JPH0651652U - ガス栓用過流出防止弁 - Google Patents

ガス栓用過流出防止弁

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JPH0651652U
JPH0651652U JP9128192U JP9128192U JPH0651652U JP H0651652 U JPH0651652 U JP H0651652U JP 9128192 U JP9128192 U JP 9128192U JP 9128192 U JP9128192 U JP 9128192U JP H0651652 U JPH0651652 U JP H0651652U
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俊夫 斎藤
靖 小杉
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体1の上流側端部には、ガス栓のホースエ
ンドHに嵌入固定される小径部21を形成する。本体1
の中央部は、小径部21より大径の大径部22とする。
小径部21と大径部22との肉厚を同一とすることによ
り、大径部22の内径を小径部22の内径より大きくす
る。大径部22の内部には、弁体4の弁部41を収容さ
せる。 【効果】 大径部22の流通面積を広くすることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガス栓に装着され、ガスの流量が過流量状態になったときに、ガ スの流れを自動的に遮断するガス栓用過流出防止弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の弁は、内部の下流側端部に弁座を有する筒状の本体と、この本 体の内部の中央部に配置された弁部を有する弁体と、この弁体を上流側へ付勢す るばねとから構成されており、使用に際しては本体全体がガス栓のホースエンド の内部に嵌合固定される。そして、本体の内部を流れるガスの流量が過流量状態 になると、弁体がばねの付勢力に抗して下流側へ移動し、弁部が弁座に着座する 。これによって、ガスの流れを遮断するものである(実公昭62ー15574号 公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の過流出防止弁は、本体全体がホースエンドの内部に挿入されるので あるから、本体内部の流通面積はその肉厚の分だけホースエンドの流通面積より 狭くなる。しかも、本体の内部には弁体が配置されるため、特に、弁体の頭部が 配置される中央部については、流通面積がより一層狭くなる。このため、ガス栓 に過流出防止弁を装着すると、ガスの種類によっては通常の使用に必要な流量を 確保することができなくなることがあった。
【0004】 この考案は、上記問題を解決するためになされたもので、本体内部の流通面積 を広くすることができ、これによって必要な流量を十分に確保することができる ガス栓用過流出防止弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、内部の下流側端部に弁座を有する 筒状の本体と、上記本体の内部の中央部に移動自在に配置された弁部を有する弁 体とを備え、上記本体の内部を流れるガスの流量が過流量状態になると、上記弁 体が下流側へ移動して弁部が上記弁座に着座することにより本体の内部を遮断す るようにしたガス栓用過流出防止弁において、上記本体の上流側端部に取付部を 設け、上記弁部が配置された中央部の外径を上記取付部より大径にしたことを特 徴とするものである。
【0006】
【作用】
使用に際しては、本体の取付部がホースエンドに挿入固定され、取付部より下 流側部分たる中央部はホースエンドから外部に突出せしめられる。したがって、 本体の中央部は取付部より大径であるが、ホースエンドへの取り付けを阻害する ことはない。しかも、中央部は取付部より大径であるから、弁体の弁部が配置さ れるにも拘わらず、流通面積を十分に広くすることができる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例について、図1〜図3を参照して説明する。なお、 図1はこの考案の一実施例たるガス栓用過流出防止弁1の縦断面図であり、図2 はその平面図である。 これらの図に示すように、過流出防止弁1は、本体2、支持部材3、弁体4、 およびばね5を主な構成要素としている。
【0008】 本体2は、それぞれ金属製の円筒状をなす主筒体2Aと副筒体2Bとから構成 されている。 主筒体2Aは、上流側(図1において右側)部分が小径部(取付部)21とさ れ、上流側部分が大径部22とされている。小径部21の外径は、ガス栓のホー スエンドHの内径とほぼ同径に形成されている。一方、大径部22の外径は、ホ ースエンドHの先端における外径とほぼ同径に形成されている。これら小径部2 1と大径部22とは肉厚がほぼ同一になっている。したがって、大径部22の内 径は小径部21の内径より大径になっている。 なお、大径部22の下流側の端部には、外周面から内周面まで貫通する孔23 が形成されている。
