JPH0651792B2 - ポリ(p−フエニレンスルフイド)の改良製造方法 - Google Patents

ポリ(p−フエニレンスルフイド)の改良製造方法

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JPH0651792B2
JPH0651792B2 JP63007667A JP766788A JPH0651792B2 JP H0651792 B2 JPH0651792 B2 JP H0651792B2 JP 63007667 A JP63007667 A JP 63007667A JP 766788 A JP766788 A JP 766788A JP H0651792 B2 JPH0651792 B2 JP H0651792B2
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alkali metal
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    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/02Polythioethers
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    • C08G75/025Preparatory processes
    • C08G75/0259Preparatory processes metal hydrogensulfides
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、芳香族化合物から重合体の製造方法に関す
る。一つの観点からみると、本発明は、p−フエニレン
スルフイド重合体の製造方法に関する。他の観点からみ
ると、本発明は、高押出量(extrusion rate)を有する
ポリ(p−フエニレンスルフイド)の製造方法に関す
る。更に他の観点からみると、本発明は、ポリ(p−フ
エニレンスルフイド)の反応混合物から、高押出量を有
するポリ(p−フエニレンスルフイド)の回収方法に関
する。
発明の背景 極性有機溶媒中において、硫化アルカリ金属を用いる反
応によつて、ポリハロ−置換芳香族化合物からアリーレ
ンスルフイド重合体を製造する基本的な方法は、米国特
許第3,354,129号に記載されている。それ以来、製造さ
れたポリ(アリーレンスルフイド)の溶融流量(melt f
low rate)を改質または調節するための多くの仕事がな
されてきた。例えば、後重合方法において硬化反応また
は連鎖延長反応を用いると溶融流量を減少することは知
られている。更に、また、重合反応混合物中に、カルボ
ン酸アルカリ金属および/または1分子当り3以上のハ
ロゲン原子を有するポリハロ−置換芳香族化合物を使用
すると、溶融流量を減少することは知られている。これ
らの例示による知見から、溶融流量は、分子量とは逆に
関係すると考えられる。後述において特に定義する押出
量は、低分子量範囲におけるアリーレンスルフイド重合
体に特性を与えるために特に有用な溶融流量の特別なタ
イプである。
しかし、電子封入(electronic encapsulation)のよう
な技術分野においては、高押出量を有するポリ(p−フ
エニレンスルフイド)を必要としている。そのような高
押出量を有する重合体を再製造する方法は、現在、種々
の理由、例えば添加した反応体物質のコスト増加、過剰
の反応体を再循環させることの必要性、または反応成分
の仕込みにおける僅かの間違いによつて完全に規格外の
重合体を造つてしまう危険等、のために不満足である。
それ故、本発明の目的は、容易に調節可能な方法におい
て、高押出量を有するポリ(p−フエニレンスルフイ
ド)を製造するための方法を提供することである。本発
明の他の目的は、反応混合物中の反応体比を調節するこ
とによつて高押出量を有するポリ(p−フエニレンスル
フイド)を製造するための方法を提供することである。
本発明の他の目的は、約100〜約1000g/10分の押出量を
有するポリ(p−フエニレンスルフイド)を製造するた
めの方法を提供することである。
発明の記述 本発明によつて、p−ジハロベンゼンと、水酸化アルカ
リ金属および硫化水素アルカリ金属(alkali metal bis
ulfide)の脱水混合物とを、極性有機溶媒中において混
合し、得られた混合物を重合条件にかけてポリ(p−フ
エニレンスルフイド)を生成させることから成り、かつ
前記脱水混合物中における水酸化アルカリ金属:硫化水
素アルカリ金属のモル比は、約0.08:1〜0.98:1である、
高押出量を有するポリ(p−フエニレンスルフイド)
(PPS)の製造方法が提供される。この水酸化アルカリ
金属/硫化水素アルカリ金属のモル比を使用することに
より、容易に回収することができ、かつ電子部品のカプ
セル比のような応用のために使用するのに適した高押出
量を有するポリ(p−フエニレンスルフイド)を提供す
ることができる。
本明細書中に使用された用語「押出量(extrusion rat
