652720 U JPH0652720 U JP H0652720U JP 8924192 U JP8924192 U JP 8924192U JP 8924192 U JP8924192 U JP 8924192U JP H0652720 U JPH0652720 U JP H0652720U
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- JP
- Japan
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- induction heating
- cooking pot
- electromagnetic induction
- heating cooker
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 調理鍋の製造を安価でかつ容易する。
【構成】 複数層5,6の金属板集合体からなる電磁誘
導加熱調理器用の調理鍋4は、各層5,6の金属板が耐
熱性高分子材料7によって張り合わされている。外層6
をステンレス鋼、内層5をアルミニウムで形成するのが
好ましい。また、外層6は誘導加熱コイル2と対向する
部分にのみ設けてもよい。
導加熱調理器用の調理鍋4は、各層5,6の金属板が耐
熱性高分子材料7によって張り合わされている。外層6
をステンレス鋼、内層5をアルミニウムで形成するのが
好ましい。また、外層6は誘導加熱コイル2と対向する
部分にのみ設けてもよい。
Description
【0001】
本考案は炊飯ジャー、ホットプレート、電気ポット等の電磁誘導加熱調理器用 の調理鍋に関するものである。
【0002】
電磁誘導加熱調理器用の調理鍋の材料には、従来、アルミニウムとステンレス 鋼からなるロールクラッド材又は爆着クラッド材が使用されている。そして、こ のようなクラッド材を、内側が熱伝導率の高いアルミニウム、外側がステンレス 鋼となるように、鍋形に成形加工することによって調理鍋が形成されている。 この調理鍋を電磁誘導加熱調理器に載置すると、調理鍋の下方に配設された誘 導加熱コイルに流れる高周波電流によって交番した磁力線が発生し、該磁力線に よりステンレス鋼からなる調理鍋の外層に渦電流が発生して発熱し、この熱がア ルミニウムからなる内層に伝わって内部の調理材料が加熱される。
【0003】
しかしながら、従来の調理鍋はクラッド材が使用されているため、非常に高価 であり、クラッド材の材料自体の製造が困難で高度の技術を要するという問題が ある。 本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、安価で製造容易な電磁誘導加 熱調理器用の調理鍋を提供することを目的とするものである。
【0004】
前記目的を達成するため、本考案は、複数層の金属板集合体からなる電磁誘導 加熱調理器用の調理鍋において、各層の金属板を耐熱性高分子材料によって張り 合わせたものである。外層をステンレス鋼、内層をアルミニウムで形成してもよ い。また、外層は誘導加熱コイルと対向する部分にのみ設けてもよい。
【0005】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1は本考案に係る調理鍋が使用された電磁誘導加熱炊飯ジャーを示し、本体 1の内部には誘導加熱コイル2が配設されるとともに、該誘導加熱コイル2の下 方にフェライト3が配置されている。この本体1の内側には調理鍋4が収容され て、誘導加熱コイル2の上方に載置されるようになっている。 調理鍋4は、図2に示すように2層構造で、内層5は熱伝導率の大きい材料で あるアルミニウム、外層6は比抵抗が大きく、比透磁率の高い磁性材料であるス テンレス鋼(SUS430)からなっている。
【0006】 内層5と外層6とは接着力の大きい耐熱性高分子材料7で張り合わせてある。 この接着用の耐熱性高分子材料7としては、ポリフェニレンスルフィド(PPS )が好ましい。このPPS以外の他のエンジニアリングプラスチックや、ポリイ ミド系接着剤を使用することができるが、これらのうち接着時に反応生成物が生 じない材料や無溶剤タイプの材料は、ボイド(気孔)の発生がないので、より好 ましい。
【0007】 前記構成の調理鍋4は、適当な大きさにサイジングされたアルミニウム板の一 面に前記耐熱性高分子材料を塗布し、その上にステンレス鋼板を重ねて300℃ 程度の高温下で加圧して鍋用材料を形成した後、その材料を鍋形状に成形加工す ることによって形成される。 この調理鍋4を誘導加熱コイル2の上方に載置してその誘導加熱コイル2に高 周波電流を流すと、交番して発生する磁力線によって調理鍋4のステンレス鋼か らなる外層6に渦電流が生じる。この結果、外層6が発熱してその熱が内層5を 介して内部に伝達されるので、炊飯が行われる。なお、誘導加熱コイル2の下方 はフェライト3によって遮蔽されているので、下方の金属部材が発熱することは ない。
【0008】 なお、前記実施例では、ステンレス鋼からなる外層6は内層5の外面全体を覆 っているが、図3に示すように、誘導加熱コイル2と対向するように、内層5の 底面にのみ前記耐熱性高分子材料7で張り付けるようにしてもよい。この構造に よれば、内層5となるアルミニウム板をまず鍋形状に成形しておいて、その底外 面に外層6となるステンレス鋼板を張り合わせることによって、簡単に製造する ことができる。 また、前記実施例のような2層に限らず、内層及び外層がステンレス鋼、中間 層がアルミニウムというように3層に形成してもよいし、それ以上の層に形成す ることも可能である。
【0009】 さらに、図3に示す実施例において、同図中2点鎖線で示すように、誘導加熱 コイル2が側面にも設けられる場合は、外層6を側面まで延長すればよい。 本考案に係る調理鍋は、炊飯ジャーに限らず、電磁誘導加熱型のホットプレー トや電気ポット用の容器にも適用可能であることは言うまでもない。
【0010】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、調理鍋の各層を耐熱性高分 子材料によって張り合わせるようにしたので、製造が容易であり、かつ安価であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る調理鍋を使用した電磁誘導加熱
炊飯ジャーの断面図である。
炊飯ジャーの断面図である。
【図2】 図1の調理鍋の部分拡大断面図である。
【図3】 他の実施例に係る調理鍋の部分拡大断面図で
ある。
ある。
2…誘導加熱コイル、 4…調理鍋、 5…内層、 6…外層、 7…耐熱性高分子材料。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数層の金属板集合体からなる電磁誘導
加熱調理器用の調理鍋において、各層の金属板を耐熱性
高分子材料によって張り合わせたことを特徴とする電磁
誘導加熱調理器用の調理鍋。 - 【請求項2】 外層がステンレス鋼からなり、内層がア
ルミニウムからなることを特徴とする請求項1に記載の
電磁誘導加熱調理器用の調理鍋。 - 【請求項3】 外層が誘導加熱コイルと対向する部分に
のみ設けられていることを特徴とする電磁誘導加熱調理
器用の調理鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8924192U JPH0652720U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 電磁誘導加熱調理器用の調理鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8924192U JPH0652720U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 電磁誘導加熱調理器用の調理鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652720U true JPH0652720U (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=13965256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8924192U Pending JPH0652720U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 電磁誘導加熱調理器用の調理鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652720U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100241237B1 (ko) * | 1997-03-07 | 2000-02-01 | 고진석 | 눋거나 기름이 튀지 않는 바닥을 갖는 구이판 |
JP2010135157A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP8924192U patent/JPH0652720U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100241237B1 (ko) * | 1997-03-07 | 2000-02-01 | 고진석 | 눋거나 기름이 튀지 않는 바닥을 갖는 구이판 |
JP2010135157A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Hitachi Appliances Inc | 誘導加熱調理器 |
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