JPH0651443B2 - 車輛の懸架装置 - Google Patents

車輛の懸架装置

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JPH0651443B2
JPH0651443B2 JP59089728A JP8972884A JPH0651443B2 JP H0651443 B2 JPH0651443 B2 JP H0651443B2 JP 59089728 A JP59089728 A JP 59089728A JP 8972884 A JP8972884 A JP 8972884A JP H0651443 B2 JPH0651443 B2 JP H0651443B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車輌の懸架装置に関し、特に、ラフテレーン
車やクレーン車等の特殊な車輌への装備に適する車輌の
懸架装置に関する。
〔従来の技術〕
通常車輌と同様に路面走行をも可能のように形成されて
いるラフテレーン車やクレーン車等の特殊な車輌にあつ
ては、作業現場等で重量物を吊持してその配置替えや移
動等を行なう際に、車体フレームと車輪との間に介装さ
れた油圧シリンダを圧縮した状態で保持して、懸架ばね
を不作動状態に維持し、車体の揺れを防止し得るように
形成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ラフテレーン車等の車輌が通常車輌と同
様に路面走行を行なうときには、懸架ばねによつて路面
からの振動を吸収することとなるが、従来の懸架装置
は、振動を減衰する緩衝機能を有していないため、乗心
地や走行安定性が悪く、最高速度が40km/h程度の低
速走行に制限されるという問題があつた。
そこで本発明は、上記した事情に鑑み、油圧シリンダを
圧縮し、かつ、その状態を維持して、車体の揺れを防止
する機能すなわち、圧縮保持機能を発揮し得るように形
成されると共に、通常の路面走行時に適切な減衰作用を
行なわせ、乗心地や走行安定性を向上させ高速走行をも
可能とすることができるように形成されたラフテレーン
車等の特殊な車輌への装備に最適な車輌の懸架装置を新
たに提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本発明の構成を、車体フレ
ームと車輪との間に懸架ばねと油圧シリンダとを介在さ
せると共に、油圧シリンダを圧縮してその圧縮状態を保
持しながら懸架ばねの不作動状態を維持するようにした
車輌の懸架装置において、油圧シリンダはシリンダと、
シリンダ内にピストン部を介して移動自在に挿入したピ
ストンロツドと、ピストン部に区画されたロツド側油室
とピストン側油室と、ピストン部に設けられてロツド側
油室とピストン側油室とを開閉する逆止弁とを備え、ロ
ツド側油室は二つの通路を介してそれぞれメイン油圧供
給源とリザーバタンクとに開閉自在に接続され、ピスト
ン側油室は通路を介してリザーバタンクに開閉自在に接
続され、前記ロツド側油室をリザーバタンクに接続する
通路中にポペツトと当該ポペツトに設けたオリフイスと
ポペツトを閉じ方向に附勢するスプリングとからなる減
衰弁を開閉自在に設け、当該減衰弁の後端側はオペレー
トチエツク弁を介して前記リザーバタンクに通じる通路
に開閉自在に接続され、オペレートチエツク弁はパイロ
ツト油圧供給源のパイロツト圧で開閉制御されることを
特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る車輌の懸架装置を示
すものであつて、車輌の前輪側および後輪側にそれぞれ
左右一対配設される油圧シリンダ1,1′を有してい
る。そして、当該油圧シリンダ1,1′の上端は車輌の
車体側に連結されると共に下端は車輌の車輪側に連結さ
れている。
上記油圧シリンダ1,1′は、シリンダ1a内に挿通さ
れたピストンロツド1bの先端に配設され上記シリンダ
1a内をロツド側油室Aとピストン側油室Bとに区画す
