JPH06519B2 - 2輪車用の懸架装置 - Google Patents
2輪車用の懸架装置Info
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- JPH06519B2 JPH06519B2 JP61308058A JP30805886A JPH06519B2 JP H06519 B2 JPH06519 B2 JP H06519B2 JP 61308058 A JP61308058 A JP 61308058A JP 30805886 A JP30805886 A JP 30805886A JP H06519 B2 JPH06519 B2 JP H06519B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- support arm
- ball
- wheel
- joint
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/12—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg
- B62K25/14—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg with single arm on each fork leg
- B62K25/16—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with rocking arm pivoted on each fork leg with single arm on each fork leg for front wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K21/00—Steering devices
- B62K21/005—Steering pivot axis arranged within the wheel, e.g. for a hub center steering arrangement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K21/00—Steering devices
- B62K21/02—Front wheel forks or equivalent, e.g. single tine
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/005—Axle suspensions characterised by the axle being supported at one end only
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、2輪車前輪の支持及び操舵のための支持腕
を有し、この腕は車輪の軸線に略直交する操舵軸線の回
りを回転可能であり、かつ2輪車の中立長手方向平面に
位置するような前部懸架装置に関する。
を有し、この腕は車輪の軸線に略直交する操舵軸線の回
りを回転可能であり、かつ2輪車の中立長手方向平面に
位置するような前部懸架装置に関する。
操舵車輪での車両のシャーシ(車体)の懸架は、車両の
適性な路面保持のためには、他の車輪の路面保持とは独
立に行われるべきである。ところが、この要求を達成し
ようとすると車輪の懸架装置との間の連結構成が複雑化
する。所謂Mac Phersonと称する型の懸架装置では前輪
と協動する懸架装置については構成の単純化が実現され
ており、これは仏国特許第1156145号に記載され
ているところである。これまで改良が加えられたこのタ
イプの懸架装置では、前蓉の車軸は、シャーシの中心部
に枢着されたリンクによって連結された緩衝装置によっ
て担持される。そして、シャーシは、比較的高い支持位
置から突き出しつつ、衝撃吸収管の支持肩部と本体の支
持板との間に介装される螺旋ばね上に直接載せられてい
る。
適性な路面保持のためには、他の車輪の路面保持とは独
立に行われるべきである。ところが、この要求を達成し
ようとすると車輪の懸架装置との間の連結構成が複雑化
する。所謂Mac Phersonと称する型の懸架装置では前輪
と協動する懸架装置については構成の単純化が実現され
ており、これは仏国特許第1156145号に記載され
ているところである。これまで改良が加えられたこのタ
イプの懸架装置では、前蓉の車軸は、シャーシの中心部
に枢着されたリンクによって連結された緩衝装置によっ
て担持される。そして、シャーシは、比較的高い支持位
置から突き出しつつ、衝撃吸収管の支持肩部と本体の支
持板との間に介装される螺旋ばね上に直接載せられてい
る。
この前輪懸架装置は、コンパクトで経済的であることが
認められてきたため、世界的に採用されるに至ってい
る。しかしながら、2輪車の前輪用としては旨く行かな
かった。これは、2輪車では前輪の対称面に極めて高精
度で芯出維持するのが困難なのに、一方4輪車では車軸
をカンチレバー取付することにより容易に対処できるか
らである。
認められてきたため、世界的に採用されるに至ってい
る。しかしながら、2輪車の前輪用としては旨く行かな
かった。これは、2輪車では前輪の対称面に極めて高精
度で芯出維持するのが困難なのに、一方4輪車では車軸
をカンチレバー取付することにより容易に対処できるか
らである。
従って、この発明の目的の一つはMac Pherson型の懸架
装置を2輪車又はこれに準じた車両に成功裏に応用し、
これにより2輪車の前輪懸架装置をよりコンパクトで、
より高性能で、より経済的なものとし、その結果、2輪
車又はこれに準ずる車両若しくは3輪車及び1輪車の全
体としてみた路面保持能力及び外観を向上させることが
できるようにすることにある。
装置を2輪車又はこれに準じた車両に成功裏に応用し、
これにより2輪車の前輪懸架装置をよりコンパクトで、
より高性能で、より経済的なものとし、その結果、2輪
車又はこれに準ずる車両若しくは3輪車及び1輪車の全
体としてみた路面保持能力及び外観を向上させることが
できるようにすることにある。
前記目的に鑑みて、この発明によれば、支持腕の上端は
伸縮自在シリンダ機構を有する前輪サスペンションに連
結され、前記シリンダ機構の外側可動ロッドはその高い