e)」は、ASTM D1238、Procedure B−Automatically T
imed Flow Rate Measurementに基づいた溶融重合体につ
いての流量(flow rate)測定に照会されており、これ
は、600゜Fで行われ、345gの全駆動量と0.0825±0.0002
インチの直径および1.250±0.002インチの長さの寸法を
有するオリフイス(orifice)を使用している。
本発明に有用な極性有機溶媒には、ラクタム類およびス
ルホン類を包含しているアミド類が包含される。前記極
性有機溶媒の例には、ヘキサメチルホスホルアミド、テ
トラメチル尿素、N,N′−ジメチルエチレン尿素、N,N′
−エチレンジピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン
(NMP)、ピロリドン、カプロラクタム、N−エチルカ
プロラクタム、スルホン、N,N′−ジメチルアセトアミ
ド、低分子量のポリアミド類等が包含される。有機アミ
ド類は、極性有機溶媒の現在における好ましいクラスで
あり、N−メチル−2ピロリドン(NMP)がこのクラス
の好ましい部材である。
本発明方法に用いることができるp−ジハロベンゼン類
は、 式 [式中、各Xは、塩素、臭素、および沃素から成る群か
ら選ばれ、各Rは、水素、および炭化水素基(この炭化
水素基は、アルカリ基、シクロアルキル基、またはアリ
ール基、またはそれらの組合せ、例えばアルカリル基ま
たはアラルキル基、等である)から成る群から選ばれ、
各分子中の炭素原子の総数は、6〜約24の範囲内であ
り、かつ使用されたp−ジハロベンゼンの少なくとも50
モル%において各Rは水素でなければならない]によつ
て表わすことができる。
本発明の方法に使用することができるp−ジハロベンゼ
ン類には、p−シクロロベンゼン、p−ジブロモベンゼ
ン、p−ジアイオドベンゼン、1−クロロ−4−ブロモ
ベンゼン、1−クロロ−4−アイオドベンゼン、1−ブ
ロモ−4−アイオドベンゼン、2,5−ジクロロトルエ
ン、2,5−ジクロロ−p−キシレン、1−エチレ−4−
イソプロピル−2,5−ジブロモベンゼン、1,2,4,5−テト
ラメチル−3,6−ジクロロベンゼン、1−ブチル−4−
シクロヘキシル−2,5,−ジブロベンゼン、1−ヘキシル
−3−ドデシル−2,5−ジクロロベンゼン、1−オクタ
デシル−2,5−ジアイオドベンゼン、1−フエニル−2
−クロロ−5−ブロモベンゼン、1−p−トリル−2,5
−ジブロモベンゼン、1−ベンジル−2,5−ジクロロベ
ンゼン、1−オクチル−4−(3−メチルシクロペンチ
ル)−2,5−ジクロロベンゼン等、およびこれらの混合
物が包含される。
本発明の方法に使用することができる硫化水素アルカリ
金属類には、硫化水素リチウム、硫化水素ナトリウム、
硫化水素カリウム、硫化水素ルビジウム、硫化水素セシ
ウム、およびこれらの混合物が包含される。通常、硫化
水素アルカリ金属は、水和形態において、および/また
は、水性混合物として、好ましくは使用温度において液
体状態において、使用される。硫化水素アルカリ金属と
存在する水は、かなりの範囲に亘つて変化するが、一般
的には、水は、水和した水としておよび/または遊離水
として、硫化水素アルカリ金属プラスそれと会合した水
の全量に基づいて約20〜約60重量%、好ましくは約25〜
約40重量%の範囲内の量で存在する。
本発明の方法に使用することができる水酸化アルカリ金
属類には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、および
これらの混合物が包含される。水酸化アルカリ金属は、
無水形態において使用することができるが、好ましく
は、水和形態において、および/または、水性混合物と
して、更に好ましくは使用温度において液体状態におい
て、使用される。水酸化アルカリ金属と存在する水は、
かなりの範囲に亘つて変化するが、一般的には、水は、
水和した水としておよび/または遊離水として、水酸化
アルカリ金属プラスそれと会合した水の全量に基づいて
約70重量%まで、好ましくは約25〜約60重量%の量で存
在する。
本発明の方法によるp−フエニレンスルフイド重合体の
製造において、水酸化アルカリ金属および硫化水素アル
カリ金属の混合物は、通常、極性有機溶媒例えばNMPに
加える。次いで、実質的に全ての水を蒸溜操作によつて
除去し、水酸化アルカリ金属、硫化水素アルカリ金属、
および極性有機溶媒から誘導された脱水組成物を提供す
る。硫黄種の少量の損失が脱水中に生起するので、脱水
された組成物の試料を、水性媒体中において、標準1N
HClを用いて滴定することにより分析することが望まし
い。この滴定は、水酸化アルカリ金属の含量を反映する
第1のエンドポイントを示し、そして硫化水素アルカリ
金属の含量を反映する第2のエンドポイントを示す。水
酸化アルカリ金属:硫化水素アルカリ金属のモル比は、
次の関係によつて直接測定することができる:第1エン
ドポイントまでの滴定液ml÷(第2のエンドポイントま
での滴定液ml−第1のエンドポイントまでの滴定液m
l)。脱水組成物中の水酸化アルカリ金属:硫化水素ア
ルカリ金属のモル比が約0.80:1〜0.98:1好ましくは約0.
