JPH044170Y2 - - Google Patents

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JPH044170Y2
JPH044170Y2 JP16184086U JP16184086U JPH044170Y2 JP H044170 Y2 JPH044170 Y2 JP H044170Y2 JP 16184086 U JP16184086 U JP 16184086U JP 16184086 U JP16184086 U JP 16184086U JP H044170 Y2 JPH044170 Y2 JP H044170Y2
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slider
moving means
measuring
movable body
measuring machine
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JP16184086U
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 測定子をビームの長手方向に移動可能に装着し
たスライダに取付け、そのスライダの移動を利用
して測定子が関与する測定対象物の形状、寸法を
測る測定機の改良に関する。三次元測定機等に好
適である。
〔背景技術とその問題点〕
測定子をビームの長手方向に移動可能に装着し
たスライダに取付け、そのスライダの移動を利用
して測定子が関与する測定対象物の形状、寸法を
測る測定機が広く普及している。二次元測定機、
三次元測定機、座標測定機等が例示される。
従来、かかる測定機は、例えば、三次元測定機
の場合、第3図、第4図に示すような構造であつ
た。すなわち、第4図において、測定対象物を載
置する定盤1とYガイドレール2および定盤1上
をY軸方向に移動可能とされた一対のYスライダ
3R,3Lと両Yスライダ3R,3Lに立設され
た一対の支柱4R,4Lと支柱4R,4Lの上端
側に渡架されたX軸方向に伸びるXビーム10
と、このビーム10に長手方向に移動可能とされ
たXスライダ11とこのXスライダ11に取り付
けられたZスピンドル6をZ軸方向に移動可能に
支持するZコラム5と、Zスピンドル6の先端側
に支持されたタツチ信号プローブ7(8が測定子
である)とXスライダ11の移動手段20とから
三次元測定機が構成されていた。なお、Yスライ
ダの移動手段とZスピンドルの移動手段は図示省
略した。
ここに、Xスライダ11の移動手段20は第3
図に示したように支柱4Rの上端側に取り付けた
モータ21とこのモータ21で回動される送りネ
ジ25とこの送りネジ25に螺合されかつ前記X
スライダ11に連結された可動体22とから構成
されていた。
従つて、モータ21を回動することによつて駆
動手段20は駆動され、Xスライダ11はXビー
ム10上を移動される。なお、Xスライダ11は
Xビーム10によつてエアベアリング支持されて
いるので円滑摺動される。すると、Zスピンドル
6に取りつけられたタツチ信号プローブ7がX軸
方向に移動され、測定子8が図示省略の測定対象
物の測定面に当接されることによつて当該測定面
の座標を図示省略の測定回路に取り込む。順次、
この操作を繰り返して得た複数の座標を処理して
測定対象物の形状や寸法を求めることができた。
なお、Y軸方向、Z軸方向の座標はYスライダ3
R,3LおよびZスピンドル6をそれぞれ移動さ
せることによつて取り込むことができる。
しかしながら、上記従来の測定機、例示の三次
元測定機の場合には次のような問題点があつた。
すなわち、可動体22を介し送りネジ25を回
動させてスライダ11を移動させるので、スライ
ダ11を正確かつ円滑に移動させるためにはXビ
ーム10に対するXスライダ11の精巧な摺動案
内、Xスライダ11に対する可動体(ナツト部
材)22の正確な姿勢による取付作業、送りネジ
25とXビーム10との高い平行度及び送りネジ
25自体の高い真直度等を確立しなければならず
製作、組立、調整に多くの労力を必要とする問題
があつた。また、これらを注意して完成させても
可動体22と送りネジ25、モータ21のロータ
とステータ、送りネジ25とのその軸受(支持体
13)、さらには、例えばXスライダ11の移動
に伴うXビーム10の荷重位置変化による構造全
体の変形等から送りネジ25に振れや傾きが生ず
るという実用上の問題があり、これらは1〜数μ
mの分解能を求められる三次元測定機等では無視
することのできない大きなものとなり所定測定精
度を到底保障することができないという事態を引
起こした。さらに振れ等が過大となるとXスライ
ダ11の移動困難乃至不能という最悪事態を招来
するおそれがあつた。さらに、これら問題は大型
機種になるほど大きな欠点となつてきた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、測定子の円滑移動と高精度測
定を保障できる間接駆動型測定機を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、移動手段とスライダとを動力を伝達
し機械的変形、振動等を遮断する伝達手段を介し
連結し前記従来問題点を除去しようとするもので
ある。
これがため、測定子をビームの長手方向に移動
可能に装着したスライダに取付け、そのスライダ
の移動を利用して測定子が関与する測定対象物の
形状、寸法を測る測定機において、可動体を前記
ビームの長手方向に往復移動させる移動手段と、
前記ビームの長手方向に離隔配設された一対の回
動体と両回動体に渡設された無端状のベルト部材
とからなる伝達手段とから形成された駆動装置を
備え、前記スライダと可動体とを対向する位置で
前記ベルト部材に連結し前記伝達手段を介し前記
移動手段で前記スライダを間接駆動できるよう構
成し前記目的を達成するのである。
したがつて、この考案に掛かる測定機は、伝達
手段のベルトにスライダと移動手段の可動体とを
連結しているので、移動手段の変形、振れ等はそ
のベルトの可撓性を利用して吸収され、動力以外
の振れ等はスライダに伝達されない。したがつ
て、スライダに支持された測定子は円滑移動され
その姿勢を一定に維持できるので高精度測定を保
障できる。
〔実施例〕
本考案に係る間接型測定機の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
なお、この実施例における測定機は前出第4図
に示した従来三次元測定機と同様な三次元測定機
である。従つて、それと同一部分については同一
の符号を付するとともに説明を簡略または省略す
る。
この実施例の駆動装置は移動手段20と伝達手
段30とから構成されている。
移動手段20は第1図に示したように支柱4R
の上端側に取付けたモータ21とこのモータ21