方の端部が2輪車のシャーシの前端最上部に枢着され、
更に、前記支持腕は、車輪の周囲の断面部を包囲するC
状の湾曲部と、車軸を担持しかつ玉及びソケット関節結
合部を有する下部とを具備しており、前記関節結合部の
中心は操舵軸線と略一致するように位置され、前記関節
結合部は、連結腕の一端に取付られる対応する玉及びソ
ケット関節結合部と協動するものであり、前記連結腕は
2輪車の中立平面に直交する2輪車シャーシの軸線上に
回転自在に取付られて、支持腕を横方向に案内すること
が可能である。前記支持腕の前記C字状の湾曲部は操舵
リンクに玉及びソケット関節結合部によって連結され
て、支持腕の回転とシリンダ機構との回転によって車輪
の向きが制御可能であり、シリンダ機構のピストン棒は
シャーシ最上部に対して一体に回転するように連結さ
れ、その結果ピストン棒及びこれに回転可能に取付られ
る部材、例えばピストンに対するシリンダの相対回転に
よって加わる摩擦トルクを受けることができる。
伸縮自在シリンダ機構を有する前輪サスペンションに連
結され、前記シリンダ機構の外側可動ロッドはその高い
方の端部が2輪車のシャーシの前端最上部に枢着され、
更に、前記支持腕は、車輪の周囲の断面部を包囲するC
状の湾曲部と、車軸を担持しかつ玉及びソケット関節結
合部を有する下部とを具備しており、前記関節結合部の
中心は操舵軸線と略一致するように位置され、前記関節
結合部は、連結腕の一端に取付られる対応する玉及びソ
ケット関節結合部と協動するものであり、前記連結腕は
2輪車の中立平面に直交する2輪車シャーシの軸線上に
回転自在に取付られて、支持腕を横方向に案内すること
が可能である。前記支持腕の前記C字状の湾曲部は操舵
リンクに玉及びソケット関節結合部によって連結され
て、支持腕の回転とシリンダ機構との回転によって車輪
の向きが制御可能であり、シリンダ機構のピストン棒は
シャーシ最上部に対して一体に回転するように連結さ
れ、その結果ピストン棒及びこれに回転可能に取付られ
る部材、例えばピストンに対するシリンダの相対回転に
よって加わる摩擦トルクを受けることができる。
好ましくは、支持腕は車輪の軸線近くに、車輪のリム及
び伸縮シリンダ機構に指向する延長部を有し、該延長部
上に少なくとも一つのブレーキ円板ヨークが適当な手
段、例えば螺子によって固定され、該ブレーキ円板ヨー
クは車輪の回転軸と少なくとも回転に関しては一体のブ
レーキ円板を包囲する。
び伸縮シリンダ機構に指向する延長部を有し、該延長部
上に少なくとも一つのブレーキ円板ヨークが適当な手
段、例えば螺子によって固定され、該ブレーキ円板ヨー
クは車輪の回転軸と少なくとも回転に関しては一体のブ
レーキ円板を包囲する。
この発明の他の実施態様として、車輪の軸は、支持腕の
孔にストッパ部材により不動とされかつ支持腕の対抗側
から突出する少なくとも一つの軸受を仲介として、ブレ
ーキ円板及び前輪のリムと一緒に回転される溝付き取付
部によって、支持腕の内部に回転できるように取付ら
れ、この取付部は車輪及びブレーキ円板の迅速取付型の
ナットの螺子付き受け部まで延びており、ディスクブレ
ーキヨークを動かした後の前輪及びブレーキ円板の急速
交換が必要であれば可能である。
孔にストッパ部材により不動とされかつ支持腕の対抗側
から突出する少なくとも一つの軸受を仲介として、ブレ
ーキ円板及び前輪のリムと一緒に回転される溝付き取付
部によって、支持腕の内部に回転できるように取付ら
れ、この取付部は車輪及びブレーキ円板の迅速取付型の
ナットの螺子付き受け部まで延びており、ディスクブレ
ーキヨークを動かした後の前輪及びブレーキ円板の急速
交換が必要であれば可能である。
更に別の実施態様として、連結腕と協動する玉及びソケ
ット関節結合部支持体は、支持腕と一体でかつ路面上の
前輪の操舵機構内を、その軸線を前輪の中立平面内に位
置させて、突出するロッドによって構成され、リング又
はボールはこのロッド上に位置され、かつ連結腕の関連
する端部に枢着され、かつ少なくともこのロッド及び連
結腕の関連する端部のボール部本体はブレーキ円板のカ
ップ内部に収納されている。
ット関節結合部支持体は、支持腕と一体でかつ路面上の
前輪の操舵機構内を、その軸線を前輪の中立平面内に位
置させて、突出するロッドによって構成され、リング又
はボールはこのロッド上に位置され、かつ連結腕の関連
する端部に枢着され、かつ少なくともこのロッド及び連
結腕の関連する端部のボール部本体はブレーキ円板のカ
ップ内部に収納されている。
この発明の別の特徴としては、案内性を良好とするた
め、シリンダ機構のピストン棒は関節棒の仲介によって
2輪車のシャーシの前端最上部に枢着され、前記関節棒
の軸線は2輪車の中立平面と直交され、かつ前端最上部
と一体であり、更に前記関節棒は、調節自在にピストン
棒に連結し得る関節部の孔を通して回転可能に延びてい
る。
め、シリンダ機構のピストン棒は関節棒の仲介によって
2輪車のシャーシの前端最上部に枢着され、前記関節棒
の軸線は2輪車の中立平面と直交され、かつ前端最上部
と一体であり、更に前記関節棒は、調節自在にピストン
棒に連結し得る関節部の孔を通して回転可能に延びてい
る。
好ましい実施態様として、関連する玉−ソケット関節部
は連結腕の端部に調節自在に取付られ、2輪車の前輪の
レーキ角度の調節が可能である。連結腕の端部と、関連
する玉−ソケット関節片との間の前記調節自在連結は、
2輪車の速度によってサーボ制御されるジャッキによっ
て制御される摺動又は可動連結によって行われて、2輪
車の速度の関数として前輪のレーキが可変である。
は連結腕の端部に調節自在に取付られ、2輪車の前輪の
レーキ角度の調節が可能である。連結腕の端部と、関連
する玉−ソケット関節片との間の前記調節自在連結は、
2輪車の速度によってサーボ制御されるジャッキによっ
て制御される摺動又は可動連結によって行われて、2輪
車の速度の関数として前輪のレーキが可変である。
他の実施態様では前輪サスペンションは全体として筒状
若しくは截頭円錐台状の形体をなした螺旋状ばねを具備
し、その長手方向軸線は、2輪車の中立面に略位置しつ
つ、シリンダ機構の軸線より芯ずれしており、これは前
記ばねの端部に関連する少なくとも一つのカップ若しく
は受取板の軸線に対する芯ずれに原因するものであり、
これにより支持腕に真っ直ぐな位置に向けての復帰トル
クが加わる。
若しくは截頭円錐台状の形体をなした螺旋状ばねを具備