るピストン部1cを有している。そして、当該ピストン
部1cには、ロツド側油室A内からピストン側油室B内
への油の流入を阻止する逆止弁1dが配設されている。
上記油圧シリンダ1,1′のロツド側油室A内には、メ
イン油圧供給源2からの圧油がメイン電磁弁3および通
路4を介して供給されるように形成されている。そし
て、上記ロツド側油室A内はリザーバタンク5に通路6
を介して連通されるように形成されている。なお、上記
メイン油圧供給源2にはリリーフ弁2aが附設されてい
る。
上記メイン電磁弁3は、前記ノイン油圧供給源2からの
圧油を上記通路4中へ供給するための供給ポジシヨン3
aを有すると共に、当該通路4中への供給油を上記リザ
ーバタンク5へ排出することを可とする排出ポジシヨン
3bを有している。なお、この排出ポジシヨン3bでは
車輌のパワーステアリング機構PS(図示せず)への圧
油の供給が可とされる。
上記通路4の端部は、油圧シリンダ1,1′のロツドカ
バー部1eに配設されているチエツク弁7に連結されて
おり、上記通路4を挿通して来た圧油は当該チエツク弁
7および通路7aを介してロツド側油室A内に流入する
ようになつている。
上記チエツク弁7は、本実施例にあつて、第2図に示す
前輪側の油圧シリンダ1および第3図に示す後輪側の油
圧シリンダ1′のそれぞれのロツドカバー部1eにおい
て、ボール弁70と当該ボール弁70を附勢するスプリ
ング71とで形成されているものである。
なお、第2図および第3図中に使用する符号で第1図と
同様のものは、その構成が同様であることを示すもので
あつて、このことは、以後に図示する他の実施例にあつ
ても同様である。
上記第1図に示す通路6には、リザーバタンク5側端に
吸込弁6a、背圧弁6bが配設されていると共に、車輌
のパワーステアリング機構PRからの戻り油が流入する
ように形成されており、この戻り油と背圧弁6bの作用
により油圧シリンダ1,1′への吸込性を向上させてい
る。また、通路6の他端は、ロツドカバー部1eにおい
て、ピストン側油室Bに接続された通路bに連結されて
おり、前輪側の油圧シリンダ1にあつては、並列に配設
されたオペレートチエツク弁8とチエツク弁9を介して
通路6と通路bとが連結されている。
上記オベレートチエツク弁8は、そのパイロツト通路8
cが通路4に連結されており、通路4に圧油が供給され
るとき、通路8aから通路8bへの逆流を可とし、圧油
の供給が解除されると通常のチエツク弁となる。
上記オペレートチエツク弁8は、第2図に示すように圧
油で摺動するプランジ80と、当該プランジ80の摺動
によつて開放されるボール弁81と、当該ボール弁81
を押圧するスプリング82とから構成されている。
上記チエツク弁9は、ピストン側油室8側からリザーバ
タンク5側への油の通過は不可とするが、リザーバタン
ク5側からピストン側油室B側への油の通過は可とする
ものである。そして、当該チエツク弁9は、第2図に示
すように、スプリング90によつて附勢された弁体91
を有してなり、当該弁体91の先端が通路6に連通する
開口を閉塞しているものである。そしてまた、上記弁体
91には、当該弁体91の背圧側と通路bを連通する通
孔92が穿設されている。これによつて、ピストン側油
室B内が負圧ぎみになるとき、すなわち油圧シリンダ1
の伸行程のときに、弁体91がスプリング90に打ち勝
つて後退し、通路6側からピストン側油室B内への油の
吸入が可能となる。
なお、上記オペレートチエツク弁8もチエツク弁9と同
様な作用をするため、オペレートチエツク弁8を大型に
して油の流れを多くすればチエツク弁9を省略してもよ
い。
上記ロツドカバー部1eには、第1図に示すように、減
衰弁10が配設されており、この減衰弁10は、第2図
および第3図にも示すように、背後からスプリング100
で附勢され中央にオリフイス102を設けたポペツト101を
有しており、上記ロツド側油室A内からの油によつてポ
ペツト101が後退し得るように形成されている。そし
