JPH0651809U - ブリッジ型座標測定機 - Google Patents
ブリッジ型座標測定機Info
- Publication number
- JPH0651809U JPH0651809U JP279493U JP279493U JPH0651809U JP H0651809 U JPH0651809 U JP H0651809U JP 279493 U JP279493 U JP 279493U JP 279493 U JP279493 U JP 279493U JP H0651809 U JPH0651809 U JP H0651809U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- base
- probe
- table surface
- bearing
- Prior art date
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- Granted
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/0011—Arrangements for eliminating or compensation of measuring errors due to temperature or weight
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定精度の高いCMMを提供すること。
【構成】 本考案は、測定機ベースに対してプローブ
を設けたブリッジを移動できるように構成させてある。
しかもブリッジをベースの測定のために加工物を載せる
上面を囲む閉ループブリッジ構造としている。またブリ
ッジをベースに対して移動できるようにするために、ベ
ースの両側にガイドウエイを形成し、ブリッジに設けた
ベアリングでブリッジをそれらのガイドウエイに沿って
移動できるように支持させている。しかも、本考案では
そのベアリングによるガイドウエイトへの支持はベッド
の上面より下側で行わせている。
を設けたブリッジを移動できるように構成させてある。
しかもブリッジをベースの測定のために加工物を載せる
上面を囲む閉ループブリッジ構造としている。またブリ
ッジをベースに対して移動できるようにするために、ベ
ースの両側にガイドウエイを形成し、ブリッジに設けた
ベアリングでブリッジをそれらのガイドウエイに沿って
移動できるように支持させている。しかも、本考案では
そのベアリングによるガイドウエイトへの支持はベッド
の上面より下側で行わせている。
Description
【0001】
本考案は、加工物の寸法を測定するブリッジ型座標測定機(CMMすなわち、 Coordinate Measuring Machine)に関するものである。
【0002】
ブリッジ型座標測定機は、ベースと、このベースに対して動くことができるよ うにして装着されるブリッジと、このブリッジの上部部材に動くことができるよ うにして装着されるキャリッジと、このキャリッジに動くことができるようにし て装着されるプローブと、ベースの上面におかれている加工物の寸法の測定のた めにプローブの動きに応答する測定・計算装置とで構成されている。このブリッ ジ型座標測定機の例は、米国特許第 3,749,501号「測定機」、第 3,840,993号「 座標測定機」に見ることができる。座標測定機の重要な機能は、正確に測定でき ること、および反復性、すなわち同じ加工物から同じ測定値を得ることができる ことである。ブリッジ座標測定機における正確さと反復性とは、震動と、ブリッ ジの直立部の間の相対的な動きとにより影響を受ける。ブリッジのスチフネスす なわち剛性が不足すると、ブリッジの直立部の間で相対的な動きが生じるととも に、高さや間隔およびスチフネスなど全てが共振震動数に影響を及ぼす。その共 振震動数が低いと、ブリッジに装着されている測定プローブが一層震動し易くな る。
【0003】 CMMに及ぼす震動の影響を最小にし、震動を減少させる一つの方法は、CM Mを空気袋の上に設置するか、大型のコンクリート台の上に載せること、又はブ リッジの直立部の質量を大きくすることである。しかし、それらの方法は費用が かかりすぎたり、場所を取り、しかも外部震動、すなわち地面の震動を遮断する だけである。内部震動、例えば座標測定機に装着されている電気機械的なサーボ 機構により引き起こされる震動を遮断又は減少させることができない。
【0004】 ブリッジの直立部の相対的な動きの影響を最小にする一つの方法が米国特許第 3,749,501号に開示されている。その方法では各直立部に位置指示器を配置して いる。しかし、そうするとCMMの位置決め装置と測定装置のコストが上昇し、 しかもブリッジの構造体中に存在することがある望ましくない低い共振震動数の 問題を処理できない。例えば20ヘルツ以下の共振震動数はCMMの測定精度に 悪影響を及ぼすことがある。 CMMの測定精度を向上させる別の方法は、ポータルを有する正方形のブリッ ジを設けることである。そのようなCMMがソ連特許第 621,955号に開示されて いる。