し、その長手方向軸線は、2輪車の中立面に略位置しつ
つ、シリンダ機構の軸線より芯ずれしており、これは前
記ばねの端部に関連する少なくとも一つのカップ若しく
は受取板の軸線に対する芯ずれに原因するものであり、
これにより支持腕に真っ直ぐな位置に向けての復帰トル
クが加わる。
第1図に表される2輪車は殆ど全ての2輪車には普通の
手段、例えばエンジンブロック1、その上部における排
気管2等を具備している。シャーシは後部支持体3と前
部支持体4とから成り、これらの支持体はねじ5によっ
てエンジンブロック1を介して相互に連結される。後部
サスペンション腕6は後部支持体3に枢着され、後輪7
を担持する。前部支持体4は、クレードル8を介して前
の方まで延びており、このクレードル8は腕9及び10
によって、エンジンブロック1に連結され、そして最上
部11を構成するスタットのところまで前の方に延びて
いる。この最上部11はシャーシの前部負荷を2輪車の
前輪サスペンションに伝達する。このについて以下説明
する。
手段、例えばエンジンブロック1、その上部における排
気管2等を具備している。シャーシは後部支持体3と前
部支持体4とから成り、これらの支持体はねじ5によっ
てエンジンブロック1を介して相互に連結される。後部
サスペンション腕6は後部支持体3に枢着され、後輪7
を担持する。前部支持体4は、クレードル8を介して前
の方まで延びており、このクレードル8は腕9及び10
によって、エンジンブロック1に連結され、そして最上
部11を構成するスタットのところまで前の方に延びて
いる。この最上部11はシャーシの前部負荷を2輪車の
前輪サスペンションに伝達する。このについて以下説明
する。
単一の支持腕12が前輪13の支持のため設けられ、こ
の支持腕は第2図では断面にて示され、第1図では側面
にて示される。支持腕12はC字状湾曲部14を有し、
車輪部を包囲し、車輪のリム15の基部を臨むように斜
めに、それから車輪リムのV字状縁部16の回りを伸
び、それから小さな隙間でタイヤの外部を包囲する。タ
イヤ17の上方で、湾曲したC字状湾曲部14は孔18
を形成しており、この孔18は好ましくは調節可能な適
当な手段、特に図示したような螺子によって締め付ける
ことができる割りカラー19及びばね21によって包囲
された前輪サスペンショクのシリンダ20を受け取るこ
とができる。前輪サスペンショクは緩衝用のピストン2
2を有し、そのピストン棒23はシャーシの最上部11
に連結される。シリンダ20と、ピストン22と、ピス
トン棒23とでシリンダ機構が構成される。
の支持腕は第2図では断面にて示され、第1図では側面
にて示される。支持腕12はC字状湾曲部14を有し、
車輪部を包囲し、車輪のリム15の基部を臨むように斜
めに、それから車輪リムのV字状縁部16の回りを伸
び、それから小さな隙間でタイヤの外部を包囲する。タ
イヤ17の上方で、湾曲したC字状湾曲部14は孔18
を形成しており、この孔18は好ましくは調節可能な適
当な手段、特に図示したような螺子によって締め付ける
ことができる割りカラー19及びばね21によって包囲
された前輪サスペンショクのシリンダ20を受け取るこ
とができる。前輪サスペンショクは緩衝用のピストン2
2を有し、そのピストン棒23はシャーシの最上部11
に連結される。シリンダ20と、ピストン22と、ピス
トン棒23とでシリンダ機構が構成される。
ピストン棒23は、例えば、二つの調節螺子24及び2
5の組み合わせによって、らせん状ばね21の支持板2
6に調節可能に固定され、かつ関節頭部27にねじ困込
まれ、この頭部27に形成される開口を通して、シャー
シの最上部11に連結される関節棒28が延びる。関節
棒28は、例えば、最上部11の縁部に設けた二つの対
抗軸受を挿通している。前記最上部11で棒28は弾性
ワッシャ29によって所定位置に保持されると共に、関
節頭部27は関節棒28の回りを自由に回転することが
できる。上部板26と、湾曲部の上端に形成される下部
支持カップ30との間で圧縮を受けるように配置される
らせん状サスペンションばね21の長さが変化すると、
関節棒28に対する頭部27の回転又は最上部11に対
するロッド28の回転に基づいて、ロッド23は曲げ応
力を受けることなくシリンダ20の軸線内に止まる。
5の組み合わせによって、らせん状ばね21の支持板2
6に調節可能に固定され、かつ関節頭部27にねじ困込
まれ、この頭部27に形成される開口を通して、シャー
シの最上部11に連結される関節棒28が延びる。関節
棒28は、例えば、最上部11の縁部に設けた二つの対
抗軸受を挿通している。前記最上部11で棒28は弾性
ワッシャ29によって所定位置に保持されると共に、関
節頭部27は関節棒28の回りを自由に回転することが
できる。上部板26と、湾曲部の上端に形成される下部
支持カップ30との間で圧縮を受けるように配置される
らせん状サスペンションばね21の長さが変化すると、
関節棒28に対する頭部27の回転又は最上部11に対
するロッド28の回転に基づいて、ロッド23は曲げ応
力を受けることなくシリンダ20の軸線内に止まる。
下部軸受キャップ30は、支持腕12からは独立してシ
リンダ20と一体にすることができ、また調節可能とす
ることができ、路面上で2輪車の支持状態を簡便に変え
る要求に対応することができる。この支持構造は、第2
図の実施例では、キャップ30をこのシリンダ20に固
定するときに、調節螺子24もしくは25を動かすこと
により、又は孔18内で本体20を変移させることによ
り、変更することができる。
リンダ20と一体にすることができ、また調節可能とす
ることができ、路面上で2輪車の支持状態を簡便に変え
る要求に対応することができる。この支持構造は、第2
図の実施例では、キャップ30をこのシリンダ20に固
定するときに、調節螺子24もしくは25を動かすこと
により、又は孔18内で本体20を変移させることによ
り、変更することができる。
ピストン棒23とシャーシ最上部11との間の連結は、
低騒音特性の弾性部材による半弾性的な取付により、簡
単に行うことが可能である。このような弾性部材は第2
図に示されるものと完全に同一の幾何学的案内作用を行
うことはできないが、大勢としての応用としては充分で
ある。この弾性部材による連結構造は角度方向への移動
が限定されるものであれば、どのような操舵装置にも設
置することができる。
