JPH06521B2 - 容器内ヘのカプセル充填装置 - Google Patents

容器内ヘのカプセル充填装置

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JPH06521B2
JPH06521B2 JP63155808A JP15580888A JPH06521B2 JP H06521 B2 JPH06521 B2 JP H06521B2 JP 63155808 A JP63155808 A JP 63155808A JP 15580888 A JP15580888 A JP 15580888A JP H06521 B2 JPH06521 B2 JP H06521B2
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capsules
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空あるいは内容物が充填されたハードカプセ
ルを所定容器に所定個数ずつ充填する容器内へのカプセ
ル充填装置に関する。
(従来の技術) 医薬品等が充填される硬質ゼラチンカプセルは、空の状
態、あるいは内容物が充填された状態で、ビン等の容器
内へ所定個数ずつ充填される。
容器内へカプセルを充填する装置は、例えば実公昭59-1
8961号公報に開示されている。該公報に開示された装置
は、無端状ローラチェーンにスラットバーを取付け、該
スラットバーのスラット受孔内にカプセルを嵌入させて
搬送し、所定位置にてスラット受孔からカプセル等を突
出ピンにより強制的に排除して所定の容器内に充填する
構成となつている。
(発明が解決しようとする課題) このような装置では、スラットバーがローラーチェーン
にて駆動されているため、ローラーチェーンが周回移動
し得る領域を確保しなければならず、装置全体が大型化
する。しかも、スラット受孔からカプセルを突出ピンに
より強制的に排除する構成であるため、該突出ピンによ
りカプセルが破損するおそれがある。
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目
的は、小型でしかもカプセルを破損するおそれがなく、
さらには、所定個数のカプセルを確実にかつ迅速に容器
内へ充填し得る容器内へのカプセル充填装置を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の容器内へのカプセル充填装置は、周方向に沿っ
て3つに等分された各領域に所定個数のカプセル収容ポ
ケットが設けられており、回転により該カプセル収容ポ
ケット内にカプセルを収容して搬送する供給ドラムと、 該供給ドラムの直径に対して3:2の割合で短くなった
直径を有して、該供給ドラムの下方に供給ドラムと等し
い周速度で回転されるように配設されており、該供給ド
ラムの各領域と供給ドラムが2回転する度に対向する1/
2周面領域にカプセル収容ポケットが設けられ、その各
カプセル収容ポケットに前記供給ドラムの各カプセル収
容ポケットからカプセルが移送されると共に、移送され
たカプセルを各カプセル収容ポケットから排出して所定
の容器内へ充填する充填ローラと、 を具備してなり、そのことにより上記目的が達成され
る。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の容器内へのカプセル充填装置は、第1図に示す
ように、上部に配設されてカプセルを所定個数ずつに小
分けするカプセル小分け部1と、該カプセル小分け部1
の下方に配設され、該カプセル小分け部1にて小分けさ
れたカプセルが充填される容器3を搬送する容器搬送部
2とを有する。
カプセル小分け部1は、それぞれの軸心が略水平となっ
た供給ドラム10および該供給ドラム10の下方に配設され
た充填ローラ20を有する。上側の供給ドラム10の上部の
側方にはサービスホッパー31が該供給ドラム10の上部の
周面に対向するように配設されており、該サービスホッ
パー31にはカプセルホッパー32が連通している。該カプ
セルホッパー32には、例えば内容物が充填されていない
空のカプセル4がボディとキャップとが結合された状態
で収容されており、該カプセルホッパー32内のカプセル
4が、順次、サービスホッパー31内へ供給される。
供給ドラム10は、第1図に矢印Aで示す方向へ回転可能
であって、その周面には、所定個数のカプセル収容ポケ