【0005】 ブリッジ型座標測定器により行われる測定の精度は、剛性の不足と、ブリッジ の低い共振震動数の震動とにより、悪影響を受けることがある。このことは、自 動車の車体又はエンジンのような大型の加工物を測定するためのブリッジ型座標 測定機では特に影響を受ける。そのようなブリッジ型座標測定機の直立部の高さ および間隔が、それぞれ約1〜2メートル、約 1.5〜 2.5メートルと大きいから である。
【0006】
本考案の目的は大型の加工物を測定するときにその測定精度を高くすることが できるCMMを提供することである。 他の目的はブリッジの剛性を高めたCMMを提供することである。 さらに他の目的はブリッジの直立部の高さが高くても直立部の間の相対的な動 きを減少させることができるCMMを提供することである。 さらに他の目的はブリッジの共振震動数を高くしてブリッジに取り付けられて いるプローブに及ぼす震動の影響を小さくしたCMMを提供することである。 さらに他の目的は測定プローブを外部震動から遮断する高価な装置を少なくし たCMMを提供することである。 さらに他の目的はベースの上面におかれた重い加工物が移動中に生じる中央部 分の曲がりを無くすことができるCMMを提供することである。
【0007】
本考案は、測定機ベースに対してプローブを設けたブリッジを移動できるよう に構成させてある。しかもブリッジをベースの測定のために加工物を載せる上面 を囲む閉ループブリッジ構造としている。またブリッジをベースに対して移動で きるようにするために、ベースの両側にガイドウエイを形成し、ブリッジに設け たベアリングでブリッジをそれらのガイドウエイに沿って移動できるように支持 させている。しかも、本考案ではそのベアリングによるガイドウエイトへの支持 はベッドの上面より下側で行わせている。
【0008】
図1には、ベース10と、このベース10に動くことができるようにして装着 されたブリッジ20と、このブリッジ20に動くことができるように装着された キャリッジ50と、このキャリッジ50に動くことができるように装着されたプ ローブ30とを有するブリッジ型座標測定機が示されている。ベース10は上面 11を有し、この上面11の上に測定すべき加工物(図示せず)がおかれる。ベ ース10にはガイドウエイ12、13が形成されている。このベース10は上側 台部分14と下側部分とからなりそれらを脚15で連結している。ベース10の 底部にはゴム足16を取り付け、外部震動の影響を非常に小さいものとしている 。ベース10を上記構成とすることによって、ブリッジ20を動かすためのモー タおよびその他の適当な駆動機構をベース10の中央部分に配置することができ る。
【0009】 ブリッジ20は二つの直立部21、22を有する。双方の直立部の上端を上部 部材23で、下端を下部部材24で連結している。このブリッジ20の上部部材 23にキャリッジ50が動くことができるように装着されている。さらにそのキ ャリッジ50にプローブ軸31が動くことができるように取り付けられ、そのプ ローブ軸31の一端にプローブ30が取り付けられている。このプローブは測定 すべき加工物に接触して適切な計算・測定装置に信号を与えるものである。その ようなプローブの例としては米国特許第 4,270,275号「プローブ」に見ることが できる。もちろんそれに限定されるものではない。上記したブリッジ20はガイ ドウエイ12、13に沿って動くことができるようにベース10に取り付けられ ている。
【0010】 ブリッジ20の下部部材24にはガイドウエイ12、13を挿入できる溝25 が形成されている。その溝25に差し込まれたガイドウエイの各面を支持するベ アリング41がブリッジ20に取り付けられている。すなわちこのベアリング4 1によってブリッジ20が移動できるようにベース10に取り付けられている。 ベアリング41としては空気ベアリングを使用することが望ましい。ブリッジ2 0、キャリッジ50およびプローブ軸31によってプローブ30は三次元的に移 動することができ、本測定機によって三次元の測定を行うことができる。プロー ブの動きに応答する電気的又は機械的な手段がプローブの位置を三つの座標で示 し、要求があれば測定値を計算する。そのような電気機械的な装置の例として、 例えば、ザ・ワーナー・アンド・スウエーシイ社のシエフィールド測定事業部の 測定プロセッサMP3型がある。
【0011】 図2は側面図で、主としてキャリッジ50のブリッジ20の上部部材23への 取り付け方を示している。上部部材23の上端部の両側で水平方向へ突出するガ イドウエイ26、28を形成させ、かつ一方のガイドウエイ26に直角に上側に 突出させたガイドウエイ27を形成させている。これらのガイドウエイをキャリ ッジに形成させたそれぞれに対応する溝51、52、53に挿入させ、前記同様 ベアリング55で支持させている。プローブおよびキャリッジの取付については 米国特許第 3,749,501号および同第 3,840,993号に詳しく示されている。ブリッ ジ20に対するキャリッジ50の動きを容易にするために、ベアリング55とし て機械的なベアリング又はなるべくは空気ベアリングを用いる。
【0012】 図3は、他の実施例であり、その実施例のブリッジ20の溝25内に配置され ているベアリング41がベース10のガイドウエイ12、13の表面とどのよう な関係にあるかを示している。本実施例ではブリッジ20の下部部材24は、ベ ース10の下側で連結されている。ベース10の上側台部分14は3本の脚15 で支持されている。脚を上側台部14の各隅に1本ずつ設けた場合より震動と曲 がりとが良く遮断される。