て、当該ポペツト101が後退して形成されたシート部の
隙間を介して上記ロツド側油室A内の油が通路6に流出
される際に所望の減衰力が得られるものである。
そして、減衰弁10の作動を可とするオペレートチエツ
ク弁11が、上記ロツドカバー部1e内にあつて上記減
衰弁10に連結されている。そしてまた、このオペレー
トチエツク弁11にはパイロツト通路11aの一端が連結
されており、当該パイロツト通路11aを介してパイロツ
ト圧の供給があるとき開放状態とされると共に、上記パ
イロツト圧の解除があるとチエツク弁として機能するよ
うに形成されている。
そして、第2図および第3図に示すように、当該オペレ
ートチエツク弁11は、前記減衰弁10のスプリング10
0の後端側に配設されているものであつて、パイロツト
圧の供給があると摺動するプランジヤ110と、当該プラ
ンジヤ110の摺動によつて開口するボール弁111とからな
り、上記プランジヤ110が摺動してボール弁111が開口さ
れると、上記減衰弁10を構成するポペツト101のオリ
フイス102を挿通して、当該ポペツト101の背圧側に流入
した油が通路112を介して通路6に流出するように形成
されているものである。したがつて、パイロツト流れで
弁開口が制御されるため、これに連設されるオペレート
チエツク弁11は小さくて済むこととなる。なお、ボー
ル弁111はスプリング113で附勢されている。
従つて、上記オペレートチエツク弁11にパイロツト圧
の供給があるときは、前記減衰弁10におけるポペツト
101の後退が可能となり、すなわち、減衰弁10が作動
することとなると共に、上記パイロツト圧の解除がある
と、ポペツト101のオリフイス102を通過した油が閉じ込
められてその油圧とスプリング100の力によつてポペツ
ト101が閉塞状態に保持され、すなわち、上記減衰弁1
0が作動しないこととなるものである。なお、スプリン
グ100を収装するポペツト101背圧室が大径に形成されて
いるため、オペレートチエツク弁11の閉塞時に、ポペ
ツト101を閉塞位置に押圧することができる。
上記オペレートチエツク弁11に連結されたパイロツト
通路11aの他端には、第1図に示すように、パイロツト
電磁弁12が連結されている。そして、当該パイロツト
電磁弁12にはパイロツト油圧供給源13が連結されて
いる。上記パイロツト電磁弁12はパイロツト通路11a
をパイロツト油圧供給源13に接続する供給ポジシヨン
12aと、パイロツト通路11aをリザーバタンク5に接続す
る排出ポジシヨン12bとを有している。なお、パイロツ
ト油圧供給源13にはリリーフ弁13aが配設されてい
る。
第1図、第2図および第3図に示すように構成された本
発明の実施例に係る車輌の懸架装置の作動について説明
する。
先ず、車輌が作業現場でクレーン作業等を行なうために
懸架ばねを不作動状態にするには、パイロツト電磁弁1
2を排出ポジシヨン12bとし、パイロツト通路11aと連結
されているオペレートチエツク弁11によつて減衰弁1
0の作動を阻止する。すなわち、ロツド側油室A内の油
が当該減衰弁10を介してリザーバタンク5側へ流出す
ることを阻止する。
次に、メイン電磁弁3を供給ポジシヨン3aに切り換え
る。これによつて、メイン油圧供給源2からの圧油が通
路4、チエツク弁7、通路7aを介して上記ロツド側油
室A内に流入する。このとき後輪側の油圧シリング1′
におけるピストン側油室B内の油は、通路bおよび6を
介してリザーバンク5内に流出することになる。また、
前輪側の油圧シリンダ1においては、通路4からの圧油
の供給によつてオペレートチエツク弁8が開放状態とな
るため、上記ピストン側油圧B内の油は通路b,8a、
オペレートチエツクバルブ8、通路8bを介して通路6
中に流出し、リザーバタンク5側へ流出される。
そして、各油圧シリンダ1,1′が所望の圧縮状態とな
つたとき、すなわち、懸架装置におけるばね効果が減殺
されたときに、当該メイン電磁弁3を排出ポジシヨン3