ット11,11,…が周方向および軸方向に整然と配列され
ている。供給ドラム10の周方向に沿ったカプセル収容ポ
ケット11の配置については、第3図に示すように同じ周
方向長さを有する3つの領域D,E,Fに等分され、各
領域D,E,Fは同数のカプセル4を収容できるように
なっている。各カプセル収容ポケット11は、供給ドラム
10の半径方向に長くなっており、その内部にカプセル4
がその軸心を供給ドラム10の半径方向にして、挿入され
る。サービスホッパー31内のカプセル4は、該供給ドラ
ム10の各カプセル収容ポケット11内へ、順次、挿入され
る。
各カプセル収容ポケット11の開口部は、供給ドラム10の
回転方向側に広がっており、これにより、サービスホッ
パー31内のカプセルは、各カプセル収容ポケット11内に
確実に嵌入される。
供給ドラム10の周面に設けられた領域D,E,F毎のカ
プセル収容ポケット11の個数は、各々同一であり、容器
3内へ充填すべきカプセルの個数に対応させて定められ
る。
供給ドラム10の上方には、該供給ドラム10の最上部より
若干下方の位置に対向して、ブラシローラ40が、第1図
に矢印Bで示す方向への回転可能に配設されている。該
ブラシローラ40は供給ドラム10の周面を転接し、各カプ
セル収容ポケット11内に嵌入されたカプセルをそのカプ
セル収容ポケット11内へ押し込む。
各カプセル収容ポケット11の内径は、各カプセル4のキ
ャップの外径よりも大きいために、サービスホッパー31
内の各カプセル4は、そのボディ側およびキャップのい
ずれの側からも各カプセル収容ポケット11内に嵌入され
る。
該供給ドラム10の軸方向に並列された各カプセル収容ポ
ケット11の底部には、該供給ドラム10の軸方向に延びる
通気路12がそれぞれ連通している。また、該供給ドラム
10の一方の端面の上部には、各通気路12に連通し得る吸
引口13が設けられている。該吸引口13は、サービスホッ
パー31からカプセル4が挿入されたカプセル収容ポケッ
ト11が、ブラシローラ40に対向する位置に達するまでの
間、各カプセル収容ポケット11内を吸引し得るように、
その間に位置する通気路12に連通する。該吸引口13は適
当な吸引装置に連結されており、該吸引口13および通気
路12を介して、各通気路12が連通する各カプセル収容ポ
ケット11内が減圧される。その結果、各カプセル収容ポ
ケット11内へ嵌入されたカプセル4が、各カプセル収容
ポケット11内に確実に収容される。
供給ドラム10の最下部に位置された並列状態のカプセル
収容ポケット11に連通する通気路12は、該供給ドラム10
の端面に設けられた排気口14に連通している。該排気口
14が連通する通気口12には、該排気口14から圧縮空気等
の気体が吹き込まれ、該通気路12が連通する最下部の各
カプセル収容ポケット11内のカプセル4は、該カプセル
収容ポケット11から下方へ排出される。
この最下部のカプセル収容ポケット11に連通する通気路
12とは、供給ドラム10回転方向下流側に隣接する3本の
各通気路12には、該供給ドラム10の端面に設けられた吸
引口15が連通している。該吸引口15は、適当な吸引装置
に連結されており、該吸引口15に各通気路12を介して連
通する各カプセル収容ポケット11内が減圧され、その結
果、その各カプセル収容ポケット11内に収容されたカプ
セル4は落下することなく、それぞれのカプセル収容ポ
ケット11内に保持される。
該供給ドラム10の下部外周面には、最下部に位置するカ
プセル収容ポケット11およびその供給ドラム回転方向下
流側に隣接するカプセル収容ポケット11が位置する部分
を除いて、一対のカプセル落下防止板16および16にて覆
われている、該カプセル落下防止板16は、該カプセル落
下防止板16に対向するカプセル収容ポケット11内に収容
されたカプセル4が、そのカプセル収容ポケット11から
落下することを防止する。
供給ドラム10の下方に配設された充填ローラ20は、供給
ドラム10の直径の2/3の直径を有し、該供給ドラム10の
回転方向と反対方向(第1図に矢印Cで示す方向)へ回
転される。
該充填ローラ20の半周面(領域G)には、供給ドラム10
の周面に設けられたカプセル収容ポケット11,11,…と
は周方向および軸方向に等しい間隔をあけて、供給ドラ
ム10の周方向の1/3ずつの各領域D,E,Fに設けられ
たカプセル収容ポケット11と同じ個数のカプセル収容ポ
ケット22,22…が設けられている。充填ローラ20の残り