低騒音特性の弾性部材による半弾性的な取付により、簡
単に行うことが可能である。このような弾性部材は第2
図に示されるものと完全に同一の幾何学的案内作用を行
うことはできないが、大勢としての応用としては充分で
ある。この弾性部材による連結構造は角度方向への移動
が限定されるものであれば、どのような操舵装置にも設
置することができる。
変形例としてキャップ26は最上部11と一体化するこ
とができる。
とができる。
支持腕12はその下部に穿孔31を有し、この孔31は
前輪の車軸32を受け取る強力型の玉もしくはローラ軸
受により回転自在に案内される。この軸受の代わりに傾
斜転がり接触式等の適当な単一の軸受に交換することが
可能である。車輪13の他側において、車軸32は溝付
き部分32aまで延びていて、この部分にブレーキ円板
35が車軸32の肩部36及び車輪13のフランジもし
くはウェブ37と接触するように設けられる。これら
は、好ましくは軽量合金にて作られる。フランジ37
は、車軸32の螺子部32bの端部にねじ込まれる阻止
ナット38によってブレーキディスク35と接触するよ
うに当てがわれる。
前輪の車軸32を受け取る強力型の玉もしくはローラ軸
受により回転自在に案内される。この軸受の代わりに傾
斜転がり接触式等の適当な単一の軸受に交換することが
可能である。車輪13の他側において、車軸32は溝付
き部分32aまで延びていて、この部分にブレーキ円板
35が車軸32の肩部36及び車輪13のフランジもし
くはウェブ37と接触するように設けられる。これら
は、好ましくは軽量合金にて作られる。フランジ37
は、車軸32の螺子部32bの端部にねじ込まれる阻止
ナット38によってブレーキディスク35と接触するよ
うに当てがわれる。
支持腕12の軸部もしくは下部39は、一体型のもしく
は組み立て型の関節ロッドによって2輪車の路面40の
方向に向けて延びている。その関節軸部上に玉−ソケッ
ト42が配置される。軸部の軸線C47は2輪車の操舵
軸線64と略同軸をなし、この軸線64はピストン棒2
3の軸線と同軸であり、かつ2輪車の中立面43内に何
時も位置している。エンジンブロックの前部支持体4上
に45及び46のところで枢着される下部操舵もしくは
連結腕44(第1図参照)は、2輪車の中立平面43
(前輪12の中立平面と即一致する)に略直交する軸線
の回りを回転可動であり、かつ雌の玉−ソケット関節部
材47によって玉−ソケット42に連結され、これによ
り雌の玉−ソケット47の中心は軸線C47上に即ち2
輪車の中立平面内に位置する。この中立平面は、連結腕
44が関節部45及び46の軸線の回りを動くとき雌の
玉−ソケットの回転移動平面ともなる。
は組み立て型の関節ロッドによって2輪車の路面40の
方向に向けて延びている。その関節軸部上に玉−ソケッ
ト42が配置される。軸部の軸線C47は2輪車の操舵
軸線64と略同軸をなし、この軸線64はピストン棒2
3の軸線と同軸であり、かつ2輪車の中立面43内に何
時も位置している。エンジンブロックの前部支持体4上
に45及び46のところで枢着される下部操舵もしくは
連結腕44(第1図参照)は、2輪車の中立平面43
(前輪12の中立平面と即一致する)に略直交する軸線
の回りを回転可動であり、かつ雌の玉−ソケット関節部
材47によって玉−ソケット42に連結され、これによ
り雌の玉−ソケット47の中心は軸線C47上に即ち2
輪車の中立平面内に位置する。この中立平面は、連結腕
44が関節部45及び46の軸線の回りを動くとき雌の
玉−ソケットの回転移動平面ともなる。
図示した実施例では湾曲部14は車輪13の中立平面4
3に対する偏心の度合が最も大きくなっており、タイヤ
17の実質的に高い位置のところで関節棒49を備え、
この関節棒49は牡の環状玉−ソケット継手部材若しく
はリング50を担持し、その継手部材上に操舵リンク5
1aの雌の玉−ソケット継手部材51が取付られる。操
舵制御は略垂直の操舵ロッド61によって実行される。
操舵ロッド61は側部スロットを有した操舵部材61内
に案内され、そのスロット内に操舵リンク51aの端部
が延びており、リンク51aは側方軸63によりロッド
61上に側方に枢着される。
3に対する偏心の度合が最も大きくなっており、タイヤ
17の実質的に高い位置のところで関節棒49を備え、
この関節棒49は牡の環状玉−ソケット継手部材若しく
はリング50を担持し、その継手部材上に操舵リンク5
1aの雌の玉−ソケット継手部材51が取付られる。操
舵制御は略垂直の操舵ロッド61によって実行される。
操舵ロッド61は側部スロットを有した操舵部材61内
に案内され、そのスロット内に操舵リンク51aの端部
が延びており、リンク51aは側方軸63によりロッド
61上に側方に枢着される。
上に引用した種々の玉−ソケット継手、特に玉−ソケッ
ト継手42,47は航空機産業用で使用される玉−ソケ
ット継手を使用することにより、費用は嵩むけれどより
簡単に製造することができる。即ち、この分野で玉−ソ
ケット継手リングは一枚ものとして造られ、玉−ソケッ
ト継手の軸線は外部の玉−ソケットケージの変形によっ
て、雌のリング部材内に限定され、玉−ソケット継手の
二つの部材である牡及び雌の部材は連結部材の端部に取
付られ、共通の回転中心の回りで玉−ソケットの相対回
転が可能となっている。連結腕44は有利な形状として
は、例えばC字状の断面形状をなしており、加わるトル
クのどの方向にもかなりの剛直性が確保され、車軸によ
って伝達される異なった負荷に耐えることができる。
ト継手42,47は航空機産業用で使用される玉−ソケ
ット継手を使用することにより、費用は嵩むけれどより
簡単に製造することができる。即ち、この分野で玉−ソ
ケット継手リングは一枚ものとして造られ、玉−ソケッ
ト継手の軸線は外部の玉−ソケットケージの変形によっ
て、雌のリング部材内に限定され、玉−ソケット継手の
二つの部材である牡及び雌の部材は連結部材の端部に取
付られ、共通の回転中心の回りで玉−ソケットの相対回
転が可能となっている。連結腕44は有利な形状として
は、例えばC字状の断面形状をなしており、加わるトル
クのどの方向にもかなりの剛直性が確保され、車軸によ
って伝達される異なった負荷に耐えることができる。
ブレーキディスク35はその作動部35aが車軸13の
中立軸線43と芯が合うように設けられる。ブレーキデ
ィスク35のカップ35c内において支持腕12の軸部