85:1〜0.98:1である該組成物を使用することによつて、
高押出量を有するポリ(p−フエニレンスルフイド)が
定易に得られることが見出された。
次いで、極性有機溶媒を追加しまたは追加しないで、少
なくとも1種のp−ジハロベンゼンを、前述した脱水組
成物と混合し、重合条件にかけた。p−ジハロベンゼ
ン:硫化水素アルカリ金属のモル比は、かなりの範囲に
亘つて変化するが、一般的に、約0.9:1〜約1.2:1、好ま
しくは約1:1〜1.1:1の範囲内にある。
重合反応混合物中に使用された極性有機溶媒の量は、か
なり変化する。一般的に、極性有機溶媒:硫化水素アル
カリ金属のモル比は、約1:1〜約10:1の範囲内、好まし
くは約2:1〜約5:1の範囲内にある。
重合を行う反応温度は広い範囲に亘つて変化させること
ができるが、一般的に、約150℃〜約400℃、好ましくは
約200℃〜約300℃の範囲内にある。反応時間も広範囲に
変化させることができるが、部分的には反応温度に依存
する。一般的には、約10分間〜約72時間、好ましくは約
1時間〜約8時間の範囲内にある。圧力は、p−ジハロ
ベンゼンを維持し、かつ極性有機溶媒を実質的に液体相
に維持するのに充分な圧力であるべきである。
本発明の方法によつて造られた高押出量を有するポリ
(p−フエニレンスルフイド)の回収のために、種々な
既知方法を用いることができるが、加熱された反応混合
物を、圧力を下げて大気圧にし、反応混合物から極性有
機溶媒を実質的に完全にフラツシユ蒸溜させる方法を使
用することが好ましい。このフラツシユ蒸溜された反応
混合物残渣を、液体希釈剤、例えば水(この中に、ハロ
ゲン化アルカリ金属および他の不純物が可溶である)、
を用いてスラリーにする。液体希釈剤を、溶解した不純
物とともに、例えば濾過によつて除去し、粒状のポリ
(p−フエニレンスルフイド)を残置させる。この洗滌
方法は、ポリ(p−フエニレンスルフイド)の純度が所
望のレベルに達するまで繰返す。使用することができる
他の既知方法は、“水冷却(water quench)”方法であ
る。この方法は、重合反応混合物を、PPS[ポリ(p−
フエニレンスルフイド):poly(p-phenylene sulfideの
略]が溶融状態にある温度以上の温度において、極性有
機溶媒に可溶であり、かつ PPSに対しては非溶媒である分離剤例えば水の、極性有
機溶媒から溶融したPPSの相分離を生じさせるのに充分
な量と、接触させる方法である。この冷却された相分離
された混合物を次いで冷却すると、極性有機液体に粒状
PPSのスラリーを生成し、これを濾過して粒状のPPSを回
収することができる。分離したPPSは前述の如くして洗
滌することができる。
実施例 当業者が本発明を更によく理解するのを助けるために実
施例を示すが、これらの実施例により本発明の範囲が不
当に制限されるものではない。特別の反応体、条件、比
率等は、全て本発明の例示であつて、本発明の範囲を制
限するものではない。
実施例1 1系列の重合実験を、PPS製造用の90ガロンの撹拌機(4
00rpm)付反応器中にて行つた。これらの実験のための
反応体の配合量を次に示す。
化合物 (ポンド−モル) N−メチル−2−ピロリドン(NMP)2.7944 水酸化ナトリウム(NaOH) 変化させた 硫化水素ナトリウム(NaSH) 0.9246 p−ジクロロベンゼン(DCB) 0.9435 (注): (a)50.52重量%NaOH水溶液として仕込んだ。
(b)59.168重量%NaSHおよび 0.225重量%Na2S水溶液として仕込んだ。
各々の実験においては、別の容器中においてNaOH水溶液
およびNaSH水溶液を予め混合し、それを温めた(約115
℃)液体混合物を、次に続くNMPでフラツシユして、残
余のNMPを含んでいる反応器中に仕込んだ。次いで、こ
の混合物を脱水工程にかけ、水プラス若干のNMPを1/
1の還流比の蒸溜によつて反応器から除いた。反応器の
器上からの溜出は、反応器温度166℃において始まり、2
30〜232℃において終り、80〜84分間かかつた。溜出量
は67〜70ポンドであつた。
次いで、溶融したDCBを、225〜233℃において反応器中
に仕込み、反応混合物を、232〜234℃で1時間、次いで
