JPH065271Y2 - 車両のリヤバンパ構造 - Google Patents
車両のリヤバンパ構造Info
- Publication number
- JPH065271Y2 JPH065271Y2 JP1987012426U JP1242687U JPH065271Y2 JP H065271 Y2 JPH065271 Y2 JP H065271Y2 JP 1987012426 U JP1987012426 U JP 1987012426U JP 1242687 U JP1242687 U JP 1242687U JP H065271 Y2 JPH065271 Y2 JP H065271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- vehicle body
- upper edge
- support panel
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、例えば自動車等の車体後部における衝撃吸
収機能を有するリヤバンパの取付けに改良を施した車両
のリヤバンパ構造に関するものである。
収機能を有するリヤバンパの取付けに改良を施した車両
のリヤバンパ構造に関するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の自動車においては、リヤバンパを、板金
部材からなるバンパフェイスと、このバンパフェイスを
クッションコアを介してバックアップするバックビーム
とで形成し、このリヤバンパを、車体後部に左右一対の
ショックアブソーバを介して取付けることにより、追突
された際の衝撃をショックアブソーバのストローク長で
吸収緩和してなる構成を有するものがある。
部材からなるバンパフェイスと、このバンパフェイスを
クッションコアを介してバックアップするバックビーム
とで形成し、このリヤバンパを、車体後部に左右一対の
ショックアブソーバを介して取付けることにより、追突
された際の衝撃をショックアブソーバのストローク長で
吸収緩和してなる構成を有するものがある。
しかしながら、このような従来のリヤバンパ構造にあっ
ては、通常、バンパフェイスの上端縁が自由になってい
たり、あるいは、バックビームに連結したりなどしてい
るのが現状である。
ては、通常、バンパフェイスの上端縁が自由になってい
たり、あるいは、バックビームに連結したりなどしてい
るのが現状である。
［考案が解決しようとする問題点］ このため、追突された際の衝撃でショックアブソーバが
ストロークすると、バンパフェイスの上端縁が変形して
トランクリッドや各種の後尾ランプあるいはトランクリ
ッドの周囲に設けたガーニッシュ等を傷付けたり、破損
させたりするといった問題があった。
ストロークすると、バンパフェイスの上端縁が変形して
トランクリッドや各種の後尾ランプあるいはトランクリ
ッドの周囲に設けたガーニッシュ等を傷付けたり、破損
させたりするといった問題があった。
この考案は、上記の事情のもとになされたもので、その
目的とするところは、追突時のバンパフェイスの上端縁
の変形を確実に防止することができるようにした車両の
リヤバンパ構造を提供することにある。
目的とするところは、追突時のバンパフェイスの上端縁
の変形を確実に防止することができるようにした車両の
リヤバンパ構造を提供することにある。
［問題点を解決するための手段］ 上記した問題点を解決するために、この考案はバンパフ
ェイスにクッションコアを介してバックビームをバック
アップさせたリヤバンパを、車体後部に左右一対のショ
ックアブソーバを介して取付けてなる車両のリヤバンパ
構造において、前記車体後部に前記ショックアブソーバ
のシリンダ部を挿通する取付孔を有するバンパサポート
パネルを取付け、さらに、同バンパサポートパネルの前
記車体後部に対する取付け下辺部から、上方で車体後方
に延びる斜辺部の上端縁に前記バンパフェイスの上端縁
を連結固定した構造としたものである。
ェイスにクッションコアを介してバックビームをバック
アップさせたリヤバンパを、車体後部に左右一対のショ
ックアブソーバを介して取付けてなる車両のリヤバンパ
構造において、前記車体後部に前記ショックアブソーバ
のシリンダ部を挿通する取付孔を有するバンパサポート
パネルを取付け、さらに、同バンパサポートパネルの前
記車体後部に対する取付け下辺部から、上方で車体後方
に延びる斜辺部の上端縁に前記バンパフェイスの上端縁
を連結固定した構造としたものである。
［作用］ すなわち、この考案は、上記の構成とすることによっ
て、リヤバンパのバンパフェイスの上端縁を、車体側に
固定されて上方に延びるバンパサポートパネルの上端縁
に連結固定するようにしてなることから、追突時にバン
パフェイスの上端縁がバンパサポートパネルでサポート
されるために、バンパフェイス上端縁が変形することが
なく、これによって、トランクリッドや各種の後尾ラン
プあるいはトランクリッドの周囲に設けたガーニッシュ
等を傷付けたり、破損させたりするのを確実に防止する
ことができるとともに、バンパサポートパネルに左右一
対のショックアブソーバを取付けるようにしてなること
から、車体へのリヤバンパ取付時の左右の位置精度が出
し易くなり、取付精度を高めることが可能になる。
て、リヤバンパのバンパフェイスの上端縁を、車体側に
固定されて上方に延びるバンパサポートパネルの上端縁
に連結固定するようにしてなることから、追突時にバン
パフェイスの上端縁がバンパサポートパネルでサポート
されるために、バンパフェイス上端縁が変形することが