で回動される送りネジ25とこの送りネジ25に
螺合されたナツト部材から形成した可動体22と
送りネジ25と平行で可動体22を摺動案内する
ガイドロツド28とから構成されている。ここで
可動体22はXスライダ11に連結されず後記の
ベルト33に直結される。したがつて、可動体2
2の廻止めとしてガイドロツド28が設けられて
いるのである。
伝達手段30は、動力を伝達する一方で移動手
段20の振動等をXスライダ11に伝えないよう
にするもので支柱4R,4Lの上端側にそれぞれ
取付けられた支持台13,13に回動自在に設け
られた一対の回動体であるプーリ32,34に渡
設された無端状の可撓性あるベルト部材としての
ベルト33とから構成され、このベルト33は、
対応する位置33AでXスライダ11に係止片1
2を介し連結され、位置33Bで可動体22に連
結されている。
次に、この実施例の作用について説明する。
測定子8(第4図参照)をX軸方向に移動させ
て測定対象物(図示省略)の測定面に当接させる
には、移動手段20のモータ21を駆動して行
う。モータ21を駆動すれば送りネジ25に螺合
されたナツト部材からなる可動体22を例えば第
2図に示したように図で左方向に移動することが
できる。すると無端状のベルト33は両プーリ3
2,34間で回動されるからXスライダ11を図
で右方向に移動させることができる。
このようにして、上記測定面に当接された瞬間
の測定子8の移動変位量から当該測定面のX座標
を図示省略の測定回路で読み取る。X軸方向につ
いてこの手順を繰り返す。なお、Y軸方向はYス
ライダ3R,3Lの移動によつて、Z軸方向はZ
スピンドル6の昇降によつて読み取られ、単独に
または上記X軸方向と同時に各座標(X,Yおよ
びZ)を所定の幾何学的演算等をすることによつ
て測定対象物の寸法や形状を測定できる。
したがつて、この実施例によれば、駆動装置は
移動手段20とXスライダ11に動力を伝達する
とともに移動手段20の振動等を吸収する伝達手
段30とから構成されているので、Xスライダ1
1は間接駆動され移動手段20の振動等はXスラ
イダ11つまり測定子8に伝わらない。したがつ
て測定子8の姿勢変化が生じないから高精度測定
を保障することができる。
また、移動手段20のベルト33は可撓性を有
するから上記の如く振動等を遮断する他、例えば
送りネジ25がXビーム10と完全平行でなくと
もXスライダ11を円滑移動させることができ
る。このことは、駆動装置の設計、製作、組立の
自由度を飛躍的に向上させ経済的な測定機を確立
させるという効果をも奏することができる。
なお、以上の実施例においては、移動手段20
をモータ21駆動の送りネジ25方式とされたが
これに限定されずエアシリンダ等によるものであ
つても本考案は適用される。また、伝達手段30
のベルト33は可撓性を利用して移動手段20の
振動等をXスライダ11に伝えないようにして動
力を伝達できればよいから、本考案におけるベル
ト部材とはベルト33の他のワイヤー、ロープ、
チエーン等を含むものとする。
もとより、Xスライダ11の駆動装置について
開示したがYスライダ3R,Zスピンドル6の駆
動装置においても、さらに三次元測定機に限定さ
れず二次元測定機においても本考案は適用され
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、測定子の円滑移動と高精度測
定を保障できる間接駆動型測定機を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る間接駆動型測定機の一実
施例を示す要部斜視図、第2図は同じく動作説明
図、第3図、第4図は従来の測定機の駆動装置を
示し、第3図は要部斜視図および第4図は測定機
自体の全体構成図である。 8……測定子、10……Xビーム、11……X
スライダ、20……移動手段、21……モータ、
22……可動体、30……伝達手段、32,34
……回動体としてのプーリ、33……ベルト部材
であるベルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 測定子をビームの長手方向に移動可能に装着し
    たスライダに取付け、そのスライダの移動を利用
    して測定子が関与する測定対象物の形状、寸法を
    測る測定機において、可動体を前記ビームの長手
    方向に往復移動させる移動手段と、 前記ビームの長手方向に離隔配設された一対の
    回動体と両回動体に渡設された無端状のベルト部
    材とからなる伝達手段と、から形成された駆動装
    置を備え、 前記スライダと可動体とを対向する位置で前記
    ベルト部材に連結し前記伝達手段を介し前記移動
    手段で前記スライダを間接駆動できるよう構成し
    たことを特徴とする間接駆動型測定機。
JP16184086U 1986-10-21 1986-10-21 Expired JPH044170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16184086U JPH044170Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16184086U JPH044170Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21

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Publication Number Publication Date
JPS6367814U JPS6367814U (ja) 1988-05-07
JPH044170Y2 true JPH044170Y2 (ja) 1992-02-07

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ID=31088534

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JP16184086U Expired JPH044170Y2 (ja) 1986-10-21 1986-10-21

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EP2505956A1 (en) * 2011-03-29 2012-10-03 Hexagon Technology Center GmbH Coordinate measuring machine

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JPS6367814U (ja) 1988-05-07

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