275℃で1.5時間維持した。次いで、約1時間かけて55ps
igに排気して揮発物質を回収し、窒素を用いて150psig
に再加圧し、282℃に加熱し、次いで反応器内容物を減
圧条件下にある他の容器に移して残余のNMPおよび他の
揮発物質を回収するために容器上からフラツシユ蒸溜さ
せた。
PPSを含有する反応混合物を、室温の水道水で1回洗
い、熱水(82℃)ですすぎ、176℃にて脱気した水で1
回洗い、熱水ですすぎ、そして176℃にて脱気した水で
最後の洗いを行い、室温の脱イオン水ですすいだ。洗滌
工程はPPSスラリー混合用タンクを用い、次いでナイロ
ン繊維製移動ベルト濾過器システムを用いて、洗滌/す
すぎ液体からPPSを分離した。各々の実験から得られた
水洗PPSを乾燥し、各試料を前述の方法に従つて押出量
を試験した。得られた結果を次の第1表に示した。
実験No.3および4と実験No.1および2とを比較している
第1表の結果は、NaOH:NaSHの低いモル比、すなわち0.9
7:1対1.04:1、は、極めて高い押出量を有するPPSを生成
させたことを示している。
実施例2 PPSを製造するための2種の重合実験を、温度測定用手
段、圧力測定用手段、撹拌手段、外部加熱手段、および
内部冷却手段を備えた2ガロン容のオートクレーブ反応
器中において行つた。これらの実験において使用した反
応混合物の配合量は次の如くであつた。
化合物 g(g−モル) N−メチル−2−ピロリドン(NMP) 1,643(16.6) 二硫化ナトリウム(NaSH) 336.4(6.00) 水酸化ナトリウムのペレツト(NaOH) 変化させた p−ジクロロベンゼン(DCB) 904.1(6.15) (注): (a)58.42重量%NaSH水溶液として仕込んだ。
最初に、反応器に、NaSH、NaOHペレツト、およびNMPを
仕込んだ。この反応器を250rpmにて撹拌しながら窒素で
パージし、160℃に加熱し、水プラス若干のNMPを溜出さ
せることによつて脱水を開始させた。実験No.5において
は、反応器温度が180℃に達したとき、330mlが集つた。
実験No.6においては、反応器温度が約200℃に達したと
き、390mlが集つた。
次いで、DCBを、NMPの追加の325mlと共に仕込んだ。反
応混合物を265℃に加熱し、1時間維持し、265℃に加熱
し、1時間維持し、次いで280℃に加熱し、1時間維持
した。反応器の圧力は、一連の反応の終りにおいて280p
sigであつた。温度を280℃に維持しながら50分間排気す
ることによつて圧力を65psigに減少させた。次いで、反
応混合物を一夜冷却した。
各反応混合物を水洗し、次いでアセトンで洗い、得られ
たPPSを強制エアーオーブン中で乾燥し、実験No.5にお
いては608.6gを、実験No.6においては601gを回収した。
次いで、各実験から得られた乾燥PPSの試料の押出量の
結果を、前述の方法によつて試験した。これらの実験に
おいて得られた結果を次の第2表に示した。
実験No.6と実験No.5とを比較している第2表の結果は、
NaOH:NaSHの低いモル比は、極めて高い押出量を有するP
PSを生成させたことを示している。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種のp-ジハロベンゼンを、少
    なくとも1種の水酸化アルカリ金属と少なくとも1種の
    硫化水素アルカリ金属との脱水混合物と、少なくとも1
    種の極性有機溶媒の存在下、重合条件下でポリ(p-フェ
    ニレンスルフィド)を含有する反応混合物を生成するの
    に充分な時間一緒にすることから成る、ポリ(p-フェニ
    レンスルフィド)の製造方法において、前記脱水混合物
    中の水酸化アルカリ金属:硫化水素アルカリ金属のモル
    比、約0.80:1〜0.98:1を使用することを特徴とする、前
    記ポリ(p-フェニレンスルフィド)の改良製造方法。
  2. 【請求項2】水酸化アルカリ金属が水酸化ナトリウムで
    あり、硫化水素アルカリ金属が硫化水素ナトリウムであ
    る、特許請求の範囲第1項に記載のポリ(p-フェニレン
    スルフィド)の製造方法。