bに切り換える。これによつて、上記ロツド側油室A内
への圧油の供給が停止されると共に、当該ロツド側油室
A内に圧油が閉じ込められ、所謂オイルロツク状態にな
り、各油圧シリンダ1の懸架ばねによる伸長が阻止され
圧縮保持機能が維持される。なお、メイン電磁弁3の切
り換えによつて、通路4を介しての圧油の供給がなくな
つたときは、前輪側の油圧シリンダ1ではオペレートチ
エツク弁8がピストン側油室B側からの油の流出を阻止
するので、当該ロツド側油室B内も所謂オイルロツク状
態を呈することとなる。
また、ロツド側油室A内のオイルロツク状態を解除する
ときは、パイロツト電磁弁12を供給ポジシヨン12aに
切換え、オペレートチエツク弁11を開放して減衰弁1
0を作動状態にする。これによつて、ロツド側油室A内
の油は減衰弁10、通路6、通路bを介してピストン側
油室B内に流入すると共に、ピストンロツド1bの退出
分に相当する不足の油は、PS回路の戻り油が通路6、
通路bを介ピストン側油室B内に補給され、この戻り油
が不足の場合にはリザーバタンク5から逆止弁6aを通
して補給される。なお、前輪側の油圧シリンダ1におい
ては、通路6と通路bとの間に配設されたオペレートチ
エツク弁8およびチエツク弁9を介して油が流れる。
次に、本装置に車輌のシヨツクアブソーバとしての機能
すなわち、減衰機能を発揮させるときは、パイロツト電
磁弁12を供給ポジション12aに、また、メイン電磁弁
3を排出ポジシヨン3bに維持しておく。この状態で、
上記油圧シリンダ1,1′が圧縮されると、前輪側油圧
シリンダ1にあつては、ピストン側油室B内の油が、チ
エツク弁9、オペレートチエツク弁8によつて通路bか
ら通路6への流れが阻止されているため、ピストン部1
cに配設されている逆止弁1dを介してロツド側油室A
内に流入することとなる。このとき、ピストンロツド1
bの侵入分に相当する油は、減衰弁10を介して、当該
室外に流出される。従つて、この圧行程のときに圧側減
衰力が発生されることになる。
なお、後輪側の油圧シリンダ1′においては、オペレー
トチエツク弁8とチエツク弁9がないので、その圧行程
時には圧縮されるピストン側油室B内の油は、ピストン
部1cに配設されている逆止弁1dを介してロツド側油
室A内に流入し、ピストンロツド1bの侵入分に相当す
る油は通路6内に流出しリザーバタンク5内に流出する
ことになるもので、前記減衰弁10を油が通過する事態
は招来されることがなく、従つて、圧側減衰力が発生さ
れることがない。
上記メイン電磁弁3を排出ポジシヨン3bにパイロツト
電磁弁12を供給ポジシヨン12aにする切換状態にある
とき、油圧シリンダ1,1′が伸長されると、オペレー
トチエツク弁11が開放状態になつているので、上記ロ
ツド側油室A内の油は減衰弁10を開放して流出するこ
とになる。そして、このとき、所望の伸側減衰力が発生
されることになる。このとき、ピストン側油室B内に
は、前記したロツド側油室A内のオイルロツク状態を解
除したときと同様の状態で、PS回路の戻り油および、
戻り油不足の場合のリザーバタンク5からの油が流入さ
れることとなる。また、後輪側の油圧シリンダ1′にあ
つては、オペレートチエツク弁8およびチエツク弁9が
ないため直接吸入、補給される。
上記のように、通常の路面走行中においては、前輪側油
圧シリンダ1で伸側および圧側減衰力を発生し、後輪側
油圧シリンダ1で伸側減衰力を発生するため、車体の振
動を緩衝し高速走行であつても乗心地や走行安定性を悪
化させることがない。
なお、上記した実施例では、特に、運転室の乗心地を向
上させる意味で運転室に近い前輪側の油圧シリンダ1に
のみ伸側および圧側減衰力を発生させるように構成した
が、これに代えて、前輪側の油圧シリンダ1を四輪全て
に配設することとしてもよく、また、後輪側の油圧シリ
ンダ1を四輪全てに配設することとしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、次の効果がある。