【0009】 副筒体2Bの上流側部分の外径は、主筒体2Aの大径部22の内径とほぼ同一 に形成されており、副筒体2Bの外周面中央部には、環状の突出部24が形成さ れている。そして、環状突出部24が主筒体2Aの下流側端面に突き当たるまで 、副筒体2Bの上流側部分が大径部22に嵌入され、互いの嵌合面間に上記孔2 3から接着剤を注入することにより、主筒体2Aと副筒体2Bとが固定されてい る。
【0010】 また、副筒体2Bの上流側の内周面には、環状の係止溝28が形成されている 。さらに、副筒体2Bの内周面中央部には、下流側へ向かって縮径するテーパ孔 状の弁座25が形成されている。この弁座25の最小径は、小径部21の内径と ほぼ同一直径になっている。弁座25の大径側端部に隣接する部分には、段差面 26が形成されている。さらに、この段差面26より若干上流側には、外周面か ら内周面まで貫通する孔27が形成されている。
【0011】 上記支持部材3は、ポリアセタール等の樹脂からなるものであり、図3に示す ように、円筒状をなす基部31を備えている。この基部31の外径は、副筒体2 Bの上流側部分の内径とほぼ同径に形成され、その内径は弁座25の最大径とほ ぼ同径になっている。また、基部31の外周面には、下流側から上流側へ向かう にしたがって漸次高さが高くなる複数の係止突起32が形成されている。
【0012】 また、基部31の上流側端部には、上流側へ向かって延びる3つの脚部33が 一体に形成されている。各脚部33は、周方向へ互いに等間隔をもって配置され 、しかも周方向において係止突起32,32の間に位置するように配置されてい る。各脚部33の先端部には、そこから内周側へ向かって延びる支持腕部34が 形成されている。
【0013】 各支持腕部34の内周側の端部は、中央部において一体化しており、そこには 案内板部35が形成されている。この案内板部35の中央部には、案内孔36が 形成されている。この案内孔36の軸線は、弁座25の軸線と一致している。ま た、案内板部35の上流側を向く端面には、3つの突起37が案内孔36の周囲 に沿って、かつ案内孔36から若干離れて形成されている。
【0014】 このように構成された支持部材3は、その基部31が段差面26に突き当たる まで副筒体2Bの内周に嵌入される。嵌入された状態においては、支持部材3全 体が大径部22の内部に収容されている。また、嵌入に際しては、係止突起32 が副筒体2Bの内周面に突き当たるが、基部31の係止突起32近傍部分が内側 へ向かって凹湾曲するように弾性変形することにより、基部31を副筒体2Bに 嵌入可能である。基部31を段差面26に突き当たるまで嵌入すると、係止突起 32が係止溝28の下流側を向く側面に係合し、これによって基部31の抜けが 防止されている。しかも、基部31と副筒体2Bとの嵌合面間には、孔27から 接着剤が注入され、これによって両者が固定されている。
【0015】 なお、接着剤の注入から明らかなように、主筒体2A、副筒体2Bおよび基部 31を組み付けるに際しては、まず基部31を副筒体2Bに嵌入した後、副筒体 2Bを主筒体2Aに嵌入する。また、嵌入するに際しては、孔23からのガス漏 れを防止するために、孔23と孔33とを周方向にできる限り離して嵌入するの がよい。
【0016】 上記弁体4は、ポリアセタール等の樹脂からなるものであり、図1に示すよう に、半球状をなす弁部41を備えている。この弁部41は、支持部材3内に所定 範囲移動自在に配置されている。すなわち、下流側へは弁座25に着座するまで 移動可能であり、弁座25に着座することによって本体2の内部を遮断するよう になっている。一方、上流側へは支持腕部34に突き当たるまで移動可能である 。
【0017】 弁部41の中央部には、上流側へ延びる軸部42が一体に形成されている。こ の軸部42は、上記案内孔36に摺動自在に挿通されており、これによって弁体 4が本体2の軸線に沿って移動するように案内されている。軸部42の先端部は 、本体2から上流側へ突出しており、そこにはばね受け6が接着等によって固定 されている。このばね受け6と案内板部35との間には、上記ばね5が配設され ている。なお、ばね5の下流側端部は、軸部42と上記突起37との間に嵌入さ れている。
【0018】 ばね5は、弁体4を上流側へ付勢するものであり、その付勢力は次のように設 定されている。すなわち、本体2の内部を流れるガスの流量が正常である場合に は、弁部41を支持腕部34に突き当たらせ、ガスの流量が過流量状態になった 場合には、ガスによって弁体4が下流側へ移動して弁座25に着座するのを許容 するような大きさに設定されている。 なお、弁1が水平に設置される場合と、下方に向けて設置される場合と、上方 に向けて設置される場合とでは、ばね5の付勢力を弁体4の重さを考慮して適宜 変更してもよい。