39は上方に向かって全体として舌53の形態をなした
延長部52を有し、前記舌部53上に、螺子によって、
少なくとも一つのブレーキディスクヨーク54が取付ら
れる。該ヨークのライニング55はブレーキディスク3
5の作動部分35aを包囲しており、またブレーキシリ
ンダ56は部分的に可撓性のチャンネル57により液圧
源58に連結される。その液圧源は、2輪車のハンドル
バー60に関節結合されるブレーキハンドル59によっ
て制御される。
中立軸線43と芯が合うように設けられる。ブレーキデ
ィスク35のカップ35c内において支持腕12の軸部
39は上方に向かって全体として舌53の形態をなした
延長部52を有し、前記舌部53上に、螺子によって、
少なくとも一つのブレーキディスクヨーク54が取付ら
れる。該ヨークのライニング55はブレーキディスク3
5の作動部分35aを包囲しており、またブレーキシリ
ンダ56は部分的に可撓性のチャンネル57により液圧
源58に連結される。その液圧源は、2輪車のハンドル
バー60に関節結合されるブレーキハンドル59によっ
て制御される。
舌53は全体としては、第2図の断面の平面に関し横方
向に配置され、そのどちらかの側に取付ラグ54を担持
した単一の舌を使用することがでる。
向に配置され、そのどちらかの側に取付ラグ54を担持
した単一の舌を使用することがでる。
第1図及び第2図に示した2輪車の前輪サスペンシヨン
及び操舵手段の作動を以下説明する。走行中において、
前輪13が凸面上を走行したときは、エンジン本体はこ
の凸面によって高められた路面40上の前輪13の支持
領域40aに関して下降される。かくして連結腕44は
前輪13の中立平面4に対して略直交する関節48の軸
線の回りを回動し、この中立平面43に平行な一連の平
面において回転変位され、その結果関節中心が車輪の中
立平面43に位置する玉−ソケット継手47の雌部材
は、エンジンブロック1の前部支持体4に対し連結腕4
4が相対回転しても横方向の力を受けることがない。前
部支持体4に対し連結腕44が回転することから、支持
腕12はばね21により最上部11に向かって動き、ピ
ストン22はシリンダ機構のシリンダ20の中を変位せ
しめられ、サスペンションは圧縮され緩衝が行われる。
最上部11に対する支持腕12の変位の過程で、この腕
12の旋回軸線64(この軸線64は、支持腕12が幾
分の曲げと受けることは別としてピストン棒23の軸線
と一致する)の傾斜は僅かであり、かつ2輪車の路面保
持性能に全然影響及ぼさない。
及び操舵手段の作動を以下説明する。走行中において、
前輪13が凸面上を走行したときは、エンジン本体はこ
の凸面によって高められた路面40上の前輪13の支持
領域40aに関して下降される。かくして連結腕44は
前輪13の中立平面4に対して略直交する関節48の軸
線の回りを回動し、この中立平面43に平行な一連の平
面において回転変位され、その結果関節中心が車輪の中
立平面43に位置する玉−ソケット継手47の雌部材
は、エンジンブロック1の前部支持体4に対し連結腕4
4が相対回転しても横方向の力を受けることがない。前
部支持体4に対し連結腕44が回転することから、支持
腕12はばね21により最上部11に向かって動き、ピ
ストン22はシリンダ機構のシリンダ20の中を変位せ
しめられ、サスペンションは圧縮され緩衝が行われる。
最上部11に対する支持腕12の変位の過程で、この腕
12の旋回軸線64(この軸線64は、支持腕12が幾
分の曲げと受けることは別としてピストン棒23の軸線
と一致する)の傾斜は僅かであり、かつ2輪車の路面保
持性能に全然影響及ぼさない。
サスペンションの幾何学的な配置は、操舵リンク51a
の関節軸63が、上述の運動の間の玉−ソケット継手4
9,50の中心の軌道のキャンバー中心に略位置するよ
うに設定される。これにより、例えば、真っ直ぐな道路
で、車両が凸面や孔の上を通るとき、操舵リンク51
は、ばね20やシリンダ22の作用によって得られる幾
何学的軌道から玉−ソケット継手49,50を分離する
傾向による車輪を横方向に変倚させるような傾向は持た
ない。
の関節軸63が、上述の運動の間の玉−ソケット継手4
9,50の中心の軌道のキャンバー中心に略位置するよ
うに設定される。これにより、例えば、真っ直ぐな道路
で、車両が凸面や孔の上を通るとき、操舵リンク51
は、ばね20やシリンダ22の作用によって得られる幾
何学的軌道から玉−ソケット継手49,50を分離する
傾向による車輪を横方向に変倚させるような傾向は持た
ない。
乗り手が、例えば曲路に侵入するためハンドルバー60
を操作すると、操舵リンク51はロッド49に横断方向
の力を及ぼし、支持腕12は枢軸64の軸線の回りを回
動する。この軸線は雌の玉−ソケット継手の関節中心C
47を通過し、ロッド23の頭部27が関節結合される
ロッド28の中立点C28を略通過する。乗物を操舵す
るための車輪13の回転は連結腕44に実質的にいかな
る反動をも惹起させることはない。その理由は、軸線6
4は玉−ソケット継手42の枢軸中心C47を通過して
いるという事実による。支持腕44及び単一の側部車輪
支持腕12は、コーナーリング中に、操舵リンク51a
にいかなる異常な反動をも及ぼさない。理解すべきこと
であるが、コーナーリング中における最も決定的な力は
ハンドルバー60ではなくて、乗り手の傾斜に加えて乗
り手の積極的な制御により誘因された2輪車の傾斜であ
る。
を操作すると、操舵リンク51はロッド49に横断方向
の力を及ぼし、支持腕12は枢軸64の軸線の回りを回
動する。この軸線は雌の玉−ソケット継手の関節中心C
47を通過し、ロッド23の頭部27が関節結合される
ロッド28の中立点C28を略通過する。乗物を操舵す
るための車輪13の回転は連結腕44に実質的にいかな
る反動をも惹起させることはない。その理由は、軸線6
4は玉−ソケット継手42の枢軸中心C47を通過して
いるという事実による。支持腕44及び単一の側部車輪
支持腕12は、コーナーリング中に、操舵リンク51a
にいかなる異常な反動をも及ぼさない。理解すべきこと
であるが、コーナーリング中における最も決定的な力は
ハンドルバー60ではなくて、乗り手の傾斜に加えて乗
り手の積極的な制御により誘因された2輪車の傾斜であ
る。
舵の機械的な制御の配慮やサスペンションの自由変位は
別として、2輪車の車輪に連結されるこの新規タイプの
サスペンションは前輪に加わる水平復元力挙動が素晴ら
