JPH065218U - Pll選局チューナ - Google Patents

Pll選局チューナ

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JPH065218U
JPH065218U JP4247092U JP4247092U JPH065218U JP H065218 U JPH065218 U JP H065218U JP 4247092 U JP4247092 U JP 4247092U JP 4247092 U JP4247092 U JP 4247092U JP H065218 U JPH065218 U JP H065218U
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JP
Japan
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tuning
loop
filter
loop filter
local oscillator
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Pending
Application number
JP4247092U
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English (en)
Inventor
昇 吉田
Original Assignee
船井電機株式会社
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Publication date
Application filed by 船井電機株式会社 filed Critical 船井電機株式会社
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Publication of JPH065218U publication Critical patent/JPH065218U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路のループフィルタのループゲイン
が一定値であることによって生ずる、選局後の過渡現象
の発生を抑えるようにする。 【構成】 ループゲインの大きい第1のループフィルタ
10Aとループゲインの小さい第2のフィルタとの複数
のフィルタを設ける。選局中は第1のループフィルタ1
0Aを選択し、選局終了後はマイコン11によって第2
のフィルタ10Bに切り替える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、PLL回路を利用して選局に応じて局部発振器から出力される被制 御信号の周波数を制御するPLL選局チューナに関する。
【0002】
【従来の技術】
PLL回路を利用した従来のPLL選局チューナとして図4の構成が知られて いる。1はアンテナに接続される入力端子、2は中間周波増幅回路に接続される 出力端子、3は高周波増幅回路、4は中間周波信号を作成するミキサ、5はミキ サ4に加える局部発振周波数を発生する局部発振器、6はプリスケーラ、7はプ ログラムカウンタ、8は基準信号発振器、9は位相比較器、10はループフィル タ、11はマイコン(マイクロコンピュータ)である。
【0003】 以上の構成で、局部発振器5はVCO(電圧制御型発振器)が用いられており 、この局部発振器5、プリスケーラ6、プログラムカウンタ7、位相比較器9、 ループフィルタ10でPLL回路が構成されている。すなわち、局部発振器5の 出力はプリスケーラ6、プログラムカウンタ7を介して位相比較器9に入力され 、基準信号発振器8から入力された基準信号と比較されてその両信号の差がルー プフィルタ10に入力され、ループフィルタ10はその両信号の差に応じた直流 制御電圧を局部発振器5のVCOへ出力する。
【0004】 このような制御が繰り返されることにより、最終的に被制御信号である局部発 振器5の出力は基準信号に一致されるように制御された後この周波数に固定され る。ここで、マイコン11はプログラムカウンタ7の分周比を外部から任意に設 定して、選局に応じた周波数の局部発振信号が局部発振器5からミキサ4に出力 されるように構成されている。また、このような構成においてループフィルタ1 0はL.P.F(ローパスフィルタ)等が用いられて、そのループゲインはある一 定値に設定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のPLL選局チューナでは、選局の前後ではループフィルタ10 のループゲインは異なった値が必要であるのにもかかわらず、そのループゲイン は一定に固定されているために、選局後過渡現象が発生するという問題がある。
【0006】 すなわち、選局前はループゲインは大きな値になっていて選局動作が迅速に行 われるようになっていることが望ましく、選局後はループゲインは小さな値にな っていて過渡現象は抑えられるようになっていることが望ましい。しかしながら 、実際にはループゲインは一定値になっているので、選局後に選局を切り替えた ような場合は過渡現象が発生して、図5に示したようにチューニング電圧が揺ら ぐという欠点が生じる。このような揺らぎがあると、選局後に画面のちらつきや オートメモリ(受信可能なチャンネルのみサーチして記憶する機能)時にメモリ ミスが生じるようになる。
【0007】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、選局後の過渡現象の発 生を抑えるようにしたPLL選局チューナを提供することを目的とするものであ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、選局に応じて局部発振器から出力される 被制御信号と基準信号とを位相比較器に入力し、この位相比較器の出力を入力し たループフィルタから前記両信号の差に応じた直流制御電圧を出力して前記局部 発振器の被制御信号の周波数を制御するPLL選局チューナにおいて、前記ルー プフィルタとしてフィルタ定数の異なる複数のループフィルタを備え、選局に応 じて複数のループフィルタを切り替え可能に構成したことを特徴とするものであ る。
【0009】
【作用】 フィルタ定数の異なる複数のループフィルタを備えるようにしたので、選局後 は選局に応じて複数のループフィルタを切り替えることができる。これにより、 ループゲインの異なるループフィルタを選択することができるようになり、選局 後の過渡現象の発生を抑えることができる。