の半周面(領域H)には、カプセル収容ポケット22の形
成が省略されている。
該充填ローラ20の領域Gは供給ドラム10の各領域D,
E,Fとは、充填ローラ20が1回転する都度、対向する
ようにその配設位置が定められている。該充填ローラ20
の直径は、前述したように、供給ドラム10の直径の2/3
であり、かつ、該充填ローラ20における領域Gがその半
周面にしか設けられていないので、供給ドラム10の領域
D,E,Fの一つと充填ローラ20の領域Gとが対向した
後に、再度同じ領域同士が対向するまでに、供給ドラム
10は2回転することになる。そして、サービスホッパー
31を通る供給ドラム10の該当する領域における各カプセ
ル収容ポケット11内にサービスホッパー31から供給され
るカプセル4が収容されると、該領域のカプセル収容ポ
ケット11は供給ドラム10の最下部に達した状態では充填
ローラ20のカプセル収容ポケット22が形成された領域G
とは対向した状態にはならず、その後に一回転して、再
度、供給ドラム10の該当する領域の各カプセル収容ポケ
ット11が供給ドラム10の最下部に達した状態で充填ロー
ラ20の領域Gと対向した状態になるように、供給ドラム
10の各領域D,E,Fと充填ローラ20の領域Gとの配設
位置が定められている。
該充填ローラ20の各カプセル収容ポケット22は、開口部
が充填ローラ22の回転方向下流側に広がっていること以
外は、供給ドラム10のカプセル収容ポケット11と同様の
形状をしている。
充填ローラ20の軸方向に並列された各カプセル収容ポケ
ット22の底部には、該充填ローラ20の軸方向に延びる通
気路23がそれぞれ連通している。そして、該充填ローラ
20の最上部から回転方向下流側にかけて、各通気路23に
連通し得る吸気口24が設けられている。該充填ローラ20
の外周面は、該吸気口24の下端部に対応する部分から、
最下部に隣接する部分まで、カプセル落下防止板25にて
覆われている。
該充填ローラ20の吸気口24が通気路23を介して連通する
最上部に並列されたカプセル収容ポケット22は、その上
方の供給ドラム10の最下部に並列されたカプセル収容ポ
ケット11に対向されると、該カプセル収容ポケット22内
が減圧されることにより、かつ該カプセル収容ポケット
22と対向する供給ドラム10のカプセル収容ポケット11内
に気体が送給されることにより、供給ドラム10のカプセ
ル収容ポケット11内のカプセル4が充填ローラ20のカプ
セル収容ポケット22内へ移送される。
該充填ローラ20の端面における下部には、排気口26が設
けられている。該排気口26は、充填ローラ20の最下部に
位置する並列状態のカプセル収容ポケット22に通気路23
を介して連通する。該排気口26には、圧縮空気等の気体
が送給され、該気体は、排気口26から通気路23を介して
各カプセル収容ポケット22に送給されて、該カプセル収
容ポケット22内に収容されたカプセル4を下方へ排出す
る。該カプセル収容ポケット22から排出されるカプセル
4は、その下方に配設されたシュート50を介して、容器
3内に充填される。
該充填ローラ20の最上部からその回転方向下流側に若干
離れた部分の周面には、カプセル抜けセンサ61が対向し
ている。該カプセル抜けセンサ61は、該充填ローラ20の
軸方向に並設された各カプセル収容ポケット22にそれぞ
れ光を投射し、各カプセル収容ポケット22内にカプセル
4が収容されている場合には、そのカプセル4による反
射光を捉えるようになっている。そして、いずれかのカ
プセル収容ポケット22内にカプセル4が収容されていな
い場合には、該カプセル抜けセンサ61は、反射光を捉え
ることができずに、そのカプセル収容ポケット22の位置
を示す所定信号を制御処理部に出力する。
他方、該カプセル抜けセンサ61とは充填ローラ20を挟ん
で対向する位置、すなわち、該充填ローラ20の最下部か
らその回転方向下流側に若干離れた部分の周面に対向す
る位置には、カプセル詰りセンサ62が配設されている。
該カプセル詰りセンサ62は、前記カプセル抜けセンサ61
と同様に、充填ローラ20の軸方向に並設された各カプセ
ル収容ポケット22への光を投射し、カプセル収容ポケッ
ト22内にカプセルが存在する場合にその反射光を捉え
て、そのカプセル収容ポケット22位置を示す所定信号を
制御処理部へ出力する。
充填ローラ20の下方には、該充填ローラ20の軸方向に3
個のシュート50,50,50が並設されている。各シュート