しく、この力は連結腕44によって受け止められるもの
であり、支持腕12の方に加わる曲げは最小となり、前
輪の懸架方式に固有の対称性に欠けてはいるが外観とし
ては審美性に優れたものである。
別として、2輪車の車輪に連結されるこの新規タイプの
サスペンションは前輪に加わる水平復元力挙動が素晴ら
しく、この力は連結腕44によって受け止められるもの
であり、支持腕12の方に加わる曲げは最小となり、前
輪の懸架方式に固有の対称性に欠けてはいるが外観とし
ては審美性に優れたものである。
前輪13の取り外しは、ナット38を緩めることにより
行い得ることから、この発明では極度に簡単となる。レ
ース用として応用した場合に、ブレーキディスクが容易
に取り外し、迅速に交換できることから優れている。即
ち、車輪13を取り外すために、ブレーキディスク35
が横方向に引き抜き得るまで、ブレーキのヨーク54を
揺動させるだけで十分だからである。この発明の好適実
施例では、ブレーキヨークの取付のために、ブレーキヨ
ークのブレーキの内部における車輪リム15により隠さ
れた部分35cは2輪車の走行により惹起される空気流
により掃気される。というのは、空気の方向は、2輪車
の走行の最中にラグ54に向かうように、湾曲ブレーキ
14によって変倚されるからである。
行い得ることから、この発明では極度に簡単となる。レ
ース用として応用した場合に、ブレーキディスクが容易
に取り外し、迅速に交換できることから優れている。即
ち、車輪13を取り外すために、ブレーキディスク35
が横方向に引き抜き得るまで、ブレーキのヨーク54を
揺動させるだけで十分だからである。この発明の好適実
施例では、ブレーキヨークの取付のために、ブレーキヨ
ークのブレーキの内部における車輪リム15により隠さ
れた部分35cは2輪車の走行により惹起される空気流
により掃気される。というのは、空気の方向は、2輪車
の走行の最中にラグ54に向かうように、湾曲ブレーキ
14によって変倚されるからである。
尚、前輪13の車軸は、前輪13の操舵軸線に関して前
方に僅かばかりずらせることにより、オフセット構造を
持たせ、これにより直進へ復帰させる付勢を行わせるこ
とにより、2輪車の路面保持性能及び操舵安定性を向上
せしめることが可能である。しかしながら、この場合連
結腕44の回動中心C47は依然として車両が直線的に
位置したときにおける車両及び前輪12の中立平面43
を通過している。
方に僅かばかりずらせることにより、オフセット構造を
持たせ、これにより直進へ復帰させる付勢を行わせるこ
とにより、2輪車の路面保持性能及び操舵安定性を向上
せしめることが可能である。しかしながら、この場合連
結腕44の回動中心C47は依然として車両が直線的に
位置したときにおける車両及び前輪12の中立平面43
を通過している。
この発明は以上説明した実施例に限定されることなし
に、種々の変形が当業者によりこの発明の趣旨、範囲を
逸脱することなく実施することができる。
に、種々の変形が当業者によりこの発明の趣旨、範囲を
逸脱することなく実施することができる。
この発明によれば、ハンドルバーが前輪サスペンション
を構成するシリンダ機構から独立しており、路面の凹凸
による前輪の上下変位があっても操舵リンクは回動する
だけでこれを吸収し、ハンドルバーに伝達されないた
め、高い操舵安定性を得ることができる効果がある。
を構成するシリンダ機構から独立しており、路面の凹凸
による前輪の上下変位があっても操舵リンクは回動する
だけでこれを吸収し、ハンドルバーに伝達されないた
め、高い操舵安定性を得ることができる効果がある。
第1図はこの発明の前輪サスペンションを搭載した2輪
車の概略長手方向図であり、端部は一部切除して示し、
ケーシング、タンク及びサドルは図示を省略している。 第2図は第1図のII−II線に沿う断面図。 1…エンジンブロック、 3…後部支持体、 4…後部支持体、 11…シャーシ最上部、 12…支持腕、 13…前輪、 20…シリンダ 21…サスペンションばね、 22…ピストン、 26…上部板、 30…下部カップ、 35…ブレーキディスク、 39…軸部、 42…玉−ソケット継手、 43…前輪中心面、 44…連結腕、 51…玉−ソケット継手、 54…ブレーキディスクヨーク、 51a…操舵リンク、60…操作ロッド、 64…操舵軸線。
車の概略長手方向図であり、端部は一部切除して示し、
ケーシング、タンク及びサドルは図示を省略している。 第2図は第1図のII−II線に沿う断面図。 1…エンジンブロック、 3…後部支持体、 4…後部支持体、 11…シャーシ最上部、 12…支持腕、 13…前輪、 20…シリンダ 21…サスペンションばね、 22…ピストン、 26…上部板、 30…下部カップ、 35…ブレーキディスク、 39…軸部、 42…玉−ソケット継手、 43…前輪中心面、 44…連結腕、 51…玉−ソケット継手、 54…ブレーキディスクヨーク、 51a…操舵リンク、60…操作ロッド、 64…操舵軸線。
Claims (10)
- 【請求項1】2輪車の前輪を支持しかつ操舵を行うため
の少なくとも一つの支持腕を有し、該支持腕は、前記前
輪の軸線に略直交しかつ2輪車の中立長手方向平面内に
略位置する操舵軸線の回りを回転可能であり前記支持腕
の上端はシリンダ機構より成る前輪サスペンションに連
結され、前記シリンダ機構のピストン棒は操舵軸線に沿
つて延びており、かつ該ピストン棒はその上端が2輪車
主体の前端最上部に車輪中立長手方向面に直交する軸線
の回りを回転可能に枢着され、更に、前記支持腕は、車
輪の周囲の断面部を包囲するC状の湾曲部と、車軸を担
持しかつ玉及びソケット関節結合部を有する下部とを具
備しており、前記関節結合部の中心は操舵軸線と略一致
するように位置され、前記関節結合部は、連結腕の一端
に取付られる対応する玉及びソケット関節結合部と協働
するものであり、該連結腕は2輪車の中立平面に直交す
る2輪車シャーシの軸線上に回転自在に取付られて、支
持腕を操舵軸線の回りで回転可能に案内し、前記支持腕
の前記湾曲部は操舵リンクに玉及びソケット関節結合部
によって連結されて、支持腕とシリンダ機構の回転によ
つて車輪の向きが制御可能であり、前記ピストン棒は車
体最上部に対して車体最上部と一緒に回転するように連
結され、その結果前記ピストン棒及びこれと一体回転す
るピストンに対するシリンダの相対回転によって加わる