【0019】 上記構成の過流出防止弁1は、次のようにして使用される。すなわち、図1に 示すように、その小径部21をガス栓のホースエンドHに挿入する。そして、小 径部21の外周面とホースエンドHの内周面との間および/または大径部22の 端面とホースエンドHの端面との間を接着するすることによって気密に固定する 。なお、小径部21をホースエンドHに挿入するに際しては、小径部21の薄い 筒状のカラー(図示せず)を気密に嵌合固定し、このカラーを介してホースエン ドHに固定するようにしてもよい。 弁1をホースエンドHに取り付けた後、ガス器具に接続されたガス管(ゴム管 )をホースエンドHに接続する。
【0020】 ガス器具の使用に際し、弁本体2内を流れるガスの流量が正常であれば、弁体 4は支持腕部34に突き当たった状態を維持し、ガスの流通を許容する。ガスの 流量が何らかの理由によって過流量状態になると、弁体4がばね5の付勢力に抗 して下流側へ移動し、弁座25に着座してガスの流通を遮断する。
【0021】 上記の使用状態から明らかなように、この過流出防止弁1は、本体2全体がホ ースエンドHの内部に挿入されることなく、その一部たる小径部21がホースエ ンドH内に挿入されるだけであり、本体2の中央部(大径部22)はホースエン ドHから外部に出ている。したがって、本体2の中央部を小径部21に比して大 径にすることができる。よって、本体2の中央部は、支持部材3および弁体4の 弁部41を収納する分だけ流通面積が狭くなるにも拘わらず、流通面積を十分に 広く確保することができる。
【0022】 なお、この考案は、上記実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しな い範囲において適宜変更可能である。 例えば、上記の実施例においては、弁体4をばね5によって上流側へ付勢して いるが、過流出防止弁1を上方に向けて設置する場合には、弁体4の自重とガス の圧力との釣り合いによって弁体4を移動させるようにしてもよく、このように する場合にはばね5が不要である。また、本体2を主筒体2Aと副筒体2Bとか ら構成しているが、全体を一体に形成してもよい。
【0023】 さらに、上記の実施例においては、弁体4を半球状をなす弁部41と脚部42 とから構成しているが、実公昭62ー10544号公報に記載されているものの ように、弁部を球状に形成し、この球状の弁部だけからなるいわゆる球弁にして もよい。また、弁体4を上流側へ付勢するばね5として圧縮ばねを用いているが 、同公報に記載されているように、引っ張りばねを用いてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のガス栓用過流出防止弁によれば、本体の上流 側端部にガス栓のホースエンドに挿入固定される取付部を設け、弁部が配置され る本体の中央部の外径を取付部より大径にしたものであるから、本体の中央部の 流通面積を十分に大きくすることができる。したがって、ガスの流れを阻害する ことなく、必要な流量を十分に確保することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】この考案の一実施例の平面図である。
【図3】支持部材を示す図であって、図3(A)はその
平面図、図3(B)、(C)はそれぞれ図3(A)の
B、C矢視図、図3(D)は図3(B)のD−D矢視断
面図である。
【符号の説明】
1 過流出防止弁 2 本体 21 小径部(取付部) 22 大径部(中央部) 25 弁座 4 弁体 41 弁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の下流側端部に弁座を有する筒状の
    本体と、上記本体の内部の中央部に移動自在に配置され
    た弁部を有する弁体とを備え、上記本体の内部を流れる
    ガスの流量が過流量状態になると、上記弁体が下流側へ
    移動して弁部が上記弁座に着座することにより本体の内
    部を遮断するようにしたガス栓用過流出防止弁におい
    て、上記本体の上流側端部に取付部を設け、上記弁部が
    配置された中央部の外径を上記取付部より大径にしたこ
    とを特徴とするガス栓用過流出防止弁。
JP1992091281U 1992-12-15 1992-12-15 ガス栓用過流出防止弁 Expired - Fee Related JP2560154Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169277A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 大阪瓦斯株式会社 ヒューズ付きガス栓
JP2015169276A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 大阪瓦斯株式会社 ヒューズ付きガス栓
JP2015180827A (ja) * 2014-03-07 2015-10-15 大阪瓦斯株式会社 過流出防止機構付きガス栓

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219672U (ja) * 1988-07-27 1990-02-08

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