なく、これによって、トランクリッドや各種の後尾ラン
プあるいはトランクリッドの周囲に設けたガーニッシュ
等を傷付けたり、破損させたりするのを確実に防止する
ことができるとともに、バンパサポートパネルに左右一
対のショックアブソーバを取付けるようにしてなること
から、車体へのリヤバンパ取付時の左右の位置精度が出
し易くなり、取付精度を高めることが可能になる。
［実施例］ 以下、この考案を図示の一実施例を参照しながら詳細に
説明する。
説明する。
第１図に示すように、図中１はこの考案に係る自動車の
車体で、その後部には、図示しないトランクルームのト
ランクリッド２が開閉自在に設けられている。そして、
この車体１の後部には、後述する衝撃吸収機能を備えた
リヤバンパ３が取付けられていて、このリヤバンパ３
は、第２図に示すように、板金部材からなるバンパフェ
イス４と、このバンパフェイス４を発泡ウレタン樹脂等
のクッションコア５を介してバックアップするバックビ
ーム６とで形成されている。
車体で、その後部には、図示しないトランクルームのト
ランクリッド２が開閉自在に設けられている。そして、
この車体１の後部には、後述する衝撃吸収機能を備えた
リヤバンパ３が取付けられていて、このリヤバンパ３
は、第２図に示すように、板金部材からなるバンパフェ
イス４と、このバンパフェイス４を発泡ウレタン樹脂等
のクッションコア５を介してバックアップするバックビ
ーム６とで形成されている。
すなわち、上記リヤバンパ３は、第３図に詳図する左右
一対のショックアブソーバ７、７を介して前記車体１の
後部に取付けられ、これら各々のショックアブソーバ７
のシリンダ部７１は、前記車体１の後部にボルト８止め
により固定されたバンパサポートパネル９に開口した取
付孔１０に挿入されてボルト１１止めされるようになっ
ているとともに、前記ショックアブソーバ７の伸縮ロッ
ド部７２の先端部７２ａは、前記リヤバンパ３のバンパ
ビーム６にボルト１２止めしてなる構成を有している。
一対のショックアブソーバ７、７を介して前記車体１の
後部に取付けられ、これら各々のショックアブソーバ７
のシリンダ部７１は、前記車体１の後部にボルト８止め
により固定されたバンパサポートパネル９に開口した取
付孔１０に挿入されてボルト１１止めされるようになっ
ているとともに、前記ショックアブソーバ７の伸縮ロッ
ド部７２の先端部７２ａは、前記リヤバンパ３のバンパ
ビーム６にボルト１２止めしてなる構成を有している。
また、上記したバンパサポートパネル９は、第２図およ
び第３図に示すように、車体１の後部に固定される下辺
部９ｃから上方で車体１の後方に延びる斜辺部９ｂを有
し、バンパサポートパネル９の上端縁９ａは、車体１の
後方に延出した状態（第２図参照）となる。また、バン
パサポートパネル９の上端縁９ａおよび斜辺部９ｂの裏
面と車体１との間に空間Ｇが形成された状態となってい
る。
び第３図に示すように、車体１の後部に固定される下辺
部９ｃから上方で車体１の後方に延びる斜辺部９ｂを有
し、バンパサポートパネル９の上端縁９ａは、車体１の
後方に延出した状態（第２図参照）となる。また、バン
パサポートパネル９の上端縁９ａおよび斜辺部９ｂの裏
面と車体１との間に空間Ｇが形成された状態となってい
る。
そして、このバンパサポートパネル９の上端縁９ａに、
前記バンパフェイス４の上端縁４ａを連結固定するよう
になっている。
前記バンパフェイス４の上端縁４ａを連結固定するよう
になっている。
しかして、このようなリヤバンパ構造とすることによ
り、万一、追突された場合において、ショックアブソー
バ７が収縮すると同時にリヤバンパ３も第２図の２点鎖
線で示すように前方に移動するが、バンパサポートパネ
ル９の上端縁９ａが、バンパフェイス４の上端縁４ａを
受け止めて衝突時の衝撃Ｆを吸収するので、リヤバンパ
３が車体１のパネルに突き当たって車体１が変形してし
まうようなことがない。
り、万一、追突された場合において、ショックアブソー
バ７が収縮すると同時にリヤバンパ３も第２図の２点鎖
線で示すように前方に移動するが、バンパサポートパネ
ル９の上端縁９ａが、バンパフェイス４の上端縁４ａを
受け止めて衝突時の衝撃Ｆを吸収するので、リヤバンパ
３が車体１のパネルに突き当たって車体１が変形してし
まうようなことがない。
また、バンパサポートパネル９の上端縁９ａと車体１と
の間に、ある程度の空間Ｇが形成されているため、例
え、バンパサポートパネル９が変形するような衝撃の大
きな追突であっても、バンパフェイス４の上端縁４ａ
が、車体１側に達することは少なく、仮に、バンパフェ
イス４が車体１に当たるようなことがあっても、バンパ
サポートパネル９によって衝撃は吸収される。
の間に、ある程度の空間Ｇが形成されているため、例
え、バンパサポートパネル９が変形するような衝撃の大
きな追突であっても、バンパフェイス４の上端縁４ａ
が、車体１側に達することは少なく、仮に、バンパフェ
イス４が車体１に当たるようなことがあっても、バンパ
サポートパネル９によって衝撃は吸収される。
このように、車体１への影響は極力押さえることができ
るようになっているものである。
るようになっているものである。
なお、この考案は、上記の実施例には限定されないもの
であり、この考案の要旨を変えない範囲で種々変更実施
可能なことは勿論である。
であり、この考案の要旨を変えない範囲で種々変更実施
可能なことは勿論である。
［考案の効果］ 以上の説明から明らかなように、この考案によれば、バ
ンパサポートパネルを設けて、その上端縁にバンパフェ
イスの上端縁を連設固定したから、万一、追突された場