50は、上側の開口が充填ローラ20の軸方向に並設された
カプセル収容ポケット22の1/3個分ずつにそれぞれ対向
し得るようになっており、下部は下側になるに連れて徐
々に縮径されている。そして下側開口は、カプセルが充
填される各容器3の開口部より若干小さくなっており、
該下端開口が各容器の該開口部の情報に位置される。
各シュート50は、その側方に配設されたバイブレータ63
により振動されるようになっている。
各シュート50の下方には容器搬送部2が配設されてい
る。該容器搬送部2は、第2図に示すように、供給ドラ
ム10および充填ローラ20の軸方向とは平行に延びる一対
のチェーンコンベア71および72を有する。一方のチェー
ンコンベア71は、空の容器3を充填ローラ20によるカプ
セル充填位置近傍まで搬入し、他方のチェーンコンベア
72はカプセルが充填された容器3を、充填ローラ20によ
るカプセル充填位置近傍から搬出する。そして、空の容
器3を搬入するチェーンコンベア71の終端部と、カプセ
ルが充填された容器3を搬送するチェーンコンベア72の
始端部とは、各シュート50の下方の充填領域を挟んで位
置されており、各チェーンコンベア71および72は、その
搬送方向が同じ方向となるように配設されている。
各チェーンコンベア71および72の各側部には、搬送され
る容器3を案内するガイド部材がそれぞれ取付けられて
いる。一方のガイド部材は他方のガイド部材に対して接
離可能になっており、搬送される容器の大きさに応じて
ガイド部材の間隔が変更される。
空の容器3を搬入するチェーンコンベア71の終端部にお
ける各シュート50の下方の充填領域とは反対側の側方に
は、容器移動装置74が配設されている。該容器移動装置
74は、チェーンコンベア71にて搬送される空の容器3個
を、まとめて各シュート50の下方の充填領域へ移動させ
ると共に、各シュート50の下方の充填領域へ移動された
3個の容器を、まとめて他方のチェーンコンベア72の始
端部上へ移動させる。
カプセルが充填された容器3を搬出するチェーンコンベ
ア72の始端部から搬送方向下流側に所定距離だけ離れた
部分の側方には、不良容器除去用エアシリンダ75が配設
されており。そして、該不良容器除去用エアシリンダ75
とは該チェーンコンベア72を挟んで不良容器収容部76が
配設されている。不良容器除去用エアシリンダ75は、制
御処理部により制御される。該制御処理部は、前述のカ
プセル抜けセンサ61およびカプセル詰りセンサ62の信号
により、所定個数のカプセルが充填されていない不良容
器3を判定して、該不良容器3がエアシリンダ75に対向
した位置にまで搬送された場合に、がエアシリンダ75を
駆動して不良容器収容部76内へ不良容器3を押込む。不
良容器収容部76内には、ターンテーブル76aが配設され
ており、不良容器が該ターンテーブル76a上に移送され
る都度、該ターンテーブル76が回動される。
制御処理部は、各チェーンコンベア71および72、容器移
動装置74も制御しており、3個の容器を充填ローラ20の
下方の充填領域内に連続的に搬入すると共に、各容器3
をその領域から搬出させている。
このような構成の本発明装置の動作は次のとおりであ
る。まず、チェーンコンベア71にて、その終端部まで搬
送された3個の空容器3を、容器移動装置74により、各
シュート50の下方の充填領域まで順次移動させる。そし
て、各シュート50の下方に各容器3がそれぞれ位置され
ると、チェーンコンベア71による容器3の搬送が、一
旦、停止される。他方、カプセルホッパー32内には、例
えば、内容物が充填されていない空カプセル4が収容さ
れており、該カプセルホッパー32内のカプセル4はサー
ビスホッパー31内に送給されている。
このような状態で供給ドラム10および充填ローラ20が回
転される。供給ドラム10の周面に設けられたカプセル収
容ポケット11内は、サービスホッパー31の側方を通過す
るときに、通気路12および吸引口13を通して減圧されて
いるために、サービスホッパー31内のカプセル4が、各
カプセル収容ポケット11内へ嵌入される。そして、各カ
プセル収容ポケット11内へ嵌入されたカプセル4は、ブ
ラシローラ40により、カプセル収容ポケット11内へ押込
められる。
このようにして、例えば第3図(a)に示すように領域
Dにおける所定個数のカプセル収容ポケット11内の全て
にカプセル4が収容されると、領域Dの各カプセル収容