摩擦偶力に抵抗することができる2輪車用の懸架装置。 - 【請求項2】前記操舵リンクの回転軸線は、前輪サスペ
ンションが作動時の玉及びソケット継手の中心の幾何学
的軌跡の曲率中心に略位置している特許請求の範囲1に
記載の懸架装置。 - 【請求項3】支持腕は車輪の軸線近くに、車輪のリム及
び前記シリンダ機構に指向する延長部を有し、該延長部
上に少なくとも一つのブレーキ円板ヨークが固定され、
該ブレーキ円板ヨークは車輪の回転軸と少なくとも回転
に関しては一体のブレーキ円板を包囲する特許請求の範
囲1に記載の懸架装置。 - 【請求項4】車軸は少くとも一つの軸受を介して支持腕
内で回転可能に取り付けられ、前記軸受は支持腕の孔に
ストッパ部材により不動とされ、かつ車軸は支持腕の対
抗側から突出すると共に、車軸の取り付けはブレーキ円
板及び前輪のリムと一緒に回転される溝付き取付部によ
って行われ、該取付部は車輪及びブレーキ円板の迅速取
付型のナットの螺子付き受け部まで延びており、ディス
クブレーキヨークを動かせば前輪及びブレーキ円板の急
速交換が可能である特許請求の範囲3に記載の懸架装
置。 - 【請求項5】連結腕と協働する玉及びソケット関節結合
部の支持体は支持腕と一体な軸部により構成され、該軸
部は前輪が転動する路面に向って突起され、リング又は
ボールがこの軸部上に位置され、かつ連結腕の関連する
端部に枢着され、少なくともこの軸部及び連結腕の関連
する端部のボール部本体はブレーキ円板のカップ内部に
収納されている特許請求の範囲3に記載の懸架装置。 - 【請求項6】前記シリンダ機構のピストン棒は関節棒の
仲介によって2輪車のシャーシの前端最上部に枢着さ
れ、前記関節棒の軸線は2輪車の中立平面と直交され、
かつ前端最上部と一体であり、更に前記関節棒は、調節
自在にピストン棒に連結される関節頭部の孔を介して回
転可能に延びている特許請求の範囲1に記載の懸架装
置。 - 【請求項7】関連する玉−ソケット関節部は連結腕の端
部に調節自在に取付られ、2輪車の前輪のレーキ角度の
調節が可能である特許請求の範囲1に記載の懸架装置。 - 【請求項8】連結腕の端部と、関連する玉−ソケット関
節部との間の前記調節自在連結は、2輪車の速度によっ
てサーボ制御されるジャッキによって制御される摺動又
は可動連結によって行われて、2輪車の速度の関数とし
て前輪のレーキを可変とした特許請求の範囲1に記載の
懸架装置。 - 【請求項9】前輪サスペンションは全体として筒状若し
くは裁頭円錐台状の形状をなした螺旋状ばねを具備し、
その長手方向軸線は、2輪車の中立面に略位置しつつ、
前記シリンダ機構の軸線より芯ずれしており、これは前
記ばねの端部に関連する少なくとも一つのカップ若しく
は受取板の軸線に対する芯ずれに原因するものであり、
これにより支持腕に真っ直ぐな位置に向けての復帰トル
クが加わる特許請求の範囲1に記載の懸架装置。 - 【請求項10】前輪サスペンションは螺旋状ばねを具備
し、その端部の少なくとも一つの支持端は低摩擦の接触
部材であって、その変位の過程でその長手方向の軸線の
回りでばねの自由な回転を許容する特許請求の範囲1に
記載の前輪懸架装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8519306 | 1985-12-27 | ||
FR8519306A FR2594781B1 (fr) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | Dispositif de suspension et de roulement associes a une roue avant de motocycle |
FR8602394 | 1986-02-21 | ||
FR868602394A FR2594782B2 (fr) | 1985-12-27 | 1986-02-21 | Dispositif de suspension et de commande de direction pour motocycle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62221988A JPS62221988A (ja) | 1987-09-30 |
JPH06519B2 true JPH06519B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=26224920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61308058A Expired - Lifetime JPH06519B2 (ja) | 1985-12-27 | 1986-12-25 | 2輪車用の懸架装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4785905A (ja) |
EP (1) | EP0238768B1 (ja) |
JP (1) | JPH06519B2 (ja) |
KR (1) | KR900005239B1 (ja) |
DE (2) | DE3670995D1 (ja) |
FR (1) | FR2594782B2 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2601641B1 (fr) * | 1986-07-17 | 1990-11-23 | Elf France | Dispositif de suspension associe a une roue avant de motocycle |
FR2619609B1 (fr) * | 1987-08-21 | 1989-12-15 | Elf France | Dispositif de support et de liaison pour etrier de frein a disques |
FR2628377B1 (fr) * | 1988-03-14 | 1990-12-07 | Elf France | Dispositif de liaison entre une roue directrice et un organe de commande de direction |
ATE108153T1 (de) * | 1989-04-19 | 1994-07-15 | Emco Maier Gmbh | Gestell für ein motorrad. |