合においては、バンパサポートパネルの上端縁が、バン
パフェイスの上端縁を受け止めて衝撃を吸収するので、
リヤバンパが車体のパネルに突き当たって車体が変形し
てしまうようなことがない。
ンパサポートパネルを設けて、その上端縁にバンパフェ
イスの上端縁を連設固定したから、万一、追突された場
合においては、バンパサポートパネルの上端縁が、バン
パフェイスの上端縁を受け止めて衝撃を吸収するので、
リヤバンパが車体のパネルに突き当たって車体が変形し
てしまうようなことがない。
また、バンパサポートパネルが、車体後部に対する取付
け下辺部から、上方で車体後方に延びる斜辺部を有して
いるため、必然的にバンパサポートパネルの上端縁と車
体との間に、ある程度の空間が形成され、例え、バンパ
サポートパネルが変形するような衝撃の大きな追突であ
っても、バンパフェイスの上端縁が車体側に達すること
は少なく、仮に、バンパフェイスが車体に当たるような
ことがあっても、バンパサポートパネルによって衝撃は
吸収され、車体への影響は極力押さえることができると
いった効果を奏する。
け下辺部から、上方で車体後方に延びる斜辺部を有して
いるため、必然的にバンパサポートパネルの上端縁と車
体との間に、ある程度の空間が形成され、例え、バンパ
サポートパネルが変形するような衝撃の大きな追突であ
っても、バンパフェイスの上端縁が車体側に達すること
は少なく、仮に、バンパフェイスが車体に当たるような
ことがあっても、バンパサポートパネルによって衝撃は
吸収され、車体への影響は極力押さえることができると
いった効果を奏する。
第１図はこの考案に係る車両のリヤバンパ構造の一実施
例を示す自動車の側面図、第２図は同じく車体後部にお
けるリヤバンパの取付状態を示す要部拡大断面図、第３
図は同じく要部分解斜視図である。 １……車体、 ３……リヤバンパ、 ４……バンパフェイス、４ａ……上端縁、 ５……クッションコア、 ６……バンパビーム、 ７，７……ショックアブソーバ、 ９……バンパサポートパネル、 ９ａ……上端縁、９ｂ……斜辺部、９ｂ……下端縁、１
０……取付孔。
例を示す自動車の側面図、第２図は同じく車体後部にお
けるリヤバンパの取付状態を示す要部拡大断面図、第３
図は同じく要部分解斜視図である。 １……車体、 ３……リヤバンパ、 ４……バンパフェイス、４ａ……上端縁、 ５……クッションコア、 ６……バンパビーム、 ７，７……ショックアブソーバ、 ９……バンパサポートパネル、 ９ａ……上端縁、９ｂ……斜辺部、９ｂ……下端縁、１
０……取付孔。
Claims (1)
- 【請求項１】バンパフェイスにクッションコアを介して
バックビームをバックアップさせたリヤバンパを、車体
後部に左右一対のショックアブソーバを介して取付けて
なる車両のリヤバンパ構造において、 前記車体後部に前記ショックアブソーバのシリンダ部を
挿通する取付孔を有するバンパサポートパネルを取付
け、さらに、同バンパサポートパネルの前記車体後部に
対する取付け下辺部から、上方で車体後方に延びる斜辺
部の上端縁に前記バンパフェイスの上端縁を連結固定し
たことを特徴とする車両のリヤバンパ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987012426U JPH065271Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 車両のリヤバンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987012426U JPH065271Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 車両のリヤバンパ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63119458U JPS63119458U (ja) | 1988-08-02 |
| JPH065271Y2 true JPH065271Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30800543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987012426U Expired - Lifetime JPH065271Y2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 車両のリヤバンパ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065271Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58136542A (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-13 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用バンパ− |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP1987012426U patent/JPH065271Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63119458U (ja) | 1988-08-02 |
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