ポケット11は、供給ドラム10の回転により、その下方に
配設された充填ローラ20周面に対向する位置に達する
{第3図(a)参照}。このとき、充填ローラ20の半周
面に設けられた領域Gのカプセル収容ポケット22は、供
給ドラム10の領域Dには対向せず、供給ドラム10の領域
Dのカプセル収容ポケット11内に収容されたカプセル4
は、各カプセル収容ポケット11内に収容された状態でサ
ービスホッパー31の側方位置にまで搬送される。そし
て、この位置で領域Dの各カプセル収容ポケット11は、
再度減圧状態とされるため、領域Dのいずれかのカプセ
ル収容ポケット11内にカプセル4が収容されていなけれ
ば、この段階でカプセル4がそのカプセル収容ポケット
11内に収容される。
その後、供給ドラム10の回転により領域Dの各カプセル
収容ポケット11が、第3図(c)→(d)→(e)に示
すように順に移動して領域Dのうちの回転方向下流側の
一番端にあるカプセル収容ポケットdが最下部に達する
と、そのカプセル収容ポケットdが充填ローラ20におけ
る領域Gの回転方向下流側の一番端にあるカプセル収容
ポケットgに対向した状態になる。このとき、供給ドラ
ム10の領域Dの各カプセル収容ポケット11内は、排気口
14および通気路12を通って気体が吹き込まれ、また、該
領域Dのカプセル収容ポケット11と対向する充填ローラ
20の領域Gのカプセル収容ポケット22内が通気路23およ
び吸気口24を通って減圧されることにより、供給ドラム
10の領域Dにおけるカプセル収容ポケット11のカプセル
4が充填ローラ20の領域Gのカプセル収容ポケット22に
移送される。かかる領域Dから充填ローラ20へのカプセ
ル4の移送と同様にして、領域E又はFから充填ローラ
20へのカプセル4の移送が行われる{第3図(a)〜
(g)参照}。この場合、供給ドラム10の回転方向に沿
ってD,E,Fの各領域を定めているので、カプセル4
の移送は、領域D→領域E→領域F→領域Dの順に繰り
返し行われる。
このようにして、充填ローラ20の各カプセル収容ポケッ
ト22に、カプセル4が順次移送されると、各カプセル収
容ポケット22はカプセル抜けセンサ61の検出域を通過す
る。このとき、カプセル抜けセンサ61は、各カプセル収
容ポケット22内にカプセル4が収容されていることを検
出し、もし、いずれかのカプセル収容ポケット22内にカ
プセルが収容されていなければ、そのカプセル収容ポケ
ットの位置を指示する所定信号を制御処理部に出力す
る。制御処理部は、カプセルが収容されていないカプセ
ル収容ポケットの位置を記憶する。
充填ローラ20の回転により、カプセル収容ポケット22が
最下部に達して、各シュート50の上記開口部に対向され
ると、排気口26および通気路23を介して各カプセル収容
ポケット22内に気体が吹き込まれ、各カプセル収容ポケ
ット22内のカプセル4が各シュート50内へ落下される。
そして、各シュート50内へ落下されたカプセルは、各シ
ュート50の下方に位置する各容器3内に充填される。各
シュート50は、その下方の各容器3と共に、バイブレー
タ63により振動されており、各シュート50内を落下して
容器3内に充填されるカプセル4は、各シュート50内お
よび容器3内にてブリツジ状に詰るおそれがない。
カプセル4が排出された各カプセル収容ポケット22は、
充填ローラ20の回転に伴い、カプセル詰りセンサ72の検
出域を通過する。このとき、各カプセル詰りセンサ62
は、各カプセル収容ポケット22内にカプセル4が残って
いないことを確め、いずれかのカプセル収容ポケット22
内にカプセルが残っていることを検出すれば、そのカプ
セル収容ポケット22の位置を指示する所定信号を制御処
理部に出力する。制御処理部は、そのカプセル収容ポケ
ット22の位置を記憶する。
このようにして、各容器3内へ所定個数のカプセルが充
填されると、容器移動装置74が駆動され、各容器3は搬
出用のチェーンコンベア72の始端部にまで移動される。
その後、チェーンコンベア72が駆動されて、該チェーン
コンベア72にて3個の容器3は一体的に所定位置まで搬
送される。
このとき、カプセル抜けセンサ61あるいはカプセル詰り
センサ62が、充填ローラ20のいずれかのカプセル収容ポ
ケット22にカプセルが移送されていないこと、あるいは
いずれかのカプセル収容ポケット22からシュート50内へ
カプセルが排出されていないことを検出すれば、制御処
理部はいずれかの容器3内へ所定個数のカプセルが充填