【0013】 図4は他の実施例であり、ブリッジ20の双方の直立部の下端が2本の下部部 材24、29で連結されたものである。溝25がその2本の下部部材の間に形成 されている。 図5はさらに他の実施例であり、ブリッジ20の下部部材24はベース10の 上側台部14の下側で連結されている。この例の場合も、ベース10の上側台部 分14は3本の脚15で支持されている。脚を上側台部14の各隅に1本ずつ設 けた場合より震動と曲がりとが良く遮断される。
【0014】
以上詳細に説明したように本考案はベースを固定してブリッジを移動するよう にしたので大型の加工物を測定するときでもその測定精度が高く、ベースの上面 におかれた重い加工物が移動中に生じる中央部分の曲がりを無くすことができ、 正確に測定することができる。さらに本考案はブリッジを閉ループ構造として、 しかもベースへのブリッジの支持をベースの加工物を載せる上面より下で行わせ ているので、ブリッジの剛性を高め、ブリッジの直立部の高さが高くても直立部 の間の相対的な動きを減少させることができ、より測定精度が高くなる。さらに ブリッジの共振震動数が高くなりブリッジに取り付けられているプローブに及ぼ す震動の影響が少なくなり、かつプローブを外部震動から遮断するために従来必 要だった高価な装置を少なくすることができた。
【図1】本考案の原理を含むブリッジ型座標測定機の斜
視図。
視図。
【図2】本考案の原理を含むブリッジ型座標測定機の側
面図。
面図。
【図3】一部を省略して示した他の実施例の正面図
【図4】一部を省略して示した他の実施例の正面図
【図5】一部を省略して示した他の実施例の正面図
10・・・ベース、12、13・・・ガイドウエイ、2
0・・・ブリッジ、21、22・・・直立部 23・・・上部部材、24・・・下部部材、25・・・
溝、41・・・ベアリング。
0・・・ブリッジ、21、22・・・直立部 23・・・上部部材、24・・・下部部材、25・・・
溝、41・・・ベアリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ロバート・ブランズテイター アメリカ合衆国 45324 オハイオ州・フ ェアボーン・チェリイウッド ドライブ・ 48
Claims (1)
- 【請求項1】 測定すべき加工物を載せる水平の台表面
(11)を有するベース(10)と、二つの直立部(2
1、22)と前記台表面(11)の上方でそれらの直立
部を連結する第1の部材(23)と台表面の下側で直立
部を連結する第2の部材(24)とを備えて台表面を囲
む閉ループ構造を有するブリッジ(20)と、そのブリ
ッジを第1の水平軸に沿って移動させるように前記ベー
ス(10)に取り付ける手段(12、13、41)と、
プローブ(30)と、そのプローブを第2の水平軸およ
び垂直軸に沿って移動するように前記ブリッジ(20)
の第1の部材(23)へ取り付ける手段(59、31)
とを有し、水平な前記台表面(11)の上に載せられた
加工物をプローブ(30)で測定するために前記第1お
よび第2の水平軸と垂直軸とは互いに直交してととも
に、前記ベースに一対のガイドウエイ(12、13)を
形成させる一方、ブリッジにベアリングを取り付け、そ
れらをベース(10)の上記台表面(11)より下側
で、一方のガイドウエイとベアリングとをベースの一方
の側に、他方のガイドウエイとベアリングとをベースの
他方の側に配置し、それらのベアリングとガイドウエイ
トでブリッジをベースに移動できるように取り付けたこ
とを特徴とするブリッジ型座標測定機。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US694378 | 1985-01-24 | ||
US06/694,378 US4594791A (en) | 1985-01-24 | 1985-01-24 | Bridge type coordinate measuring machine |
US694377 | 1985-01-24 | ||
US06/694,377 US4630374A (en) | 1985-01-24 | 1985-01-24 | Bridge type coordinate measuring machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651809U true JPH0651809U (ja) | 1994-07-15 |
JPH0738805Y2 JPH0738805Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=27105370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993002794U Expired - Lifetime JPH0738805Y2 (ja) | 1985-01-24 | 1993-01-11 | ブリッジ型座標測定機 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0194002B2 (ja) |