【0010】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案のPLL選局チューナの実施例を示すブロック図で、1は入力端 子、2は出力端子、3は高周波増幅回路、4はミキサ、5は局部発振回路、6は プリスケーラ、7はプログラムカウンタ、8は基準信号発振器、9は位相比較器 、11はマイコンで以上の構成は図4と同一である。
【0011】 10A,10Bはループゲイン及びフィルタ定数が異なるように構成された第 1のループフィルタ及び第2のループフィルタで、例えば第1のループフィルタ 10Aのループゲインは大きく設定され、第2のループフィルタ10Bのループ ゲインは小さく設定されている。12A,12Bは第1及び第2の切替スイッチ で、各々接点12a,12bを第1のループフィルタ10A側あるいは第2のル ープフィルタ10B側に切り替えることにより、いずれか一方の側のループフィ ルタを選択するように構成されている。この第1及び第2の切替スイッチ12A ,12Bの切替動作はマイコン11によって制御される。
【0012】 マイコン11は選局中は選局に必要な図2のBのような信号をチューナに出力 することにより、選局動作を開始させる。この選局前は切替スイッチ12A,1 2Bの各接点12a,12bは、ループゲインの大きい第1のループフィルタ1 0A側に接続されている。選局終了後はこれから約100ms後に、マイコン1 1は図2のCのようなステータスを出力して、第1及び第2の切替スイッチ12 A,12Bの各接点12a,12bをループゲインの大きい第2のループフィル タ10B側に切り替えるように制御する。これによってチューナの選局動作は図 2のAのように変化する。
【0013】 次に本実施例の動作を説明する。 選局動作の前は第1及び第2のループフィルタ10A,10Bは、ループゲイ ンの大きな第1のループフィルタ10Aが選択されてこの側に各切替スイッチ1 2A,12Bの各接点12a,12bが接続されているものとする。
【0014】 この状態でマイコン11によって図2のBのような選局信号が出力されると、 チューナは選局動作を開始する。この選局動作が終了すると、マイコン11は図 2のCのような選局動作終了のステータスを約100ms後に出力することによ り各切替スイッチ12A,12Bは各接点12a,12bをループゲインの小さ い側の第2のループフィルタ10Bへ切り替える。これによって選局終了後はル ープゲインの小さな第2のループフィルタ10Bに接続される。
【0015】 このように本実施例によれば、図2のタイミングチャートから明らかなように 選局終了後はBの選局信号の出力後約100msでCの選局終了のステータスが 出力され、さらにこれから約100msにループゲインの小さな第2のループフ ィルタ10Bに切り替えられて選局動作がCのように終了することになる。
【0016】 従って、選局前はループゲインの大きな第1のループフィルタ10Aに接続さ れており、この状態で選局動作が迅速に行われた後、選局動作終了後はループゲ インの小さな第2のループフィルタに切り替えられるので、過渡現象は発生しな い。図3は本実施例によって揺らぎが抑えられた特性を示しており、これにより 選局後の画面のちらつきやオートメモリ時にメモリミスが生じなくなる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、フィルタ定数の異なる複数のループフィル タを備えるようにして選局に応じて複数のループフィルタを切り替え可能に構成 したので、選局後の過渡現象の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のPLL選局チューナの実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図3】本実施例によって得られたチューニング特性で
ある。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】従来のチューニング特性である。
【符号の説明】
5 局部発振器(VCO) 7 プログラムカウンタ 8 基準信号発振器 9 位相比較器 10A,10B ループフィルタ 11 マイコン 12A,12B 切替スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選局に応じて局部発振器から出力される
    被制御信号と基準信号とを位相比較器に入力し、この位
    相比較器の出力を入力したループフィルタから前記両信
    号の差に応じた直流制御電圧を出力して前記局部発振器
    の被制御信号の周波数を制御するPLL選局チューナに
    おいて、前記ループフィルタとしてフィルタ定数の異な
    る複数のループフィルタを備え、選局に応じて複数のル
    ープフィルタを切り替え可能に構成したことを特徴とす
    るPLL選局チューナ。
JP4247092U 1992-06-19 1992-06-19 Pll選局チューナ Pending JPH065218U (ja)

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JP4247092U JPH065218U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Pll選局チューナ

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JP4247092U JPH065218U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Pll選局チューナ

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JPH065218U true JPH065218U (ja) 1994-01-21

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ID=12636957

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JP4247092U Pending JPH065218U (ja) 1992-06-19 1992-06-19 Pll選局チューナ

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