されていないものと判定する。そして、制御処理部は、
不良容器収容部76とエアシリンダ75との間に、その所定
個数のカプセルが充填されていない不良容器が位置する
ように、チェーンコンベア72を一旦停止させ、その後
に、エアシリンダ75を駆動する。これにより、その不良
容器は不良容器収容部76に収容される。その後、チェー
ンコンベア72が駆動され、チェーンコンベア72上の所定
個数のカプセル4が充填された容器3は、所定位置まで
搬送される。
(発明の効果) 本発明の装置は、このように、供給ドラムおよび充填ロ
ーラによりカプセルを所定個数ずつ小分けして容器に充
填する構成であるため、小型でコンパクトな構成とな
る。しかも、供給ドラムが、その1つの領域のカプセル
収容ポケットにカプセルを収容し得る状態を2回とする
ように回転するため、その領域においてカプセルの未収
容部分が発生するのを防止することが可能となり、所定
個数のカプセルを確実に容器内に充填することができ
る。また、カプセルの移送は、気体により行われるた
め、カプセルが傷つくおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の側面図、第2図は容器搬送部の平
面図、第3図はカプセルの移送を供給ドラムおよび充填
ローラの回転と併せて示す模式図である。 1…カプセル小分け部、2…容器搬送部、3…容器、10
…供給ドラム、11…カプセル収容ポケット、12…通気
路、13…吸引口、14…排気口、20…充填ローラ、22…カ
プセル収容ポケット、23…通気路、24…吸引口、26…排
気口、31…サービスホッパー、32…カプセルホッパー、
50…シュート、61…カプセル抜けセンサ、62…カプセル
詰りセンサ、71,72…チェーンコンベア、74…容器移動
装置、75…エアシリンダ、76……不良容器収容部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−040798(JP,A) 実開 昭51−033176(JP,U) 実開 昭59−150701(JP,U) 実開 昭59−019501(JP,U) 特公 昭45−009240(JP,B1)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に沿って3つに等分された各領域に
    所定個数のカプセル収容ポケットが設けられており、回
    転により該カプセル収容ポケット内にカプセルを収容し
    て搬送する供給ドラムと、 該供給ドラムの直径に対して3:2の割合で短くなった
    直径を有して、該供給ドラムの下方に供給ドラムと等し
    い周速度で回転されるように配設されており、該供給ド
    ラムの各領域と供給ドラムが2回転する度に対向する1/
    2周面領域にカプセル収容ポケットが設けられ、その各
    カプセル収容ポケットに前記供給ドラムの各カプセル収
    容ポケットからカプセルが移送されると共に、移送され
    たカプセルを各カプセル収容ポケットから排出して所定
    の容器内へ充填する充填ローラと、 を具備する容器内へのカプセル充填装置。
  2. 【請求項2】前記充填ローラの周面に対向して、その各
    カプセル収容ポケット内にカプセルが移送されたことを
    検出するセンサ、および各カプセル収容ポケットからカ
    プセルが容器内へ排出されたことを検出するセンサが、
    それぞれ配列されている請求項1に記載の容器内へのカ
    プセル充填装置。
  3. 【請求項3】前記各センサの検出結果に基づいて、所定
    個数のカプセルが容器に充填されたことを判定する請求
    項2に記載の容器内へのカプセル充填装置。
  4. 【請求項4】前記容器は、容器搬送部により、前記充填
    ローラの各カプセル収容ポケットから排出されるカプセ
    ルが投入される位置へ搬入されると共に、その位置から
    搬出される請求項1に記載の容器内へのカプセル充填装
    置。
  5. 【請求項5】前記充填ローラが排出されるカプセルは、
    振動が付与されたシユートを介して前記容器に充填され
    る請求項1に記載の容器内へのカプセル充填装置。
  6. 【請求項6】前記容器は振動が付与されている請求項5
    に記載の容器内へのカプセル充填装置。
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