JP (1) | JPH0738805Y2 (ja) |
CN (1) | CN86100218B (ja) |
CA (1) | CA1233635A (ja) |
DE (1) | DE3660695D1 (ja) |
IN (1) | IN165806B (ja) |
SE (1) | SE460992B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221820A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 三次元座標測定機 |
JP2015092172A (ja) * | 2014-12-16 | 2015-05-14 | 株式会社東京精密 | 三次元座標測定機 |
JP2015163886A (ja) * | 2015-04-06 | 2015-09-10 | 株式会社東京精密 | 三次元座標測定機 |
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JP2004317243A (ja) * | 2003-04-15 | 2004-11-11 | Mitsutoyo Corp | 測定機 |
DE102007031346A1 (de) * | 2007-07-05 | 2009-01-08 | Carl Mahr Holding Gmbh | Koordinatenmessgerät mit beweglichem Portal |
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IT1074271B (it) * | 1976-09-30 | 1985-04-20 | Olivetti & Co Spa | Macchina di misurazione di precisione a portale |
SU621955A1 (ru) * | 1977-04-12 | 1978-08-30 | Экспериментальный Научно-Исследовательский Институт Металлорежущих Станков (Вильнюсский Филиал Энимс) | Координатна измерительна машина |
-
1985
- 1985-12-11 IN IN1047/DEL/85A patent/IN165806B/en unknown
-
1986
- 1986-01-10 EP EP19860300140 patent/EP0194002B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-01-10 DE DE8686300140T patent/DE3660695D1/de not_active Expired
- 1986-01-16 CN CN86100218A patent/CN86100218B/zh not_active Expired
- 1986-01-16 CA CA000499694A patent/CA1233635A/en not_active Expired
- 1986-01-24 SE SE8600314A patent/SE460992B/sv not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-01-11 JP JP1993002794U patent/JPH0738805Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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JP2015092172A (ja) * | 2014-12-16 | 2015-05-14 | 株式会社東京精密 | 三次元座標測定機 |
JP2015163886A (ja) * | 2015-04-06 | 2015-09-10 | 株式会社東京精密 | 三次元座標測定機 |
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---|---|
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EP0194002B2 (en) | 1993-06-09 |
DE3660695D1 (en) | 1988-10-13 |
SE8600314L (sv) | 1986-07-25 |
SE8600314D0 (sv) | 1986-01-24 |
CA1233635A (en) | 1988-03-08 |
EP0194002A1 (en) | 1986-09-10 |
JPH0738805Y2 (ja) | 1995-09-06 |
EP0194002B1 (en) | 1988-09-07 |
CN86100218A (zh) | 1986-07-30 |
SE460992B (sv) | 1989-12-11 |
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