(1)オペレートチェック弁にパイロツト圧をかけずに閉
じたまゝロッド側油室に圧油を供給すると油圧シリンダ
が圧縮し、この時ロツド側油室の油の一部がポペットの
オリフイスを介して後端側に導かれるからその油圧とス
プリンングとで減衰弁が閉じてロツクし圧縮状態を維持
できる。
(2)パイロット圧でオペレートチエック弁を開くと減衰
弁の後端側がリザーバタンクに接続されるから、減衰弁
は開閉可能となり、リザーバタンクに通じる通路に油が
流れるときに開いて減衰力を発生させる。
(3)減衰弁はロツクによる圧縮保持機能と減衰力発生機
能を備えているから特別なロック機構を必要とせず、従
って構造がコンパクトで部品点数が少なく加工性、経済
性、組付性が向上する。
(4)車輌の懸架装置に圧縮保持機能を発揮させると共に
減衰機能を発揮させることができるので、ラフテレーン
等の車輌が作動現場等で重量物を吊持して、その配置等
を行なう場合に、ばね上たる車輌の車体側の揺れを防止
でき、作業の安全性が確保されると共に、ラフテレーン
等の車輌が通常の路面走行時にばね上振動が吸収されて
その乗心地が改良されると共に、走行安定性が増し、特
にラフテレーン等のようにホイールベースが短かく走行
不安定な車輌にあっては、効果が大きく高速走行が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車輌の懸架装置の一実施例を示す
システム図、第2図は第1図に示す前輪側の油圧シリン
ダの実施例を示す断面図、第3図は第1図に示す後輪側
の油圧シリンダの実施例を示す断面図である。 1,1′……油圧シリンダ、1c……ピストン部、1d
……逆止弁、1e……ロツドカバー部、2……メイン油
圧供給源、3……メイン電磁弁、4,6……通路、5…
…リザーバタンク、7……チエツク弁、8,11,15
……オペレートチエツク弁、10,14……減衰弁、1
1a……パイロツト通路、12……パイロツト電磁弁、
13……パイロツト油圧供給源、A……ロツド側油室、
B……ピストン側油室、b……通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 正久 神奈川県相模原市麻溝台1805番地1 萱場 工業株式会社相模工場内 (56)参考文献 特開 昭55−4268(JP,A) 実公 昭51−5857(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームと車輪との間に懸架ばねと油
    圧シリンダとを介在させると共に、油圧シリンダを圧縮
    してその圧縮状態を保持しながら懸架ばねの不作動状態
    を維持するようにした車輌の懸架装置において、油圧シ
    リンダはシリンダと、シリンダ内にピストン部を介して
    移動自在に挿入したピストンロツドと、ピストン部に区
    画されたロツド側油室とピストン側油室と、ピストン部
    に設けられてロツド側油室とピストン側油室とを開閉す
    る逆止弁とを備え、ロツド側油室は二つの通路を介して
    それぞれメイン油圧供給源とリザーバタンクとに開閉自
    在に接続され、ピストン側油室は通路を介してリザーバ
    タンクに開閉自在に接続され、前記ロツド側油室をリザ
    ーバタンクに接続する通路中にポペツトと当該ポペツト
    に設けたオリフイスとポペツトを閉じ方向に附勢するス
    プリングとからなる減衰弁を開閉自在に設け、当該減衰
    弁の後端側はオペレートチエツク弁を介して前記リザー
    バタンクに通じる通路に開閉自在に接続され、オペレー
    トチエツク弁はパイロツト油圧供給源のパイロツト圧で
    開閉制御されることを特徴とする車輌の懸架装置。
JP59089728A 1984-05-04 1984-05-04 車輛の懸架装置 Expired - Lifetime JPH0651443B2 (ja)

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