  3. 【請求項3】P-ジハロベンゼンがp-ジクロロベンゼンで
    ある、特許請求の範囲第2項に記載のポリ(p-フェニレ
    ンスルフィド)の製造方法。
  4. 【請求項4】(a)重合が実質的に完了した後、反応混合
    物から極性有機溶媒および存在する任意の水を除去し、 (b)工程(a)からの前記反応混合物を水洗してハロゲ
    ン化アルカリ金属を抽出し、そして (c)工程(b)からの水洗した反応混合物からポリ(p-
    フェニレンスルフィド)を濾取し、それによって前記ポ
    リ(p-フェニレンスルフィド)を回収することから成
    る、 諸工程によつて、前記反応混合物から前記ポリ(p-フェ
    ニレンスルフィド)を回収することを更に包含する、特
    許請求の範囲第1項に記載のポリ(p-フェニレンスルフ
    ィド)の製造方法。
  5. 【請求項5】(a)反応混合物を、ポリ(p-フェニレンス
    ルフィド)が溶融した相にある温度以上の温度におい
    て、極性有機溶媒に可溶であり、かつポリ(p-フェニレ
    ンスルフィド)に対しては非溶媒である分離剤の、極性
    有機溶媒から溶融したポリ(P-フェニレンスルフィド)
    の相分離を生じさせるのに充分な量と接触させ、 (b)工程(a)からの前記反応混合物の温度を充分に減
    少させて、前記極性有機溶媒中に粒状のポリ(p-フェニ
    レンスルフィド)を含有するスラリーを生成させ、 (c)工程(b)において生成した前記スラリーを濾過し
    て、それから粒状ポリ(p-フェニレンスルフィド)を回
    収し、 (d)前記回収ポリ(p-フェニレンスルフィド)を洗滌
    し、それによって不純物を除去する、 ことから成る工程によって、前記反応混合物から前記ポ
    リ(p-フェニレンスルフィド)を回収する、特許請求の
    範囲第1項に記載のポリ(p-フェニレンスルフィド)の
    製造方法。
  6. 【請求項6】分離剤が水である、特許請求の範囲第5項
    に記載のポリ(p-フェニレンスルフィド)の製造方法。
  7. 【請求項7】少なくとも1種のp-ジハロベンゼンを、水
    酸化アルカリ金属と硫化水素アルカリ金属との脱水混合
    物と、有機アミドの存在下、重合条件下で、前記混合物
    中の前記水酸化アルカリ金属:前記硫化水素アルカリ金
    属のモル比を約0.80:1〜0.98:1の範囲にして、p-ジハロ
    ベンゼン:硫化水素アルカリ金属のモル比を約1.1〜約
    1.1:1の範囲にして混合し、それによってポリ(p-フェ
    ニレンスルフィド)を製造し、次いで重合反応混合物か
    ら前記ポリ(p-フェニレンスルフィド)を回収すること
    から成る、押出量約100g/10分〜約1000g/10分を有す
    るポリ(p-フェニレンスルフィド)の製造方法。
  8. 【請求項8】水酸化アルカリ金属が水酸化ナトリウムで
    あり、硫化水素アルカリ金属が硫化水素ナトリウムであ
    る、特許請求の範囲第7項に記載のポリ(p-フェニレン
    スルフィド)の製造方法。
  9. 【請求項9】有機アミドがN-メチル‐2-ピロリドンであ
    る、特許請求の範囲第8項に記載のポリ(p-フェニレン
    スルフィド)の製造方法。
  10. 【請求項10】p-ジハロベンゼンがp-ジクロロベンゼン
    である、特許請求の範囲第9項に記載のポリ(p-フェニ
    レンスルフィド)の製造方法。
JP63007667A 1987-01-23 1988-01-19 ポリ(p−フエニレンスルフイド)の改良製造方法 Expired - Lifetime JPH0651792B2 (ja)

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US6409 1993-01-21

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JPS63289025A JPS63289025A (ja) 1988-11-25
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