US5069467A (en) * | 1989-05-24 | 1991-12-03 | De Bei Claudio | Front shock absorbing unit for motorcycles |
NL9000420A (nl) * | 1990-02-21 | 1991-09-16 | Willem Peters | Voorwielophanging voor een motorrijwiel en van de voorwielophanging voorzien motorrijwiel. |
DE4023821A1 (de) * | 1990-07-27 | 1992-01-30 | Bayerische Motoren Werke Ag | Vorderradaufhaengung fuer motorraeder |
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DE4412874C2 (de) * | 1994-04-14 | 2002-01-10 | Kluever Hartmut | Motorrad-Vorderradaufhängung |
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ITMI20010770A1 (it) * | 2001-04-10 | 2002-10-10 | Massimo Oteri | Avantreno per motocicli con gruppo ammortizzatore perfezionato |
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DE102006024327A1 (de) * | 2006-05-24 | 2007-11-29 | Bayerische Motoren Werke Ag | Motorrad |
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US10780941B2 (en) | 2014-08-25 | 2020-09-22 | Radial Engine Innovations Holding LLC | Steering assembly for a motorcycle having a continuously variable transmission |
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JP6464478B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2019-02-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の前輪支持フレーム構造 |
JP6300418B2 (ja) * | 2015-09-29 | 2018-03-28 | 本田技研工業株式会社 | 前輪懸架装置の位置決め構造 |
WO2019123379A1 (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Piaggio & C. S.P.A. | A torsionally rigid spring, related suspension, related front chassis, and related motor vehicle |
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Family Cites Families (6)
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---|---|---|---|---|
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IT1033014B (it) * | 1977-02-10 | 1979-07-10 | Piaggio & C Spa | Sospensione della ruota anteriore dei veicoli a due od a tre ruote |
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FR2418141A1 (fr) * | 1978-02-24 | 1979-09-21 | Cortanze Andre | Motocycle ou vehicule analogue a deux roues |
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JPS60139583A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-24 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のフロントリ−デイングア−ム構造 |
-
1986
- 1986-02-21 FR FR868602394A patent/FR2594782B2/fr not_active Expired - Lifetime
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- 1986-12-23 DE DE8686402921T patent/DE3670995D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-12-23 DE DE198686402921T patent/DE238768T1/de active Pending
- 1986-12-25 JP JP61308058A patent/JPH06519B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-04-01 KR KR1019870003105A patent/KR900005239B1/ko not_active IP Right Cessation
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